Ccfolia Log

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GMアウラ

「旅客叢書」(りょかくそうしょ)
テーマ:四季×旅行×文学
人 数:1~2人(タイマン・複数人改変可)
構 成:全四章キャンペーン+α
時 間:一章につきボイセ3時間
技 能:特になし
特 徴:継続探索者で気軽に遊べる。四季を感じながら旅行できる。モチーフ元を知っていなく
ても楽しめる。

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GMアウラ


「旅客叢書」-春の章-


大型連休。花の盛りを迎えた海浜公園は、羽を伸ばすのにちょうどいい。花を打つのは突然の雨。無彩色の館で、断片は眠りについている。

───────────────
大型連休。何らかの理由で海浜公園の花畑を訪れた探索者たちは、突然の雨に見舞われてしまう。
そんな時、見知らぬ男が車から顔を出して話しかけてくる。
「私は丘の家の者だ。よければ、雨宿りしていかないか?」

other

GMアウラ

キャンペーンになったとたんまるでやってこないから単発にしてGM一人キャンペするじゃない

other

[noname]

土曜が潰れるようになってシャン卓全然参加できなくなって鬱
土曜、自由が効く唯一の日だったんだよな

other

GMアウラ

あれ…あんた社畜!?

info

GMアウラ

22時出航じゃない

other

[noname]

あうらさいきんげんきでうれしい

other

GMアウラ

暫くえらい大変だったじゃない
まよキンもルルブごとアカウントも消えるし

other

[noname]

あうらーごはんつくってー

other

GMアウラ

先週食べたでしょじゃない

other

[noname]

毎日食べたい

other

[noname]

明日になったら
ご飯食べようよ

other

GMアウラ

お、きたわねじゃない

other

きた

main

x5 3d6 #1
(3D6) > 8[5,2,1] > 8

#2
(3D6) > 10[2,4,4] > 10

#3
(3D6) > 8[1,5,2] > 8

#4
(3D6) > 13[5,3,5] > 13

#5
(3D6) > 16[5,5,6] > 16

other

[noname]

ハッルー・ウゥ

other

[noname]

キャンペーンやりたいけど時間が無いシャーーーン

other

[noname]

すわわっ!

other

[noname]

笑えないよ!

ステータス

諏訪姫

STR 8
CON 10
DEX 8
POW 13
INT 16

目星 80
聞き耳 80
図書館 80
歴史 80
水泳 80
芸術(スケート) 80

other

GMアウラ

一応言っておくと80限界にしてるけどこれRPG卓じゃないから99まで行けるじゃない

other

[noname]

>諏訪姫(すわひめ)は、長野県諏訪市公認のご当地萌えキャラ。ピーエムオフィスエーが製作した。
へぇ~!?

other

GMアウラ

諏訪と言えば逃げ若!逃げ若!じゃない

other

GMアウラ

他を待つならもう少し待ってもいいじゃない
このまま出発してもいいじゃない

other

諏訪姫

>一応言っておくと80限界にしてるけどこれRPG卓じゃないから99まで行けるじゃない
それはわらわのこだわりで80上限にしたいだけだから気にしなくてもいいのじゃ

other

諏訪姫

待てば待つほどわらわとGMの時間が失われていくからわらわはソロでも大丈夫じゃ

other

[noname]

Q.時は失われるもの?

other

GMアウラ

まあ人狼あるし望み薄じゃない
始めるじゃない

main

GMアウラ

出航じゃない~~~~!

other

諏訪姫

わかったのじゃ

other

[noname]

今日はDXもあるもんなー

main

諏訪姫

出航なのじゃ~!!!

main

GMアウラ

main

GMアウラ

main

GMアウラ

main

GMアウラ

季節は大型連休の頃。海外旅行やレジャー施設観光で世間が浮き立つ中、探索者たちは郊外に位置する海浜公園へと出かける。盛りを迎えた一面の花畑は、人でごった返すこともなく、かといって侘しい気持ちになるほど閑散としているわけでもない。ちょうどいい賑やかさは羽を伸ばすのにうってつけだ。

main

GMアウラ

海浜公園は総面積25万平米にも及ぶ公園である。緩い階段状になった花畳が視界いっぱいに広がり、散策用の歩道が海を臨む展望台まで続いている。歩道の側には土産物屋や売店、モダンなカフェなどが並び、どれも景観と上手く調和している。多少雲は多いものの切れ間からは青空が見え、過ごしやすい天気と気温である。

other

GMアウラ

花畑に興味がないのであれば、カフェの紹介記事を見た、期間限定グッズを買いに来た、近くに寄ったついでなどの理由で訪れるかもしれない。なお、25万平米は東京ドーム5個分に相当する。

main

諏訪姫

「ここが海浜公園じゃな?」

other

GMアウラ

MPも用意しておいておいてほしいじゃない
POWと同じ

main

諏訪姫

すんすんと鼻を鳴らして、かぐわしい花の香りを嗅ぎながら園内へと歩を進める。

other

諏訪姫

最初から設定しておるぞ

other

[noname]

えらい

main

諏訪姫

「おおっ!一面花畑じゃ~!」

other

GMアウラ

ほんとじゃない!?
できた探索者じゃない

other

[noname]

アウラとは大違いじゃない

other

GMアウラ

わたしは単発がんばってるからえらいじゃない

main

諏訪姫

GM、花の種類はわかったりするのかの?

main

GMアウラ

見た感じはチューリップだったりラベンダーだったりするじゃない

main

諏訪姫

ほうほう。ちゃんと春の花が咲いておるのじゃな。

main

諏訪姫

花々を見ながらゆっくりと歩道を歩き進む。

main

諏訪姫

「戦国の世も原っぱに花畑があったものじゃが、こうやって整理された花畑もまたよいのう」

main

GMアウラ

しばらく歩を進めると、散策用の歩道とは別に分かれ道になっている歩道を見つける。

〈目星〉

main

諏訪姫

「む?分かれ道?」

main

諏訪姫

ccb<=80 (1D100<=80) > 32 > 成功

main

GMアウラ

成功→遠くの丘に洋館と思しき建物がある。カフェや何かの観光施設のように見えるが、随分と古びているようだ。

main

諏訪姫

「……おや?あれはお屋敷かのう?」

main

諏訪姫

展望台があるとは聞いていたのじゃが、あのようなものもあるのか~。

main

諏訪姫

気になったので目をきらきらさせながら洋館の方へ行ってみるぞ。

main

GMアウラ

洋館への道中にも色とりどりの草花が植生している。少し歩けば、開けた花畑に出くわす。この辺りになると観光客は探索者しかおらず、貸し切り気分を味わえることだろう。

main

GMアウラ

花畑に足を踏み入れた際に〈POW18との対抗ロール〉

main

諏訪姫

「むむむ?ここにはわらわ以外は誰もおらんようじゃな。穴場ってやつかのう?」

main

諏訪姫

らっきぃと思いながら花畑へと足を踏み入れる。

other

[noname]

アウラお前2話からはおれがはいれる日に立てろ

main

諏訪姫

res(13-18) (1d100<=25) > 33 > 失敗

other

GMアウラ

だったら入れる日と時間を言うじゃない
ていうかキャンペの時点で駒置けじゃない

main

GMアウラ

失敗→一瞬、くらりと目の前が揺らぐ。疲れが出たのだろうか。MP-1d3。

other

[noname]

そんなこと言うと今から置くけど

main

諏訪姫

「……あれ?」

main

諏訪姫

一瞬ふらっとして、その場に倒れそうになるもしっかりと踏ん張って。

main

諏訪姫

1d3 (1D3) > 1

other

GMアウラ

なんで今までおかなかったじゃない!

