[メイン]
GM :
そろそろ始めるウホ
準備はいいゴリか?
[メイン] エリー : お、教えます……!
[メイン] 神楽 : 教えるアル
[メイン]
長門 :
ビックセブンを侮るなよ
準備完了だ
[メイン] GM : では…
[メイン] GM : 出港だァ~~~!!!
[メイン] エリー : 出航……です……!
[メイン] 長門 : 抜錨だ!
[メイン] 神楽 : しゅモグモグ っこ モグモグ 〜!!!
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
ここはウホグワーツ魔術学校
魔法からゴリラのことまで何でも学べるところ
[メイン] GM : そんなウホグワーツに、今年も新入生がやってきたウホ
[メイン]
エリー :
「……き、緊張……します……」
もじもじとした、恥ずかしそうな表情の少女が学校を見上げる。
[メイン] エリー : ばくん、ばくん、ばくん!心臓の音があらぶっているようで……。
[メイン] エリー : 「……私の……力……ここなら……人のために……使えるの……でしょうか……?」
[メイン]
神楽 :
カリカリ、カリカリカと
固めの駄菓子特有の音を鳴らしながら、太々しい面をした少女が歩いてくる
[メイン] エリー : あ……!あの制服は……わ、私と同じ……新入生……でしょうか……?
[メイン] 神楽 : (…これがホグワ○ツアルか)
[メイン] 神楽 : 挙句に履き違えたゴリラ娘だった
[メイン]
エリー :
……新しい人生が……あ、ゴリラ生……?
……わ、わからないですけど……と、とにかく!始まりますので……!
[メイン] エリー : 私も……このままの性格じゃ……だめ、なので……!
[メイン] エリー : 「お、おひゃひょほざいましゅっ!!!!」
[メイン] エリー : 神楽の方に、顔を真っ赤にさせながら頭を下げるエリー。
[メイン] 神楽 : 「………?」
[メイン] エリー : その際に……あまりにも勢いよく頭を下げてしまったがために
[メイン] エリー : 近くにあった、この学校の偉いゴリラの銅像が……
[メイン] エリー : バキィイッ!!
[メイン] エリー : ポッキリと折れてしまった。
[メイン] エリー : 「………アッ」
[メイン] 神楽 : 「あ」
[メイン] エリー : 真っ赤にしていた顔が、真っ青に染まっていく。
[メイン] 神楽 : 「……なるほど」
[メイン]
エリー :
「あ、あわわわわわわわわわわわわ」
目をグルグルとさせるエリー。
[メイン] 神楽 : したり顔を作り
[メイン] 神楽 : 「これをぶっ壊して、お互いの力を見せつける……違うアルカ?」
[雑談] system : [ エリー ] バナナ : 5 → 11
[メイン] エリー : 「……えっ!?」
[メイン] エリー : 頭が真っ白に染まっていき……。
[メイン] 神楽 : そう言って、傘を大きく振り上げる
[メイン] エリー : 否定するのも、なんだか、怖くて。
[メイン] エリー : 「…………はいっ!!」
[メイン] エリー : つい肯定してしまった、精神よわよわなエリー。
[メイン] 神楽 : 「ホアチャァァァ!!!!」
[メイン]
神楽 :
我が意を得たり、とサッカーボールよろしく
既に残骸の像に向かい走り出す
[メイン] 長門 : さっと横から長門の大きな体が遮るように現れる
[メイン] 神楽 : 「ッ──!?」
[メイン] エリー : す、すごい……!?この子……すごい速さと、パワー……!
[メイン] エリー : と感心しているところに─────。
[メイン] エリー : 「…………!!!」
[メイン] エリー : またも、並みのゴリラを超えた速度の物体がそこに─────!!
[メイン] 神楽 : 「そこの石像、お星様にして。私はこの学校の女王になるネ なんで邪魔するアルカ?」
[メイン] エリー : 「そ、その制服は………せ、先輩………!」
[メイン] 長門 : 「ははは今年の新入生は元気がいいな」
[メイン] エリー : 状況がとにかくダメな方向に走っていって、混乱が増しに増すエリー。
[メイン]
エリー :
このままでは、せっかく新しいゴリラ生を歩もうしていたところを
即退場!となってしまう……という、最悪のストーリーが頭にあったが……。
[メイン] 神楽 : 「そこの緑もなんとか言うネ、この石像……」
[メイン]
エリー :
「………へ?」
真っ青な顔のまま、ゆっくりと顔を上げ
そして自身よりも遥かに背の高い女性へと、視線をやる。
[メイン]
神楽 :
しばし、その表情を伺い
ポン、と手を叩くと
[メイン]
エリー :
「お、怒らない……のです……か……?
……って、ひゃあっ……!?」
[メイン]
エリー :
神楽に手を叩かれたことで、びくぅっ!?と背筋がぴーんと伸びる。
まるで沸騰状態のやかんのように、湯気が頭から飛び出る。
[メイン] 神楽 : 「ここは共犯って事で」
[メイン]
エリー :
「ふぇっ………!?」
否定は、全く……できない!
[メイン] 長門 : 「」なるほど。では連帯責任というわけだな?」
[メイン] エリー : 「あうぅ……… ………い、いえっ………!!」
[メイン] 神楽 : 「そういうことア……む?」
[メイン] エリー : 一歩前に出て、長門を見上げながら。
[メイン] エリー : 「……わ、私、から……始めて……しまい、ました……ので……」
[メイン]
エリー :
「私の、責任……です……ごめん、なさい………!」
今度は慎重に、頭を下げる。
[メイン] 長門 : 「うむ。仲良きことは美しきことだな」
[メイン] 神楽 : 「オマエ……」
[メイン] 長門 : 「だがまあ…罰は罰として」
[メイン] エリー : 「あうぅ……はい……」
[メイン] 長門 : エリーを体格をいかして抱きしめ、持ち上げる
[メイン] エリー : 「……ひゃあっ……!?///」
[メイン]
エリー :
しょんぼりとしていたところに……それは、不意打ちであった。
目がぐるぐるの、ぐるっぐるな状態となる。
[メイン]
長門 :
「ははは!ようこそウホグワーツへ!」
[メイン] エリー : 「─────!!!」
[メイン] 神楽 : 「いいなー、楽しそうで」
[メイン] エリー : そのハグは……とても、強くて、そして……とても、優しいものだった。
[メイン] エリー : それに対しエリーは、感動のあまり、涙腺を潤ませながら……。
[メイン]
エリー :
「………はいっ!!」
涙目ながらも、勇気をもらい、笑顔になれた。
[メイン]
白井夢結 :
「……今年も石像壊れてしまったのね」
バナナ並木の向こうから、一人の学生が苦笑しながらやってきて
[メイン]
神楽 :
その様子を横目に見つつも
石像を見つめ
[メイン] 長門 : 「夢結か。ああ、今年も見事にやってくれたよ」
[メイン]
エリー :
「……ひゃっ……!?」
現れた、新たな先輩にビクビクしながらも。
[メイン] 神楽 : 「これ、いっつも壊れてるアルカ?」
[メイン] 白井夢結 : 「懐かしいわね。私たちも似たようなことをしたかしら」
[メイン] エリー : 長門と夢結の顔を相互に、慌ただしく見比べながら、あわあわとする。
[メイン] エリー : 「………へっ……!?せ、先輩達も……ですか……?」
[メイン] 長門 : 「さてどうだったかな?」
[メイン] 長門 : にやりと悪戯な笑みを浮かべる
[メイン] 白井夢結 : 「そうね…何故か毎年壊してしまうゴリラが出てしまうそうなの」
[メイン]
エリー :
「………!!!……う、うぅぅ……///」
長門の悪戯な笑みに、なんだか気恥ずかしくなり、縮こまるも。
[メイン] 神楽 : 「なーんだ、なら黙って行ってもよか」
[メイン] 神楽 : 途中で口を酢昆布で塞ぎ
[メイン] 神楽 : 「…で、これどうするアルカ?」
[メイン]
エリー :
「そ、そう……なの、ですね……… ……ふぇっ!?だ、黙って、ですか……?
