[メイン2] シャルロット・デュノア :
[メイン2] シャルロット・デュノア :
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「はふー…」
音がまだ遠ざかって、少し落ち着いて
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「…着替えよ」
ちくちくボタン付け直して
[メイン2]
巴マミ :
「…ええ」
淡々と
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「あ」
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「巴さん、か」
安心
[メイン2] 巴マミ : 「…ごめんなさいね、あんまり力になれなくて」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「え?あ、別にー」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ほら、みんなは楽しんでる…みたいだし?多分」
[メイン2] シャルロット・デュノア : ベッドに座るが、まだそわそわするような感覚
[メイン2] 巴マミ : 「そうなの…かしら……?」
[メイン2] 巴マミ : 「確かにニーミさんは嫌がってなかった気がするけれど…」
[メイン2] 巴マミ : 「よかったの……かしらね…………」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「どうだろ…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「あ、あのさー」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「別の部屋探そうかなーって思うんだけど、どうかな…」
[メイン2] 巴マミ : 「………そうしましょうか」
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「うん…それじゃ、一緒かな?」
鞄を背負って
[メイン2] 巴マミ : 「ちょっと……その………」
[メイン2] 巴マミ : 「お取り込みっていうか……その……」
[メイン2]
巴マミ :
「なにか……するかも……しれなさそう」
「だもの……ね…………」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「そ、ソウダネー」
[メイン2] 巴マミ : 顔を真っ赤にしながら
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「はぁ…」
そのまま部屋をそそくさと出て
[メイン2] 巴マミ : 「さっきはデュノアさんが見てくれたし、今度は私が前に行くわ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…だ、大丈夫」
[メイン2] 巴マミ : 「いい部屋あったらいいのだけれど」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「それより…えっと」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「話し相手にでもなってくれると、うれしいなーって」
[メイン2] 巴マミ : 「……ええ、」
[メイン2] 巴マミ : 「私でいいなら、喜んで」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ありがと」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「あのさ、あのね」
[メイン2] 巴マミ : 「……?」
[メイン2] 巴マミ : 「どうかした…?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ボク…さ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「わかってたんだよね、ホントは」
[メイン2] 巴マミ : 「分かって……た…?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ここ……」
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「…ら、ラブホテル…」
小声
[メイン2] 巴マミ : ─────────────
[メイン2] 巴マミ : ───────────────
[メイン2] 巴マミ : 「───────えっ」
[メイン2] 巴マミ : 「あっ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…そのね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「無人エントランスだったから…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「あーもしかしてーって、思ったけど」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「廃墟だし、いっかって…」
[メイン2] 巴マミ : 「あっ…………や………………」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「……止めた方が良かったのかなぁ…」
[メイン2] 巴マミ : 今までの事を思い返してみると
[メイン2] 巴マミ : あの変な自販機も
[メイン2] 巴マミ : そしてデュノアの様子が変だったのも
[メイン2] 巴マミ : 全て納得がいって
[メイン2] 巴マミ : 「あ……あ…………」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…巴さん?」
[メイン2] 巴マミ : 思考が少しフリーズする
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「と、巴さん?」
[メイン2] 巴マミ : 「……っ」
[メイン2] 巴マミ : じゃ、じゃあ…えっと………
[メイン2] 巴マミ : うう………
[メイン2] 巴マミ : 「……だ、」
[メイン2] 巴マミ : 「大丈夫……だから………」
[メイン2] 巴マミ : 「……っ」
[メイン2] 巴マミ : 「さ、さあ早く部屋を探しましょう……!!」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「そ、そうだね!」
[メイン2] シャルロット・デュノア : すたすたと歩いて
[メイン2] シャルロット・デュノア : その内似たような空き部屋を見つける
[メイン2]
巴マミ :
「………」
ドアノブに触れて