main

system

[ 諏訪姫 ] MP : 13 → 12

other

[noname]

何が辛いって伝助多分バツばっかりになりそうだもんなァ....予定ギチギチでおんもし

other

GMアウラ

オープンキャンペっていっといたじゃない

main

諏訪姫

「んんん……。少し歩き疲れたのかの?」

main

GMアウラ

花畑に対して〈博物学〉〈INTx5-20〉などで振れるじゃない

main

諏訪姫

ではINTで振ってみるのじゃ!

main

諏訪姫

ccb<=80-20 (1D100<=60) > 52 > 成功

main

GMアウラ

公園の花畑とは違い、植物の種類や位置に法則性がない。これらは自然に植生しているものであり、故にここが海浜公園の敷地内ではないことに気がつく。また、見たことがない品種が多い。

main

諏訪姫

「むむむ……?よく見てみると花の種類が違うのう?」

main

諏訪姫

「てっきり海浜公園の敷地内かと思っていたのじゃが、この館の持ち主の土地に入ってきてしまったのじゃろうか?」

main

諏訪姫

その場にしゃがみ込んで、珍しい花を見つめている。

main

GMアウラ

そうしているとポツポツと頭に当たるものがある。雨だ。先程までの丁度いい曇り空はいつの間にか黒い雨雲となり、探索者の頭上に広がっている。

main

諏訪姫

「わっ、わっ、わっ!?」

main

諏訪姫

「雨じゃ~~~!?着物が濡れてしまう~~~!?!?!?」

main

諏訪姫

とりあえず雨宿り先をと、視界に入った洋館の方へと走り出す。

main

GMアウラ

館にいこうとすれば、ここからであれば、走っても5分以上かかってしまうだろう。そうこうしているうちに雨脚はどんどん強くなる。

main

GMアウラ

すると、探索者たちの背後で車のクラクションが鳴る。振り返れば、一台の黒い外車が停まっている。助手席のパワーウィンドウが開き、運転席に座っている男性が声をかける。

main

藤山 誠司

「私は丘の家の者だ。よければ、雨宿りしていかないか?」

main

諏訪姫

「……困ったのう。思ったより遠い……って、ふぇっ!?」

main

諏訪姫

突然のくらくしょんにびくりと肩を跳ね上がらせて、音の方を振り向けば…。

main

諏訪姫

「なっ、なんじゃお主は。よいのか?」

main

諏訪姫

何度か見てはおるものの、まだ車には慣れんのう。

main

藤山 誠司

「ああ。ここからでは公園に戻るにも館に進むにも、その前に土砂降りだろう」

main

諏訪姫

「それは……非常に困るのう。うむ!お言葉に甘えさせてもらうのじゃ!」

main

諏訪姫

棚からぼたもちとはこのことか。声をかけてきた男性がいる車へと近づく。

main

藤山 誠司

「……ああ、遠慮なく乗ってくれ」
そういう顔には鋭い目が覗き、眉間には深いしわが刻まれている。いかにも厳しそうな外見でニコリともしない

main

諏訪姫

……おお~。この男、わらわの時代の戦国武将みたいな顔つきをしておるのう。

main

諏訪姫

少々失礼なことを考えつつも、男が開けてくれた車のドアの中へと入り込む。

main

諏訪姫

「それではお邪魔するのじゃ」

main

藤山 誠司

車に乗り込めば、男はミラー越しに話しかけてくる。

main

藤山 誠司

「観光か? 災難だったな。すぐ止むといいんだが」

main

諏訪姫

「うむ、そうなのじゃ。この辺りに花が綺麗な公園があると聞いて来たのじゃが……いつの時代も天気の機嫌だけはわからんのう」

main

諏訪姫

「おっと、その前に……わらわは諏訪姫!助かったぞ!」

main

諏訪姫

「えっと、お主は……?」

main

藤山 誠司

「藤山誠司だ。大学で教授をしている」
「専門は近代文学だ」

main

諏訪姫

「ほうほう……。いわゆる先生というやつかのう」

main

諏訪姫

「うむ!よろしくなのじゃ。誠司!」

main

藤山 誠司

「よろしく」
サイドミラーから視線を外すと、雨と洋館を睨むようにして口数少なくそういった

main

藤山 誠司

5分ほどで車は洋館に到着する。洋館は平屋建てで、目の前にすると案外小さく感じる。
見晴らしのいい丘に建っており、天気がよければ水平線や遠くの花畑を臨むことができただろう。

main

藤山 誠司

遠くから見た時は古びているように見えたが、近くにすると新しく小綺麗な館である。

other

諏訪姫

羊羹を睨むの誤字でなんでこの男はわらわの好物が羊羹だと知っておるのじゃ?って一瞬なったのじゃ

other

GMアウラ

急に羊羹が振ってきたじゃない

main

諏訪姫

「あ~……この車という乗り物は馬と違って揺れが少なくて乗り心地がよいのう~」

main

諏訪姫

しばらく車に揺られていると、遠くに見えていた洋館が間近になる。

main

諏訪姫

「おおっ!遠くから見たときは古びて見えたのじゃが、こうやって近くでよく見てみると小洒落た館じゃな」

main

藤山 誠司

「妻は身体があまり強くない。ので、空気のいいこの土地で、3年前から静養させている」

other

諏訪姫

羊羹が降ってくるとSANチェック発生しそうじゃの

main

藤山 誠司

「サナトリウムと言えばわかりやすいだろうか」

main

藤山 誠司

「……ちなみに、先ほど君たちがいた場所は私有地だ」

main

諏訪姫

さなとりうむ……?えーっと、たしか療養所じゃったか?

main

諏訪姫

「ふむふむ……誠司は奥方と二人暮らしなのか?」

main

諏訪姫

「……おっと、お主の館の敷地内とは気づかなかったのじゃ。勝手に踏み入ってしまって申し訳ない」

main

藤山 誠司

「いや、かまわない。降りようか」
館の前で車は止まる

main

藤山 誠司

誠司は車を下り、スタスタと建物の中に入っていく。
館内に入れば、誠司は「少し待っていてくれ」と言い残し、探索者を玄関に残したままどこかに行ってしまう。

main

諏訪姫

車から降りて、誠司の後についていく。

main

諏訪姫

「わかったのじゃ!」

main

GMアウラ

館に足を踏み入れた時点で〈POW×5〉

main

諏訪姫

ccb<=65 (1D100<=65) > 49 > 成功

main

GMアウラ

成功→むせかえる程の甘い香りが館内に充満していることに気がつく。

main

諏訪姫

「さて……っ!?」

main

諏訪姫

ふぅっと一息つこうとしたところ、むせかえるような花の匂いに息が詰まる。

main

諏訪姫

「なっ、何じゃこの匂いは!?」

main

諏訪姫

玄関を開けて新鮮な空気を入れてもいいかの?

