Ccfolia Log

フランキー

スーパー

フランキー

スゥ～～パァ～～～出航だァ～～～～～～～～！！！！

フランキー

「こりゃいい山だ、木材にするには持ってこいの頑丈な木だな！」

フランキー

水色のリーゼントの大男、いや、ゴリラが山を登り
近くにあった木を拳で軽く、コツンと叩く。

フランキー

そして青空を見上げながら、サングラスを外し。

フランキー

「ハイキング日和ってやつだな！ス～～～～パ～～～～～！！」

フランキー

そしてパンツの中から、バナナを取り出して、糖分補給。

フランキー

ゴリラなので、こうしてバナナを食べることでエネルギーを補給してる。
ちなみにゴリラだけど、コーラも好き。

フランキー

きゅぽんっ！と軽めの音を出し、瓶コーラの蓋を開け
気持ちよさそうに、喉の奥まで強炭酸のコーラをぐびぐびと入れる。

フランキー

スーパーうわ！！！！

フランキー

1d6 (1D6) ＞ 2

フランキー

「！　こりゃやべぇな……ナミのやつがいりゃ、この天候も
　予測してくれたんだろうが……」

フランキー

眉間に皺を寄せながら、辺りを見渡す。
真っ白な世界に覆われ、舌打ちを一つ。

フランキー

「近くに休める場所がありゃいいんだが……」

フランキー

気を付けながら、ゆっくりゆっくりと前進。

フランキー

「！」

フランキー

「この声は……ゴリラか？」

フランキー

辺りをキョロキョロと見渡しながら。

フランキー

「お！いたいた、よっこらせ」
中学生ゴリラの身長に合わせて屈み。

フランキー

「ああ、まぁ……恥ずかしいことにそんなところだが
　嬢ちゃんは、どうしたんだ？お前さんもおれと同じようなもんか？」

フランキー

！　村か……なら、この霧を凌ぐには、ちょうどいいのかもなァ……。

フランキー

「ス～～～～～パ～～～～～～助かるぜ！親切なゴリラだ！」

フランキー

腕を合わせて、斜めに伸ばす変なポーズを取る。
多分、特殊なドラミング。

フランキー

「おうよ！おれ様はフランキー！船大工やってるゴリラだ！
　嬢ちゃんはなんてゴリラだ？あ、それとコイツもやるよ
　村にタダで避難させてもらうわけにはいかねェしな！」

フランキー

パンツからキンキンに冷えた瓶コーラをゴリラの少女に軽く投げる。

フランキー

爽やかなスマイルで答え、グッジョブサイン。
キラーンと、口元が光る。

フランキー

「莉乃か！ス～～～～パ～～～～よろしくなァ！」
そんな感じでゴリラらしく、莉乃の後をついていく。

フランキー

「しっかし、こんなところに村があるだなんて初耳だなァ……
　おう！莉乃！この村はなんて名前の村だァ？」
バナナをむしゃむしゃ食べながら。

フランキー

見渡せば、よぼよぼのゴリラもいる。
……失礼だから口にゃしねェが、そう長くは持たねェ村ってとこだなァ……。
ま、でもこういう雰囲気も、おれはスーパー好きだぜ。

フランキー

「へ～！分かりやすくていいんじゃねェか？
　んじゃ、霧が晴れるまではしばらくこのゴリラ村に
　いさせてもらうとするかァ……」

フランキー

「この村には宿屋はあんのか？」

フランキー

「ス～～～～～～パ～～～～～～～！！」
※返事。

フランキー

「ありがてェなァ……あったけェだぜ」

フランキー

「いんや、何もねェってことはねェぜ村長さんよ」

フランキー

「おれはよく知らねェが、こういう辺境にある村とかだと
　よく、よそモンに対し、結構ピリピリするとこもあるらしいぜ？
　そういうのがねェってことだし、スーパーなハートが
　おれには感じられたぜ！」