そ、それは……それで……問題が、ありそう、な……?」
あわあわ。
[メイン] 長門 : 「ばれてしまってはしょうがないな。このまま校内を散歩しようと思ったが」
[メイン] 長門 : そういってエリーを下ろす
[メイン]
白井夢結 :
「しかるべきところに申し出れば問題ないわ
そんなに深刻にとらえる必要はないってこと。あなたは…もうちょっと深刻にとらえたほうが良さそうだけど」
神楽を見て
[メイン] 神楽 : 「まーまー、若い者のする事ですからー」
[メイン]
エリー :
ゆっくりと降ろしてくれた長門に、ありがとうございます……!とお礼を告げながら。
夢結の言葉を真剣に聞きながら、ふむふむ、と頷き。
[メイン] 神楽 : ガジガジと酢昆布を齧りながら、不真面目全開の様子で応答している
[メイン] 長門 : 「それは自分でいうことではないな」
[メイン] 長門 : 苦笑しながら
[メイン] エリー : ザ・不良な態度の神楽には、困ったようなハの字の眉で笑いつつ。
[メイン]
エリー :
「………ふふっ」
緊張していた心が解れ、笑みがこぼれたのであった。
[メイン] 白井夢結 : 「…まったく……ふふ…」
[メイン] 白井夢結 : 「今年の新入生は、面白い子が多いわね」
[メイン] 長門 : 「本当にな。退屈しなさそうだ」
[メイン]
白井夢結 :
「長門、そろそろ案内と行きましょう
このままだと彼女たち、校門と銅像しか知らないままだわ」
[メイン] 長門 : 「そうしようか。よーく見ていないと何をしでかすかわからないしな」
[メイン] 長門 : 品定めするような目で二人を眺めて
[メイン] エリー : 見られていることに、恥ずかしくなってもじもじしつつも。
[メイン] 神楽 : 気の抜けた表情で
[メイン] エリー : 「……な、長門先輩……!……よ、よろしくお願い、します……!」
[メイン] 神楽 : 「神楽アル、こっちは……えーっと」
[メイン] 神楽 : 「……………」
[メイン] 神楽 : 「エリザベス?」
[メイン] 神楽 : 首を傾け、適当に浮かんだ名前を口にする
[メイン] 長門 : 「知らないのに紹介しようとしたのか……」
[メイン] エリー : 「!? ……え、えっと、えっとえっと!」
[メイン] エリー : ─────エリーは、探偵の卵であり。
[メイン] エリー : 「……ゆ、夢結先輩!」
[メイン] 白井夢結 : 「仲良さそうに見えたけど…知り合いじゃなかったのね」
[メイン] エリー : 長門先輩が先程、夢結の名前を呼んでいたことを思い出しながら。
[メイン] エリー : そして夢結の言葉に、恥ずかしそうに顔を赤らめながら、小さく頷く。
[メイン] 白井夢結 : 「よく覚えてたわね。私は白井夢結、2年生よ。」
[メイン] 白井夢結 : エリーに軽く驚きながら、自己紹介をする
[メイン] 神楽 : 「おおー」
[メイン] 長門 : 「同じく二年の長門だ」
[メイン] 神楽 : 感心した様にパチパチと手を叩き
[メイン] エリー : 褒め言葉に嬉しくなり、恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに表情が緩み。
[メイン] エリー : ますます縮こまりそうになりながらも。
[メイン]
GM :
ここで判定の練習をしておくウホ
力の能力値を使って7で判定だゴリ
[メイン] エリー : !
[メイン]
エリー :
G+2>=7 力判定
え、えい……! (2D6+2>=7) > 4[1,3]+2 > 6 > 失敗
[メイン] エリー : ……🌈
[メイン] 神楽 : 🌈
[メイン] 白井夢結 : 🌈
[メイン] 長門 : 🌈
[メイン] GM : 他のPGたちもどうぞ
[メイン] 長門 : G+3>=7 (2D6+3>=7) > 7[1,6]+3 > 10 > 成功
[メイン] 神楽 : G+3 力判定 (2D6+3) > 5[4,1]+3 > 8
[メイン] エリー : さ、さすが先輩です……
[メイン] GM : 成功した人は夢結からバナナの香りがすることがわかるウホ
[メイン] 神楽 : !
[メイン] 長門 : ふふ…これがビックセブンの力だ
[メイン]
神楽 :
スンスン、と鼻を動かし
鼻腔に届く香りを探り当てる
[メイン] 神楽 : 「パイセンの朝飯はバナナカ、花の学生が質素アルナ」
[メイン] 白井夢結 : 「…バナナ?」
[メイン]
エリー :
「……ふぇっ!?」
神楽の言葉の後、夢結の方を向く。
自分では気が付かなかった些細な変化を、この少女は感じ取ったのだ。
それに対し、エリーは神楽に対し、感心した顔を見せながら。
[メイン] 神楽 : 「誤魔化さなくても良いアル、さっきから匂いがするし」
[メイン]
白井夢結 :
「……ああ、きっとこれのことね」
と、鞄からバナナを1房取り出す
[メイン] エリー : 「……! お、美味しそう……です……!」
[メイン] 長門 : 「匂いぐらいは気を付けたほうが…くく」
[メイン] 長門 : 笑いをこらえている
[メイン]
白井夢結 :
「……このバナナも、そろそろ食べ頃かしら」
どこか懐かしそうな、寂しそうな顔をして
[メイン] エリー : ごくりっ、と口内に溢れかえる唾液を飲み込みながらも。
[メイン] 神楽 : 「塾す時期アル、さっさと食べるがヨロシ」
[メイン]
エリー :
「………?」
夢結の、どこか寂しげな顔を見て、その異変に小首を傾げる。
[メイン] 神楽 : 大喰らいの分際で、酢昆布を優先しながらカリカリと音を立て続ける
[メイン]
長門 :
「???」
夢結の表情を見てあっけにとられる
[メイン]
白井夢結 :
「そうね。あなたたちもどうぞ」
神楽の言葉に、バナナをちぎり取り手渡していく
[メイン] 神楽 : 「!」
[メイン]
エリー :
先輩、何かあったのですか?
その言葉を出そうにも、まだ……一歩踏み出すことが、できなかった臆病なエリー。
[メイン] 神楽 : 「ありがとアル! パイセン!」
[メイン] エリー : そして何よりも、掻き消されるッ!
[メイン]
長門 :
「いいのか?大事なもののようだが…」
怪訝な顔をしながら受け取る
[メイン] エリー : 「……!!!」
[メイン]
白井夢結 :
「いいのよ。バナナは食べるためにあるのだから…」
そう言いつつも、残ったバナナ1本は鞄にしまい
[メイン] エリー : 「あ、ありがとう、ございます……!」
[メイン]
長門 :
「そうか…」
腕力で握りつぶしその場でバナナジュースにして飲む
[メイン] 白井夢結 : 「相変わらずのパワーね…流石だわ」
[メイン]
エリー :
「!? ……す、すごい………」
先程も自分の体を軽々と上げていた長門にビックリしていたエリーであったが
今回も、その剛腕っぷりに惚れ惚れとした表情をしている。
[メイン] 神楽 : 「りんごでやるヨロシ」
[メイン] 長門 : 「この学園は基本的にバナナしかないからな…」
[メイン] 神楽 : もきゅもきゅと頬張りながら、バナナの皮を丸めている
[メイン] 長門 : 「食べ方も工夫しなければ」
[メイン] 神楽 : 「オイ、マジか」
[メイン]
エリー :
「なるほど……勉強になります……!
私は……バナナ……大好き、なので……///
……あうぅ、こ、この学園は……えっと、て、天国、です……!」
[メイン] 長門 : 「天国と来たか、これはうれしい限りだな」
[メイン]
エリー :
「……あ、あのっ!」
ここで、勇気を出さないと、自分を変えることはできないと思ったのか
一歩踏み出し、長門を見上げながら。
[メイン] 神楽 : 「その辺りで顔を赤らめるのはやめ……ん?」
[メイン]
長門 :
「なんだ?」
にこやかに見下ろしながら
[メイン]
エリー :
「……こ、この学園について……もっと、知りたい、ので……!