main

GMアウラ

では窓を開けると…
少しは薄れたように感じるものの、外からもまた花の匂いが入ってくるじゃない

main

諏訪姫

「……そういえば外にもいっぱい花が咲いていたのじゃ!?」

main

諏訪姫

「誠司~!せいじ~~~!!!」

main

諏訪姫

玄関から大声で誠司の名前を呼んでみる。

main

東雲 佐恵子

「どうかなさいましたか?」
しばらくすると、タオルを持った女性がやってくる。

main

諏訪姫

「……!?誰じゃお主は!?誠司の奥方か!?」

main

東雲 佐恵子

「あ、申し遅れました。私は家政婦の東雲と申します」
「そのままでは風邪をひいてしまいます。タオルをどうぞ」
そういって東雲はタオルを渡してくる

main

諏訪姫

「家政婦?いわゆる家人かのう?」

main

諏訪姫

「……とと、これはありがたい。わらわは諏訪姫じゃ!よろしくのう!」

main

諏訪姫

佐恵子からたおるを受けとって、頭を拭き拭き。

main

東雲 佐恵子

「よろしくお願いいたします」
「温かいお茶を淹れますから、居間の方へどうぞ」
と諏訪姫を居間に案内しようとする。

main

諏訪姫

「……突然の客人にもかかわらず、もてなしてもらって悪いのう」

main

諏訪姫

足袋を脱いで玄関へと上がり、佐恵子に着いていく。

main

諏訪姫

「……とと、その前に、じゃ」

main

諏訪姫

「佐恵子といったか、お主はこの匂いは大丈夫なのか?」

main

東雲 佐恵子

「匂い…?」
不思議そうに首をかしげる

main

諏訪姫

「……この屋敷に入った瞬間に、むせかえるような花の香りに包まれたのじゃが、佐恵子は気にならないのか?」

main

東雲 佐恵子

「私はそのようなものは感じませんが……もしかしたら裏庭の花の匂いに鼻が慣れてしまっているのかもしれませんね」

main

諏訪姫

「ふむ……そういえばここの敷地内にわらわが見たことがない花が咲いておったのう。単純にそれらの品種の匂いにわらわが敏感になってしまってるだけかもしれん」

main

諏訪姫

「おかしなことを聞いてしまったのう。悪気があったわけじゃないから水に流してほしいのじゃ」

main

東雲 佐恵子

「いえ、お久しぶりの客人ですから。むしろこちらに至らないところが合って申し訳ありません」
「その分はきっと取り返して見せます。」
笑いながら居間へと案内する

main

諏訪姫

「……まるでお釈迦様のような心遣いじゃの。わらわにも非があったのじゃからほどほどで大丈夫じゃからの!?」

main

諏訪姫

少し驚いた顔をしながら、居間の方へ通される。

main

GMアウラ

居間
すっきりと整頓された上品な部屋。食卓用の足の長いテーブルとは別に、二人掛けのソファとガラステーブルがある。東雲はソファの方に座るよう促し、お茶とクッキーをテーブルに出す。

other

諏訪姫

ソロは自分のタイミングで進行できる分、GMに負担を掛けてないか心配してしまうのじゃ

other

GMアウラ

むしろソロだから負担少ないじゃない?
下手すると6人とかでそれぞれ暴れ出すじゃない

main

諏訪姫

促されるままそふぁにぽすんと座り、目の前に置かれたお茶に手を伸ばす。

main

諏訪姫

「いただくのじゃ」

main

諏訪姫

お茶を飲みながらほっと一息。

other

諏訪姫

ほうほう。言われてみればそうかもしれんのう
6人もいたらもうこの屋敷がなにかしらいたずらされてそうじゃの

other

GMアウラ

天気変えられたり花畑に変なの植えられたりしてそうじゃない

main

諏訪姫

「そういえば、誠司にはこの屋敷には奥方がいると聞いたのじゃが、佐恵子も含めて三人暮らしなのか?」

other

諏訪姫

はちゃめちゃで笑ってしまうのう

main

東雲 佐恵子

「ええ、私は半年ほど前から働かせていただいています」

main

諏訪姫

「ほうほう。そうなのか」

main

諏訪姫

「この辺りは景色もいいから奥方殿の病気が早く治れば良いのう」

main

諏訪姫

そう言いながらお茶請けのくっきーをかじる。

main

東雲 佐恵子

「そうですねえ…誠司さんもそのために越してこられたのですから、あ、お味はいかがでしょうか。」

main

諏訪姫

1d100 美味しさ (1D100) > 9

main

諏訪姫

「……まっ、まぁまぁじゃな」

other

諏訪姫

賽子に任せるとこうなる典型じゃな

main

東雲 佐恵子

「あら、お口に合わなかったようで」
少し申し訳なさそうにしながら

main

東雲 佐恵子

「誠司さんといえば、どこに行ったのかしら?呼んで来ますね」
と居間から出ていく。

main

諏訪姫

「そ、そんなことはないぞ!?」

main

諏訪姫

くっきーをひょいぱくひょいぱくしてお茶で流し込む。

main

諏訪姫

「……って、行ってしまったのじゃ」

main

諏訪姫

勝手知らぬ他人の屋敷に一人ぽつんと残されてしまった。

main

GMアウラ

ではそこで目星

main

諏訪姫

ccb<=80 (1D100<=80) > 36 > 成功

main

藤山 つぐみ

居間の棚に写真立てがいくつか置かれている。
写真には誠司と女性が並んで写っており、女性は明るい笑顔が印象的だ。
誠司は今よりも少し若く、心なしか表情も少しだけ柔らかく見える。
旅行先で、花畑の真ん中で、あるいはこの館の一室で。
数々の写真から、この女性が誠司の妻であることがわかるだろう。

main

諏訪姫

「……おや?」

main

諏訪姫

手持ち無沙汰になってつい周囲に視線を移してしまう。すると、誠司と女性が映る写真が視界に入る。

main

諏訪姫

「……この女性が誠司の奥方殿かのう。うむ、この女性もじゃが、誠司も幸せそうにしておる」

main

諏訪姫

幸せそうな夫婦の姿が映る写真を見て、一人でうんうんと頷いている。

main

藤山 誠司

そのように見ていると、タオルを持った誠司が居間にやって来る。

main

藤山 誠司

「ああ、ここにいたのか。……」と写真をじっと見る。

main

諏訪姫

「おっ、戻ってきたな」

main

諏訪姫

「お主がどこかへと消えたあとに佐恵子殿が現れての、見ての通りお茶をごちそうになったのじゃ」

main

諏訪姫

「……写真を勝手に見てしまったのは申し訳ないのじゃが、この女性が誠司の奥方殿か?」

main

藤山 誠司

「佐恵子さん…?」
不思議そうな顔をしたのち

main

藤山 誠司

「ああ、僕の妻の つぐみだ。家の中は自由に見てもらって構わない。」
「雨が止むまでくつろいでいくといい。面白いものは何もないと思うが……」

other

諏訪姫

えっ……何で疑問形なのじゃ!?

main

藤山 誠司

「それから、もしよければ妻の話し相手になってやってくれ。客人は久しぶりなんだ」
と話し再び立ち去る。

main

諏訪姫

……何か今不思議な顔をしておったような……?