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「……」
[メイン2] 巴マミ : ガチャリ、と
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…お、同じ部屋…だね」
[メイン2] 巴マミ : 「え、ええ………」
[メイン2] 巴マミ : そこにはさっき見たはずの、ピンク色の空間が広がっていて
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : すたすた歩いて
[メイン2] シャルロット・デュノア : ばたーん、とベッドに
[メイン2] 巴マミ : 最初は少し不思議に感じた程度だった光景が
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「……」
[メイン2] 巴マミ : 今では全然違った雰囲気に見えて
[メイン2] シャルロット・デュノア : ちらりと巴を見て
[メイン2] シャルロット・デュノア : 固まってる様子に見えて
[メイン2] シャルロット・デュノア : なんだか、溜まっていた違和が弾けて
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「…っ、みんな、ばーか!」
わーっと、体を伸ばして声を張る
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「何してんのさ!初対面なのに!なのに!」
[メイン2] シャルロット・デュノア : じたばた
[メイン2] 巴マミ : 「………っ!!?」
[メイン2] 巴マミ : 一瞬びっくりするも
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「そ、そー思わない!?ねっ」
[メイン2] 巴マミ : すぐに叫んだ内容を把握して
[メイン2] 巴マミ : 「……え、」
[メイン2] 巴マミ : 「…………ええ」
[メイン2] 巴マミ : 「……そうよ!!!」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「も、もういいお年頃なのに?ねー?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「そ、それに…普通に洗いに来ただけなのに」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「なんであんな…ちちくりあって…」
[メイン2] 巴マミ : 「ニーミさんだって!!!」
[メイン2] 巴マミ : 「そりゃどうすればいいのか分からない私も悪かったけど!!!」
[メイン2] 巴マミ : 「あんな風に!!!!!まんざらでもなさそうで!!!!!」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「あ、危ないかもしれないのにね…ほんとー」
[メイン2] シャルロット・デュノア : はー、とため息ついて
[メイン2] シャルロット・デュノア : ベットに転げて
[メイン2] 巴マミ : 緊張と意識がほぐれて
[メイン2] 巴マミ : そのまま自身もベッドにへたりこむ
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ん」
[メイン2] シャルロット・デュノア : ころころ転がって横に避けて
[メイン2] 巴マミ : 「なんていうか……」
[メイン2] 巴マミ : 「お互い…大変ね……」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「うん」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「巴さんも、巻き込まれて大変だね」
[メイン2] 巴マミ : 「ええ、今日はちょっと疲れちゃった」
[メイン2]
巴マミ :
むしろ何もなくて平和な日だったのに
と思いつつも付け加えずに
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ふふ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「安心する」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「自分だけおかしいような気がしちゃうじゃんさ」
[メイン2] 巴マミ : 「……私もね」
[メイン2] 巴マミ : 「デュノアさんがいてくれたから、今日は結構落ち着けた」
[メイン2] 巴マミ : 「いてくれなかったら……ちょっとどうなってたか分からないかも」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「よかったよかった」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「へへへ、でもさ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「落ち着いてみると、ちょっと楽しくない?」
[メイン2] 巴マミ : 「うん?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「やっぱほら、ホテルとしてはこう…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「なんか良いところだし」
[メイン2] シャルロット・デュノア : ふわふわ
[メイン2] 巴マミ : 「………ふふっ」
[メイン2] 巴マミ : 「ちょっと、分かるかも」
[メイン2] 巴マミ : 「私も気づいてない内は良さそうなホテルだって思ってたもの」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「あはは…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「こんなおっきいベッドを、ふたりじめ!だしね」
[メイン2] 巴マミ : 「ふふふっ……ええ」
[メイン2] 巴マミ : 「初めての経験かも」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ボクも!」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…知ってる?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 体操座りになって、膝を抱え
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ラブホテル女子会なんて、流行ったりもしてるんだって」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…だいぶ不思議だよね」
