まどマギ戦闘卓

まどマギ戦闘卓

GM
ライト系戦闘RPルルブver.マギカ

1.はじめに
このルルブは 「まどマギ戦闘RPしてェなァ…」
「でも処理とか準備面倒臭いもんなルフィ」
「もっと気軽にGMやったり戦闘RPしたいだろ」
ってやつ向けに作ったルルブなのを教える
アドリブ卓とは大きく違うし簡易化された面もあるのでそこら辺は了承してくれ(^^)

2.大まかな概要
これはキャラの大まかな骨子や卓の間に行いたい事を小目標として設定し卓に臨み、RPを鍛えつつ、カッコイイ面白い戦闘RP卓を成立させて楽しむのが目的なことを教える。
可能なら最後にGMが小目標などを参考に感想を言い合いに行くとなおいいかもしれないな…ルフィ。
PvPを想定した卓だから、PL同士でしっかり相談して、どんな戦闘したいかを決めることを…勧める。
最初にどっちが勝つか決めるのも良さそうだろ 事前に1d100振って大きい方が勝つことにしてもいいよ~~~!!

3.キャラクリ
↓コレらを埋めて行く、来い。可能なら好きなだけ項目を増やしても良い事も教える。

名称:
年齢:
大まかな性格:(好戦的かどうかなど)
戦闘方法:(なるべく詳しく)
望んだ願い:
負けの許容:(使ってるPCが負けてもいいかどうかと、負けた場合のPCの扱いの許容ライン)
━━秘匿でGMに送る項目━━
小目標:(絶対に達成すべきとまでではなく、プレイの間に意識したい事などでも良い)

4.シチュエーション等
基本的にはGMの自由。だがこの場合技能よりシチュエーションに自由度が依存する事が多いと思ってんので行ける場所/やれる事が多いシチュエーションを…勧める。
例 :闘技場、廃墟、夕焼け河原
あと、戦闘はセンシティブなものであることを教える
「模擬戦」なのか「殺し合い」なのか事前に決めることを…勧める

5.技能などの処理
もし従来のアドリブ卓のように技能を使いたい場合はこういう技能を使うので〇〇を起こしたいなどを考えた上でGMに提案し、GMの判断で通すか選んで欲しいだろ。
技能はもう設定がめんどくさくなることもあるのでその場その場で考えてくれ(^^)
キャラ的に自然な技能とかはPLが把握しておくことを…勧める。

6.おおまかな流れ
出航
 ↓
邂逅RP
 ↓
戦闘RP
 ↓
(可能なら感想会)
 ↓
宴だァ~!

7.最後に
極論GM.PLもやりやすい処理が軽くて、尚且つRPに重点を置くためのシステムなのでコレらは大まかな遊び方の骨子として考えてくれ(^^)
なによりもコンセンサスとお互いやられて嬉しいことを意識して遊ぶようにしたいな…ルフィ。

EX.キャラシの例
名称:シャンクス
年齢:39
大まかな性格:普段は能天気で大らかだけど、戦闘時は海賊らしくこわくて うゆ…白いちっち出ちゃうシャン… ちゃんと強敵相手には敬意を払うぞ 来い
戦闘方法:グリフォン(でかい剣)で斬るぞォ~!剣の腕は強いらしい(正確な描写が無い原作失せろ) あと武装色(カチカチに硬くなる)、見聞色(色んな声が聞こえる)、覇王色(威圧で気絶させる)の覇気が使える 強そうだろ
望んだ願い:四皇になりてェなァ……
負けの許容:四皇たる者の威厳見せることができたら、あとはどんな負け方してもいいよ~~~~!!
━━秘匿でGMに送る項目━━
小目標:相手の強さを褒めながら戦ってみたいシャン 俺が勝ったらトドメを刺さずに敢えて生かしてみるとかも大物っぽくてカッコ良さそうだろ やりてェなァ…

EX2.感想のススメ
感想と言うと少し抵抗があったりするかもしれないと思ってんすがね…でも実はそうでもない事を教える。
基本的に良い、と思った要素を書き出すだけでも大丈夫でそれが短くても感想は感想だろ。
「〇〇は駆け引きが上手過ぎだァ~~!」
「〇〇のキャラの戦い方カッコよくて左手が生えてきた」 とかでも構わない事を教える。
【色々】
イニシアチブ:年齢を書く
キャラメモ:プロフィールを書いとく
秘匿処理:面倒だからスルーする、PC間の秘匿は好きにやっていいよ~~!
人数制限:無い
PC間関係:何より自由っ!雑談で相談することを…勧める
タブ増やし:何より自由っ!
終わり:何より自由っ!
乱入:何より自由っ!
GM
・PCは願いの成就を代償に魔法少女となっている
・PC達がいる街は魔女が少なくなっている
・このままではPC達のソウルジェムは濁り切ってしまう
・それを回避するために、「魔法少女狩り」で、魔法少女の数を減らそう
GM
用語説明
・魔法少女:願いを一つ叶えられるがその代償として魔女という化け物と戦う宿命を背負う。また、その呪われた末路も共に。
・ソウルジェム:魔法少女を活動させる器。これが壊れたら死ぬ。魔法を使ったり感情の起伏で濁ってしまう。濁りきると最終的に……
・魔女:穢れを落とすアイテム、グリーフシードを落とす化け物。一般人や街に危害を与える、意識がない怪物。
・魔女化:魔女は魔法少女のなれの果て。ソウルジェムが濁りきると魔女へと変貌し、魔法少女であった記憶など忘れただ暴れ回る存在となる。PCも勿論例外ではない。
GM
スレにも書いたが魔法少女まどか☆マギカのネタバレがモロに情報欄にかいてある 
GM
そのため通過済みか気にしない奴がこい
愛゛よ゛
わかった
GM
あと試験的に立てたのもあるからこんな遅い時間なのと人数はそこまで求めてないことを教える
他卓に吸われてるしな
GM
来たか
愛゛よ゛
魔法少女同士で殺し合うのか
GM
ああ。そうだ
愛゛よ゛
うゆ…昂るシャン…
GM
VS魔女は難しそうだしなァ
魔女化の真実は知っても知らなくてもいい
GM
・魔女化の真実は知っても知らなくてもいい
愛゛よ゛
知ってみんなここで死ぬしかないじゃない!するぞ 来い
GM
来たか
愛゛よ゛
愛゛よ゛
おでまだ外にいるから参加遅れるかもしれないことを教える
仮ゥべぇ
闇゙の゙悪゙魔゙よ゙少゙女゙を゙連゙れ゙でぎま゙じだ
僕゙ど契゙約゙じで魔゙法゙少゙女゙に゙な゙っ゙でよ゙
GM
ゆっくりでいいよ~
愛゛よ゛
こわい
きたか スイムスイム
GM
来たか…まほいく
仮ゥべぇ
まずい知らない
もうすぐ白が発売されるな
嬉しいだろ
仮ゥべぇ
へ~!
スイムスイム
へ~
スイムスイム
アニメ勢だから……原作……知らない……
🌈
スイムスイム
…🌈
仮ゥべぇ
🌈
GM
🌈
原作も面白いのでぜひとも読んでくれ(^^)
GM
ああそうだ
ステータスはいつものキャラシ+魔法少女へと成った願いもくれ
仮ゥべぇ
わかった
あとRestartアニメ化しろ
今年中にしなかったらウソップを殺す
スイムスイム
こわい
GM
来たか…
スイムスイム
名称:スイムスイム 本名:坂凪綾名
年齢:7歳
大まかな性格:いつもぼーっとしており、何を考えているか分からない。成熟していないため、善悪の判断が鈍い。願いのためなら手段を選ばない。
戦闘方法:ありとあらゆる場所をまるで水の中を泳いでいるかのように移動することができる。
スイムスイム本人がものと判断したありとあらゆる物体を透過でき、地面や壁、建物は勿論の事、相手の攻撃をすり抜けて避けることができる。
弱点として光や音を透過することは出来ない。
望んだ願い:"お姫様"になる
負けの許容:エネミー枠だから……負ける前提……教える……
小目標:幼く残虐な面を見せたい、戦う相手の見せ場作りたい
陽夏木 ミカン
魔法少女作品からのお出まし…よ!
スイムスイム
来た…みかん…
スイムスイム
魔女になりたくないから……ミカンお姉さん……殺す……
陽夏木 ミカン
えっ…こ、こわいわよ!?
陽夏木 ミカン
殺意が凄いわね…!?
スイムスイム
エネミーだから……
陽夏木 ミカン
こんな小さな子と戦わないといけないなんて…
陽夏木 ミカン
……というか7歳なのね!?
スイムスイム
小学生……教える……
陽夏木 ミカン
まずい絵面が色々と酷いわ
スイムスイム
大丈夫……
スイムスイム
絵面……すぐ良くする……
スイムスイム
殺すから……
スイムスイム
……まだ外だから出航遅れちゃう……ごめんねミカンお姉さん
陽夏木 ミカン
名称:陽夏木 ミカン
年齢:15歳
大まかな性格:ツンデレで高飛車な所もあるが面倒見がいいお姉さんタイプ。だが後述する”呪い”が影響して作った性格であり、本当のミカンは怖がりで臆病者。
”呪い”:願いが暴走したもの。『ミカンを守るため』『ミカンの心を動かすモノ(緊張や照れ)』に不幸が降り注ぐ。
戦闘方法:ボウガンを使用して戦う。
望んだ願い:自分を含めた家族と工場を守りたい
負けの許容:負ける方がしっくりくるなら負けるわ
小目標:お姉ちゃんらしさも見せながら頑張りたい
陽夏木 ミカン
ええ、急がないことよ?それで転けたら元も子もないんだから
スイムスイム
聖者……
スイムスイム
殺す……
スイムスイム
普段の私の姿……これ……
陽夏木 ミカン
どうして一回り行くか行かないかの子に殺害宣言を言われるのかしらね…!?
陽夏木 ミカン
あら…可愛いじゃない
スイムスイム
生き残るため……願いのため……
陽夏木 ミカン
むぅ…幼い子なのに、こんな宿命を背負わされるなんてね
GM
小学校の魔法少女はなぎさとかもいたなァ…
陽夏木 ミカン
んー…人来なそうなら綾名が帰宅したら初めちゃおうかしら
個別OPもやっちゃうわね
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
 