main

諏訪姫

「わかったのじゃ!それならお言葉に甘えるとしよう……って、もういない」

info

GMアウラ

【夫人の部屋(病室)】【誠司の部屋】【居間】【書斎】【鍵のかかった部屋】を調べることができる。

main

諏訪姫

せっかちな男じゃのう。と思いつつ、とりあえず屋敷内を歩いてみることにした。

main

諏訪姫

「奥方殿の話し相手になってほしいと言うておったから、まずはそこに行ってみるかの」

main

諏訪姫

【夫人の部屋(病室)】へと足を向ける。

main

藤山 つぐみ

■夫人の部屋(病室)
病室に入ると、窓際のベッドに一人の女性が横たわっていた。女性は穏やかな笑顔のまま探索者たちを見る。居間で写真立てを見ているならば、写真の女性と同一人物であるとわかる。ただし写真に写っていた時よりも顔色が悪く、身体もやせ細っている。
【机、棚】を調べることができるほか、夫人に話しかけることができる。

main

諏訪姫

「こんにちは。お邪魔しておる諏訪姫じゃ!」

main

諏訪姫

ノックをして扉を開けたあと、一礼と挨拶をする。

main

藤山 つぐみ

夫人は窓際のベッドに横たわっている。窓からは海を臨むことができるが、生憎の雨で外はどんよりと暗く、お世辞にもいい景色とはいえない。

main

藤山 つぐみ

あなたを認めると、笑顔を浮かべて歓迎してくれているようだ

main

諏訪姫

笑顔……ということは、入っても大丈夫そうじゃな。

main

諏訪姫

もう一度礼をして、部屋の中へと足を進める。

main

諏訪姫

「先ほど雨に降られて誠司に助けてもらったのじゃが、つぐみ殿の話し相手になってやってくれと言われての。それで来たのじゃ」

main

諏訪姫

「病気。と聞いておるが……」

main

諏訪姫

そう言ってまじまじとつぐみを眺める。医者ではない自分から見てもお世辞にも体調がいいとは思えない風貌だ。

main

藤山 つぐみ

「誠司さん…」
呟くようにそういうと、相変わらずニコニコとあなたに笑顔を向けている

main

諏訪姫

「そうじゃそうじゃ。わらわが雨に降られて困っていたら車で雨宿りを勧めてくれての」

main

諏訪姫

「棚からぼた餅、渡りに船とは正にこのことじゃ」

main

諏訪姫

「名も知らぬわらわにとても良くしてもらって、誠司はいい男じゃ!つぐみ殿もそう思わぬか?」

main

藤山 つぐみ

「……」
そうねと言いたげに目を細めて笑顔でいる

main

諏訪姫

「そうか。お主もそう思うか~!」
つぐみの笑顔を肯定と捉えてうんうんと頷いている。

main

諏訪姫

「……つぐみ殿も早く身体を治して、居間の写真みたいにもっともっと夫婦の思い出を増やしていってもらいたいのう」

main

藤山 つぐみ

その言葉に思うところがあるのかないのか無言の笑顔で返す

main

諏訪姫

……おや?照れておるのかの?

main

諏訪姫

「……それにしても、今まで話して気付いたが、お主は口を開けぬようじゃの。難儀な病気じゃ……誠司も心苦しかろうな」

main

藤山 つぐみ

辛い話題にもかかわらず、変わらずニコニコと笑顔を諏訪姫に向けている

main

諏訪姫

「むむむ……?」

main

諏訪姫

強い女性なのかのう?と思いながら、話題作りのために部屋の方に視線を移す。

main

諏訪姫

棚を見てみるのじゃ!

main

GMアウラ

▶棚
〈目星〉

main

諏訪姫

ccb<=80 (1D100<=80) > 18 > 成功

main

GMアウラ

初心者向けの園芸用の教本がいくつか並んでおり、付箋のある本を見つける。

【挿し木(さしき)】
挿し木は、植物の人為的繁殖方法の1つ。
母株の茎の一部を切り取り、挿し床に挿すことで個体数を増やす園芸ないし農業技術である。これは、種子を形成しない、あるいは種子繁殖が経済的・栽培技術的理由などにより適さない植物を繁殖させるための方法のひとつとして用いられる。クローン技術の元祖とも言える。

main

諏訪姫

「おや?これはわらわにもわかるぞ」

main

諏訪姫

園芸用の本を手に取ってそれに目を通す。

main

諏訪姫

……ふむふむ。この屋敷の周りも沢山の花が植えてあるが、つぐみ殿の趣味なのじゃろうか?

main

諏訪姫

パタンと本を閉じて、次は机の方に視線を移す。

main

GMアウラ

▶机
筆記用具や置時計のほかに、小型のキャビネットが乗っている。引き出しを一つ開けてみると、日付や専門用語が並ぶプリント用紙がしまわれている。どうやら夫人の病状を記録したカルテのようだ。
3年前から彼女は血液系の病気を患っているようだ。だが、記録は1年前で途絶えている。

main

諏訪姫

「これはこの時代の医者の書き置きのようなものじゃな。どれどれ……」

main

諏訪姫

何か自分にもできることはないかと書類に目を落とすも、ちんぷんかんぷんだ。

main

諏訪姫

「………???????」

main

諏訪姫

……最後の日付が一年前ということ以外さっぱりわからぬ!

main

諏訪姫

とんとんと書類を揃えて机に戻して、再度つぐみの方へと話しかける。

main

諏訪姫

「つぐみ殿は花が好きなのか?誠司が言うにはここはさなとりうむ?と言うらしいが、珍しい花が沢山咲いておるのが気になってな」

main

藤山 つぐみ

「とてもきれいね」
質問には答えず、それだけ言って笑顔でいる

main

諏訪姫

「……!?しゃべれるではないか!?」

main

諏訪姫

「心配して損したのじゃ!まったく、わらわをからかっておったのか!?」

main

諏訪姫

「……まぁ良いのじゃ。そういうことができる元気はあるってことみたいじゃからの」

main

諏訪姫

「それじゃわらわは一度出て行くのじゃ。また話したいことができたら戻ってくるから、その時によろしくなのじゃ!」

main

諏訪姫

そう言うとにこりと笑って、一礼して部屋を出て行く。

main

GMアウラ

ではそこでpowx5

main

諏訪姫

ccb<=65 (1D100<=65) > 100 > 致命的失敗

other

諏訪姫

のじゃ!?

main

GMアウラ



もじゃない

main

諏訪姫

かちゃんと静かに扉を閉めて、次はどこに行こうか考える。

main

諏訪姫

【誠司の部屋】に向かうのじゃ!

main

GMアウラ

■誠司の部屋
シンプルで落ち着いた色合いの部屋。私室と仕事部屋を兼ねているようで、本棚にはギッシリと書籍やファイルが詰め込まれている。
【机、棚、クローゼット】を調べることができる。

main

諏訪姫

「せいじ~!つぐみ殿と話してきたのじゃ~!」

main

諏訪姫

遠慮なく扉を開けて部屋の中にそう声をかけるも、そこに誠司の姿はなかった。

main

諏訪姫

「……おや?厠かの?」

main

諏訪姫

戻ってくるのを待っていてもいいのだが、勝手に見ていいと言われていたので物色してみることにした。

main

諏訪姫

「何か面白いものはないかの~?」

main

諏訪姫

そう言いながら机の方を見てみる。

main

GMアウラ

▶机
引き出しに小さな鍵と新聞の切り抜きが入っている。

【新聞の切り抜き】
5年前の日付の地方新聞。海浜公園近くの私有地に隕石が落下したという内容。隕石は15cm四方の小片であり、けが人はいなかった。研究機関によると、類似の隕石は60年前から世界各地で複数例確認されており、分析の結果、過去と同様に火星隕石の可能性が高いとのこと。

main

諏訪姫

「……お星様が落ちてきたのか!?」

main

諏訪姫

切り抜きの内容を読みながらふるふると身体を震わせる。

main

諏訪姫

「む~!わらわも見てみたかったのじゃ~!」

main

諏訪姫

そのまま小さな鍵に視線を移す。

main

諏訪姫

「どこの鍵かわからぬが、あとで返せばよいかの」

main

諏訪姫

ひょいっと鍵を拾い上げて懐へと忍ばせる。

main

諏訪姫

次は棚の方へと歩み寄る。

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GMアウラ

▶棚
置物などがあるシンプルな棚。一番下のスペースには中型の金庫が置かれており、4桁の数字を合わせなければ開かないようだ。

main

諏訪姫

「……錠前があれば開けたくなるのう」

main

諏訪姫

0801(わらわの誕生日)と入れてみるのじゃ!