[メイン2] 巴マミ : 「………あれかしらね」
[メイン2] 巴マミ : 「金運のおまじないで……その」
[メイン2] 巴マミ : 「財布に…その」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「うん?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「……」
[メイン2] 巴マミ : 「ゴム入れるとか…」
[メイン2] 巴マミ : 「……そういうのと似た感じなのかも」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「わーっ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「そ、そうなのかなぁ…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「んー」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「でも」
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「そういうのって、恋愛運じゃないのかなぁ…」
謎の疑問
[メイン2]
巴マミ :
「………」
ちょっと変な空気になり
微妙に振る話題を間違えたかもと思いつつも
[メイン2]
巴マミ :
「……なんでかしらね?実際」
言われてみれば純粋に疑問として浮かぶ
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「んん」
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「ぶふ」
変な想像してしまい吹き出す
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「え、えっと、多分…多分だけど」
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「…子供にかけるお金が浮くから?」
微妙にマセたジョークである
[メイン2] 巴マミ : 「……あははっ」
[メイン2] 巴マミ : デュノアからそういう言葉が出るのを意外に思いつつも、なんだか微笑ましく感じて
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「そ、ソレ以外思いつかないしー?」
[メイン2] 巴マミ : 「ああごめんなさい」
[メイン2] 巴マミ : 「デュノアさんも、そういう事言うんだなーって」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ボクもそういう知識はあるよ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「だって、男の子の代わりだったことも…あるし?」
[メイン2] 巴マミ : 「……!」
[メイン2] 巴マミ : 「……そうなの?」
[メイン2] 巴マミ : 少し興味を引かれてるような様子で
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…ボクね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「昔はシャルルって、男の子として育てられたりもして…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「その時に、友達に教わったり…ね」
[メイン2] 巴マミ : 「………」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「………今は女の子だとわかって気まずくなっちゃってさー、アハハ!」
[メイン2] 巴マミ : 声音から瞬時に真剣な様子を感じとり
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「…今はそー気にしてないよ?」
にこり
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「たぶん、変なこと聞いちゃったかな?って思うかも、だけど」
[メイン2] 巴マミ : 「………ふふっ」
[メイン2] 巴マミ : 「こちらこそごめんなさいね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「いいよー」
[メイン2] 巴マミ : 「でもなんだか、デュノアさん時々不思議な感覚っていうか」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…うん?」
[メイン2] 巴マミ : 「どこか普通の人よりしっかりしてるっていうか、なんだか頼れる印象あったから」
[メイン2] 巴マミ : 「そういう所から来てるのかなって」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「……あはは、そうかな」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「でも、ボクは」
[メイン2] シャルロット・デュノア : ごろーんと
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「今の巴さん、頼れるおねーさんみたいだなって思ってるよ」
[メイン2]
巴マミ :
「……」
少しためるように
[メイン2] 巴マミ : 「そう見えるなら」
[メイン2] 巴マミ : 「なんだか嬉しい」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「でも、でもね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「今日は、えーっと」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「常識人チームということで」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「何か困ってたら、頼ってくれても全然嬉しいから、ね」
[メイン2] 巴マミ : 「……ええ」
[メイン2] 巴マミ : 「ありがとう、デュノアさん」
[メイン2] 巴マミ : ……何かしら。
[メイン2] 巴マミ : あれだけの事があったのに
[メイン2] 巴マミ : 今…凄くほっとする……。
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ふふふ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : にこにこ
[メイン2] シャルロット・デュノア : それは、安心感の現れでもある
[メイン2] 巴マミ : 今日魔女とも使い魔とも遭遇してないから?