フランキー

キラン！とはにかみ、グッジョブサイン。

フランキー

「ま、何かの形で恩返しができりゃいいな
　そんじゃ、今日のところはスーパーぐっすり寝るぜェ～～！！」

フランキー

「…………？」

フランキー

ゴリラサイボーグなので、遠くの話声も聞こえてしまうフランキー。

フランキー

スーパーボーナスほしいぜ！

フランキー

うわ！！！！！！！スーパーありがとう！！

フランキー

G+4+2>=9　力判定 (2D6+4+2>=9) ＞ 10[5,5]+4+2 ＞ 16 ＞ ゴリティカル（自動的成功）

フランキー

！

フランキー

「…………」
ま、そうだわな、全員が全員歓迎するなんてことは、おれも思っちゃいねェわ。

フランキー

とは言え、こういうのを小耳に挟むと、スーパーめげるよなァ……。

フランキー

ゴリラはパワフルだけど、とても繊細な生き物なのである。

フランキー

水色のリーゼントが垂れ下がる。

フランキー

「……お、バナナ見っけ！スーパー運がいいぜェ！！」

フランキー

1d6 (1D6) ＞ 6

フランキー

一気にテンションが上がり、元の調子に戻る。
しょせんゴリラなので、単純なのである。

フランキー

むしゃむしゃとバナナを食べながら。

フランキー

「………？にしても村長さん、何か話してたな？
　予定通り？一体何のことだろうなァ……」

フランキー

「そうだ、莉乃に聞いてみるとすっか！」

フランキー

そんなわけで、莉乃のところまでスーパーひとっ飛びしようとするゴリラ。

フランキー

！

フランキー

民家行ってみるかァ…莉乃がいるかもだしなァ

フランキー

「お、いたいた！よォ莉乃！そういや礼を言うのを忘れてたな！
　ス～～～パ～～～～ありがとうよ！！今日はこの村に
　泊まらせてもらうことになったぜェ！」

フランキー

「……そういやなんだが莉乃、村長さんの話声が聞こえちまってよ
　この村で今夜、何かやる予定みてェなんだが、何するんだ？」
小首を傾げ、莉乃を見て。

フランキー

「なるほどなァ……とは言え、気になるっちゃ気になるよなァ？
　莉乃はスーパーそう思わねェかァ～～？」
悪い笑みを浮かべながら。

フランキー

「ス～～～～～～～～～パ～～～～～～～～～～！！」
両腕を合わせ、斜め方向に突き伸ばすドラミングのポージング。

フランキー

「よっしゃあ！こうなりゃ、今日やるもんを先におれ達で
　知っちまおうぜェ！サプライズするってんなら
　逆におれ達が逆サプライズだァ～～～～～！！」

フランキー

そうして莉乃を軽々と持ち上げ、分厚い肩の上に乗せる。

フランキー

すっかり意気投合し、フランキーもテンションがハイになっている模様。

フランキー

「ハハハハハ！おれ様はサイボーグってやつだからなァ！
　腕っぷしにゃ、自信があるぜェ～！」
すっかり気分が良くなりつつ。

フランキー

「………ん？姉ちゃんだ？」

フランキー

「そいつァ、どういうことだ？」
眉をへし曲げながら。

フランキー

「ふーん？」
少女ゴリラの話を聞き終え。

フランキー

「いいぜ」
即答。

フランキー

「何かの形で恩返しがしてェって思ってたところだからなァ！
　ここで力にならにゃ、ゴリラの名が廃るってもんだぜェ？」

フランキー

「しかし……1週間も姿が見えねェのか……そいつァ
　ス～～～パ～～～奇妙だなァ……そんなでけェ村にも
　見えねェし、失踪したってなりゃ……山ん中か……？」

フランキー

「……いや……？」
村長のひそひそ話を思い出す。

フランキー

こいつァ、スーパー嫌な予感がするなァ……。
おれの勘違いであったのならいいんだがよ……。