main

GMアウラ

開かないじゃない
開いたらびっくりじゃない

main

諏訪姫

それはそうなのじゃ!

main

諏訪姫

「これで開いたら儲けものと思ったが、そう上手く行くわけないのう」

main

諏訪姫

とりあえずいったん諦めて、くろーぜっとの方へと足を向ける。

main

GMアウラ

▶クローゼット
大きなクローゼットが2つある。一方のクローゼットは男性物のジャケットなどが収納されており、もう一方には鍵がかかっている。

main

諏訪姫

「……これじゃな?」

main

諏訪姫

先ほど懐に忍ばせておいた小さな鍵をあてがってみる。

main

GMアウラ

鍵が合わない
ちがうみたいじゃない

main

諏訪姫

かつん。かつん。

main

諏訪姫

「鍵が合わないのじゃ~~~!?」

main

諏訪姫

ふぅ、と一息ついて冷静になる。

main

諏訪姫

「……つい昂ぶってしまったのじゃ、わらわはなぜこんな家捜しのようなことをやってるのじゃ?」

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諏訪姫

居心地が悪くなったのでこの部屋から出ていくことにした。

main

GMアウラ

部屋を出たところで
POWx5

main

諏訪姫

ccb<=65 (1D100<=65) > 6 > スペシャル

main

GMアウラ

見回すと、ふと埃や壁のシミが気になった。自分が歩いていた館内はこんなに汚れていたのか、と少し驚くかもしれない。

main

諏訪姫

「……ふぇっ!?」

main

諏訪姫

先ほどまでは気にしてなかった屋敷の中の汚れなどが気になって変な声を上げてしまった。

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諏訪姫

「佐恵子殿が掃除し忘れていたのかのう?」

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諏訪姫

首を捻りながら【居間】へと戻ることにした。

main

諏訪姫

【居間】で調べられるものがあれば調べるのじゃ!

main

GMアウラ

■居間
先程まで探索者がいた部屋。
【アルバム、庭、キッチン】を調べることができる。
または東雲に話しかけることができる。

main

諏訪姫

「あっ、佐恵子殿~!」
居間に戻るとすぐに視界に入った佐恵子に声をかける。

main

東雲 佐恵子

東雲はお茶を飲みながら「雨、弱くなってきましたね」と笑いかける。

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諏訪姫

「そうなのか?もう少ししたら降り止みそうじゃの~」

main

諏訪姫

「……とと、誠司の部屋の前が汚れておったから、もし掃除し忘れてるのじゃったら気付かれる前にした方が良いぞ!」

main

東雲 佐恵子

「……不気味でしょうね。けれど、当事者にしか分からないことがあるのかもしれません」
そういって曖昧な顔をして

main

東雲 佐恵子

「逆に……当事者以外にしか、できないこともあるのかもしれませんね」
と息を吐く

main

諏訪姫

「…………?」

main

諏訪姫

こやつは家人の立場で何を言っておるのじゃ?

main

諏訪姫

「……一応伝えたからの!叱られてもわらわは関係ないからの!」

main

東雲 佐恵子

「これは私からの小さなお願いです。あの人を、助けてあげてくれませんか?」

main

東雲 佐恵子

「あの人はもう十分苦しんだはずだから」と穏やかに笑みを浮かべると
すうっとその姿が消え

main

 

あとには爽やかな別の匂いが館の空気に交じった

main

諏訪姫

「……お主は一体何を……っ!?!?!?!?」

main

諏訪姫

めっ、目の前から霧のように消えたのじゃ!?

main

諏訪姫

「……妖怪か何かの類いじゃったのか?出されたお茶請けは美味しくなかったが……」

main

GMアウラ

そして周りを見渡すと、窓が割れ、壁にはヒビが入っていることに気がつく。そして部屋は隙間風で寒い。先ほどまでは感じなかった。一体いつ……いや、最初からこのようなサナトリウムだったのだろうか。SANC(0/1d3)。

main

諏訪姫

ccb<=65 (1D100<=65) > 75 > 失敗

main

諏訪姫

1d3 (1D3) > 3

main

system

[ 諏訪姫 ] SAN : 65 → 62

main

諏訪姫

そのまま外の様子を見ようと、窓の方に目を向ける。

main

諏訪姫

「えっ……?」

main

諏訪姫

さーっと血の気が引いていく。

main

諏訪姫

「まさか、わらわは本当に妖怪に化かされていたのかの!?」

main

諏訪姫

恐怖におののいて、急いで玄関へと走る。

main

諏訪姫

扉が開くか確認するのじゃ!

main

GMアウラ

扉はあっさりと開く
そして、はっと我に返る。周りを見渡せば、見たことのない奇妙な形の植物が生い茂り、毒々しい花からは絶えず甘い香りが放たれている。小綺麗なサナトリウムなどどこにも存在しない。ここは、鬱蒼とした緑が生い茂るただの廃洋館だ。

main

GMアウラ

さらに、蔦や太い木の根で覆われている廊下に扉があるのを見つける。扉の小窓から覗けば、向こう側が中庭であることがわかるだろう。木々を切り進めば出ることができそうだ。

info

GMアウラ

探索場所に【裏庭】追加

main

諏訪姫

「!?!?!?!?!?!?」

main

諏訪姫

わ、わらわは一体ここで何をしておったのじゃ?

main

諏訪姫

こんなところに人が住んでるわけがない。誠司も、佐恵子殿も、奥方殿も、みんなわらわを化かしていたのか!?

main

諏訪姫

もはや雨など気にせず、急いでこの屋敷から出ようと扉に掛けた力を強くするも。

main

諏訪姫

『これは私からの小さなお願いです。あの人を、助けてあげてくれませんか?』
『あの人はもう十分苦しんだはずだから』

main

諏訪姫

消える前に佐恵子が言っていた言葉が脳裏に浮かぶ。

main

諏訪姫

「……うぅ、たとえ妖怪変化の類いでも、わらわがお世話になったことは事実…!」

main

諏訪姫

「わらわは諏訪姫。高島城の姫として、恩義を忘れるわけにはいかないのじゃ!」

main

諏訪姫

扉に掛けた手を離して、再度屋内の方へと足を進める。

main

諏訪姫

佐恵子が言っていた言葉の意味がわかるまでは逃げることはやめた。

main

諏訪姫

【居間】に戻って再探索なのじゃ!

main

諏訪姫

アルバムを見るのじゃ!

main

GMアウラ

▶アルバム
夫婦の写真が多くしまわれている。6月14日は結婚記念日らしく、ウェディングドレスとタキシードを身に纏った夫婦の写真が収められている。だが、ここ1年の間に撮った写真は見当たらない。

〈アイデア〉

main

諏訪姫

ccb<=80 (1D100<=80) > 3 > 決定的成功/スペシャル

other

諏訪姫

のじゃ!?

main

GMアウラ

旅行の写真が多くあることに気がつく。全国各地の観光地で記念撮影された写真が残っているが、3年前からは旅行をしていないようだ。

other

GMアウラ

RPがようやく報われる時が来た絶大な富を得るじゃない
失敗を無理矢理成功にできる権投げるじゃない

other

諏訪姫

ありがたいのじゃ~!