「────ッ、ぅ…アアアア゛ッ!!!!」
陽夏木 ミカン
「────桃、どうしたのよ…桃…!!」
陽夏木 ミカン
あの時の記憶は、鮮明じゃない。
陽夏木 ミカン
覚えているのは、散り散りになった断片的なモノ。
陽夏木 ミカン
その一つは、自らの友であるピンク髪の少女が苦しみだして。
陽夏木 ミカン
彼女の魂の器、『ソウルジェム』が…
陽夏木 ミカン
────『魔女』へと、変貌していく姿だった。
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
「……っ、ぅ…」
陽夏木 ミカン
服はボロボロになりながら、友の”遺体”を抱え。
陽夏木 ミカン
小動物のような、白い生物の前へと立つ。
 
「どうしたんだい?僕に武器を向けて」
 
「まさか陽夏木ミカン。君が抱えている死体がどうして魔女になったのか聞こうというわけではないよね?」
陽夏木 ミカン
「その通り、よ」
陽夏木 ミカン
「どうして桃は、魔女になったの」
 
「どうしてって…簡単なことだろう」
 
「魔女は君たち、魔法少女の”孵化”した姿さ」
 
「この国では成長途中の女性を少女と呼ぶんだろう?」
 
「それなら、魔女になりかけの君たちは魔法少女と呼ぶにふさわしい────」
陽夏木 ミカン
上手く、その話は覚えていない。
スイムスイム
帰った
スイムスイム
OP見る
スイムスイム
!?
陽夏木 ミカン
怒りの淵から這い出て、ようやく正気に戻った時には。
陽夏木 ミカン
ただあったのは、その小動物の死体と。
スイムスイム
桃が……魔女になった……!!
陽夏木 ミカン
友の遺体、ただそれだけだった。
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
「やぁ、坂凪綾名!」
「僕の姿が見えるということは、君はきっと─────」
陽夏木 ミカン
結局、私の手には事実しか残っていない。
「─────『魔法少女』の才能があるということなんだ」
陽夏木 ミカン
それも酸っぱく漬けられた飛びっきりの”不幸”。
「君さえ良ければ、僕と契約して」
「─────魔法少女になってみないかい?」
「もちろん、ただで魔法少女になってもらうつもりはないよ」
「一つだけ、君が叶えたい『願い』を、叶えてあげるよ!」
陽夏木 ミカン
それを…『運が無かった』として割り切るのは簡単だ。
陽夏木 ミカン
……でも。
「何だっていいのさ、死んだ人を生き返らせたい、初恋を成就したい、お金持ちになりたい」
「─────『幸せ』になりたい」
陽夏木 ミカン
割り切ってしまったら、この運命を飲み込んでしまったら。
「どんな願いだって叶えてあげるよ、そのために僕がいるんだからね」
「坂凪綾名」
陽夏木 ミカン
私は……桃は……
「僕と契約して、魔法少女になってよ!」
陽夏木 ミカン
『運命に飲み込まれるしかなかった』とでも、言うの?
陽夏木 ミカン
桃の死は、私にとってそんなもので…いいの…?
陽夏木 ミカン
………。
……この地球上で存在し得ない、見たことの無い、奇妙な白い獣が
小さな少女へと語り掛ける。
陽夏木 ミカン
いいはずが、ない。
薄暗い、少女の部屋の中で。
この生物が一体どこから入ってきたのかも分からない、密閉した場所で。
陽夏木 ミカン
魔法少女は希望を叶える少女。
時計の針が、カチ、カチと鳴り進む音しか聞こえない
この静かな部屋で。
陽夏木 ミカン
そう言っていた友の気持ちを。
陽夏木 ミカン
裏切ることなんか、出来ない。
背の小さな、無表情で、ぼーっとしたような少女は
ただ、じっとその獣へ目をやり
小首を傾げ
スイムスイム
「……なんでも?」
陽夏木 ミカン
自分が自分でなくなってしまった事は、とっても恐ろしい。
「もちろんさ、何だって叶えてあげるよ!」
スイムスイム
少女は、目を閉じ─────。
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
「──────────"お姫様"になりたい」
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
そして少女は、"魔法少女"になった。
スイムスイム
その願いは、おそらくは実現したのだろう。
彼女は……"お姫様"になったのだろう。
スイムスイム
ただ
陽夏木 ミカン
恐怖で身も震える、これ以上不幸を背負いたくもない。
スイムスイム
その少女は、7歳の、未熟な少女。
童話で読んだ、キラキラ輝くお姫様の姿に憧れた、あどけない幼子。
陽夏木 ミカン
ただ、今は。
陽夏木 ミカン
           魔女
『自らが殺してしまった同胞のために』
『その罪を背負うように』
『生きないと』
スイムスイム
今の自分が、"お姫様"になっているのかどうか
その判別はついていない。
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
スイムスイム
特に、日常生活も変わっていない。いつもの、淡々とした日々が流れていくだけ。
陽夏木 ミカン
少女は、羽の付いた髪留めを握り。
スイムスイム
朝起きて、小学校へ行き、勉強し
家へ帰り、復習し、20時頃に寝る。
陽夏木 ミカン
自らが、魔法少女の運命へと飲み込まれないように…
スイムスイム
「………………」
陽夏木 ミカン
そう、願って。
陽夏木 ミカン
街へと、繰り出すのだった。
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
スイムスイム
………お姫様に、なってない。
陽夏木 ミカン
 
スイムスイム
変わったのは、魔女との戦いの日々だ。
陽夏木 ミカン
こっちは終わりよ
陽夏木 ミカン
ふむふむ……お姫様を願ったのに変わらないのね
スイムスイム
魔法少女は、魔力の消費により失われる、魂のエネルギー─────ソウルジェムの、濁りを癒すため
日々、魔女との戦いを繰り返している。
スイムスイム
何度も言おう、スイムスイムは、未熟な少女だった。
スイムスイム
生命のことが、よく分からなかった。
スイムスイム
目の前で蠢く生物に対し、斬りつけ、その命を奪うことに
スイムスイム
─────何の躊躇も覚えない。
スイムスイム
そうして、スイムスイムの手によって、魔女は駆逐されていった。
スイムスイム
とても"優秀"な、魔法少女だった。
スイムスイム
─────そんなある日のことである。
「やあ坂凪綾名」
「君に良い知らせと、悪い知らせがあるよ」
スイムスイム
寝床へ、アレが現れた。
スイムスイム
「………?」
スイムスイム
小首を傾げ、その白い獣─────契約主とも呼ぼうか。
その主を、じっと見て。
「坂凪綾名、君の活躍のおかげで、この街の魔女の絶対数はどんどん減っていった!」
「この街の平和は、君が守っているも同然だね、さすがだよ!」
スイムスイム
「……………」
嬉しそうな表情を少しだけ見せながらも、唯無表情。
「そして悪い知らせさ」
「魔女がいなくなっているということは、それはすなわち……」
「"グリーフシード"が足りなくなっている、ということさ」
「これの意味は、分かるかい?」
スイムスイム
「……………」
スイムスイム
「?」
首を傾げる。
「君、いや……この街にいる魔法少女達が強すぎるせいで」
「ソウルジェムの穢れを清めるのに必要なグリーフシードが不足してしまえば」
「君達魔法少女は、魔法を使えなくなってしまうのさ!」
「大変だろう?」
スイムスイム
「………」
黙ったまま頷き。
「というわけで、今から君達魔法少女には」
「──────────魔法少女を減らしてほしいんだ」
その白い獣は、不気味な赤い瞳をスイムスイムへ
ただじっと見つめ、その要求を飄々と述べた。
スイムスイム
「………お姫様になれる?」
スイムスイム
少女は、問いを挟んだ。
陽夏木 ミカン
>「──────────魔法少女を減らしてほしいんだ」
同士討ちしたら魔力が尽きて魔女になる算段も狙ってそうね…桃
スイムスイム
自分は未だ、お姫様にはなっていない。
願いの成就を代償に魔法少女は戦っているはずなのに
スイムスイム
自分はまだ、叶っていない。
スイムスイム
……と思い込んでいる。
スイムスイム
実際には………契約主は
スイムスイム
"お姫様"を、"魔法少女"と解釈
そうしてスイムスイムを契約に持ち込んだわけだが……
スイムスイム
ともかくスイムスイムは─────契約主の依頼をこなし続けている。
スイムスイム
願いのために。
スイムスイム
そして今回も問うた、お姫様になれるのか?と
スイムスイム
魔法少女を減らせば、自分はお姫様になれるのか?と
陽夏木 ミカン
お姫様になろうとする純粋さは恐ろしくもあるわね…
可愛いけど
─────白い獣は、表情を変えない。
ただ、明るい声で。
「ああ、もちろんさ」
「この街にいる魔法少女が減れば」
 
 
 

        ・・・
「─────君が、お姫様さ!」
 
 
 