フランキー

「………ああ、そうだなァ
　一先ずは、村中を探してみようぜ、案外、どっかに
　隠れてるかもしれねェしな！」

フランキー

親しい者をしばらく見失い、心寂しくなっている少女ゴリラを
励まそうと、明るい調子で笑ってみせる。

フランキー

「そんじゃ、ス～～～～パ～～～～出発だァ～～～～～～～！！」

フランキー

ドシュウウウウウウウウウッ！！

フランキー

そのまま、莉乃を乗せ、村中を駆け巡る。
そしてその中で……。

フランキー

神社にも、足を踏み入れることとなる。

フランキー

サイボーグだからよォ

フランキー

光出せてもスーパーおかしくねェよな？
ボーナスほしいぜ！

フランキー

光る乳首。

フランキー

G+4+2>=10　力判定 (2D6+4+2>=10) ＞ 5[3,2]+4+2 ＞ 11 ＞ 成功

フランキー

ボーナスのおかげで助かったぜ！

フランキー

「……あ？なんだここは？まるで隠してるみてェだな……？」

フランキー

古い小屋の方を歩き、扉を探す。
あるなら開けてみる。

フランキー

読んでみるぜェ

フランキー

「へぇ？結構貴重そうなもんが、色々あるなァ？」

フランキー

《Ｇの系譜》で、何か面白いもん見つけられたりするか？

フランキー

うわ！！

フランキー

！

フランキー

「………お、おいおいおい、なんだァこりゃあ」
冷や汗を浮かばせる。

フランキー

「見ろよ莉乃……こいつァ……この村にあっちゃならねェ
　もんなんじゃあ……ねェのか……？」

フランキー

「………ああ」
頷く。

フランキー

「……おれのゴリラ的直感が騒いでやがるぜ
　触れちゃなんねェもんだ……ってな
　……古代兵器プルトンと、同じ匂いがするぜ」

フランキー

「あ、ああ！気にすんな！まァ……アレだ！」

フランキー

「男の秘密ってやつだ！」

フランキー

「……ああ、ちとこいつは、じっくり読んでおきてェな
　今この時間で読み切れるもんでもねェ……」

フランキー

コピー用紙の束は持って帰れるか？

フランキー

スーパー持ち帰るぜェ～～～～～～～～～～！！

フランキー

教えてくれるのスーパーありがてェぜ！

フランキー

「……しかしここにゃ、莉乃の姉ちゃんの手掛かりはまだ
　見つからねェな……となると、だ」

フランキー

「村長さんに聞いてみるのが、はえーのかもな？」

フランキー

「そうなのか！？気さくでハートの熱いゴリラだと
　おれは感じたけど……そうでもねェのか……
　……マジか！？平気そうなのか！？」

フランキー

ふーむ、と顎に手をやりながら。

フランキー

「……村長さんにゃ悪いが、何か隠してるようにも見えるな
　少し……ガサを入れてみるかァ？」

フランキー

「莉乃は、危ねェからここらへんで一旦お別れだ
　夜もおせェしな！それに、万が一村長さんとこの家に
　無断で侵入してんのがバレたら、一番困るのは莉乃だろォ？」

フランキー

「おれなら、ただの部外者が礼儀の無ェことしたってことで
　追い出されるだけだしな！」

フランキー

ハハハハハ！と豪快に笑ってみせる。

フランキー

「おう！ま、心配はするな！
　へまを犯すようなマネをするようなゴリラじゃねェしな！」

フランキー

「莉乃もこの事は絶対に告げ口するなよォ～～？」
ニヤリと笑い。

フランキー

「いい子だ！んじゃ、行ってくるぜ！吉報を布団の中で
　待ってるといいぜ！」

フランキー

莉乃にグッジョブサインを見せ、そのまま夜の村を駆け出していく。

フランキー

くんくん……お、いい匂いだ、風情があるなァ。

フランキー

「………」