め、迷惑で、なければ……そ、その……」
恥ずかしそうに、視線を逸らしつつ、指同士を突っつき合わせながら。
[メイン] 長門 : 「そう緊張しなくてもいい、さあ話してごらん」
[メイン] 長門 : 屈んで視線を合わせる
[メイン] エリー : 「あうぅ……」
[メイン] エリー : 優しい……。
[メイン]
エリー :
「……え、えっと……先輩、達、に……
この、学園の……案内を……お、お願い……したい、ですっ……!」
自分の服の裾をきゅっと握り締めながら。
[メイン] 神楽 : 「…そういえば、この学校の事全然知らないアル」
[メイン]
長門 :
「ああ、構わないさ、ちょうど夢結とその話をしていたところだ、なあ?」
そういって振り返る
[メイン]
エリー :
「……!!」
ぱぁぁっ!と顔が明るくなり、長門を見上げる。
[メイン] 白井夢結 : 「ええ。それに、その銅像のことも届け出に行かないといけないものね」
[メイン] エリー : 夢結の言葉に、あうぅ……と声を漏らし、縮こまる。
[メイン] 長門 : 「気にすることはない、私たちからも加減してもらえるように言っておくさ」
[メイン] エリー : 「………!!……は、はいっ……!ありがとう、ございます……!」
[メイン]
神楽 :
「まーまー、この通り銅像さんも許してくれるって言ってますかラ」
銅像の首だけを抱えながら
[メイン] 長門 : 「……神楽の方は重くしてもらうか」
[メイン]
エリー :
神楽の行動に、目を真ん丸にしてビックリしながらも
また、困ったように笑う。
[メイン] 白井夢結 : 「ま、まあ…反省はするのよ?」
[メイン] 神楽 : 「うーっす」
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 全員、バナナ3d6本獲得
[メイン] エリー : あ、で、では私は……先程1d6貰いましたので……
[メイン] エリー : 2d6 このくらいで……! (2D6) > 7[6,1] > 7
[メイン] system : [ エリー ] バナナ : 11 → 18
[メイン] 長門 : 3d6 もらっておこう (3D6) > 9[1,3,5] > 9
[メイン] 神楽 : 3d6 (3D6) > 16[5,5,6] > 16
[メイン] system : [ 長門 ] GP : 5 → 14
[メイン] 神楽 : おいしいわ〜
[メイン]
GM :
モ
グ
モ
グ
[メイン] system : [ 神楽 ] バナナ : 5 → 21
[メイン]
エリー :
やゴ
さリ
しラ
いは
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : こうしてウホグワーツの学校内を周ることになった一同
[メイン] GM : 自分たちが住むことになる、ゴリフィンドール寮を訪れた
[メイン]
白井夢結 :
「────そしてここが、ゴリフィンドール寮ね」
寮の前で、1年生たちに紹介する
[メイン]
エリー :
「………?」
小首を傾げ。
[メイン] エリー : 「あ、あの……夢結、先輩……?」
[メイン] 神楽 : 「ほーほー」
[メイン] エリー : 「……これ、ゴリラの、肖像画、ですよね……?」
[メイン] 神楽 : 「ぶち破れって事アルカ」
[メイン] エリー : 「……!?」
[メイン] 神楽 : 拳を作り、大きく振りかぶる
[メイン]
長門 :
「まてまて、合言葉で通れる」
肩を押さえる
[メイン] 白井夢結 : 「ぶち破ってはダメよ…」
[メイン] エリー : 「あ、あわわわわわわわわ………!」
[メイン] 神楽 : 「む……で、その合言葉は何あるカ?」
[メイン] 神楽 : 「開け塩とか?」
[メイン] 白井夢結 : 「えーっと、確か今日の合言葉は…」
[メイン]
エリー :
「……そ、それを言うなら……ゴ、ゴマ……です……」
もじもじ。
[メイン] 神楽 : 「じゃ、胡麻塩」
[メイン] エリー : 「ごましお………」
[メイン] 神楽 : 「りぴーとあふたみー」
[メイン] エリー : 「ご、ごま……しお……///」
[メイン] 神楽 : 「わんもあー」
[メイン]
エリー :
「あうぅ……///」
顔を俯かせる。
[メイン] 長門 : 「なぜ赤くなる…?」
[メイン] 白井夢結 : 「何をしているのよあなたたちは…」
[メイン] 神楽 : 「ナイス反応アル」
[メイン] 神楽 : 「で、合言葉は?」
[メイン] 白井夢結 : 「『開けバナナ』…だったかしら?」
[メイン] エリー : 「バナナ………………///」
[メイン] 神楽 : 「やっぱりぶち破って…オイ、なんで反応するアルカ」
[メイン] 長門 : 「バナナの花だ、どいてくれゴリった婦人」
[メイン] 肖像画 : 『いいわよ。通りなさい』
[メイン] エリー : 「し、喋った………!!」
[メイン] 神楽 : 「婦人要素無いアル」
[メイン] 長門 : 「結婚していれば婦人…もとい婦ゴリだ」
[メイン]
エリー :
「そ、それは……ルッキズム……問題……です……」
お口の前にバッテンマークを作る。
[メイン] 神楽 : 「…わ、私がおかしい扱いアルカ…?」
[メイン] エリー : あわあわしてしまいながら。
[メイン] エリー : 神楽にバナナを渡す。
[メイン] system : [ エリー ] バナナ : 18 → 17
[メイン] エリー : にこっ!
[メイン] 神楽 : 「………わ、わーい…?」
[メイン] system : [ 神楽 ] バナナ : 21 → 22
[メイン] エリー : 恥ずかしくて顔を真っ赤にさせながら、なんとかフォローを入れたつもりでいるエリー。
[メイン] 神楽 : イマイチ納得がいかない顔をして、首を傾げながら進んでいく神楽
[メイン]
白井夢結 :
「彼女、おしゃれにうるさいから気を付けるのよ」
先ほどの絵画について補足しておく
[メイン] 神楽 : 「何も着てないのにアルか…?」
[メイン] 長門 : 「毛皮を着ているだろう」
[メイン] エリー : 「…………///」
[メイン] 白井夢結 : 「毛の流れが毎日違うのよ」
[メイン] エリー : 「………あの、神楽さん……《グルーミング》を、知っていますか……?」
[メイン] 神楽 : 「……知らないアルナ」
[メイン] エリー : 「そのっ……結婚した、ゴリラ同士が……そ、その……」
[メイン] エリー : 「………け、けけ、けっ……毛繕いを………////」
[メイン] エリー : ぼしゅん、と湯気が出る。
[メイン]
エリー :
どうやらエリーが言いたいのは、婦人の毛並みは
《グルーミング》がなされているというものであり。
[メイン] 神楽 : 「…は、恥ずかしがる要素があるアルか…??怖い……」
[メイン]
エリー :
何故それをエリーが分かったのか?
それは……←意味深にウホ
[メイン] 神楽 : 若干引き下がりつつ
[メイン] 神楽 : 「と、取り敢えずアレが婦人なのはわかったネ」
[メイン] 長門 : 「この学校では生徒でも義姉妹同士で身支度をしてあげたりさせてもらったりするな」
[メイン] エリー : 長門の言葉に、顔をさらに真っ赤にさせる。
[メイン] エリー : 「……スール……制度………憧れて、ます……」
[メイン] 神楽 : 「…オマエ、煩悩とか寺で抜いてくるヨロシ」
[メイン] 神楽 : 「…スール?」
[メイン] 長門 : 「義姉妹の契りというやつだ、知らないか?」
[メイン]
エリー :
「た、確か……この学園では……シュッツ……?」
夢結の方を向いて。
[メイン]
白井夢結 :
「上級生と下級生が契りを結び、上級生が教え導くの
ええ。この学園ではシュッツエンゲル制度と呼ばれてるわね」
[メイン] 神楽 : 「ふーん…エイリアンvsゴリラみたいなアレあるカ」
[メイン]
エリー :
「! そ、それです………!」
こくこくと頷いて。
[メイン]
エリー :
えいりあん、ばーさす、ごりら……?
と頭の中で考えながらも。
[メイン] 長門 : 「勝手に戦うのではなく相互に慈しみ合うものだ」
[メイン] 神楽 : くるくると髪を弄りながら、神楽は映像で見たバナナ盃を交わす二人を思い出す
[メイン]
白井夢結 :
「…だいぶ、違うわね」
神楽の反応に、頭を抱えつつ
[メイン] 神楽 : 「そうカ? 聞いた感じ一緒っぽいアル」
[メイン] 長門 : 「ゴリラ同士が本気で殺し合ったら大変なことになるぞ…」
[メイン]
エリー :
「………慈しみ合う……とても、素敵な、響き……です
私も……いつか……そういった関係になれる方が……」
自身の拳を、悲しげに見つめながら。
[メイン]
白井夢結 :
「まあ、この学園で暮らしていれば何れわかるわよ
さ、改めて。ようこそゴリフィンドール寮へ」
[メイン] 神楽 : 「ここがグ○フィンドールアルカ」
[メイン] エリー : 「ゴ、ゴリフィンドール……です……」
[メイン] 長門 : 「ゴリフィンドールな?」
[メイン] 神楽 : 辺りを興味深げに見回し
[メイン] 神楽 : 「おっけーおっけー。○グリフィンドールアルナ」
[メイン] 長門 : 「いかんいかん何も隠せてないぞ」
[メイン]
エリー :
ま、まるの位置が……。
と、あわあわするエリー。
[メイン] 白井夢結 : 「何も隠せてないし合ってもいないわね…」
[メイン] 白井夢結 : 「あまり危ない名前を出すと減点されるから気を付けるのよ…」
[メイン] 神楽 : 「で、この○の見所って何処アル? 結構登った気がするけど…」
[メイン] 白井夢結 : 「○………まあ、そうね…」
[メイン]
白井夢結 :
「ここはよく寮生が集まるところね」
と、中央に暖炉がある広間に案内する
[メイン]
エリー :
「わぁ……!すごく……暖かい……です……!」
ぱちぱちと音が鳴る暖炉を見やりながら。
[メイン]
エリー :
「先輩達も……よく、こちらに来られるのでしょうか……?」
夢結と長門の二人を見ながら。
[メイン] 神楽 : 「雰囲気あるアルな」
[メイン]
長門 :
「私はもっぱらチェスで遊んだりだな」
駒同士が直接殴り合うゴリラチェスを見せる
[メイン] 白井夢結 : 「そうね…1年生のころは私もよく来ていたし。今年は…どうなるかしらね」
[メイン]
エリー :
「チェス……ですか……!賢いのですね……!
それに……なんだか、オシャレです……!」
尊敬の眼差しを送りながら。
どんぱちとゴリラパンチで殴り合ってるゴリラチェス達を横に。
[メイン] 神楽 : 「ん…?」
[メイン]
エリー :
「………?今年は……ですか……?」
小首を傾げながら。
[メイン] 神楽 : 「焼きバナナでもしてたアルカ?」
[メイン]
白井夢結 :
「焼きバナナは時々しかしないわよ?
昨年はお姉様とよくここで話をしていたのだけれど…」
[メイン]
エリー :
「…………!」
お姉様……ということは……先程の、シュッツエンゲル制度の……!
[メイン]
長門 :
「……」
プライベートなことなので気まずそうな顔をする
[メイン] 神楽 : (時々はするアルカ、この雰囲気の暖炉で…!!)