main

諏訪姫

「これは写真を閉じた本みたいじゃな……む?」

main

諏訪姫

「色んな場所に行っているようで羨ましいが、三年前が最後……つぐみ殿が病気になった時期と一致するのじゃ」

main

諏訪姫

「むむむ……!」

main

諏訪姫

もやもやした感情がわいてくるが、その想いを振り切って庭の方に視線を向ける。

main

GMアウラ

▶庭
軒先には空の鉢植えや肥料、小さなスコップのほか、サンダルと花柄の傘が置いてある。雨はしとしとと降り続いているが、徐々に弱まってはいるようだ。

庭へ出れば、隅に1m四方の大きな盛り土があるのを見つける。盛り土の中央には野花が数本置かれており、雨にしっとりと濡れている。

〈アイデア〉

main

諏訪姫

ccb<=80 (1D100<=80) > 36 > 成功

main

GMアウラ

周辺の土の柔らかさと比較して、おそらく何度も掘り返したり埋めたりを繰り返していると気づく。

main

諏訪姫

花柄の傘を借りて庭の方へ出る。

main

諏訪姫

「……むむ?ここだけ何度も掘り返してあるみたいじゃの?」

main

諏訪姫

スコップも持ってきて、少し掘ってみる。

main

GMアウラ

掘り返すのであれば、土中から細かな骨が出て来る。〈生物学〉などを振れる

main

諏訪姫

持ってないので埋め直すのじゃ!

main

諏訪姫

「……ごめんなのじゃ」

main

諏訪姫

手を合わせて掘ってしまったことを詫びると、庭から居間の方へと戻る。

main

諏訪姫

ふぅ。と小さく息を吐いて、きっちんの方へと足を向ける。

main

GMアウラ

▶キッチン
居間から続くドアをくぐると、広々としたキッチンに繋がっている。東雲がしっかりと掃除をしているのだろう、調理器具や調味料は整理整頓され、清潔に保たれている。
さらに奥へ続くドアがある。

main

諏訪姫

周りを見ても気になるのはその先にある扉だけだ。更に先に進む。

main

GMアウラ

ドアを開いて感じたのは、鼻をつく悪臭。本来は食料を保管する倉庫だったのだろうが、さほど広くない空間に無数に置かれているのは、小動物を入れるためのケージだ。入ってきた探索者たちを警戒する犬や猫、そのほか鳥、ウサギ、トカゲなど明らかに家庭用のペットの数ではない生き物がこの狭い空間に閉じ込められている。

main

諏訪姫

「……ふぇっ!?」

main

諏訪姫

予想外の光景に少々驚きつつも、部屋の中を隅々まで見てみる。

main

諏訪姫

何か気になるものはあるかの?

main

GMアウラ

給餌や水はきちんと行われているらしく、虐待されていたり、過度にやせ細っているというわけではない。ただし、中には食事もせずにぐったりとしている動物や、息絶えているものもいる。

main

諏訪姫

「……っ」

main

諏訪姫

「この子達も助けてあげないといけないのう。もうちょっと待っていてほしいのじゃ!」

main

諏訪姫

扉は開けたままで、調理場から出て行く。

main

諏訪姫

【書斎】へ向かうのじゃ!

main

GMアウラ

■書斎
窓際の机以外の壁がすべて本棚で埋まっている。近代文学の資料や辞書類で占められた知的な部屋である。
【本棚、机、鍵のついた扉】を調べることができる。

main

諏訪姫

扉を開けて中を確認するも、人の姿はない。

main

諏訪姫

「……少しずつ組み上がってきてはいるのじゃが、まだ足りない……」

main

諏訪姫

足りない部分を探すために、まずは本棚を調べる。

main

GMアウラ

▶本棚
〈アイデア〉〈図書館〉など

main

諏訪姫

ccb<=80 (1D100<=80) > 22 > 成功

main

GMアウラ

近代文学の本のほかに、植物に関する資料や図鑑が多くあることに気が付く。その中で、特に付箋が集中している箇所がある。

【オキシペタルム(ブルースター)】
和名:ルリトウワタ。
キョウチクトウ科の蔓性多年草ないし低亜木で、5枚の花びらが星のように見えることから「ブルースター」とも呼ばれている。フェルトのような肉厚な手触りと繊毛が特徴で、初夏から秋まで小さな花が咲き続ける。
淡い水色が主流だが、白やピンク、グラデーションなど色の種類は多岐にわたる。
茎や葉を切る時に出る白い樹液は有毒で、手がかぶれることもある。

ブルースターの花言葉が『幸福な愛』『信じあう心』であることがわかる。

main

諏訪姫

「この花は初めて見るものじゃが、ふむふむ。『瑠璃唐綿』」

main

諏訪姫

付箋が着いた本を手に取り、その部分を頭に入れる。

main

諏訪姫

本棚に本を戻し入れて、次は机の方に視線を移す。

main

GMアウラ

▶机
引き出しがついた大きな机。本、資料、筆記用具などでかなり散らかっている。相当立て込んでいるのだろうか、机上には大学の名前が印刷された封筒が放置されている。


〈アイデア〉〈運転〉〈ナビゲート〉など

main

諏訪姫

ccb<=80 (1D100<=80) > 35 > 成功

main

GMアウラ

この大学は、現在地から車で片道2時間はかかることを知っている。ここから毎日通っているのだとしたら、誠司にとってかなりの負担だと思うかもしれない。
机には引き出しがある

other

諏訪姫

INTが16もあるとまず失敗しないのじゃ!

other

GMアウラ

アイデアは全てに代替するじゃない

main

諏訪姫

「誠司は大学で先生をやっていると言うておったが、地理に詳しくないわらわにも、ここからだとかなり距離が離れているように見えるのう」

main

諏訪姫

そのまま引き出しを開けるのじゃ!

main

GMアウラ

手記が仕舞われている。

【手記】
癖の強い字で、日々の取りとめのないことが綴られている。

other

諏訪姫

それやるのなら99技能にするのじゃ!

main

GMアウラ

×月×日 つぐみの身体を考え、思い切って一軒家を購入した。親戚ということもあって話がスムーズに進んだのは幸運だった。空気が澄んでいて、海が見え、花がある。彼女も気に入ってくれたようだ。

×月×日 本棚に見覚えのない本とノートがあった。前の持ち主の私物だろうか。ラテン語のようだ。ノートの方は全く歯が立たない。

×月×日 明日は6月14日、結婚記念日だ。柄にもなく花屋で大きな花束を注文してしまった。キザだと笑われてしまうだろうか。喜んでくれるといいのだが……。

×月×日 

×月×日 彼女は誰だ?


(しばらく間があいて)

×月×日 手紙の返事が来る。これが本当なら、あれは彼女の仇だ。

×月×日 彼女の姿を前にすると決意が揺らぐ。

×月×日 復讐を考えた できるのか 彼女を殺せるのか


(しばらく間があいて)

×月×日 彼女を愛することに決めた


(その後はかなり日付が飛び、昨日書かれた内容で最後になっている。)

×月×日 つぐみ、愚かな私を許さないでくれ。

main

GMアウラ

また、手記にはさまれていた一枚のメモが落ちる。

main

諏訪姫

「……これは誠司の日記か?」

main

諏訪姫

最初の方は幸せに感じた内容が、進むにつれてどんどん怪しく恐ろしくなってくる。

main

諏訪姫

「……一体何が、いや、大体予想はついてきたのじゃ」

main

諏訪姫

「……おや?」

main

諏訪姫

ひらりと落ちた紙片を拾い上げて裏表見てみる。

main

GMアウラ

【手記にはさまれていたメモ】
書物は難解なラテン語が多く、自力で解読できたのはこれだけだった。
内容もつぐみと関係しているとは思えない。翻訳を頼むとしたらノートの方か。