村長さんが何か隠してるってんなら、村長さんの私室を見るのが一番だ。
だが……今はちょいと、ゴリラ目が多すぎるな……。

フランキー

さすがのスーパーなおれでも、侵入は難しいか……。

フランキー

！

フランキー

やるぜェ！そしておれ様は、スーパーサイボーグゴリラだ！

フランキー

ボーナスほしいぜ！

フランキー

うわ！！！

フランキー

G+4+2>=9　力判定 (2D6+4+2>=9) ＞ 4[3,1]+4+2 ＞ 10 ＞ 成功

フランキー

ボーナスに助けてもらってばかりだなァ！

フランキー

「………！こいつは……？」
隙を見計らって、合鍵を拾う。

フランキー

……植木鉢の下に隠すってのは、なんかまたきな臭ェな？
いや、もしかしたら大したもんじゃねェかもだが。

フランキー

このモヤモヤが残るくらいなら、蓋を開けちまった方がいい。
良い方向でも、悪い方向でも、な。

フランキー

土蔵に向かってみるぜェ！

フランキー

「！……危ねェ危ねェ……」

フランキー

入る前に立ち止まり、気配を感じ取りながら。

フランキー

聞き耳ってのは、可能か？

フランキー

何か話声を拾えたらいいんだが……。

フランキー

わかった、ここはスーパー諦めるぜ！

フランキー

わかったぜ
んじゃ、おれはス～～～～～～パ～～～～～～～～～寝るぜェ！

フランキー

「ふぃ～～～～……途中で目が覚めちまうとどうもなァ……」

フランキー

「………あ？」

フランキー

眉を顰めながら、黄色い光の方を向く。
その光が、サングラスにも当たり、ほんのりと黄色を帯びながら。

フランキー

………おいおい、深夜だぜェ？一体何をしてるってんだァ？

フランキー

覗けるか？こっそりと

フランキー

ス～～～～～パ～～～～～～～覗くぜェ～～～～～～～～～～～！！

フランキー

「…………！！？」
目を丸くし、その光景を見て、言葉が詰まる。

フランキー

空気が、ピリついてやがる……！？い、一体、何をしてるってんだ……！？

フランキー

「ぐっ………！！」
額に手を当て、グッと意識を保ちながらも、最後に目を細める。

フランキー

白い襦袢を着て倒れている少女ゴリラ……一体どんな見た目だ？
もしも、莉乃の姉ちゃんだとしたら……まずいぜ。

フランキー

「…………！！」

フランキー

眉間にさらに皺をよせ、強く己をここに踏み止まらせつつ。
狂信者達の相談に、耳を静かに傾ける。

フランキー

………！！バレた！
……となりゃ……。

フランキー

数は……1、2、3……チッ、多いな。
戦力でいや、不利も不利だ。

フランキー

ゴリラ1体vsゴリラ数体
その勝負がどうなるかなど、火を見るよりも明らかである。

フランキー

しかし─────フランキーは目の前で見た奇妙な儀式に対する不信感と
そして……その中央に倒れている少女の安否が気になる。

フランキー

「……ここで逃げたら、おれは一生笑いモンだぜ」

フランキー

ガララララッ！！襖を勢いよく開け。

フランキー

「ス～～～～～～～～～～パ～～～～～～～～～～～！！！」

フランキー

両腕をくっつけ合わせ、斜め上方向に伸ばす、ドラミングのポーズ。

フランキー

「おれ様はフｒｒｒｒｒｒｒｒｒランキーだ！！」
※舌をラ行で鳴らすアレ。

フランキー

「こんな深夜に楽しそうなことしてるじゃねェか！
　宴ってんなら、おれも混ぜてほしいぜェ？なァ！村長さんよォ！」

フランキー

ニヤリと笑い、そしてサングラスを降ろす。

フランキー

「スゥゥウウウ～～～～～パァァアアアア～～～～～～！！！！」

フランキー

ダダダダダダッッ！！と駆け出し、ゴリラの群れへと突っ込んでいく。