[メイン] 白井夢結 : 「お姉様はもう卒業してしまわれたし…」
[メイン]
エリー :
少しワクワクした表情になるも─────。
視界に映る、長門の表情に、またも不思議そうに小首を傾げ。
[メイン] 神楽 : 「……」
[メイン] 神楽 : 「ん、じゃあ。次はナガトナガトとか、私とか、コイツ誘うヨロシ」
[メイン] 神楽 : バシッ!とエリーの背を叩く
[メイン]
エリー :
「…………あ……そ、それは………なる、ほど……」
……義理姉と、離れ離れになってしまう……それは、寂しいことで─────。
[メイン] エリー : 「ひゃんっ!?」
[メイン]
長門 :
「人をゴリラみたいな学名で呼ぶな」
そういいつつ雰囲気が変わってほっとした顔をする
[メイン] 白井夢結 : 「……フフッ。そうしましょうか」
[メイン] 白井夢結 : 神楽の言葉にニコリと笑って
[メイン] 白井夢結 : 「お姉様のように興味深い話ができるかは、わからないけど……よろしくお願いするわね」
[メイン]
長門 :
「…!」
久しぶりに心から笑ったような夢結の顔と態度を見て驚き
[メイン] 神楽 : 「コイツ共々よろしくアル」
[メイン] エリー : ちょんちょんっ、と神楽の肩を突っつく。
[メイン]
長門 :
「(お手柄だ、神楽)」
小声で言いつつ脇をつつく
[メイン]
神楽 :
酢昆布を取り出し、齧り出す
…若干の照れ隠しだろうか
[メイン] 神楽 : 「(何アルカ、二人揃って)」
[メイン]
エリー :
「………夢結先輩、すごく……いい、お顔に、なってます……
きっと……神楽さんの……おかげ……です……!」
神楽にしか聞こえない、小さな声でそう告げ、優しく微笑む。
[メイン] 神楽 : 「(……これからはお前も手伝うヨロシ、笑顔は咲き続けるのが難しいってマミーが言ってたヨ)」
[メイン] 神楽 : 傘で顔を隠すと、はにかみながら返事をする
[メイン]
エリー :
その言葉に、エリーも笑顔で応える。
……こんな、怪力しか能が無いような自分でも、誰かの役に立つことができるのなら……。
[メイン]
白井夢結 :
久しぶりに、笑顔になれた気がする
そんなことを想いながら、談笑は続くのだった
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
全員バナナ3d6本
エリーはゴリリングスキルを絡めてたから+1d6本ウホな
[メイン] エリー : ! あ、ありがとうございます……!
[メイン] エリー : 4d6 バナナおいしいです……! (4D6) > 15[4,6,3,2] > 15
[メイン] system : [ エリー ] バナナ : 17 → 32
[メイン] 神楽 : 4d6 果物のナ (4D6) > 13[2,1,6,4] > 13
[メイン] system : [ 神楽 ] バナナ : 22 → 35
[メイン] 長門 : 3d6 (3D6) > 14[6,2,6] > 14
[メイン] system : [ 長門 ] バナナ : 14 → 28
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 入学式から1週間後、ゴリラ学の実習授業中
[メイン]
GM :
ゴリラ学…それはゴリラに関する体系的な学問
今日はバナナについての実習授業である
[メイン]
GM :
そして、2年生が1年生に教える授業でもある
そんな中、4人でグループになるのだが…
[メイン]
白井夢結 :
「………」
1週間前の時とは打って変わって、憂鬱気な表情
[メイン] エリー : 「き、今日は……!よろしくお願いしま……!…………?」
[メイン] 神楽 : 「おーっす……アレ」
[メイン]
長門 :
「……」
とても話づらそうにしている
[メイン] 神楽 : 「お前あるカ。相変わらずピンクしてそうでオラ安心したゾ」
[メイン] 白井夢結 : 「あ……今日はよろしくお願いするわね」
[メイン]
エリー :
「!?」
ピンク呼ばわれにビックリしつつも。
[メイン] 神楽 : 「ん、夢結とながもんも一緒あるカ」
[メイン] 長門 : 「お前たち一年にゴリラ学を教えるためだ、まあ臨時教師のようなものだな」
[メイン] エリー : やっぱり気になるは……夢結先輩と、長門先輩の……なんだか、淀んだ感じのする空気。
[メイン] 神楽 : 「(気まずそうだけど、何かあったあるカ、ながもん)」
[メイン] 神楽 : 特に気にせずストレート、明日も気にせず直球勝負 神楽が疑問を聞き出そうとする
[メイン] エリー : 神楽さんも、気にしている……みたい……。
[メイン]
エリー :
……よ、よぉーし……私は、探偵になるのが、夢……だから……!
……それに、困ってること、だから……それなら……!
どうにかして、力に……なるんだ……!
神楽さんとも、約束、しましたし……!
[メイン] エリー : そしてエリーは、気恥ずかしそうに、ちょんちょんっ、と長門の肩を突っつく。
[メイン]
神楽 :
その後ろに続き
エリーの肩あたりから、ジトーっと長門に視線を送る
[メイン]
長門 :
「ん?なんだ?」
気分転換ができそうだと嬉しそうに振り返る
[メイン]
エリー :
「あうぅ……」
その嬉しそうな顔に、申し訳なさそうな表情になりながら。
[メイン]
エリー :
「……そ、その……長門先輩……その、質問が、ありまして……
………ゴリラ学とは、違うもの、でして……」
[メイン] エリー : 小さな声で、長門にだけ聞こえるようにし。
[メイン]
エリー :
「………夢結先輩と、長門先輩……そ、その……
何か……あったの、でしょうか……?
……プ、プライベートなことでしたら、ごめんなさいっ……!」
[メイン] エリー : 肩を縮こませながら。
[メイン]
エリー :
「………そ、そのっ……!……私、ど、どうしても……
……先輩方のことについて、知りたくて……
こんな、私にも……優しく、してくださった、ので……」
[メイン]
エリー :
「何か……恩返しでも、できれば、と……
……うぅぅ……生意気で、申し訳ありません……」
[メイン] 神楽 : 「(こっちとしては、初対面した先輩が喧嘩とか嫌だし、仲直りできるならするヨロシ)」
[メイン]
長門 :
「いや、そんなことは…」
珍しくあわあわとエリーの前で動揺して
[メイン] 神楽 : ゴニョゴニョとエリーに続くようにヤジを飛ばしている
[メイン]
エリー :
「………お、お願い、しますっ……!」
長門の肩を、掴んじゃうっ!
ゴリラ・パワーで!強く!
[メイン] エリー : G-1>=5 交渉判定 (2D6-1>=5) > 4[3,1]-1 > 3 > 失敗
[メイン] 神楽 : 🌈
[メイン] エリー : ひ、ひどいです……
[メイン] 白井夢結 : 🌈
[メイン] 長門 : 🌈
[メイン] エリー : こ、ここはバナナを!
[メイン] 白井夢結 : !
[メイン] エリー : 2つ消費で……!達成値を、+2……です!
[メイン] 神楽 : そろそろ振る…♠︎
[メイン] system : [ エリー ] バナナ : 32 → 30
[メイン] 神楽 : G-?>=5 交渉判定
[メイン] エリー : 朝食にバナナを2本食べてたので!快調モード……です!
[メイン] 神楽 : 🌈
[メイン] 白井夢結 : 🌈
[メイン] 長門 : 🌈
[メイン] エリー : 🌈
[メイン] エリー : え、えっとえっと……!交渉判定にバナナ使用で……成功、ということに……です……!