スイムスイム
そうして時は流れ─────
スイムスイム
「………………」
スイムスイム
その日は、ざあざあ降りだった。冷たい水に体を濡らされながら。
スイムスイム
どんよりとした空の下、スイムスイムは─────
スイムスイム
ポタ……ポタ……
スイムスイム
その手に持つ禍々しい形をした槍の先から
スイムスイム
赤い液を
スイムスイム
ポタ……ポタ……と落とし
スイムスイム
赤い水たまりを、作っていた。
スイムスイムの横には─────
─────魂を失った、血塗れの少女が、横たわっていた。
スイムスイム
「…………お姫様になるため」
スイムスイム
そう、ぽつりと呟き。
スイムスイム
水たまりの中へ、身を沈めていった─────。
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
終わり
陽夏木 ミカン
エネミーらしくてよかったわね!
純粋さ故の狂気、というか
スイムスイム
うわあり!
スイムスイム
ミカンお姉ちゃんは友を失っちゃったんだね
陽夏木 ミカン
そうね
陽夏木 ミカン
桃が友だと言える存在だったんだけどね……失っちゃったわ
スイムスイム
悲しいね…
スイムスイム
私負ける予定だけど
この後どうしようか
スイムスイム
私、ちょっといい案、ある
陽夏木 ミカン
ん、なら聞かせてちょうだい
スイムスイム
まず私とミカンお姉ちゃんが出会う
スイムスイム
お互いに魔法少女同士であることを知らずに
スイムスイム
それで仲良くなるの
陽夏木 ミカン
ああ、なるほどね
スイムスイム
でもひょんな時に、お互いが魔法少女同士であることを知って
スイムスイム
殺し合う
陽夏木 ミカン
うんうん…いいと思うわ、それ
陽夏木 ミカン
その方が日常と非日常が際立つし
ただ戦うより良さそうね
スイムスイム
結末は、ミカンお姉さんに任せる
スイムスイム
私を殺して、魔法少女と魔女の量が釣り合って、良かったね宴だ~ENDでもいいし
スイムスイム
違うルートを選んでもいいし
陽夏木 ミカン
うん、わかったわ
スイムスイム
ミカンお姉さん、お姉さんタイプだから
スイムスイム
私が迷子になってるところ、助けてほしいの
陽夏木 ミカン
出会いはそーね、私がどうこうより
何か助けが必要なところで、助けたい感じね
陽夏木 ミカン
あー迷子、そうね
陽夏木 ミカン
じゃあ…綾名ちゃんが迷ってるところのシーンお願いしてもいいかしら?
こっちでもいいんだけど
スイムスイム
ううん、私やる
スイムスイム
待ってて
陽夏木 ミカン
わかったわ
スイムスイム
 
スイムスイム
そして、坂凪綾名という、まだ幼い少女は
スイムスイム
お姫様になるという望みのために
スイムスイム
魔法少女狩りを、繰り返していた。
スイムスイム
脳裏に過る、手に掛けた少女達の、悲鳴。
「きゃぁああぁああぁあああっっ!!!!」
「やだ……何で……!?どうしてそんなことをするの……!?!」
「まだ死にたくないよ……!!お父さん……お母さん……!!」
スイムスイム
道を歩きながら、指を折り曲げ、その少女達の頭数を数える。
スイムスイム
ぼーっとした表情で、人として冒してはならない罪に、身を落としながらも。
スイムスイム
童子らしい、純粋な願いのために。
……ただただ純粋過ぎる少女は、街を歩いていた。
スイムスイム
今日も─────魔法少女狩りをした。
スイムスイム
遠くへ逃げた、追った、やっつけた。
スイムスイム
だから帰る。
スイムスイム
「………………」
スイムスイム
辺りをキョロキョロと見渡す。
スイムスイム
もう既に雨は上がっており、眩しい太陽の光が差し込むも。
スイムスイム
そこは、知らない場所だった。
スイムスイム
一心不乱に、魔法少女狩りに集中していたためか
来た道が雨でぼんやりとしていて、はっきりと覚えていないためか
スイムスイム
帰路を、見失っていた。
スイムスイム
「……ここ……どこ……?」
スイムスイム
か細い声で、辺りをせわしなく見渡しながら
スイムスイム
行く宛も無く、濡れた道路を歩いていた。
スイムスイム
……帰ったら、宿題しないと、いけないのに。
 