フランキー

「……いってェ……」
切れた唇へ、サイボーグの腕を伸ばし、血を拭き取りながら。

フランキー

しかめっ面で、重たい半身を起こす。

フランキー

「頭がまだガンガン言ってやがるぜ………ったく
　ダセぇったりゃありゃしねェな……おれ」

フランキー

「…………ん？」

フランキー

小さな黒目を、声の聞こえた方へと向けると、そこには少女ゴリラが。

フランキー

「……あんた、こんなところで何をしてんだ？今夜は、寒くなるぜ？」

フランキー

口角を上げ、余裕を見せるような言い回しと
壁に寄り掛かり、胸を張るような態度。

フランキー

ちらりと、黒目を鉄格子へと向ける。
自分と、そして少女を閉じ込めているそれを確認し。

フランキー

「………なァるほどな、村長の野郎
　トンでもねェことを隠してたってわけか」
すると、パンツの中に腕を入れ……瓶コーラを二本取り出す。

フランキー

きゅぽんっ、と爽快な音を、冷たい牢獄内に反響させながら。
ラッパ飲みするようにし。

フランキー

「ゴク、ゴク、ゴク、ゴク……っぷはァ～～～～！！
　やっぱ、喧嘩の後のコーラは格別ってやつだぜ！
　ま、おれは負けちまったけどな！ハハハハハ！！」

フランキー

辛気臭い雰囲気を壊すように、豪快に笑いながら
少女の方を見て。

フランキー

もう一本の開けてない瓶コーラを見せ。

フランキー

「ああ、おれは船大工をしてるフランキーだ
　この山にゃいい木材があるって聞いてな、ふらりと
　やってきたゴリラだ」

フランキー

「どうだ？一本飲むか？うめェぞ？」

フランキー

ニヤリと笑い、上手く鉄格子の間をすり抜けるように
瓶コーラを、少女ゴリラの方へと山なりを描くようにして投げて。

フランキー

「アンタの名前は、なんて言うんだ？」

フランキー

「おれと同じように、村長の野郎に喧嘩売って
　ここに入っちまったって感じかァ～？」
ガハハ！と笑いながら。

フランキー

「……牢屋暮らしィ……？」

フランキー

「1週間……ん？おい待てよ……？となると……」

フランキー

「もしかして、莉乃の姉ちゃんって、アンタか！？」

フランキー

額に乗せている、割れたサングラスが少しずれながら。

フランキー

「ああ！莉乃の姉ちゃん捜しに協力してたところでな！」

フランキー

そう言い、自慢の水色リーゼントを手で梳かすように
後ろへと流しながら。

フランキー

「……なるほどな、つまりはそういうことか」

フランキー

「いいんだ、莉乃には恩があるしな！」

フランキー

「山ん中で遭難してたおれを助けてくれたしよ！
　ス～～～～パ～～～～～優しい子だぜ！」

フランキー

「……にしても真砂、この村は一体……どうなってんだ？
　あの儀式は一体、何をしてやがるんだ？」

フランキー

「召喚だァ～～～～～～～～？」

フランキー

「……しかしそれと、真砂が囚われているのに何の関係があるんだ？
　力が得たいなら、バナナ食ってコーラ飲んで、喧嘩をしまくりゃ
　自然と強くなるだろォ～？」

フランキー

「…………」

フランキー

「……そう思いたくなかったが、やっぱそういうことってわけか」

フランキー

踏ん反り、腕を組みながら、ふぅ、と吐息を漏らし。

フランキー

「……強い力を得るには、強い代償を払わなくちゃならねェ
　それがこの世界の理みてェなとこはあるしなァ……」

フランキー

「ゴリラとして、力が欲しいってのには
　共感するもんはあるが、それはそれ、これはこれだ」

フランキー

「真砂のような女の子が犠牲になるのを
　見過ごせる程、おれ様は腐っちゃいねェぜ」

フランキー