[メイン] GM : ああウホ
[メイン] 神楽 : 聖者アル
[メイン]
長門 :
「……わかった」
その握力を生じさせた強い思いに感銘を受け、恥じ入りながら口を開く
[メイン]
長門 :
「そう…あれは…」
そういって一週間前のことを追憶する
[メイン] 長門 : G>=7 (2D6>=7) > 9[5,4] > 9 > 成功
[メイン]
長門 :
「正直どこまで踏み込むべきか…動きあぐねていたのだが…」
重々しい口調で話し始めた
[メイン]
GM :
(シナリオ上で大事なイベント挟み忘れてたんだウホ
これらに加えて夢結に近づいた際に力で7で判定するんだウホ)
[メイン] エリー : G+2>=7 力判定 (2D6+2>=7) > 9[5,4]+2 > 11 > 成功
[メイン] 長門 : G+3>=7 (2D6+3>=7) > 11[5,6]+3 > 14 > 成功
[メイン] 神楽 : G+3 力判定 (2D6+3) > 12[6,6]+3 > 15
[メイン] 白井夢結 : 3人は夢結から微かにだが腐りかけのバナナの香りを感じるだろう
[メイン] エリー : ─────長門の話を聞き終え、心苦しそうな表情をしているところに。
[メイン] 神楽 : スンスン、と鼻を鳴らし
[メイン] 長門 : 「(夢結…やはりあのことを気に病んで…)」
[メイン]
エリー :
「………っ……!」
こ、この匂いは………。
[メイン]
エリー :
う、うぅぅ……きっと、夢結先輩にとって……川添先輩はそれほどにまで……
大切で、大きな存在で……だから、ずっと……最後に渡されたバナナを……。
[メイン] エリー : 悲しそうに眉を顰め、自身の服の裾を摘み、俯く。
[メイン] 神楽 : 「……おーい、パイセン。 バナナ、そろそろ悪くなっちゃうアルよ」
[メイン] 白井夢結 : 「………ッ! ………なんで、そのことを…」
[メイン] エリー : 「………!?! あ、あわわわわ……」
[メイン] 神楽 : 鼻を黙って指差す
[メイン] 神楽 : 「さっさと食べちゃうといいヨ、勿体無い気持ちはわかるけどナ〜」
[メイン] 白井夢結 : 「……そう、もうわかるほど悪くなってたのね…」
[メイン] エリー : 「…………」
[メイン] 白井夢結 : 「そうよ、ね…バナナは、食べるためにあるものだもの……」
[メイン] エリー : 「……………」
[メイン]
エリー :
……捨てたくないもの。無くしたくないもの。
それが、夢結先輩にとっては……。
[メイン]
白井夢結 :
「……わかったわ。授業後の昼休み、食べるとするわね
焼きバナナにすれば、まだ食べれるでしょうし…」
とても寂しそうな顔で、そう呟く
[メイン] GM : その時である
[メイン] GM : 突然、今まで感じていたバナナの香りが濃くなったと思うと…
[メイン] 清掃ゴリラ : ガタガタと、ゴミ袋を満載した押し車を押す清掃ゴリラが1頭、教室の横を通りかかる
[メイン] 清掃ゴリラ : 清掃ゴリラが通り過ぎると、香りは薄れていき…
[メイン] エリー : 「………へっ」
[メイン] エリー : 思わず、声に出してしまった。
[メイン] 神楽 : 「むむ…?」
[メイン] 長門 : 「ん?」
[メイン] 白井夢結 : 「この香り…」
[メイン] エリー : ─────探偵の卵としての、嫌な予感が。
[メイン] エリー : 「……ゆ、夢結先輩!……そ、その……今、バナナは、どこに……?」
[メイン] エリー : ガタッ!と立ち上がり、眉に少し力を込めながら。
[メイン] 神楽 : 「マジシャンじゃあるまいし、鞄の中に決まってるアル」
[メイン] 白井夢結 : 「持ち歩くと香りがあれだから…へ、部屋の机の上に置いているけれど…」
[メイン] 長門 : 「おい…ならあれは…!」
[メイン] エリー : 「…………か、確認を、しましょう……!!」
[メイン] エリー : 長門の言葉に、こくりと頷く。
[メイン]
長門 :
「走れ―――――!」
ゴミを持ったゴリラを追いかける
[メイン] 神楽 : 「うおおおおおお!!!」
[メイン] 神楽 : バタバタと追いかける
[メイン] 白井夢結 : 「え、ええ…!」
[メイン]
エリー :
エリーは、夢結先輩の部屋へと足を急がせる。
─────長門先輩なら、きっと大丈夫だと、エリーは確信していた。
信頼を、していた。
[メイン]
エリー :
だから自分は……"事実確認"。
そしてその後は、ルートの確認をしなければ……!
[メイン] 長門 : G+7>=7 (2D6+7>=7) > 6[1,5]+7 > 13 > 成功
[メイン]
長門 :
「まて!そこのごみ収集ゴリラ!」
艤装を全開モードにして先回りする
[メイン] 清掃ゴリラ : 「ん?何だゴリ?」
[メイン] 長門 : 「すまないが大事なバナナがその中に紛れ込んだらしい、見せてもらってもよいだろうか」
[メイン]
清掃ゴリラ :
「大事なバナナウホか?それは大変ゴリ」
と共に袋を開けて確認作業を始める
[メイン]
長門 :
「確か見覚えもあるし匂いもわかるはずなんだ…」
中に見覚えのあるバナナは入ってるか?
[メイン] GM : 生ゴミの袋に入ってたウホね
[メイン]
長門 :
「よかった…!危うく大変なことになるところだった…」
バナナを誇示するように高く掲げ持つ
[メイン] 清掃ゴリラ : 「ああ…そのバナナだったウホか。腐ってるみたいだったから捨てていいものかと思ってしまったゴリね。申し訳ないウホ」
[メイン] 白井夢結 : 「い、いえ…構いませ……今、なんて?」
[メイン] 神楽 : 「……!」
[メイン]
清掃ゴリラ :
「ん? 大事かもしれないウホが…残念だけど腐ってしまってるゴリ
食べるのはその…無理ウホね」
[メイン] 白井夢結 : 「そ、そんな……」
[メイン]
長門 :
「そう、か…」
力なく机にバナナをそっと置く
[メイン] 神楽 : 「…惜しかったアルナ」
[メイン]
白井夢結 :
「お姉様から頂いた…大切なバナナを……無駄にして…!」
自分への絶望と、怒りに、頭が支配されていく
[メイン] 白井夢結 : 「私は何を…!」
[メイン] 白井夢結 : ショックで、体毛が白く染まっていく
[メイン] 神楽 : 「……!? な、髪の毛が…真っ白に…!?」
[メイン]
長門 :
「まて!夢結!」
その様子を見てなんとか押さえようとする
[メイン] 白井夢結 : 「あ…ああ…」
[メイン] 白井夢結 : 「ああああああああああああ!!!!」
[メイン]
白井夢結 :
どうしようもない怒りが、絶望が
自分を染め上げて
[メイン]
白井夢結 :
そのまま衝動的に、長門を振り切り
教室の外へと走って行った
[メイン]
長門 :
「待て…!夢結…!待ってくれ…」
振り切られた長門はその方向に目を向け、力なく手を伸ばした
[メイン] 神楽 : 「なにアルか…!? どうしてあんなに…!」
[メイン] 長門 : 「夢結のゴリラスキル…ルナティックトランサーだ…美鈴先輩がいなくなってからは制御が効かなくなってるんだ…」
[メイン]
エリー :
「─────い、今の話、本当……ですか……!?
はぁっ……!はぁっ……!」
[メイン]
エリー :
息を切らしながら走って戻ってくるエリー。
先程の夢結のルナティックトランサーモードによる暴走の
けたたましい轟音に、異常事態を悟り、走ってきたのだ。
[メイン]
エリー :
そしてその手には………。
─────夢結先輩の日記が。
エリーは、部屋にバナナが無いことを確認した後に……。
[メイン]
エリー :
……机に置かれた、一冊の本に目がいってしまった。
それは、夢結先輩がこの学園に入学した後の日々を綴ったものであり。
[メイン]
エリー :
本来であれば、日記はプライベートなものであり、他者が関与しては
ならないものではあると、エリー自身も分かってはいたが……。
エリーが感じた、夢結先輩の並々ならない、川添先輩への想いが、まるで
夢結先輩を呪縛し、苦しめているようにも見え……。
[メイン] エリー : 少しでも、手掛かりになればと思い、持ってきてしまったものである。
[メイン]
長門 :
「ああ。結局私では……それは…?」
息を切らせたエリーの手元に注目して
[メイン]
エリー :
「あうぅっ……!あっ……!え、えっと、こ、これは………
………ゆ、夢結先輩の……日記……です……」
自身の手に注目がいってしまい、小心なエリーはビックリしてしまい
[メイン]
エリー :
つい─────その日記を落としてしまい。
ぱらぱらぱらっ!とページが捲れる。
[メイン] エリー : そして、そこには─────こう書かれていた……。
[メイン] 神楽 : 「……これは」
[メイン]
白井夢結 :
○月×日
今日は、お姉様が様々なお話をしてくれた
────
────
このようにとても興味深い話をしてくれるお姉様のことを、私はとても尊敬している
いずれは、私もお姉様のように…
[メイン]
白井夢結 :
△月□日
今日のお姉様との実習はとても楽しいものだった
────
────
お姉様との日々は、とても楽しい。今までの人生で、一番
何故こんなにもお姉様といると楽しいのでしょう。不思議だわ…
[メイン]
白井夢結 :
◇月☆日
────
────
もう少しで、今年も終わり3学期が始まる
お姉様と過ごす休暇もまた、心安らぐものだった
お姉様は何でも知っていて、優しく、私をいつも見つめ励ましてくれる。お姉様のお陰で、様々なことができるようになった
こんな私でも、お姉様といると、力が湧き出てくるのを感じる
嗚呼、こんな日々がいつまでも続けばいいのに
[メイン]
白井夢結 :
◎月◇日
────
────
明日で、お姉様ともお別れ
私はお姉様なしで、きちんと真っ直ぐ歩めるだろうか。上級生として正しくあれるだろうか。
お姉様なしでも本当に大丈夫なのだろうか
とても不安だ。
何故なら、お姉様に褒めてもらうことが、お姉様の笑顔を見ることが、私の喜びだったから。
でも、明日からはそうはいかない
せめて、泣かずにお別れしなければ…
[メイン]
白井夢結 :
◎月●日
────
────
お姉様は最後に、
「これを夢結に渡そう。熟れて食べ頃になったら、きっと夢結の役に立つだろうから」
と、バナナを一房私に下さった
まだ青いバナナだけど、部屋において、お姉様だと思って慈しもうと思う。
────
────
[メイン] 長門 : 「……美鈴先輩は、夢結の心にこれほど強く、だから私は……」
[メイン]
エリー :
「……………」
心苦しそうな表情をする。
[メイン] 神楽 : 「……なるほどナ」
[メイン] エリー : 「………夢結先輩にとって……はい……こんなにも、強かったん、です……」
[メイン] 神楽 : 「ずっと、前にいてくれた人がいなくなって。どっち向いたら良いか わからなくなったアルカ」
[メイン]
エリー :
「気丈に振る舞って、ました……けれども……
………はい、心の中では……きっと、ずっと……」
[メイン] エリー : 「…………お、追いましょうっ……!」
[メイン] 神楽 : ゴソゴソと懐にしまうと
[メイン] 神楽 : 「わかったアル!」
[メイン] 長門 : 「ああ…今度こそ、私を無視はさせないさ…」
[メイン]
エリー :
二人と顔を見合わせあい、強く頷き
そして─────夢結先輩が駆け出していった方向へと、走っていくのだった。
[メイン] エリー :
[メイン] エリー :
[メイン] エリー :
[メイン]
GM :
全員バナナ3d6本
長門はゴリライダーしてたし+1d6本ウホ
[メイン] エリー : 3d6 あ、ありがとうございます……! (3D6) > 8[2,1,5] > 8
[メイン] 神楽 : 3d6 (3D6) > 12[2,5,5] > 12
[メイン] 長門 : む!感謝する!