「……傘持っていったのに雨あがってるなんて、これも一種の不幸じゃ……」
スイムスイム
……どうしよう……。
スイムスイム
「…………?」
 
ぶつぶつとした声が、綾名へと近づいていき。
 
止まる。
陽夏木 ミカン
「────っ、と」
陽夏木 ミカン
「あら、ごめんなさいね…うっかりしてて」
スイムスイム
不幸にも……いや、"人"殺しの現場近くであったため、誰とも出会わなかったのは幸運ではあるが
今、目の前で出会った少女以外とは誰ともすれ違わなかったため。
スイムスイム
「……………」
じーー、とミカンを見上げる。
陽夏木 ミカン
濡れていない傘を持った少女は、ぶつかる寸前だった綾名へと謝り。
陽夏木 ミカン
「……あれ?」
スイムスイム
無表情で、何を考えているのか分からない
さながら、どこか心細そうな顔で。
スイムスイム
「………お姉さん……」
陽夏木 ミカン
ちら、と周囲を見渡す。
結構小さい子…みたいだけど、親御さんは…?
スイムスイム
くい、くい、とミカンの袖を持ち、軽く引っ張る。
陽夏木 ミカン
「あなた…お節介かもしれないけど、親御さんはどうしたの? ……あら」
スイムスイム
「…………」
黙ったまま、ミカンの問いに首を横に振る。
スイムスイム
そうしてまた、ミカンを見上げ。
陽夏木 ミカン
引っ張られたそこに、ぴくりと反応して。
スイムスイム
「………おうち、どこ……?」
陽夏木 ミカン
「あら…!いないの…じゃあ……」
陽夏木 ミカン
「ああ……迷子、なのね」
陽夏木 ミカン
その問いに、体を屈め彼女と目線を合わせる。
スイムスイム
スイムスイムは、手ぶら状態で
住所特定に有効となる持ち物は一切持ち合わせておらず。
スイムスイム
「………」
頷く。
スイムスイム
「………帰って、宿題、しないといけないの」
陽夏木 ミカン
「それは…大変ね、お母さんとも会いたいでしょう」
陽夏木 ミカン
その言葉を一蹴りするわけにもいかない。
スイムスイム
「…………会いたい」
陽夏木 ミカン
「うん、そうよね」
陽夏木 ミカン
「……あなたのおうちに関してなんだけどね」
スイムスイム
「…………」
じっと見て。
陽夏木 ミカン
「ごめんなさい、私は知らないの。でも」
その目に合わせるように、その瞳の奥を返す。
スイムスイム
その言葉に、少しシュン、として。
スイムスイム
「……帰りたい……」
陽夏木 ミカン
「それを探す手伝いくらいなら、私が出来るから…ね?」
陽夏木 ミカン
にこりと微笑んで。
スイムスイム
「…………!」
陽夏木 ミカン
「あっ、そんな顔しないで…ええっと、その…!」
スイムスイム
……優しい……お姉さん……。
スイムスイム
……あたたかい。
スイムスイム
「……ありがとう、お姉さん」
陽夏木 ミカン
こんな子どもだから、こそ…かしら。
迷子になってるなんて、そんなの可愛そうだし…
陽夏木 ミカン
助けてあげるのが、魔法少女として…私としても、だもの。
陽夏木 ミカン
「ううん、いいのよ!」
陽夏木 ミカン
「人助けは趣味のようなものだし…あなたのような子を、ほっとけるわけないじゃない!」
陽夏木 ミカン
胸を自信ありげに叩きながら。
スイムスイム
「……………」
温もりを求めるように、ミカンの手をぎゅっ、と握り。
スイムスイム
「……人助け……」
スイムスイム
「……お姉さんの趣味……助けること……私を助けるのも……趣味……?」
陽夏木 ミカン
さっきの雨みたいに、重いことを引きずってても仕方ない。
……桃の事は切り替えないと、ダメ、よね。
陽夏木 ミカン
「んー…半分くらいはそうで、でも…ほっとけないのも事実だもの」
陽夏木 ミカン
「助け合うのが人…みたいなこと、お母さんとかから言われたりしない?」
スイムスイム
「………?」
小首を傾げながら。
スイムスイム
「……わかんない」
陽夏木 ミカン
「わからない……そうなのね」
うーん、と腕を組み。
スイムスイム
……分かんない、でも……。
お姉さん………お母さん、みたい
スイムスイム
「………ママ」
スイムスイム
ミカンを見て、ぽつりとそう呟く。
陽夏木 ミカン
「…え、ママ……ママ!?」
スイムスイム
「……ママよりも……ママ」
陽夏木 ミカン
…ま、まだ…高校生なんだけどな…?
陽夏木 ミカン
「そ、そんな風に見えるかしら…私…?」
陽夏木 ミカン
ママよりもママ……母性…?
う、ううーん…ふわっとしてて、つかみどころのない子ね…
スイムスイム
無表情で、黙ったまま、頷く。
陽夏木 ミカン
だからこそ…どこかに吹き飛ばされてしまいそうで、心配になっちゃうんだけど…
スイムスイム
そのまま、ミカンの手を、クイ、クイ、と引っ張り。
スイムスイム
「……おうち、帰りたい」
陽夏木 ミカン
その様子を見て、ぎゅっとその手を握って立ち上がる。
陽夏木 ミカン
「……そうね、寂しいものね」
陽夏木 ミカン
「じゃあ、帰るまで…あなた”ママ”になっても、いいかしら」
スイムスイム
「…………!」
陽夏木 ミカン
鞄から一つ、何かを取り出して。
スイムスイム
少し目を見開き、ミカンの目をじっと見て。
スイムスイム
二度、頷く。
スイムスイム
「………?」
ミカンのもう片方の手へと、目線を移し。
陽夏木 ミカン
「…ふふ、それは良かったわ」
陽夏木 ミカン
手に持ったのは、”蜜柑”。
スイムスイム
「………みかん?」
陽夏木 ミカン
「そうよ。好きな果物だから、あなたにもあげたくなっちゃったの」
皮つきのそれを、彼女へと手渡して。
スイムスイム
「…………」
小さな手で、鮮やかな色合いのみかんを受け取り。
スイムスイム
「ママと一緒の色」
再び、ミカンへと目線を動かす。
陽夏木 ミカン
「一緒…そう言われると、ちょっと嬉しいわ」
スイムスイム
「……………」
陽夏木 ミカン
そう言って、蜜柑の鮮やかさにも負けない、光る笑顔で返す。
スイムスイム
……嬉しがってる……ママが嬉しいと
スイムスイム
私も、嬉しい、かも……。
スイムスイム
「………ママ、笑顔」
陽夏木 ミカン
…うん、喜んでくれてるみたいで…何よりだわ。
スイムスイム
何気なく、そうぽつりと漏らし。
陽夏木 ミカン
「あ……ひゃ、顔に…出てたかしら……!?」
スイムスイム
「いっぱい、出てた」
陽夏木 ミカン
思わず、空いていた手で自らの顔にむにむにと触れる。
スイムスイム
「こんな風」
そう言い、自分の頬へ指をあて、軽く持ち上げる
スイムスイム
笑顔のような顔を、作ってみせる。
陽夏木 ミカン
「そ、そうだったのね……ん」
陽夏木 ミカン
「あら…あなた、可愛いじゃない…!!」
スイムスイム
「…………え?」
スイムスイム
きょとん、とした表情になり。
陽夏木 ミカン
その作られていても変わらずの、その”笑顔”に。
思わず本心が、出て。
スイムスイム
「………可愛い……?」
スイムスイム
坂凪綾名の脳裏に過る、"可愛い"の象徴。
童話のお姫様が。
陽夏木 ミカン
「ああ、っと……み、みかんと同じくらい可愛かったわ!中々に!」
慌てて、その本心を隠すように変な例えで。
スイムスイム
「……みかん」
陽夏木 ミカン
「……ええ、とっても…よ」
スイムスイム
可愛い……みかん……。
可愛い……お姫様……。
スイムスイム
みかん……お姫様……。
………?
陽夏木 ミカン
安心させるように、にこりと笑いながら。
スイムスイム
複雑(?)な思考を巡らせ
陽夏木 ミカン
「ど、どうか…した?」
きょとんとしたような顔で傾く彼女に。
スイムスイム
また、何を考えているのか分からない、ぼーっとした表情になる。
スイムスイム
「…………ううん」
スイムスイム
首を左右に振り。
スイムスイム
クイクイ、とミカンの手を引っ張り。
スイムスイム
「……ママの名前、知りたい」
陽夏木 ミカン
「…あ」
陽夏木 ミカン
…そういえば名乗っていなかった。うっかりしてたわ…!!
陽夏木 ミカン
「……陽夏木 ミカン、よ」
スイムスイム
「………ミカン」
スイムスイム
手に持ったみかんへと視線を動かしながら。
スイムスイム
最後、ミカンへ目線を戻し、指を差し。
スイムスイム
「お姫様」
陽夏木 ミカン
「えっ」
スイムスイム
可愛い、みかん。可愛い、お姫様。
だから、みかん、お姫様。
陽夏木 ミカン
「え、えええ………!?!」
スイムスイム
少し目の奥が、キラキラと輝く。
スイムスイム
「私も、ママみたいになりたい」
陽夏木 ミカン
お、お姫様…!?それって、この子にお姫様って…ていうか、褒め言葉…!?
陽夏木 ミカン
あわあわ、汗が出て顔が紅潮する。
陽夏木 ミカン
『呪い』のお陰か、後ろにあるごみ箱がありえない角度で吹っ飛んで行ったが。
陽夏木 ミカン
「…あなたも、私みたいに…」
スイムスイム
「………?」
ミカンの後ろの、吹き飛んで行ったゴミ箱へ目をやりつつ。
陽夏木 ミカン
「それなら……”困ってる人を助ける”」
スイムスイム
「……………」
陽夏木 ミカン
「それをすれば、きっと…私みたいになれるわ」
スイムスイム
「……困ってる、人……助ける……」
陽夏木 ミカン
「……難しい、かしら…?」
さっき、わからないと言っていた彼女に、確認するように。
スイムスイム
「……むずかしい」
陽夏木 ミカン
「ううん、始め立てって、そういうものよね…」
陽夏木 ミカン
ううん、と唸り。
スイムスイム
「……んむぅ」
スイムスイム
少し不満げな表情を漏らしながら。
陽夏木 ミカン
「じゃあそうね……」
陽夏木 ミカン
「あなたがされて、嬉しかったこと」
スイムスイム
「…………」
陽夏木 ミカン
「これを…他のみんな。お友達や、家族にしてあげるといいの」
スイムスイム
「………嬉しかったこと…… ……これ」
スイムスイム
そう言い、繋いだ手を見つめ。
陽夏木 ミカン
伝わったかしら…?と、少し不安な顔で覗き込みつつ。
陽夏木 ミカン
「あ、っ……まほ…じゃなった、人として当然よ!」
スイムスイム
「………?」
……まほ?
スイムスイム
顔に少しだけ、影が差し込みながらも─────。
スイムスイム
「………わかんないけど、わかった」
陽夏木 ミカン
言いつつ、褒め言葉には照れたように顔が赤くなる。
それと同タイミングで、ゴミ箱が上空へと吹っ飛んだ。
陽夏木 ミカン
「んん」
スイムスイム
「………???」
空を見上げ、吹き飛んで行ったゴミ箱を目で追いながら。
スイムスイム
「あれ、なーに?」
陽夏木 ミカン
「え、あああ……!?」
陽夏木 ミカン