うっし！！と立ち上がり。

フランキー

「よせよせ！曲がったもんが大嫌ェなだけさ」
少し照れたように、豪快に笑いながら。

フランキー

「そして、真砂は言ったな？
　楽して手に入れられる方法が手元にあるから
　こんなことをしてるってな」

フランキー

「ならよォ～～～～～～！！」

フランキー

「ス～～～～～～～パ～～～～～～～～～！！！
　それをおれが！！ぶっ壊してやるぜェ～～～～～～！！！」

フランキー

「おう！ありがてェぜ！敵もゴリラだ、甘く見れたもんじゃねェ
　それに真砂は、この儀式について詳しいみてェだからな！
　これほど頼りになる味方はいねェぜ！」

フランキー

「おっ、そりゃあ良い案だなァ」
ニヤリと、悪い笑みを浮かべながら。

フランキー

「力担当はこのおれ！そして頭脳担当は真砂！
　もう敵無しってとこだろ！」

フランキー

キラン！というエフェクトと共に、真砂にはにかむ。

フランキー

「おうおうおう！待ってたぜ！
　腹ァぺこぺこだ！もうちょっとこっちに来てくれ！」

フランキー

─────寄ってきた狂信ゴリラの首元へと
対ゴリラ用の頑丈な鉄格子の間から、腕を伸ばすと。

フランキー

ガシッ！と強く、ゴリラの首根っこを掴み。

フランキー

「ありがとォよ！
　─────鍵まで持ってきてくれてな！！」

フランキー

「スゥ～～～～～～～パァア～～～～～～～～～～～！！！」

フランキー

フランキー自身の体重も乗せ、後ろへと思いっきり飛ぶ。

フランキー

そして、狂信ゴリラの額が、強固な鉄格子へと、深く当たる。

フランキー

「悪ィな！兄ちゃん！」

フランキー

そのまま、狂信ゴリラの腰元へと手を伸ばし
牢屋の鍵、そして土蔵の鍵も入手し。

フランキー

自分の牢獄の扉と、そして真砂を閉じ込める檻の扉も開け。

フランキー

「まァなァ！おれ様はス～～～パ～～～～サイボーグだからなァ！！」
腕をぴったりと合わせ、斜め上方向に伸ばすドラミングのポーズ。

フランキー

「……とは言え、不意打ちで勝っちまうのは
　おれとしても不本意だ、詫びとして置いておくぜ」

フランキー

ことりと、倒れ痙攣する狂信ゴリラの傍に、瓶コーラを置き。

フランキー

「……よっしゃア！そんじゃ、脱出だ！行くぜ真砂ォ！！」

フランキー

ウホホホ！と上へと繋がる階段を駆け上る。

フランキー

日の出の光が、フランキーの割れたサングラスに反射し。

フランキー

「真砂！儀式をブッ壊すためには、何をしたらいい！」

フランキー

「なるほどな……そりゃ名案だ！
　頼りになるぜ！よっ！参謀！」

フランキー

ガハハハ！と笑いながら、村長の家の方へと駆け出す。
儀式を遂行させてはならない、今は時間が惜しいため、行動を続ける。

フランキー

村長の部屋に突撃するぜェ～～～！！

フランキー

！

フランキー

「なんだこりゃア……全然分からねェな……
　真砂は分かるか？これ」

フランキー

苛立ちを発散させるように、自分の頭をガシガシと掻きながら。

フランキー

「でかした！場所はこれで分かったってことか！
　この収穫はスーパー大きいぜ！ありがとよ！」

フランキー

「そして……ブッ壊す対象も決まった！
　─────その祭壇、だろォ？」
コキ、コキと拳を鳴らしながら。

フランキー

「よォ～し、となりゃあとは……」

フランキー

「……戦力だ」

フランキー

「おれはスーパー強ェが、相手もゴリラ数体だ
　1vs1の勝負じゃ絶対に負けねェが……そうじゃねェなら
　厳しいもんがあるってのが、現実だなァ……」

フランキー

「！　そいつは本当か！なら……持っていくっきゃねェな！
　あとは………」