[メイン] system : [ エリー ] バナナ : 30 → 38
[メイン] 神楽 : 美味しいわ〜
[メイン] 長門 : 4d6 (4D6) > 13[2,3,2,6] > 13
[メイン] system : [ 神楽 ] バナナ : 35 → 47
[メイン] system : [ 長門 ] バナナ : 28 → 41
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 場所は4人が出会った正門前
[メイン] GM : そこは、夢結と美鈴が出会った場所でもあり、別れた場所でもある
[メイン] GM : そんなところに、体毛が白くなった夢結が一人立っていた
[メイン] エリー : ─────ドゴォオオオオッッ!!!
[メイン] エリー : 校舎の窓から飛び出した、小さな緑の探偵は……
[メイン] エリー : 勢いよく、その場所へと着地をし。
[メイン] エリー : 「…………!!!……ゆ、夢結先輩……!!」
[メイン]
エリー :
その顔には、シャイで内気なエリーの表情はなく
ただ、お世話になった優しい先輩のことを心配する感情に満ちていた。
[メイン]
神楽 :
続いて勢いよく飛び出し
地面にヒビを作りながら着地する
[メイン] 神楽 : 気を引き締め、瞳からは本気の色が窺える
[メイン]
白井夢結 :
「ああ、あ…あああ……!!」
完全に我を忘れて、暴走している
[メイン]
長門 :
「夢結、良かったな、こんなにも後輩に慕われて」
重々しい足取りで校舎から出てくる
[メイン] 神楽 : 「…グリーン、これは」
[メイン]
エリー :
「………と、とても……"危ない"、状態……です……」
こくりと頷き、そう答える。
[メイン] エリー : 「こ、このままでは……もっと、大きな被害が……!」
[メイン] 神楽 : 「…ここで止めるしかないアル」
[メイン]
エリー :
それは学園に在席する、他者達の存在と
そして─────夢結先輩自身も、含まれており。
[メイン]
エリー :
「……………」
……本当は、この力を、あまり使いたくなかった。
でも─────。
[メイン] エリー : 「…………はい……!」
[メイン]
エリー :
助けたい人が、いるのだから。
恐れちゃいけない。自分に、負けちゃいけない。
[メイン] エリー : そしてエリーは、固く拳を握り締めた。
[メイン]
エリー :
エリーの体外に揺らめく陽炎。
そして、手にはまるで渦が生じ、ブラックホールのようになっていた。
質量がそこへと、一気に集中をしていた。
[メイン] 長門 : 「すまないが、最初に私に話をさせてほしい」
[メイン] 神楽 : 「…!」
[メイン]
エリー :
「………!……長門先輩……!」
……そう、です……長門先輩は……私達よりも長く、夢結先輩と一緒に……。
[メイン] エリー : 「………はいっ!」
[メイン] 長門 : 「なにせあいつと来たらああなってからろくにこちらを見もしなかったんだ」
[メイン] 神楽 : 「…頼んだアルヨ、ながもん。ずっと一緒にいた分、かましてやるネ!」
[メイン] エリー : その言葉に、悲しそうに眉をハの字にしながら。
[メイン] エリー : 「………夢結先輩にとっては、それでも」
[メイン] エリー : 「長門先輩の存在は……大きかった、はずですよ……」
[メイン]
エリー :
─────そうじゃなくちゃ、夢結先輩は……今日この日暴走するまで
問題行動を起こさなかったというファクターが、得られないのだから。
だから、これはきっと、重要なファクターなんだ。
[メイン]
エリー :
……きっと、気づけなかった。
大事なものは……たとえそばにあっても、気づけないもの、だから……。
[メイン] 長門 : 「私の責任もある、傷つけることを恐れてあいつに踏み込もうとしてこなかった」
[メイン] 長門 : 「だから…」
[メイン]
長門 :
ゴリリングスキル使用《銀猿のゴリラナイツ》
対象は白井夢結
[メイン] エリー : あ、え、えっと!ではでは……その前に……!
[メイン] エリー : 戦闘開始フェイズ!ということで……
[メイン]
エリー :
《ドラミング》
最初のラウンドのみ、対象のPG1匹と自分PGが行う「行動値決定以外」のあらゆる判定の達成値を+5にする
[メイン] system : [ エリー ] バナナ : 38 → 36
[メイン] 神楽 : 上に同じアル
[メイン] system : [ 神楽 ] バナナ : 47 → 45
[メイン] エリー : ……どうぞ!この達成値+5を受け取ってください!
[メイン] 長門 : 感謝する!
[メイン]
長門 :
「さあこれで…」
ケッコンカッコカリの指輪を自分につけて夢結を見据える
[メイン]
長門 :
「強い絆が生まれた」
無防備に夢結に近づいていく
[メイン] 長門 : 「見ろ!私を見ろ!夢結!」
[メイン]
白井夢結 :
「………!!」
その力強い言葉に、長門の方を見る
[メイン] 長門 : 「頼りないかもしれないが、お前の隣に私もいたんだ!」
[メイン] 長門 : ぐっと肩をつかんで
[メイン] 長門 : 「捕まえたぞ」
[メイン] 長門 : 「お前に踏み込むのを私は恐れた…それもあるが!」
[メイン] 長門 : 「お前からも手を伸ばしてくれなければ!」
[メイン]
長門 :
「私の腕では短すぎるんだ!」
夢結を抱きしめて
[メイン] 長門 : 「だからお前からも、私を頼ってほしい」
[メイン] 長門 : 「助けてくれと、寂しいなら寂しいと…言い訳がましく聞こえるかもしれないが」
[メイン]
長門 :
「その言葉を、いってほしかったよ」
痛いほどにその体を抱きしめて、泣く
[メイン]
白井夢結 :
「………なが、と…? わた、私は……」
暴走する意識の中で、その声が聞こえて
[メイン] 白井夢結 : 「……ご、ごめんなさい…あなたが……こんなに見てくれてたのに…」
[メイン] 白井夢結 : 「わ、わたし…は……あなたの気持ち、今まで、なんにも気づかなくて…」
[メイン] 白井夢結 : 「自分で、精一杯、で…」
[メイン]
長門 :
「いいんだ、今は、お前が、私を見てくれている、それだけで…」
涙が頬を伝ってうまく言葉が綴れない
[メイン] 長門 : 「勇気を出してよかったと思える…!」
[メイン] 白井夢結 : 「ごめんなさい…こんな……弱い私で…」
[メイン] 白井夢結 : 「でも……こんな弱い私でも…いいのなら」
[メイン] 白井夢結 : 「お姉様のようになれない私でも…いいのなら…」
[メイン] 白井夢結 : 「私を…助けて欲しいの…」
[メイン]
白井夢結 :
「お姉様がいなくなってから、寂しくて、寂しくて…
一人になってしまったような気がして…」
[メイン] 白井夢結 : そう話しながら、髪の色は元に戻っていく
[メイン] 白井夢結 : 「長門…いつも隣にいてくれたのに……それに気づかないような私でもいいのなら…」
[メイン] 白井夢結 : 「これからも…一緒にいてくれる…?」
[メイン] 長門 : 「もちろんだ……私はずっと……」
[メイン]
長門 :
「提督(あなた)と共にある」
指輪が白く輝く
[メイン]
エリー :
「─────!!」
それを見て、口元に手を当て、顔を真っ赤にする。
[メイン]
神楽 :
よくわかっていない表情で
エリーの袖を引っ張っている
[メイン]
エリー :
………す、すごい………!!
─────長門先輩は……選んだ……!
過去の自分と、決別して……今の自分を─────変えた……!
[メイン]
エリー :
興奮気味であったためか、はひっ!?という声を漏らしながら
神楽の方を向く、相変わらず顔は真っ赤の状態のまま。
[メイン]
白井夢結 :
「ありがとう…長門…」
涙を滲ませながら、長門の手と、そこにある指輪を手に取る
[メイン] 神楽 : 「(すごい良い感じだけど、あの二人結婚するアルカ 学生結婚はやばいってパピーが言ってたアル)」
[メイン]
エリー :
「!?!??!?!!!?!?!?!?」
さらに顔が、茹蛸かってくらいに赤くなる。
[メイン]
長門 :
「私からも…感謝を…」
また感極まりそうになりながらそれを見つめる
[メイン]
エリー :
で、でも………あ、あの二人を、み、みみ、み、見ている、と……!!