そちらを見ると、吹っ飛んでいくゴミ箱一つ。
陽夏木 ミカン
「えっと、その…私が緊張したり、嬉しかったりすると、周りに”不幸”が起きちゃう…のよ」
スイムスイム
「……大変そう」
陽夏木 ミカン
信じられないかもしれないけどね、とつぶやきつつ。
スイムスイム
そういう人も、いるんだ。
といった顔をしながら。
陽夏木 ミカン
「あはは……」
ちっちゃい子にすら、同情されちゃってる……
陽夏木 ミカン
「ああ、そうだ」
陽夏木 ミカン
「…あなたのお名前も、聞いていいかしら?」
ぎゅっと、その手を握り直して。
スイムスイム
「………ん」
スイムスイム
ミカンの顔を見上げ。
スイムスイム
「─────坂凪 綾名」
陽夏木 ミカン
「”ママ”が”あなた”なんて……母親らしくないじゃない」
スイムスイム
淡々と、そう述べて口を閉じる。
スイムスイム
「………そうかも」
陽夏木 ミカン
「綾名、ね」
述べられた言葉に、また微笑んで。
スイムスイム
思慮深い表情を浮かべながら、ミカンの言葉を吟味し。
スイムスイム
「……うん、綾名」
陽夏木 ミカン
「うん、しっかり覚えたわ」
何度か頷き、刻み付けるようにして。
スイムスイム
いっぱい交流した
陽夏木 ミカン
「…それじゃあ…親御さんも寂しがってるかもしれないわね」
陽夏木 ミカン
すっかり夕暮れに染まった、街並みを感慨深く見渡して。
陽夏木 ミカン
かわいかったわ…綾名…!
スイムスイム
「……帰りたい」
スイムスイム
ママも、可愛かった
陽夏木 ミカン
「しっかり帰らせるわよ、ママに任せなさい!」
どん、と胸を叩きつつ。
スイムスイム
だから、殺すね
陽夏木 ミカン
……自分でママとか言うの、結構…恥ずかしい、わね…!
陽夏木 ミカン
照れた顔は逸らしながらも。
陽夏木 ミカン
ゴミ箱はさらに上へ、空高く飛んで行ったのだ。
陽夏木 ミカン
え、ええ…!?
スイムスイム
メイン切っていいよ
陽夏木 ミカン
ああ、了解よ!
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
スイムスイム
面白かった
陽夏木 ミカン
ちょっと離席するわね
スイムスイム
わかった、私も休憩
陽夏木 ミカン
とっても面白かったわ……いい感じの交流できたんじゃないかしら
スイムスイム
(何度も頷く)
陽夏木 ミカン
戻ったわ
スイムスイム
お帰り
スイムスイム
この後戦闘しちゃおー
スイムスイム
ミカンママが魔法少女って知ったら、私は目の色が変わるよ
陽夏木 ミカン
次のシーンは私が主導でしてもいいかしら?
魔女討伐しそうになってたところで、鉢合わせる感じで
スイムスイム
討伐終わったところがいいと思う
陽夏木 ミカン
こ、こわいわ…!
スイムスイム
あとミカンママ視点だとあれだね
陽夏木 ミカン
戦闘後の消耗とかあるかと思ったけどまあいいでしょう
スイムスイム
私の変身前と変死後の姿の見分け、つかなさそう
スイムスイム
でも魔女を放置するのも、危険
スイムスイム
あと私、狡猾だから
陽夏木 ミカン
ああ~ >姿
スイムスイム
今まで狩ってきた魔法少女は、魔女を倒して疲労したところを襲撃してきた感じ
陽夏木 ミカン
なるほどね
スイムスイム
ひょんなことで魔法を使うっていうシーンにしたらいいんじゃないかな
陽夏木 ミカン
まあ綾名の正体知って戦う方が面白いから
討伐後に素の綾名とばったり出会って慌てて戦闘に入る、でもいいわけだから…
スイムスイム
ふぅん
陽夏木 ミカン
んー、なるほど
スイムスイム
じゃあ魔法少女姿の私を倒して
スイムスイム
変身が戻って、元の私になって
スイムスイム
ママはそれを見て…っていう
陽夏木 ミカン
バッドエンド一直線だからなァ…
スイムスイム
それはそう
陽夏木 ミカン
まあそうしたいならやってもいいけど
私自身としてはなるべく和解に持っていきたいわ
スイムスイム
よいよ
陽夏木 ミカン
じゃあ上の感じで始めちゃってもいいかしら?
スイムスイム
いいよ
陽夏木 ミカン
わかったわ
陽夏木 ミカン
その日は、土砂降りだった。
陽夏木 ミカン
「……はあ」
陽夏木 ミカン
「魔女を倒したっていうのに、結界から出ても雨なんて…ついてないわね」
陽夏木 ミカン
溜息一つ零しながら、雨の中黄色の少女は自嘲気味に笑う。
陽夏木 ミカン
そう、魔女。
陽夏木 ミカン
『私が私である』ために、倒さなければならない存在。
陽夏木 ミカン
そして、自らの元同胞。
陽夏木 ミカン
「……やんなるわね」
落とされたグリーフシードで、その感情と気力をこそぎ落とす。
陽夏木 ミカン
しかも、最近は魔女の気配も少ない。
陽夏木 ミカン
噂によれば、『魔法少女狩り』なんてものが横行してるみたいだけど────
─────代わりに、ミカンの背後に、気配。
魔女の気配ではない、別の─────
陽夏木 ミカン
「…!」
振り向くと、そこには─────
陽夏木 ミカン
────ピキン、感じ取り。そちらへと顔を向けると。
スイムスイム
土砂降りの雨の中、桜色の髪をした。
ミカンと同程度の身長の少女が。
スイムスイム
禍々しい形をした槍を片手に
スイムスイム
ミカンを、じっと見ていた。
スイムスイム
「…………………」
陽夏木 ミカン
「…ごめんなさい、魔女は…もう刈っちゃったわ」
スイムスイム
私は、お姫様になる。
陽夏木 ミカン
現われた”仲間”へと、謝り。
スイムスイム
だから、魔法少女を、倒す。
スイムスイム
そう、言われたから。
スイムスイム
だから今日も、待っていた。
スイムスイム
魔女を倒した後の、疲れ果てた魔法少女を。
スイムスイム
「……………」
ミカンの声に、その少女は顔を何一つ変えず。
スイムスイム
ただ、ミカンの顔を、じっと見ていた。
陽夏木 ミカン
「それでも必要なら……あなたを”助ける”けど、どうかしら…?」
そう、伺うように顔を見て。
スイムスイム
「……………」
スイムスイム
チャキッ。
スイムスイム
刃先を、ミカンへ向ける。
スイムスイム
私は、お姫様になる。
スイムスイム
お姫様に、なる。
陽夏木 ミカン
「ッ」
陽夏木 ミカン
「な、にを…!?」
スイムスイム
なりたい、お姫様のように、キラキラ、輝きたい。
スイムスイム
お姫様に、なりたい。
スイムスイム
「…………ママ」
そう、ぽつりと、ミカンにも聞こえない声を漏らしながら。
陽夏木 ミカン
向いた矛先へと視線が写る。
……突然向けられた敵意に、冷や汗がたらり。
スイムスイム
お姫様になるために、私は
─────ママを、殺す。
スイムスイム
殺さなきゃ、いけない。
スイムスイム
優しいママだった、暖かだった。
スイムスイム
でも、殺さなきゃいけない。
スイムスイム
「………知ってる?」
陽夏木 ミカン
当の本人は、目の前の彼女なんて知らずに。
綾名が…”魔法少女”なんてものに、巻き込まれてるなんてわからず。
スイムスイム
「魔法少女は、足りない」
陽夏木 ミカン
「……」
スイムスイム
そう言い、ミカンの持つグリーフシードへ目をやり。
陽夏木 ミカン
ぐ、と…その話へと、耳を傾ける。
スイムスイム
「多すぎた、強すぎた」
スイムスイム
「だから、減らさないといけない」
スイムスイム
「─────キュゥべぇが、そう言ってた」
陽夏木 ミカン
心を落ち着かせるために、雨へと混じる、汗を止めるために。
陽夏木 ミカン
「…!?」
スイムスイム
「魔女を倒せないと、魔法少女は、力を失っちゃう」
スイムスイム
「"魔法少女"じゃ、無くなっちゃう」
スイムスイム
「私は─────"お姫様"に、なりたい」
陽夏木 ミカン
「まさか、『魔法少女狩り』って……あなたの、しわざ…なの?」
スイムスイム
ミカンの言葉に、頷く。
陽夏木 ミカン
「……お姫、様」
ぼそり、呟いて。
スイムスイム
「減らしてる」
陽夏木 ミカン
(綾名の正体に気づいちゃっていいのかしら)
スイムスイム
「足りないから」
スイムスイム
いいよ
陽夏木 ミカン
「……同じ魔法少女、よね」
陽夏木 ミカン
わかったわ
スイムスイム
無表情で、淡々と続ける。ミカンに刃を向けながら。
スイムスイム
「…………」
頷く。
陽夏木 ミカン
「……」
陽夏木 ミカン
「”命”を…奪ってる、のよ?」
スイムスイム
「………………」
陽夏木 ミカン
その言葉に、顔が険しくなる…と同時に。
スイムスイム
「………"願い"のため」
スイムスイム
そう、返す。
陽夏木 ミカン
汗が、一層噴き出る。
心臓が、高鳴ってしまう。
陽夏木 ミカン
「……願い?」
スイムスイム
「………何もしなかったら─────私も、"ママ"も、魔法少女じゃなくなっちゃう」
スイムスイム
「私は、お姫様になりたい」
陽夏木 ミカン
……”何か”に一心不乱になる、この純粋までな真っすぐさに。
スイムスイム
「絵本で見た、キラキラ輝く、みんなから憧れられる、お姫様、綺麗で、可愛い、お姫様」
陽夏木 ミカン
…こんなの、って……おかしいじゃ……え。
陽夏木 ミカン
「お姫様……」
スイムスイム
「うん」
陽夏木 ミカン
「……それと、”ママ”」
スイムスイム
ぴちゃりと、水音を立てて、徐々に、ミカンへと距離を縮めていく。
スイムスイム
歩いて、歩いて、歩いて。
陽夏木 ミカン
その歩きに、気圧されるように。
陽夏木 ミカン
一歩、引き下がって。
陽夏木 ミカン
聞き違いかもしれない。でも、この二つの言葉は、つい最近聞いた言葉で…
陽夏木 ミカン
……でも、そんな。
陽夏木 ミカン
「……」
陽夏木 ミカン
確かめるように
陽夏木 ミカン
そうであってほしくない、ように
陽夏木 ミカン
「あなたは」
陽夏木 ミカン
「…私に、会った事が、ある…子で」
スイムスイム
「…………」
スイムスイム
ぴちゃり、ぴちゃり。
陽夏木 ミカン
「名前は…」
スイムスイム
ぴちゃり、ぴちゃり。
陽夏木 ミカン
「坂凪綾名…」
スイムスイム
ぴちゃ─────………。
スイムスイム
足が止まり。
陽夏木 ミカン
水音が、声と共に反響する。
スイムスイム
何を考えているのか分からない、淡々とした無表情を
ミカンへ向け、じっと見つめる。
スイムスイム
「………………」
陽夏木 ミカン
「……」
スイムスイム
ざあああ。と雨の音だけが、二人の耳を支配し。
陽夏木 ミカン
顔を 彼女へと向けた
スイムスイム
肌を突き刺すような寒い風が、少し吹き。
スイムスイム
首を、ほんの少しだけ傾げ。
陽夏木 ミカン
唇を噛み、悲しげな目で、ぎゅっと。
スイムスイム
 