<天候を変える>(基本ルルブP273)
天候を穏やかにしたり悪化させたりする呪文である。コストにするMP10ごとに、気象状況を1レベル変えることができる。呪文を知らない者が参加する場合、提供できるMPは1Pだけである。この呪文を参加した者は、それぞれコストとしてSANを1失う。天候の変更は投入されたMPの10P毎に30分間続く。


○〈INT×3〉に成功することで習得が可能。

main

諏訪姫

ccb<=48 (1D100<=48) > 48 > 成功

main

諏訪姫

「……?????」

main

諏訪姫

まっやく内容はわからないが、わかる部分だけ読み進めてみた。

main

諏訪姫

「これは呪術か何かなのじゃ!?わらわ理解してしまったが、大丈夫かのう……」

main

諏訪姫

机の中に手帳と紙片を戻し、鍵のついた扉の前へと向かう。

main

諏訪姫

「……今度こそ!」

main

諏訪姫

懐から小さな鍵を取り出す。

main

GMアウラ

■鍵のかかった部屋
誠司の部屋にあった小さな鍵で開く。
他の部屋に比べて明らかに埃っぽい部屋。少なくとも最近は人の出入りがないように感じる。
【机、棚】を調べることができる。

other

諏訪姫

あれ?【書斎】の鍵のついた扉≓【鍵のかかった部屋】なのじゃ?

other

GMアウラ

ええ
開けたら部屋じゃない

other

諏訪姫

わかったのじゃ!部屋がつながってるのか

main

諏訪姫

「……ケホッ、ケホッ」

main

諏訪姫

部屋を開けて空気が流入したことで舞う埃に咳き込みながら、机の方に足を向ける。

main

GMアウラ

▶机
引き出しの中から分厚い日記帳を見つける。中にはきれいで小さな文字が並んでいる。毎日欠かさず書いていたようだが、最後の日付は1年前の5月になっている。

main

GMアウラ

【日記】
×月×日 仕事を休んで治療に専念することになった。そういえば母も同じ病気で亡くなった。遺伝だろうか。

×月×日 別荘は親戚の方から譲り受けたらしい。とても静かで居心地がいい。

×月×日 身体の調子がいい時は、少しだけなら外に出てもいいと先生が仰った。

×月×日 珍しく誠司さんがキッチンに立った。メニューはサンドイッチ、サラダ、レモネード。とても嬉しかった。また作ってほしいとお願いしたら照れて黙ってしまった。本心だよ。

×月×日 この辺りは自然豊かだから虫や動物をたくさん見かける。特に裏庭には、見たことのない草花がたくさんある。都会では馴染みがないものがたくさんあって新鮮。


(その後も日々の些細な幸せが綴られている。)

×月×日 今年の春は冷えたから、花があまり咲かなかった。裏庭のブルースターも元気がない。
来年はたくさん咲くだろうか。腕いっぱいの花束と一緒に、あの人と笑いたい。

main

諏訪姫

「これはつぐみ殿の日記みたいじゃの」

main

諏訪姫

この日記から、夫婦で一緒に写真に写っていたときの気持ちが自分にも流れ込んでくるようだ。

main

諏訪姫

日記を机に戻そうと思ったが、やっぱりやめて持っていくことにした。

main

諏訪姫

顔を上げ、棚の方に足を向ける。

main

GMアウラ

▶棚
フラワーショップの広告がひらりと落ちる。
「大切な気持ちを込めて、花を贈りましょう。」

main

諏訪姫

「……言われなくてもわかってるのじゃ!」

main

諏訪姫

誰もいない空間で一人突っ込みを入れる。

main

諏訪姫

他に何もないようなら、【誠司の部屋】に行って錠前に『0614』と入れてみるのじゃ!

main

GMアウラ

▶▶金庫を開ける
結婚記念日の「0614」に合わせる、もしくは〈鍵開け〉で開けることができる。
中には古びたノートが保管されていた。とあるページに便箋とA4用紙が挟まれている。

main

GMアウラ

▶▶▶古びたノート
茶色く変色した手書きのノート。最初から最後まで筆記体のラテン語でビッシリと埋め尽くされ、解読するには相当な時間と知識を要するだろう。所々に精巧で緻密な挿絵がはさまっており、見ているとなぜか気分が悪くなってくる。
便箋とA4用紙が挟まっていたページにも絵が描かれている。
一つは花のスケッチ。小さく肉厚な花弁を5枚つけた植物だ。もう一つは美しく、豊満な肉体を持つ女性の絵だ。だがその下半身は巨大な球根植物に覆われ、球根からは無数に枝分かれした根と巨大な花弁がだらりと垂れ下がっている。SANC(1/1d4)。

main

諏訪姫

ccb<=62 (1D100<=62) > 42 > 成功

main

system

[ 諏訪姫 ] SAN : 62 → 61

main

諏訪姫

「開いたのじゃ!どれどれ……っ!?」

main

諏訪姫

なっ、なんじゃこれは!?片方は瑠璃唐綿じゃが、もう片方は見たことがない花……むむ?これはそもそも花か?

main

諏訪姫

少し気分を悪くしながら、一緒に置いてあった便箋を見つけてその中身を取り出してみる。

main

GMアウラ

便箋
日本語で書かれた、丁寧な文字の手紙。

「中学時代の級友から手紙が来たかと思えば、翻訳の依頼だったので驚いた。しかも中身は難解な手書きのラテン語ときた。この対価は高くつくよ?

翻訳は花の挿絵があるページだけで構わないとのことだったから、この手紙に同封しておく。不思議な本だね。魔術の研究書かな? なんて、おとぎ話みたいなことあるわけないか。

奥さんの体調はどうだ? 君は抜けてるんだから、あまり心配をかけないように。夫婦たるもの、愛し合い、互いに助け合わないと。
今度帰国した際には、君たちの別荘にも向かう時間を作りたいな」

other

諏訪姫

クローゼットの鍵がわからないのじゃ~!

other

GMアウラ

あれ攻略で使うことはないじゃない
安心するじゃない

other

諏訪姫

わかったのじゃ!
ふれぇばぁってやつか

main

諏訪姫

便箋に差出人の名前は書いてあるかの?

main

GMアウラ

名前は書いてあるじゃないインターネットとかで調べればいろいろわかるけどこの姫がインターネット…?

main

諏訪姫

わらわがいんたーねっとなんて使えるわけないのじゃ!

main

GMアウラ

まあシナリオの根幹には関係しないじゃない

other

諏訪姫

差出人が佐恵子殿だったら犠牲になってしまったのじゃ!?って思っただけだけど違ったみたいじゃな

main

諏訪姫

わかったのじゃ!

main

諏訪姫

便箋に手紙を入れ直して、挟まっていた書類の方を見てみる。

other

GMアウラ

A4用紙見ないじゃない!?

other

諏訪姫

用紙に絵が描いてあると勘違いしていたのじゃ

other

GMアウラ

あー確かに紛らわしいじゃない

main

GMアウラ

▶▶▶A4用紙

【■■■■■■の種子に関する研究】
私は■■■■■■の落とし子を「種子」と名付けた。彼らは火星より飛来し、地に根を張り、やがては母なるものを地球に招くために土壌を支配する。種子の飛来は複数例確認されている。以下、判明したことを記す。

・彼らは人間や動物に寄生して苗床とし、生気を吸い上げる。
 寄生すれば、対象の行動をある程度コントロールできる。(会話、簡単な動作など)
・餌をおびき寄せるため、幻覚性の芳香を放出する。性質は■■■■■■と同様。
 記憶を読み取り、相手に都合のよい幻覚を見せることも可能。
・死体に寄生する例を確認。その場合、行動パターンがより単調になる。