け、けけけ、け、結婚っ………!!
[メイン]
エリー :
「─────!」
そ、そうだ………あの日記に書いて、あったのは………きっと─────!
[メイン] : 『これを夢結に渡そう。熟れて食べ頃になったら、きっと夢結の役に立つだろうから』
[メイン]
エリー :
熟れて、食べ頃に、なる─────。
……もう、バナナは……とっくに、食べ頃を、過ぎていた……。
それが、意味することは─────?
[メイン] エリー : 探偵の卵の脳が、フル回転され導き出された答えは、一つ。
[メイン] エリー : ─────"夢結先輩の役に立つ"存在はもう、既に……そこにいた、ということだ。
[メイン]
エリー :
「あ、あわわわっ………!も、もう少しだけ……!
み、みみ見ていたい、ですが……」
無粋も無粋、ということはエリーも、なんとなく分かっていた。
[メイン]
エリー :
「……か、神楽さん、い、行きましょうっ……!」
顔から湯気を出したまま、ぐいっ!と神楽の腕を引っ張り、すたすたすた!
[メイン] 神楽 : 「見なくていいアルカ?」
[メイン] エリー : 見゛た゛い゛
[メイン] エリー : 「い、いいい、い、いいんです………!!」
[メイン] 神楽 : 「ふーん……」
[メイン]
神楽 :
腕を引かれながら、ふと思う
結局、あのバナナが一房もあった理由はなんだったんだろう? と
[メイン] 神楽 : ……“一つ”残った理由と併せて 少し思い当たる様で
[メイン]
神楽 :
でもまあ、野暮だから。 引かれるまま
忘れていく事にした
[メイン]
長門 :
[メイン]
長門 :
[メイン] 長門 : そんな後輩たちを横目で見送った後…
[メイン]
長門 :
「それで……物はついでなんだが……」
顔を赤くしながら頭を掻いて
[メイン]
白井夢結 :
「…? 何かしら…?」
ちょっとほっと一息つけて、間の抜けたような顔で
[メイン]
長門 :
「私たち……一緒にならないか?」
かろうじて絞り出せたのは言葉足らずなお願い
[メイン] 白井夢結 : 「………えっ? い、一緒に……?」
[メイン]
長門 :
「……同室だった方が色々と、何かあっても……」
もごもごと自分らしからぬ緊張を感じている
[メイン]
白井夢結 :
「……あ、ああ…同室のお誘いね…」
しどろもどろになっていたが、納得した様子で
[メイン] 白井夢結 : 「………ええ。こちらこそ、よろしくお願いするわね」
[メイン]
白井夢結 :
ニコリ、と笑って
その提案を受け入れる
[メイン]
長門 :
「そ、そうか……!」
ぱぁっと子供のような笑みを浮かべ
[メイン]
長門 :
「あ、うむ、よろしく頼む」
遅れて体裁を繕う
[メイン]
長門 :
「それでは早速申請に行くとするか……」
手をつなごうか迷って夢結の手のあたりをさまよわせながら
[メイン] 白井夢結 : 「……え、ええ…」
[メイン]
白井夢結 :
その手に、ゆっくりと己の手を近づけて
恥ずかしい、という気持ちが勝り、指先を摘まむようにして握る
[メイン]
長門 :
「……冷えるからな」
その感触に吹っ切れて、言い訳のように手を握る
[メイン] 白井夢結 : 「フフッ……そうね。冷えてしまうものね」
[メイン] 白井夢結 : 同じ言い訳をして、長門の手をしっかりと握った
[メイン] 長門 : 耳まで真っ赤にしてその手を握り返した
[メイン] 白井夢結 : お姉様、私でも、前を向いて進めそうです
[メイン] 白井夢結 : だって私には────大切な人が、一緒にいてくれるんですもの
[メイン] 白井夢結 :
[メイン] 白井夢結 :
[メイン] エリー :
[メイン] エリー : ─────そして、その後日……。
[メイン] エリー : ………………///
[メイン]
エリー :
……え?み、みみ、見てない、ですよ?
覗き見とか、ハイ、シテマセンヨ………?
[メイン] 神楽 : 「まーた、何か妄想してるアルカ? よっきゅーふまんは、不和の元ネ」
[メイン] エリー : ぽけーっとした表情で、お昼休憩を過ごすエリーと……。
[メイン] エリー : 「………!?!!?!?!??!?!」
[メイン]
神楽 :
ジトーっとした目を向け
テーブルの上の菓子に手をつける神楽があったそうな
[メイン]
エリー :
「し、ししし、し、し、してない……よ……!?か、神楽……!?」
あれから色々経過して、さん付けをやめ、呼び捨てで呼ぶようになったエリー。
[メイン]
エリー :
必死こいて否定するも、顔が発情期ですかー?コノヤローってくらいに真っ赤ななので
当然のことながら、神楽にはバレバレであろう。
[メイン] 神楽 : 「もー何も言うナ、エリーが真っピンクなのはよーく伝わってきたアル」
[メイン] エリー : 「!?!?!?!??!!?!?!?!?!」
[メイン]
エリー :
ガーーン。ショックを受けるエリー。
そのまま、ブシャアアッ!と手に持った缶ジュースを握り潰してしまう。
[メイン]
神楽 :
幾らかして、名を聞いたのか
ちゃんと名前で呼びつつ、声には呆れと親しみが混じり
[メイン] 神楽 : 「……探偵ってもっとハードボイルドな感じかと思ってたアル」
[メイン]
エリー :
まるでマジックだった。
そこにあった質量が0になったかのうように、エリーの手には何も無かった。
開くとそこには、質量が濃縮された、謎の物体Xがあるのだが……。
[メイン]
エリー :
「あうぅぅ……わ、私も……はーどぼいるどな探偵……
目指してるんだけど……」
愕然としながら、項垂れるエリー。
[メイン]
エリー :
「……あ……そうだ、神楽……!
……例の件について………何か、分かったこととか……ある……?」
[メイン]
エリー :
ふと、思い出したように神楽に聞く。
─────例の件……川添美鈴の謎について、である。
[メイン] 神楽 : 「ん……パイセンのルナなんとかの件アルカ」
[メイン] エリー : 何故二人が、もう既に卒業した、出会ったことも無い先輩について調べているのか、それは……。
[メイン] エリー : こくりと頷く。
[メイン] エリー : 「………うん、やっぱり……おかしい、から……」
[メイン]
神楽 :
これより前、神楽は万事屋の件を話し
結果、最速の依頼人となったのが彼女であった
[メイン]
エリー :
「……川添先輩は、そのルナティックトランサーを……制御、できた……
その技術を……その人は……持ってる……」
[メイン] エリー : 「でも……この学園には……何も………残さなかった……」
[メイン]
エリー :
「夢結先輩のことを、本当に想っているなら………」
眉を顰めながら。
[メイン] 神楽 : 「……私は、先輩と一緒にいて、心がフラフラしてないだけと思ってるけどナ」
[メイン]
神楽 :
事実、長門と一緒にいる今は安定している
そう悪人だとは思えないが……
[メイン] 神楽 : 「依頼は依頼だから、調べはしたけど」
[メイン]
エリー :
……ルナティックトランサー状態の夢結先輩の姿は、今も記憶の中にある。
あの時は、長門先輩によって事態は収束へと導かれた。
しかし……もしも?衝突が起きた場合……一体、どれほどの被害が生じただろうか。
[メイン] エリー : それほどにまで、"危険な状態"なのだ。
[メイン] エリー : 「……!あ、ありがとう……!神楽……!」
[メイン]
神楽 :
万事屋での経験を活かし、聞き込みや
交友があったと言う先輩、先生の調査結果などを纏めた資料が机に置かれる
[メイン]
エリー :
エリーは……お世話になった先輩二人の幸せを、願いたかった。
自分を変えることができる、それの証明を、二人は示してくれた。
[メイン]
エリー :
ある意味、エリーにとっては恩人のような存在になっているのだ。
だからこそ、二人の力になりたく……そのために、不穏要素を取り除きたかった。
[メイン] エリー : 「そ、それで……川添先輩は……今、どこに……?」
[メイン] 神楽 : 「んー……それが」
[メイン] 神楽 : 「学校を軸に追ってるけど……卒業から一年もたってないのに、バッタリ足取りが消えたアル」
[メイン] 神楽 : 「……もしかしたら、先輩の方も何かに巻き込まれてるかもしれないネ」
[メイン] エリー : 「………………!……神楽の……ツテを、伝っても……そう、なんだ……?」
[メイン] エリー : どうやらエリーの調査でも、全く同じ結果しか得られていないようで。
[メイン] エリー : だからこそ、謎が謎を呼ぶ、という異様な状況になっているのだ。
[メイン] エリー : 「……もしも、神楽の……言う通りなら……それは、私は……見過ごせない……」
[メイン] エリー : 「…………」
[メイン]
エリー :
ふと、エリーは思った。
……ここまで、全て……"自分がそうしたい"から、そうしてきている。
[メイン]
エリー :
ちらりと、神楽の方を見る。
……ひょんな出会いから、ここまで関係が続いてきた彼女。
コミュ障なエリーではどうしようもない問題も、神楽に甘えてきたことは多々。
[メイン] エリー : 流れというもので、この謎の事件を追うことを手伝ってもらっているが……。
[メイン]
エリー :
─────深堀すればするほどわかる。
この件は……深淵に近いものだ。
[メイン] エリー : 深淵を覗き込めば、深淵もまたこちらを覗き込んでいる。
[メイン]
エリー :
つまりは……今、自分達がやっていることもまた、危険な行為なのだ。
そんなことに付き合わせてしまっていることに、今更ながら思うエリー。
[メイン]
エリー :
「……え、えっと、えっとえと……」
あたふたとしながら。
[メイン]
エリー :
「……も、もしも……!危なさそうになったら……
こ、この件!……神楽は……降りても、いい……から、ね……!」
[メイン] 神楽 : 「エリーが降りないのに、私が降りるわけ無いネ」
[メイン] エリー : 「……………!!!」
[メイン]
エリー :
その言葉は、純粋に、嬉しかった。
だからこそ……その続きが聞きたく。
[メイン]
神楽 :
菓子の袋を、まとめて潰し
ついでに物体Xをゴミ箱に放り込み
[メイン]
エリー :
「……か、神楽は……探偵を……目指しているわけでも、ないん、だよね……?