フランキー

「……莉乃にも、一声かけようぜ
　真砂も、1週間も莉乃に会ってねェんだ」

フランキー

「血の繋がりってのは、大事にしねェと……な」

フランキー

ニヤリと笑い、頷き。

フランキー

「んじゃ、行こうぜ！」
村長宅にある武器をある程度押収しつつ、民家へと足を運ぶ。

フランキー

「お～～～～～～～～～～～い！！莉乃！！！」

フランキー

ハハハハハ！と豪快に笑いながら、手を大きく振り。

フランキー

「姉ちゃん、見つけたぜ！！」
グッジョブサイン。

フランキー

そして、少し横にズレると……。

フランキー

「うぉぉおおおおおおんおんおんおんおん！！！！」
大号泣している。自分のハンカチで大粒の涙を拭きながら。

フランキー

「お前らァ……！！再会できて……本当に……良かったなァ……！！！」

フランキー

「いいんだ……！！こっちも、いいもん見してもらったぜェ……！！」

フランキー

感動の大粒涙を拭き終え、最後にハンカチに鼻水を全部出し。

フランキー

「……もう二度と離れ離れにならねェように！
　今からおれ達は、村長の野郎共が企んでいる
　儀式をブッ壊しに！これから行くぜェ！！」

フランキー

「莉乃はどうする！」

フランキー

「いいぜ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！」

フランキー

「旅は道連れ世は情けってな！
　スゥウウウ～～～～～パァアアアアア～～～～～～～～！！！！」
あのポーズ。

フランキー

そして三匹のゴリラは行く……深き森へと！
朝日の光をその背に背負いながら！

フランキー

「……あれだな」

フランキー

割れたサングラスをズラし、目を細めながら
空へと立ち上る煙を見つめる。

フランキー

「ま……」

フランキー

「もう怯える必要なんざ、無ェわな」

フランキー

「こちとら、負ける気は……」

フランキー

「ス～～～～～～～パ～～～～～～～～～！！！無ェぜ！！」

フランキー

「─────ラウンド2だぜェ～？」

フランキー

茂みの薄暗い中から、水色のリーゼントの大男が姿を現す。

フランキー

「そいつァなァ」

フランキー

親指で、クイッ！と真砂の方を指し。

フランキー

「─────"仲間"のおかげだぜェ！！」

フランキー

「ハッハッハッハッハッハッハ！！よく言ったぜ！！！」

フランキー

「おうおう村長さんよォ！強くなりてェんだろう？
　なら！とことん付き合うぜェ？」

フランキー

「このフｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒｒランキー様がな！！！」

フランキー

「ス～～～～～～～～～～～パ～～～～～～～～～～～～！！！！」

フランキー

！

フランキー

1D6+2　行動順番決定 (1D6+2) ＞ 5[5]+2 ＞ 7

フランキー

！

フランキー

なるほどなァ～～～！
神聖な数字で確定

フランキー

《ドラミング》
最初のラウンドのみ、対象のＰＧ１匹と自分PGが行う「行動値決定以外」のあらゆる判定の達成値を＋５にする

フランキー

あのポーズだぜ

フランキー

ス～～～～～パ～～～～～～～～！！！

フランキー

というわけでそうだなァ…

フランキー

choice 莉乃 真砂 (choice 莉乃 真砂) ＞ 真砂

フランキー

真砂にも達成値+5のバフを分けるぜ

フランキー

因縁だしなァ…最後の一撃は真砂がやりな！

フランキー

んじゃ、おれは素手攻撃だ

フランキー

《ゴリボーグ》
素手攻撃のダメージ＋5

フランキー