スイムスイム
「………ひさしぶり、"ママ"」
スイムスイム
 
スイムスイム
淡々と、そう述べ。
陽夏木 ミカン
「────ッ」
スイムスイム
姿が、消えた─────。
スイムスイム
いや、正確には……雨により溜まる水の中へと、一瞬で潜った。
陽夏木 ミカン
五月蠅い程に振っていた雨音が、掻き消えた。
陽夏木 ミカン
正確には、”聞きたくない言葉”が耳を支配したから。
スイムスイム
彼女の能力は、あらゆる物体の中へでも、"潜る"ことが可能。
陽夏木 ミカン
……っ、そんな、こと…って
スイムスイム
ミカンの目の前にはまた、誰もいない雨の景色だけが取り残され。
陽夏木 ミカン
そして、そちらに注意を注がれ…その”潜航”を見逃す。
陽夏木 ミカン
「……ッ、あ…どこに…!?」
スイムスイム
すぅぅぅ……。
スイムスイム
ミカンの背後で、ゆっくり、ゆっくりと、地面の中から現れ。
スイムスイム
─────刃を、ミカンの頚髄目掛け、落とす。
陽夏木 ミカン
「…ッ」
陽夏木 ミカン
光の反射、その一瞬に見えた姿を捕らえ。
陽夏木 ミカン
振り向き、その刃をボウガンの矢先で止める。
陽夏木 ミカン
……しかし、所詮は射撃武器と槍。
スイムスイム
「…………」
陽夏木 ミカン
ぐぐ、と拮抗しても、押し負けるのはこちら。
陽夏木 ミカン
「…な、ッ…んで…!あなたが……!!」
スイムスイム
「………お姫様に、なりたいから」
スイムスイム
静かな口調で、刃を、押す。
陽夏木 ミカン
「お姫様……なんて、そんなに、なりたい…ものなの…!?」
スイムスイム
何度も人を殺してきたその刃を、"ママ"へ向ける。
スイムスイム
斬り殺すために、願いを叶えるために。
スイムスイム
「……なり、たい」
陽夏木 ミカン
カチリ、と片手で矢を構え。
スイムスイム
ミカンの問いに─────僅かな隙が生じ。
陽夏木 ミカン
放つ、が。
彼女を穿つため、でもなく。
陽夏木 ミカン
槍先を、そこから変えるために。
陽夏木 ミカン
「……どうして…!!」
陽夏木 ミカン
「他人を、押しのけても…なりたい、ものなの…!?」
スイムスイム
その矢は、スイムスイムの腕へ─────
スイムスイム
すぅぅ。
スイムスイム
─────刺さらず、すり抜けていく。
スイムスイム
「……………うるさい」
陽夏木 ミカン
「…なッ」
陽夏木 ミカン
自らの矢が、刺さらない。
スイムスイム
矢が通過したのを目にし、ミカンの腹部へ思いっきり蹴りの一撃を叩き込み
スイムスイム
一定距離だけ離す。
陽夏木 ミカン
無論、当てるつもりもなかったが。
矢はかつん、と壁へ虚しい音を立てた。
陽夏木 ミカン
「ッ、ぐ、ぅぁあああっ…!」
スイムスイム
魔法少女は、人を越えた力を有する。
スイムスイム
その蹴りは、車程度であれば破壊可能であり。
陽夏木 ミカン
魔法少女は、人を越えた力。
スイムスイム
目を細め、吹き飛ぶミカンを捉え。
陽夏木 ミカン
だからこそ、その蹴りは……自らの腹へと重い衝撃を残した。
陽夏木 ミカン
「が、ッ、ふっ」
スイムスイム
地を蹴り、再び接近。
その際に、アスファルトの大地が削られる。
陽夏木 ミカン
ぼごん、と。
陽夏木 ミカン
壁へと激突して。
陽夏木 ミカン
「ッ、……私は、あなたと…戦いたくなんて、ない…!!」
陽夏木 ミカン
「あなたも…そうじゃ、ないの…!」
スイムスイム
そして、手に持った禍々しい刃により
助走を付け加えた、ミカンの鎖骨辺りから膵臓位置まで一文字を描くように、袈裟斬り─────
スイムスイム
スイムスイム
「……………」
スイムスイム
ミカンの、その問いに、スピードが緩む。
陽夏木 ミカン
壁へと埋まったまま。
そのままであれば刈り取られた命。
陽夏木 ミカン
「……っ」
陽夏木 ミカン
むしろ。
陽夏木 ミカン
踏み込み、綾名の方へと一歩、二歩踏み出る。
陽夏木 ミカン
槍の範囲から逃れ…彼女を、掴もうとするように。
スイムスイム
「………っ……!?」
スイムスイム
液状化を発動前に、捕捉され
スイムスイム
攻撃動作が止まる。
陽夏木 ミカン
「…ッ……!」
陽夏木 ミカン
やっとのごとく、槍から逃れたものの。
スイムスイム
無感情系少女だけど
ミカンママとの思い出は、ちゃんと胸に刻まれてるスイムスイムなのでした
スイムスイム
「……………」
スイムスイム
冷たい瞳で、ミカンをじっと見つめ。
スイムスイム
「……ママは、戦いたくなくても」
スイムスイム
「私は……戦う」
陽夏木 ミカン
ただ…彼女を見つめる。
スイムスイム
「……ママも、グリーフシード、欲しいでしょ?」
スイムスイム
「足りないよ」
陽夏木 ミカン
……あんな魔力、子どもが出せるものじゃ、ない…!
スイムスイム
「魔女の数が、足りないよ?」
陽夏木 ミカン
一体どれだけの人と戦ってきたの…!
陽夏木 ミカン
「……」
陽夏木 ミカン
「私だって、『人』であるためには魔女だって必要だわ」
スイムスイム
「このままじゃ、私も、ママも、もう二度と魔法が使えなくなっちゃう」
スイムスイム
「……………」
陽夏木 ミカン
雨の中、冷える体で。見上げるように彼女を見つめる。
陽夏木 ミカン
「でも、ね」
陽夏木 ミカン
「こんな殺し合わなくても、戦わなくても……」
陽夏木 ミカン
「私たちが私たちであれる、別の方法がきっとあるはずだわ」
スイムスイム
ミカンの拘束を力尽くで振り解き。
スイムスイム
一閃。
スイムスイム
「どうやって?」
陽夏木 ミカン
「ッ、ぁ」
陽夏木 ミカン
自分よりも何倍もあるかのような力で、払われる。
陽夏木 ミカン
吹き飛ばされ、ごろごろと地面を回るが。
陽夏木 ミカン
「わからない、わ」
スイムスイム
魔法少女は─────どれだけ傷つけても、死なない。
例え切り刻まれても、バラバラになっても、死なない。
スイムスイム
もう、人という体は、魂の容器に過ぎない。
陽夏木 ミカン
石が肌に傷を付け、服を破れ。
スイムスイム
スイムスイムの矛先から垂れる、ミカンの血液。
陽夏木 ミカン
身もボロボロだが、それでも回る体を止める。
スイムスイム
「………」
スイムスイム
転がるミカンを見下げるように、じっと見て。
陽夏木 ミカン
「でも、わからないから、こそ」
スイムスイム
ぴちゃ、ぴちゃ、ぴちゃ、と一歩ずつ近づき。
スイムスイム
「…………」
陽夏木 ミカン
「私たちは、話し合うの」
陽夏木 ミカン
「話し合って、”人と人が助け合う”の」
スイムスイム
「……………」
陽夏木 ミカン
雨の中、それでも輝きを失わない鮮やかな黄色。
スイムスイム
…………反撃、しないの?
スイムスイム
ミカンのすぐそばに立ち、ミカンの顔へ矛を向ける。
スイムスイム
「これでも、話し合うの?」
スイムスイム
「助け合うの?」
陽夏木 ミカン
「ええ」
スイムスイム
これまで殺してきた魔法少女達は
抵抗してきた、死に物狂いで
陽夏木 ミカン
矛は、自らへ。
スイムスイム
だって、生きてるから、死にたくないから
だから戦う、逃げる、その2択ばかりだった。
陽夏木 ミカン
『呪い』によって、吹き荒れる嵐。
陽夏木 ミカン
けれど。
陽夏木 ミカン
真っすぐ、彼女の瞳を見据え。
スイムスイム
………でも、ママは……
スイムスイム
「……………」
スイムスイム
逃げない。
スイムスイム
そして、戦わない。
陽夏木 ミカン
「……殺し合うなんて、出来ないわよ」
スイムスイム
………どうして?
陽夏木 ミカン
「だって」
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
「綾名が、そんな顔してるのに」
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
スイムスイム
「………え」
スイムスイム
ざあああ。と土砂降りの雨の中。
陽夏木 ミカン
しっかりと刻まれてるのを受け取ってるわ…!
スイムスイム
スイムスイムはふと、自らの頬に手を添え。
陽夏木 ミカン
ただ、その目は悲しげに。
スイムスイム
そこからしたり落ちる─────
陽夏木 ミカン
……”母”が”子”を見る目のように。
スイムスイム
………熱い涙を、感じた。
スイムスイム
気がつかなかった。
スイムスイム
泣いていた。
スイムスイム
スイムスイムは目を開き、自分でも訳が分からない、といった表情でいた。
陽夏木 ミカン
「……ずっと、これを繰り返してたのね」
スイムスイム
「………………」
陽夏木 ミカン
「…自分の思いが、わからなくなってしまって…」
陽夏木 ミカン
「……話し合い、ましょう」
陽夏木 ミカン
「綾名」
スイムスイム
「…………マ、マ……」
陽夏木 ミカン
その瞳に、手をかざして。
陽夏木 ミカン
降る大雨、けれどしっかりと。
陽夏木 ミカン
”涙”だけを、掬い取った。
陽夏木 ミカン
「……もう、いいの…」
陽夏木 ミカン
「あなたがこの方法で”人助け”をする必要なんて、どこにもないわ」
スイムスイム
「………人、助け……?」
スイムスイム
「……私が……?」
陽夏木 ミカン
こくり、それに頷いて。
陽夏木 ミカン
「……私が、こうして生きているのは」
陽夏木 ミカン
「あなたが…他の魔法少女を刈って、私にも魔女の取り分が出来たから、かもしれないわ」
スイムスイム
「……………………」
スイムスイム
「…………」
スイムスイム
─────変身を、解き。
スイムスイム
あの時に出会った、幼い少女が、ミカンの前に。
陽夏木 ミカン
それは、間違いなく…”人助け”だから。
陽夏木 ミカン
「……」
陽夏木 ミカン
「お帰りなさい、綾名」
スイムスイム
「……………ただ……いま……」
陽夏木 ミカン
それを、ゆっくりと…受け止めるように。
ぎゅっと、抱き締めて。
スイムスイム
……私は、私は……人助けを、していた……?
スイムスイム
ママ、みたいに……?
スイムスイム
キラキラ輝いてて、カッコよくて、眩しい、ママみたいに……?
スイムスイム
お姫様みたいな、ママ、みたいに……?
スイムスイム
「ぁ………」
スイムスイム
抵抗も特にせず、そのまま抱き締められ─────。
スイムスイム
…………それって、つまり……。
スイムスイム
もう、私………。
陽夏木 ミカン
ざあざあ、降りしきる雨は。
次第に、ぽつぽつと、止んでいき。
スイムスイム
 
スイムスイム
─────"お姫様"に、なってたの……?
スイムスイム
 
スイムスイム
「……………」
陽夏木 ミカン
「……ふふ」
陽夏木 ミカン
ゆっくりと、背中を撫でて。
陽夏木 ミカン
「……あなたは、しっかりと…お姫様、よ」
スイムスイム
「……マ、マ……」
スイムスイム
震える声で、喉から絞るように、小さな声で。
スイムスイム
潤んだ瞳で、ミカンを見上げていた。
スイムスイム
ぎゅ。
陽夏木 ミカン
ごそり、ポケットから”何か”を出して。
スイムスイム
その温もりに、甘えるように抱き着き。
陽夏木 ミカン
その小さな声に、どこか滲んでしまって。
陽夏木 ミカン
「……ぁ」
陽夏木 ミカン
抱き着かえされて、思わず。
陽夏木 ミカン
雨なんて降ってないのに、頬を水が伝った。
陽夏木 ミカン
「……っ、ぐ…」
陽夏木 ミカン
「…あなたも、このみかんに似合う…お姫様、よ」
スイムスイム
「…………えへ、えへへ」
陽夏木 ミカン
ぽん、と。
またいつかのようにみかんを置いて。
スイムスイム
─────綾名は、初めて、笑みを見せた。
スイムスイム
誰にも見せたことのない、今まで作ったこともない。
スイムスイム
純粋な笑顔を。
陽夏木 ミカン
────あ。
陽夏木 ミカン
その顔は、シトラス色の鮮やかな笑み。
スイムスイム
"太陽"に照らされ、土から逞しく伸びる芽のように。
少女に、感情が宿されていき。
陽夏木 ミカン
「私……立派な、ママ…で、あれた…かしら…」
スイムスイム
自分が一体何者なのか分からなかった不幸なお姫様は
それはそれは素敵な"魔法"で、笑顔を取り戻し
陽夏木 ミカン
涙ぐんで、思わず。
笑いながら、声もかすれてしまい。
スイムスイム
「………うん」
スイムスイム
柔らかな声色で、頷き。
スイムスイム
「……私の、大切な、ママ」
陽夏木 ミカン
「……」
陽夏木 ミカン
「ん、ん……」
スイムスイム
ねぇミカンママ
スイムスイム
落とし前つけていい?
陽夏木 ミカン
「そんな言葉、言われても嬉しくない、わよ…」
陽夏木 ミカン
けれど、ああ。
陽夏木 ミカン
”不幸”にも雨は上がってしまい。
陽夏木 ミカン
晴れた”太陽”は、二人のお姫様の素顔をぴかぴかと照らしてしまった。
スイムスイム
この後、使い魔がママを背中から一突きしようとする
→私がママを飛ばして助ける
→私串刺し、死にはしないけど、後遺症が残るくらいに重症
陽夏木 ミカン
えっ
陽夏木 ミカン
……し、したい…の…?
スイムスイム
もしくは私が殺した魔法少女の仲間が報復しにやってきてみたいな
スイムスイム
でも私、いっぱい殺してきちゃったからなぁ
陽夏木 ミカン
まあ……欲を言えば綾名の上げシーンも欲しいのよね…
私の下げも欲しいといえばそうだけど……
スイムスイム
私の上げはOPとEDでやっちゃってるよ
陽夏木 ミカン
ううう……ん…まあ、落とし前付けたいなら…
スイムスイム
OPでエネミーとしての格の高さの描写
EDでPC1に救われて許されるっていう
スイムスイム
逆に下げが無いね私
スイムスイム
ママのパッションに折れるって部分はあるけど
陽夏木 ミカン
許されるもまた下げじゃないかしら……
まあそれなら、落とし前付けに来て大丈夫よ
スイムスイム
まぁいいや
スイムスイム
ママが嫌そうな顔してるからやめる
陽夏木 ミカン
私の下げもないからそこで挟みたいけどなァ…
陽夏木 ミカン
まああなたが死なないなら好きにやっていいわ(暴論)
陽夏木 ミカン
止める意味もないし…
スイムスイム
このままENDでいいかシンキングターイム
陽夏木 ミカン
私がロクに下がってなさそうなのが気になるのはあるけど…
スイムスイム
ママの下げはあれだね
陽夏木 ミカン
まあPLとしては「報復入ってもいいよ」
スイムスイム
戦闘でもっと痛めつければよかったかな
スイムスイム
結構攻撃は挟んだつもりだけどね
陽夏木 ミカン
だから次のシーンで下げようとしても……誰かが慰めないといけないくなるしな~
スイムスイム
個別EDでひっそり死ぬとか考えたけど
ママが報われないんだよね
陽夏木 ミカン
OP交流EDでアゲアゲ
スイムスイム
でもそれはそうと私が死ぬと、シチュ的には整合性はある
スイムスイム
魔法少女過多な状況だから
スイムスイム
私が死ぬことで、ママはもっとグリーフシードの取り分貰えるね、良かったねっていう
陽夏木 ミカン
まあ目の前に大怪我くらいなら挟んでもらっても~
陽夏木 ミカン
そんな人助けはママ望んでません!
スイムスイム
わっかった
スイムスイム
大怪我するね
 