[メイン2] 巴マミ : ……それだけじゃないかも
[メイン2] 巴マミ : 久しぶりな………感覚…………
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…巴さん?」
[メイン2] 巴マミ : 「えっ………?」
[メイン2] 巴マミ : 「ああ……ごめんなさい………」
[メイン2] 巴マミ : 「なんだか…気が抜けてきちゃったみたい」
[メイン2] 巴マミ : 「よっぽど安心しちゃったのかしらね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ん、いいよ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…ゆっくりしよーよ」
[メイン2] 巴マミ : 「ええ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「えへへ」
[メイン2] 巴マミ : 「雨…まだ強いわね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「帰れなさそう」
[メイン2] 巴マミ : 「このまま一晩泊まることになっちゃったりしてね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…それって」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「なんか大変そう…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「いろんないみで」
[メイン2] 巴マミ : 「………周りの事はあんまり考えない方がよさそうね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「だね」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…止んだら、二人だけでさっさと帰っちゃう?」
[メイン2] 巴マミ : 「……そうしましょうか」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ふふ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ずるいことしてる気分」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「巴さん、人気者だし」
[メイン2] 巴マミ : 「えっ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「だってほら」
[メイン2] 巴マミ : 「そうなの…?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「普段からよく誰かと居るし?」
[メイン2]
巴マミ :
「そう…かしら…?」
[メイン2] 巴マミ : 「…………」
[メイン2] 巴マミ : 「気にかけてくれる人は…言われてみたら…多いかもしれないけれど…」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ん」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…でも今は独り占め、なんちて」
[メイン2] 巴マミ : 「ふふっ…大胆ね」
[メイン2] 巴マミ : 「どこかの空気が移ってきたりでもしちゃったのかしら?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ぶー」
[メイン2]
巴マミ :
冗談めかして
クスクスと笑いながら
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「仲良くなれてうれしいだけだもん」
[メイン2] 巴マミ : 「ふふっ…ごめんなさいね」
[メイン2] 巴マミ : 「私も何だか…今日は嬉しい」
[メイン2] 巴マミ : 「あんな目にあったはずなのに」
[メイン2] 巴マミ : 「以前よりもデュノアさんと仲良くなれた気がして」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ふふっ」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「いえーい」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…えい!」
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
布団を持ち上げてばさーと
マミに倒れ込む
[メイン2] 巴マミ : 「えっ……?」
[メイン2] 巴マミ : 「きゃっ……」
[メイン2] 巴マミ : 「も……もう………!」
[メイン2] 巴マミ : 一瞬不意に取られながらも
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「風邪ひいちゃうよー!」
[メイン2] 巴マミ : そのまま受け止めて、笑い
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「えーい」
ぐるぐると
[メイン2]
巴マミ :
「ちょ、ちょっとー…!」
じゃれつかれてるような空気で、されるがままに
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「えい」
ぽふん
[メイン2] シャルロット・デュノア : そのままベッドに
[メイン2] 巴マミ : 「ふふっ……」
[メイン2] 巴マミ : そんなデュノアの様子を見ながら
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「寝ちゃう?」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「…誰も起こさないから、すごい時間になるかもだけど」
[メイン2] 巴マミ : 「いいかもしれないわね」
[メイン2] 巴マミ : 「明日お休みだし」
[メイン2] 巴マミ : 「少し疲れちゃったから」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「ん」
[メイン2] シャルロット・デュノア : ぎゅ、と
[メイン2] シャルロット・デュノア : 軽くハグ
[メイン2] 巴マミ : 「意外と甘えん坊さんなのね」
[メイン2]
巴マミ :
「ふふっ…」
そのまま受け止めて
[メイン2] 巴マミ : 「…………」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「感謝の気持ちです」
[メイン2] 巴マミ : 「…………」
[メイン2] 巴マミ : 強く抱き締め返す
[メイン2] シャルロット・デュノア : そのまま抱きしめ返し
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「ふぁあ…」
ちょっとあくび
[メイン2] 巴マミ : 「………おやすみなさい」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「……」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 「マミさんも、おやすみなさい」
[メイン2] シャルロット・デュノア : 下の名前で呼んでみて
[メイン2] 巴マミ : 「……ええ」
[メイン2] 巴マミ : 「シャルさん」
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
「んーふふふふ」
嬉しそうに
[メイン2]
巴マミ :
そのまま
シャルが寝静まったのを見届けてから
[メイン2]
巴マミ :
「…………」
[メイン2] 巴マミ : こっそりと寄り添って
[メイン2] 巴マミ : 甘えるように、彼女を抱き締めた。
[メイン2] シャルロット・デュノア : 安心したような様子で、その手の中へ
[メイン2] シャルロット・デュノア : ぐぐ、と抱き寄せて
[メイン2] シャルロット・デュノア : そのまま、静かに寝息を立てる
[メイン2]
シャルロット・デュノア :
今日は色々あった、けど
きっと、いい日だ
[メイン2] シャルロット・デュノア : なぜなら、こんなにも暖かいのだから…
[メイン2] シャルロット・デュノア :