お互いに筋力判定だなァ

フランキー

G+5+5　筋力判定 (2D6+5+5) ＞ 4[2,2]+5+5 ＞ 14

フランキー

スーパーヒットだァ～～～～～～～～～～～！！！

フランキー

それはそう

フランキー

1D6+5+5　素手攻撃ダメージ (1D6+5+5) ＞ 3[3]+5+5 ＞ 13

フランキー

「─────"アルティメットハンマー"！！！」

フランキー

村長へと飛び込み、馬乗りの姿勢となる。
そしてすかさず、その顔面に─────鉄拳を、振り下ろす！

フランキー

「これでチャラってやつだぜ！村長さんよォ！！」

フランキー

切れた唇の傷を指で払い、ニヤリと笑いながら
後方へと飛ぶ。

フランキー

G+4+5　力判定 (2D6+4+5) ＞ 7[2,5]+4+5 ＞ 16

フランキー

悲しいだろ

フランキー

トドメは任せたぜ！真砂ォ～！

フランキー

🌈

フランキー

「お！やるじゃねェか真砂のやつ！
　いいパンチだ……」

フランキー

コキ、コキ、と拳を鳴らす。

フランキー

そして、大きく振りかぶり─────。

フランキー

G+5　筋力判定 (2D6+5) ＞ 12[6,6]+5 ＞ 17

フランキー

対象は……。

フランキー

フランキー

祭壇！

フランキー

フランキー

1D6+5+5　素手攻撃ダメージ (1D6+5+5) ＞ 4[4]+5+5 ＞ 14

フランキー

ｸｰ･ﾄﾞ･ｳﾞｧﾝ
「"風　来　砲"！！！！！！」

フランキー

右腕の節に左手を添え、手のひらを祭壇へと向けると……。
ゴォォオオオオッ！！と大きな風が巻き上がり……。

フランキー

そこから一気に放たれるッ！！！最大出力の風圧が！！
祭壇へと、目掛けて！！！

フランキー

真っ白な歯を見せながら、ニヤリと笑い。

フランキー

「……どうだい？強ェだろ？」

フランキー

「"仲間"の力は」

フランキー

「……ま、楽な方法で強力な力を得たいってのは
　別に変な発想でも無ェが……おれから言わせりゃ」

フランキー

「遠回りだな」

フランキー

「あんた、村長なんだろ？ならよ、大事にしな」

フランキー

「村人のことをな」

フランキー

「それがきっといつか、あんた自身の力になるぜ」

フランキー

倒れる村長の肩にポン、と軽く手を叩き。

フランキー

そして、割れたサングラスをかけ、踵を返す。

フランキー

「……世話になったな、霧も晴れたみてェだ」
ニヤリと笑い。

フランキー

「ハハハハ！おれは何もしてねェようなもんだ
　むしろ頑張ったのは、お前だぜ？真砂」

フランキー

「冷たい檻の中、1週間もずっと、よく耐えた」

フランキー

「強さってのは……筋力とか、出力とか
　そういうことじゃあ無ェんだよな」

フランキー

「なァ、莉乃、"強さ"って、なんだと思う？」

フランキー

「ハハハハハ！そいつは嬉しい言葉だが
　世界は広い、おれ様よりも腕っぷしが強ェ奴はゴロゴロいやがるぜ
　だからこそ、大事にしなくちゃいけねェのが」

フランキー

「ここだ」

フランキー

己の胸に、親指を立てる。

フランキー

「ハートだ！何にも屈しない、心の強さ、漲る精神力！
　そいつに勝るもんなんざ、この世のどこを探したって見つからねェぜ！」

フランキー

「……そして、莉乃の姉ちゃんはしっかりとそいつを持っている」

フランキー

莉乃の肩にも、ポン、と手を軽く叩き
そして、その横を過ぎていく。

フランキー

「いい姉ちゃんを持ったな？"家族"、大事にするんだぜ」

フランキー

ニヤリと笑い、そしてフランキーは深い森へと歩いていくのだった。