 
 
ザシュッ。
ミカンの目の前で、鮮血が飛び上がる。
スイムスイム
「─────ぁ」
スイムスイム
ミカンの腕の中で、徐々に力が抜けていく、小さな命。
陽夏木 ミカン
「────え、ぁ」
陽夏木 ミカン
視界を奪った、鮮やかな────赫。
「はぁ……!はぁ……!……ヘッ、へへへ!やった、ついに、やった……!!」
「無敵の魔法少女を、この手で……!!!仇を取れた!!!」
陽夏木 ミカン
ぎゅっと抱き締めていたのに、そこから温もりが消えるような。
「あははははははははは!!!ざまぁみやがれ!!!スイムスイム!!!!」
綾名の背中には─────矢が、深く突き刺さっており。
べったりと、赤い血が広がっていき。
陽夏木 ミカン
また 手から 零れ落ちる 命 が 消え て
陽夏木 ミカン
「っ、ぁ……」
その矢を放った、魔法少女らしき者は、ミカンの迎撃を読み
屋根の上へ飛び上がり、咄嗟にこの場から去っていった。
陽夏木 ミカン
私がいたのに、それを防ぐことが出来なかった。
スイムスイム
「ぁ……れ………」
陽夏木 ミカン
それは間違いなく、自らの責任で。
スイムスイム
掠れた声が、今にも消えそうな命の、少女の喉から。
スイムスイム
「……マ、マ………?」
陽夏木 ミカン
くらくらと、目の前に染まる視界は
頭の思考をも、赤色に染め上げていった。
スイムスイム
「いた、い……」
陽夏木 ミカン
「…っ」
陽夏木 ミカン
は、と我に帰り。
スイムスイム
「……………」
スイムスイム
ミカンの裾を、ぎゅっと、握り。
スイムスイム
「………ばちが、あたっちゃった、の……?」
陽夏木 ミカン
掠れた声は、痛々しいほどにミカンへと。
スイムスイム
ぼたぼたと、アスファルトの上で血の水溜が広がっていき。
陽夏木 ミカン
「…っ、そんな事、ないわ…!」
陽夏木 ミカン
流石に殺したくはない…のよね
陽夏木 ミカン
「助け合うって、言ったじゃない…」
スイムスイム
ミカンママに委ねるよ
スイムスイム
「…………」
スイムスイム
少女は、静かに、瞼を、閉じていき─────。
陽夏木 ミカン
しっかりと離さないように 手放さないように
もう逃したくないように
スイムスイム
ミカンを離すまいと掴んでいた手からも力が、抜け落ちていき……。
陽夏木 ミカン
「っ、あ…!」
スイムスイム
─────糸が切れた、操り人形のように。
陽夏木 ミカン
「そんなの、ダメよ…!お願い…!」
スイムスイム
ぐったりと。
陽夏木 ミカン
その手を、握り直す。
まるで子供のように、嫌嫌と手放したくない表れで。
陽夏木 ミカン
うぅ~~~~~~
スイムスイム
あとはママに託す
スイムスイム
生存EDでも、死亡EDでも
スイムスイム
報いは受けたと思う、私
陽夏木 ミカン
んんんー…
陽夏木 ミカン
わかったわ
陽夏木 ミカン
「………ッ」
陽夏木 ミカン
掌から、力が失われていく。
陽夏木 ミカン
それをミカン自身、握る力も薄れていく。
陽夏木 ミカン
先ほどの戦闘で、ダメージは蓄積していた。
陽夏木 ミカン
疲労と、困憊の中
陽夏木 ミカン
ただ、ゆったりと
陽夏木 ミカン
自らの目も……
陽夏木 ミカン
「………ッ、く」
陽夏木 ミカン
ふり絞る、限界まで
陽夏木 ミカン
「ねえ、■■■■ッ────!!!」
スイムスイム
陽夏木 ミカン
その名前は、『呪い』の主。
陽夏木 ミカン
その名を、叫ぶ
スイムスイム
かっこいいママが見れそうな予感!
陽夏木 ミカン
「聞こえてるんでしょう、ずっと私の近くにいるんだから…!!」
陽夏木 ミカン
「私の願い、覚えてるわよね…!」
陽夏木 ミカン
────『自分を含めた家族と工場を守りたい』
陽夏木 ミカン
だから、こう叫ぶ
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
「────私の”娘”を、守れッ!!!」
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
  
陽夏木 ミカン
 
スイムスイム
!!!!!!!!!!!!!!!!!!
陽夏木 ミカン
びゅお。
スイムスイム
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
スイムスイム
ママかっこいい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!
陽夏木 ミカン
二人を中心に風が、吹き荒れる。
陽夏木 ミカン
しかして、その風は。
陽夏木 ミカン
濁りきった二人の魂の器を。その、感情の淀みを────
陽夏木 ミカン
────『呪い』として、吹き飛ばしていった。
スイムスイム
!!!!!!!!
スイムスイム
ソウルジェムの穢れを!?!?!
陽夏木 ミカン
『魔法少女は─────どれだけ傷つけても、死なない。
例え切り刻まれても、バラバラになっても、死なない。』
スイムスイム
ほへええええ~~~~~~~~~
スイムスイム
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~
スイムスイム
私の文拾ってくれてる~~~~~~~~~~~~~~~
陽夏木 ミカン
じゃあ、死ぬときはいつ?
陽夏木 ミカン
少女から希望が、消えた時。
陽夏木 ミカン
じゃあ────
スイムスイム
私もカッコイイBGM投げちゃう!!ママに応援!!!
陽夏木 ミカン
「紗名ッ!」
スイムスイム
>陽夏木 ミカン - 今日 1:35
>じゃあ、死ぬときはいつ?

>陽夏木 ミカン - 今日 1:35
>少女から希望が、消えた時。
かっこいい~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!
陽夏木 ミカン
「あなたは、ここで『おしまい』で…いいの…!?」
陽夏木 ミカン
ぎゅっと、その腕を掴む。
陽夏木 ミカン
「まだ、あなた……」
 
────『私も、ママみたいになりたい』
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
スイムスイム
!!!!!!!!!!!!!!!!!
陽夏木 ミカン
「私みたいに、なってないじゃない!!!!」
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
陽夏木 ミカン
 
スイムスイム
ああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
陽夏木 ミカン
『お姫様になる』が、あなたの希望”だった”なら
陽夏木 ミカン
今の希望は。
陽夏木 ミカン
違うはずよ、ここで終わっていいはずが無い。
陽夏木 ミカン
だって
陽夏木 ミカン
「私は…ここで諦めるような子に、育てた覚えはないもの…!!」
陽夏木 ミカン
そう、叫び続ける。
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
 
陽夏木 ミカン
ふふ、ふふふふ……!!
陽夏木 ミカン
!!
スイムスイム
暗い景色。無重力みたいな場所。ふわふわと私は、浮いていた。
スイムスイム
きっと、これは……魂の視点。
スイムスイム
私はもうすぐ死んじゃ─────
『紗名ッ!』
陽夏木 ミカン
!!!
スイムスイム
………え
『あなたは、ここで『おしまい』で…いいの…!?』
スイムスイム
どこからか分からない、でも……
スイムスイム
しっかりと、聞こえる。
スイムスイム
耳に、頭に、胸に
スイムスイム
─────心に
陽夏木 ミカン
伝わってる…!!!
『まだ、あなた……』
『私みたいに、なってないじゃない!!!!』
スイムスイム
──────────
スイムスイム
─────ママ……
陽夏木 ミカン
私の言葉ぁ〜!!!!
スイムスイム
……結局、私の手には、死んだという事実しか残っていない。
スイムスイム
それも酸っぱく漬けられた飛びっきりの
スイムスイム
 
スイムスイム
”不幸”。
スイムスイム
 
陽夏木 ミカン
!!!
スイムスイム
それを…
陽夏木 ミカン
OPの回収された…
スイムスイム
『運が無かった』として割り切るのは、かんたん。
スイムスイム
─────でも
スイムスイム
割り切ってしまったら
スイムスイム

   死
この"運命"を飲み込んでしまったら。
陽夏木 ミカン
あ〜〜
スイムスイム
私は─────ママは─────
スイムスイム
『運命に飲み込まれるしかなかった』の?
スイムスイム
……………………………………。
スイムスイム
…………………………………。
スイムスイム
 