そ、それは……ど、どう、して……?」
[メイン]
エリー :
神楽と出会ってから、段々と大胆になってきたエリー。
こうして、ぶっちゃけた質問もするようになっているのだ。
[メイン]
神楽 :
ふと、神楽は指を顔の下にやり
“言われてみれば” と少し考え
[メイン]
神楽 :
『依頼されたから』
では、引き受けた理由にはならず
[メイン]
神楽 :
『万事屋だから』
と答えるには、今一つ何か足りないので…
[メイン] 神楽 : じゃあ、これで良いだろう
[メイン] 神楽 : 「友達だから」
[メイン] 神楽 : 「放っておいたら、きっと無茶するだろーし。仕方ないから、一緒に頑張ってあげるヨ」
[メイン]
エリー :
「あうぅ……わ、私……そんな風に見えてるんだ……」
肩を落としながらも。
[メイン]
エリー :
「………でも、ありがとうね……」
にこっ、と自然な笑顔で笑うのだった。
[メイン] 神楽 : 照れを覆って隠す様に、にんまりと笑い
[メイン] 神楽 : 「そ、そーいえば、エリーも頑張ってるけど……そんなに、エリーのなりたい探偵は忙しいアルカ?」
[メイン]
エリー :
その問いに、エリーもまた考えるようにして
指を顎の方へ置き、上を向きながら。
[メイン]
エリー :
「……わかんないや」
困り眉で笑って。
[メイン]
エリー :
「でも………私のこの……他人を傷つけてしまう力でも、誰かを助けることが……できるなら……」
軽く握り締めた拳に目を落としながら。
[メイン] エリー : 「………きっと、私は……自分に、自信を持てるように……なるから」
[メイン]
エリー :
「だから私は……頑張る、今も……これからも……ずっと」
自信無さげに、にこりと笑う。
[メイン]
神楽 :
聞き終わると、神楽は見慣れた机の先に
少し昔にあった事を投影して
[メイン] 神楽 : 「…時々、ながもん達の部屋をチラチラ見てるのも、自信の為アルカ?」
[メイン]
神楽 :
ちょっと意地悪がしたくなった
なんとなく、ちょっと悔しくもあるから
[メイン]
エリー :
「…………!!?!?!?!!!?!??!」
落書きみたいな顔になる。
[メイン] エリー : そのアンサーは。
[メイン] エリー : 趣味だから……///
[メイン] エリー : …………い、言えない……!!!
[メイン]
エリー :
「ひ、ひみつ………!!!」
ガタァンッ!!と立ち上がり、顔を真っ赤にしながら逃げ出す。
椅子がこの瞬間に粘土みたいにぺっちゃんこになる。
[メイン] 神楽 : 「ふっふっふ……万事屋には、人を追いかける仕事だって山ほどあるネ!」
[メイン]
神楽 :
悪戯心を満面に描いた笑顔で、走り出し
邪魔をするものは全て押し除ける
[メイン]
神楽 :
神楽は、今日も神楽のまま。
友人や、先輩のお陰で。とても楽しい日々を過ごしていた
[メイン] 神楽 :
[メイン] GM : 宴だァ~~~~~~~!!!
[メイン] 長門 : 宴だ!
[メイン] 白井夢結 : 宴よ~~~~~~~!!!
[メイン] 神楽 : 宴アル〜〜〜〜!!!!!!
[メイン] エリー : 宴です……!
[メイン] 長門 : まさかゴリラTRPGでここまでRPが濃くなるとは…
[メイン] 神楽 : ゴリラTRPG 奥深いアル
[メイン] エリー : 何故、ですかね……
[メイン] 白井夢結 : 何故かしら…
[メイン] エリー : システムは……割と……私好み……です
[メイン] 白井夢結 : ゴリラ要素をどうにか絡めていくのは面白かったけど百合とのかみ合わせは微妙かしらね…?
[メイン] 長門 : 私ゴリラっぽいことジュース作るぐらいしかしてないぞ
[メイン] エリー : ゴリラっぽい行為をして……バナナを稼ぐ……これがあるので……シーン毎に、やることを考えるのが……楽になる側面が……ありますので……
[メイン] エリー : ただ……百合が絡むと……別、ですね……
[メイン] 白井夢結 : それはそうね…
[メイン] 長門 : シナリオがゴリラとは思えないシリアスさなのだが!
[メイン] 神楽 : 仕方ないアル うちのゴリラも長編ではドシリアスネ
[メイン] 白井夢結 : バナナが腐って暴走する…それだけのはずではあったのだけど…
[メイン]
エリー :
いいシナリオ、でした……!
日記の件は、ありがとうございます……!
[メイン]
神楽 :
良いフォローだったアル…
なお、私の読みは七割がた外れたアル
[メイン]
長門 :
今回GMはお疲れだったな
ありがとう
[メイン] 白井夢結 : みんなのRPがいいからなんかシリアスな方向にノリが乗ってしまったわね
[メイン] エリー : うわ……!ありがとうございます……!
[メイン] 神楽 : うわありネ!
[メイン] 長門 : ありがたい!
[メイン] 神楽 : みんなキャラが濃かったアルナ……続きが気になりもするヨ
[メイン] 長門 : 美鈴様に殺されそうなのだが
[メイン] 白井夢結 : 2人のお姉様に狙われるけど頑張って欲しいわね…
[メイン]
エリー :
ゴリラキャンペなら……ともかく……
百合ゴリラキャンペだと……←意味深にウホ
[メイン] 長門 : 咲朱様はまあゴリラ気味だからいけるが美鈴様はな…
[メイン] 神楽 : まー、アレヨ 生きてるし学校にも通えてるとかならギリギリ大丈夫かもしれないネ
[メイン] 神楽 : …寝取りで脳が破壊されてなければ
[メイン] 長門 : 共倒れしてくれ…!
[メイン] 白井夢結 : キャンペーン化したら間違いなくラスボスとして出てくるわね…お姉様
[メイン] 長門 : 勝ち目がないぞ勝ち目が
[メイン] エリー : あわわわわわ……
[メイン] エリー : 多分……キャンペ最終話一個前に……私の死体が……
[メイン] 長門 : 次の話で梨璃が出てきそうだな
[メイン] 神楽 : こわい
[メイン] 長門 : いやゴリラだから六角か?
[メイン] 長門 : あとゴリワーツだが魔法要素ほぼなかったな
[メイン] 神楽 : ゴリラ(魔法)
[メイン] エリー : それは……そう……です
[メイン] 長門 : 魔法使ったらゴリラっぽくないというのもあるか
[メイン] 白井夢結 : それは確かにそうね…
[メイン] エリー : ゴリラは……パワーが……命……
[メイン] 長門 : 杖構えてるぐらいなら殴るべきだな
[メイン] 神楽 : 森の賢者だし魔法使ってもおかしくは無いアル
[メイン] エリー : データも……見ると……大体パワーで……なんとかしてる……
[メイン] 神楽 : (意味深に無言アル)
[メイン] 長門 : powという意味ならまあ…
[メイン] 神楽 : Power?
[メイン] 長門 : クトゥルフでもこれがMPの値になるしな
[メイン] 長門 : 他のシステムのネタまで使いまくってて怒られないのかと思ったらこれ無料配布だしな…
[メイン] 神楽 : ダブルクロスも極大うんたら魔法とかあるから、何処も大体……アル
[メイン]
白井夢結 :
そうね
完全に非営利だからできるパロネタ塗れなところはあるわね
[メイン]
白井夢結 :
もうサンジ半だし私は寝るわね
皆来てくれてありがとう…!
[メイン]
白井夢結 :
お疲れシャン!
またね~~!!
[メイン]
長門 :
こちらこそありがとう!
お疲れシャンだ!
[メイン]
エリー :
私も……うとうと……なので……
卓立て……ありがとう、ございました……!
お疲れシャンです……!
[メイン]
神楽 :
お疲れシャン!
楽しかったアル〜!!!!