スイムスイム
いいはずが、ない。
スイムスイム
 
陽夏木 ミカン
そうよ…!!!
陽夏木 ミカン
!!!!
スイムスイム
魔法少女は希望を叶える少女。
スイムスイム
誰かが言っていた。そんな言葉。
スイムスイム
そして、ママの想いを、裏切ることなんか、出来ない。
陽夏木 ミカン
めっちゃ回収される〜〜
陽夏木 ミカン
そうよ…!!!綾名…!!
スイムスイム
私が、私でなくなってしまった事は、とっても恐ろしい。
陽夏木 ミカン
ああーーーーーー
スイムスイム
恐怖で身も震える、これ以上不幸を背負いたくもない。
スイムスイム
ただ、今は。
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム

          魔法少女
『自らが殺してしまった"同胞"のために』
スイムスイム
『その罪を背負うように』
スイムスイム
『生きないと』
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
 
陽夏木 ミカン
あっあっ〜〜〜〜〜
スイムスイム
そして少女は─────
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
 
スイムスイム
んへへへへへへ
スイムスイム
終わり!!
陽夏木 ミカン
あああ~~~
陽夏木 ミカン
あなた~~~!!
スイムスイム
へへへへへ~~~~~~
スイムスイム
楽しい~~~~~~~~~~~~
陽夏木 ミカン
ふぇ~~~~~~
スイムスイム
ママのOP見てたらね
スイムスイム
んへへ
陽夏木 ミカン
すごかったわ……
スイムスイム
私と、一緒の境遇!
陽夏木 ミカン
そうね……!
陽夏木 ミカン
魔女でも、魔法少女でも…同胞殺し
スイムスイム
私も、ママも
スイムスイム
そう
スイムスイム
同胞殺し
スイムスイム
結局、やってることは、一緒だから
スイムスイム
だから、一緒に十字架を背負っていかないと、いけないの
陽夏木 ミカン
全くだわ…
雨上がりは
夕焼けが、とても綺麗らしい。
ひと気の無い通りで
橙色の光を背に
 
"2人"のシルエットが
 
手を繋いで
お互いの温もりを感じ
─────今日も、生きるのであった。
 
 
 
スイムスイム
〆!
陽夏木 ミカン
ううん…!!
陽夏木 ミカン
いい〆だったわ…!!
スイムスイム
スイムスイム
んへへ
スイムスイム
追加したい文章あったら投げてー!
陽夏木 ミカン
それならー
スイムスイム
 
その”2人”を表す童話の題名は
 

          かぞく
────『似た者同士のお姫様』
 
 
 
 
 
 
陽夏木 ミカン
これで終わりよ!
スイムスイム
ひゃああああああああああ~~~~~~~~~~~~~~~~
スイムスイム
お姫様に、家族!!!
スイムスイム
(死亡)
陽夏木 ミカン
私たち、一緒だもの…!
スイムスイム
いっしょー!
陽夏木 ミカン
ああっ…!
陽夏木 ミカン
えへへへ……!!!
陽夏木 ミカン
ほんと、リアクション楽しいから…いっぱい張り切っちゃった…!
スイムスイム
私も張り切っちゃった!!!!!!!!
スイムスイム
いっぱい拾ってもらっちゃからには……ネ
陽夏木 ミカン
えへへへ!
スイムスイム
タイマンRP卓でも盛り上がるものなんだねー
GM
ブラボーブラボー(手を叩きつつ階段を下りる)
スイムスイム
陽夏木 ミカン
盛り上がるわね…!でもあなたあってこそよ!綾名…!
陽夏木 ミカン
スイムスイム
(そういえばこれ戦闘卓だったね)
スイムスイム
(戦闘要素を思い出す顔)
GM
ぶっちゃけ夢中になってたからGM発言忘れてたけどまあいいでしょう
スイムスイム
GMPC



陽夏木 ミカン
……←意味深に無言
スイムスイム
まぁいいでしょう
陽夏木 ミカン
そりゃ一択だもの
陽夏木 ミカン
戦闘は…やり返してなかったのはごめんなさいね…!
スイムスイム
でもその選択はママらしいと思いますよ(ソンポート氏)
陽夏木 ミカン
一応このイラスト使いたかったから、戦闘やりたかったのはあるのよね
スイムスイム
!!!!!!!!
スイムスイム
雨の中の戦闘ママ!!!!!
陽夏木 ミカン
さすが私の娘だわ…!
陽夏木 ミカン
そうよ!
スイムスイム
カッコイイーーーーーーーーーーーーーー!!!
陽夏木 ミカン
だから雨降らしておいたし
スイムスイム
ありがたい…
陽夏木 ミカン
あっ、もう…!そんなに褒めても何も出ないわよ!(吹き飛ぶゴミ箱)
スイムスイム
私も水がテーマだからね
スイムスイム
かわいいw
陽夏木 ミカン
そうなのよね!
陽夏木 ミカン
だからこれ使う時に、綾名OPで雨降ってたから
これは使える…!って
スイムスイム
こう、薄暗い心情のエネミーは
スイムスイム
雨がよく似合うから!
陽夏木 ミカン
あと…その時に雨降ってたのも
運命かしら…?って思ってたし
スイムスイム
運命やったー!
陽夏木 ミカン
いいわねー風景で表すの
スイムスイム
いいよね…
スイムスイム
あ、それと魔法少女戦闘卓、個人的にいいと思ったよー
陽夏木 ミカン
あら、そうだった?
スイムスイム
大人数でやったらもっと面白いかもねこれ
陽夏木 ミカン
ふんふん
陽夏木 ミカン
試運転としては上々じゃないかしら!
スイムスイム
上の上の上だね
陽夏木 ミカン
えへへ〜
スイムスイム
バトロワみたいに、戦う理由が強制力高いからねー
陽夏木 ミカン
綾名あってこそ、ね
スイムスイム
んへへへへへ!!!
スイムスイム
ママあってこそだもん
陽夏木 ミカン
そうね、私みたいに巻き込まれも出来るし
「戦いたくないけど戦う」ってことにも出来るしね
陽夏木 ミカン
ふふふーそうね!
スイムスイム
可能性さらにのーこーに
スイムスイム
あとあれだね
陽夏木 ミカン
ええ
スイムスイム
味方キャラも絶望して
スイムスイム
魔女化できる!(最悪)
GM
それが見たかった
スイムスイム
こわ
スイムスイム
でもわかる
スイムスイム
だからエネミー不在とかも作りにくいんじゃないかな
陽夏木 ミカン
まあ〜今回は知ったスタートだし、知らない人スタートも面白そうだしね
陽夏木 ミカン
そうね!
スイムスイム
難点をいくつか挙げるとしたら…
GM
絶望ルートした時の魔女姿を用意できるから二度美味しいんじゃないかって思ったりする
GM
ああ。
スイムスイム
・女PCじゃないといけない
・まどハラにある程度対応できないといけない
・死が重い
GM
個人的には2がなァ…
スイムスイム
まどマギ、超有名作品と言ってもねー
陽夏木 ミカン
ジョジョみたいにみんな知ってる、って訳でもないからねぇ
スイムスイム
知らない人はいるし
それに知ってはいても、そこまで詳しくはって人もいるし
陽夏木 ミカン
私もシャン卓に入ってから見たくらいだし
綾名の言う通りだわ
スイムスイム
こういうテーマ卓はねー
言っちゃうとねー
スイムスイム
コアなファンが上層に固まれば固まるほど
スイムスイム
ほどほどに知ってる程度のPLが入りにくくなっちゃうんだよネ
陽夏木 ミカン
まぁーね
スイムスイム
身内ネタに踏み込んじゃうからね
スイムスイム
疎外感を招いちゃう
スイムスイム
だからある程度は敷居を広めに取らないとっていうのがあるねー
陽夏木 ミカン
まあまどマギ自体の基本テーマだけ、この卓では刈り取ってるから
上位層も中々出にくいんじゃないかなぁ?とは
陽夏木 ミカン
そうねぇ
スイムスイム
これから次第だね
陽夏木 ミカン
母数が少ないのはともかく
まどマギって世界観よりも魔法少女同士のコミュに焦点当ててるし
スイムスイム
うんうん
陽夏木 ミカン
まぁ〜…他に卓がなかったら立てるかもしれない…というのはある
陽夏木 ミカン
私的には初回で既に満足してるところはあるし
同じシチュでやりたい気持ちも強いけどね
スイムスイム
卓立てありがと~
スイムスイム
私もぶっちゃけるとこれで満足しちゃったのはある
スイムスイム
スレで言ってみたら?まどマギ戦闘卓需要ある?って
陽夏木 ミカン
あー
陽夏木 ミカン
そうねーそうした方がいいかも
スイムスイム
無かったらもうこれで終わりでいいかなって
陽夏木 ミカン
わかったわ
スイムスイム
今流してるの、バッドエンド時に流そうかなって思ってた曲
GM
GMは好きな卓を立てる権利はあるが
それに人が集まるかは別問題だもんなァ…シャミ子
スイムスイム
そうだね ルーラ
陽夏木 ミカン
うわっ
陽夏木 ミカン
なんとも…物悲しいけど、悲しいだけじゃないような…
スイムスイム
"愛を教えてくれた君へ"
陽夏木 ミカン
もぉ〜〜〜
スイムスイム
んへへへ
陽夏木 ミカン
あなたねぇ!
スイムスイム
まぁハッピーエンドだったから
スイムスイム
宴だァ~~~~~~~~~~!!!
陽夏木 ミカン
宴よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!
GM
宴だァ〜〜〜〜〜〜!
スイムスイム
私JSだから
もう2時だから
スイムスイム
寝るね!
 
宴というのかい?全く人間のやりたいことはよく分からないよ
陽夏木 ミカン
ええ
スイムスイム
失せろ失せろ失せろ>害獣
陽夏木 ミカン
夜更かししちゃダメよ、お話でも何でも読んであげるから
スイムスイム
お疲れ様だよママ!
またね~~~~~~~~~~~~~~~!!!
スイムスイム
わーい!
陽夏木 ミカン
お疲れ様よ綾名!
陽夏木 ミカン
またね〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!