このように非常に厄介な特性を持つが、ただ一つ、とある植物に触れると枝葉が枯れ、繁殖していた種子が核に戻るという特異な反応を見せた。とある植物とは、地球のキョウチクトウ科と火星植物から生まれた突然変異種で、枝から花まで種子に有害な植物となるらしい。逆に、動物や人間には無害な植物だというのだから興味深い。更なる研究が求められるだろう。
核に戻った種子は■■■■■■同様、千年周期の眠りと覚醒を繰り返すため、燃焼による処分も容易だろう。

main

諏訪姫

「……これが妖怪変化の元凶か!」

main

諏訪姫

「わらわに降りかかったものの原因がやっとわかったのじゃ!」

main

諏訪姫

「こやつを退治するのは……まだ枯れていなければ、【裏庭】のあれじゃな!」

main

諏訪姫

金庫から出したものを全て戻し入れ、踵を返すと【裏庭】に向かう。

main

GMアウラ

蔦をどければぎこちなく扉が開く。扉の先は屋外だった。裏庭のようになっており、使われていない鉢植えやガーデニング用品が散乱している。
そして広がるのは一面の花畑。隆起した緑色の根の上に様々な種類・色の草花が鬱蒼と生い茂り、見た事のある種類もあれば全く奇形の変種も存在している。
特に目を引くのは、裏庭を取り囲むようにして群生する白い花。図鑑で見たブルースターによく似ているが、図鑑で見た倍以上の花をつけており、まるで突然変異でも起こしたような不気味さを感じるかもしれない。

main

GMアウラ

そして、しとしとと降り続いていた雨はいつの間にか止み、遠くにカフェや土産物屋の上りが見える。遠回りにはなってしまうが、ここからなら徒歩でも海浜公園の方に戻れるだろう。

main

諏訪姫

「……良かったのじゃ。まだ枯れてはおらんかった……と言うか元気すぎじゃな!?」

main

諏訪姫

驚きながらも瑠璃唐綿の花を2輪摘んで、ふと顔を上げると視界の先に海浜公園が見えた。

main

諏訪姫

「……帰れはする。……が、わらわはここまで来たらやれるだけのことをやるのじゃ!」

main

諏訪姫

まだ帰らないと自分に言い聞かせるようにして、瑠璃唐綿の花を手に【夫人の部屋(病室)】へと向かう。

main

GMアウラ

花を紡ぎ、一つの束にしていく。急ごしらえとはいえ。美しく整えられた白い花束は、毒牙の存在など少しも感じさせない。

main

GMアウラ

緑色の触手と蔦が蠢く館へ、諏訪姫は再び戻っていく。一歩足を進める度に足が沈み、天井からは雨なのか粘液なのか分からない雫が垂れている。

main

藤山 つぐみ

つぐみの病室へ向かうと、内装はがらりと様変わりしていた。むっとした悪臭に近い芳香が漂い、ドクンドクンと脈打つ緑の部屋で、人間の姿をした彼女だけが存在している。
その白さが、美しさが、清らかさが逆に異様だった。諏訪姫は理解する。ここが、この館の心臓部だったのだと。SANC(1/1d3)。

main

諏訪姫

ccb<=61 (1D100<=61) > 27 > 成功

main

system

[ 諏訪姫 ] SAN : 61 → 60

main

諏訪姫

髪も着物も肌も埃にまみれ、雨や粘液で濡れてベタベタになりながらも足は止めない。

main

諏訪姫

「つぐみ殿!約束通りまた来たのじゃ!」

other

諏訪姫

誠司がいると思っていたけどいないのじゃ!?
呼べば出てこないかの?

main

藤山 つぐみ

「どうしたの?」
笑顔を湛えつつも、どこかその言葉が機械的に聞こえる

main

藤山 誠司

そして、つぐみの側には、探索者たちに背を向けて立つ誠司がいる。

other

諏訪姫

いたのじゃ

main

藤山 誠司

「無駄だよ。それがしゃべれる言葉は」
「誠司さん・どうしたの・とてもきれいね、その三つだけだ」

main

藤山 誠司

「意味も分かっているんだかいないんだか」

main

諏訪姫

「わかっているなら話は早いのじゃ」

main

諏訪姫

「誠司、こんなことをわらわのような他人が言うのはお門違いなのは重々承知しておるが……」

main

諏訪姫

「じゃが、こんなことを続けても、誠司のためにも、つぐみ殿のためにもならないと思うのじゃ」

main

藤山 誠司

「……雨が止むまでに事を終わらせようと決心したはずだった。私は臆病者だ」
こちらを振り返るその手には斧が握られていて

main

藤山 誠司

「君だったらどうした。もし君の隣にいる人が、ある日突然、姿をそのままに別人に代わってしまったら」

main

藤山 誠司

「そして、その中身が仇だったら。放置すれば人間を死に至らしめる害悪種だとしたら」

main

藤山 誠司

「君はどうする。殺すのか、赦すのか。参考までに聞かせてくれないか」

main

諏訪姫

「そんなこと、わからないのじゃ」

main

諏訪姫

「それはわらわが実際に当事者になって初めてわかること、だから今のわらわにはわからない」

main

諏訪姫

「誠司の言うような選択を取るかもしれない。それとはまた別のことをやるかもしれない」

main

諏訪姫

「だからわらわに聞いても参考にならないと思うのじゃ」

main

諏訪姫

「……誠司はどうじゃ?実際に当事者になってみて、お主がどう思ってどう行動したかはわらわには断片的にしかわからぬが……それで誠司はどう感じたのじゃ?」

main

藤山 誠司

「こうなった彼女を愛そうと決めてからも、どこかでずっと迷っていた」

main

藤山 誠司

「……彼女をどうしたいのか、自分でもずっとわからなかった」

main

藤山 誠司

斧を取り落とすと、鈍く重い音が響く

main

藤山 誠司

「その花をもらってもいいだろうか」
手を差し出す

main

諏訪姫

「……やるのならわらわがやるぞ?」

main

諏訪姫

「たとえ偽物であっても、つぐみ殿を手に掛けて……それでお主の気持ちは浮かばれるのか?」

main

藤山 誠司

「僕の妻だ。だから僕が眠らせてやらなければだめなんだ」

main

諏訪姫

「……わかったのじゃ」

main

諏訪姫

そう言うと、誠司に瑠璃唐綿の花束を手渡す。

main

藤山 誠司

「ありがとう」と小さく言い、花を受け取る。

main

藤山 誠司

「つぐみ、君のために春の花を持ってきたよ」

main

藤山 誠司

震える手と声を押しとどめ、誠司は毒の花束を差し出す。

other

諏訪姫

こっそり呪文を使っても良いかの?

main

藤山 つぐみ

緑のベッドに横たわっている彼女は、初めて会った時と同じような微笑みで、あるいは全てを理解したような諦めたような穏やかな顔を向ける。

other

GMアウラ

いいじゃない~!

other

GMアウラ

ちなみにどういう意図でなにやるじゃない?

other

諏訪姫

まだ完全には降り止んでないみたいだから、せっかくけりがつくなら心も空も快晴にしてあげたいのじゃ

other

諏訪姫

MP10とSAN1の消費でよかったかの?

other

GMアウラ

ええ!

main

system

[ 諏訪姫 ] MP : 12 → 2

main

system

[ 諏訪姫 ] SAN : 60 → 59

other

諏訪姫

誠司とつぐみ殿のやり取りを見ながら呪文使ったってことにするのじゃ

main

 

諏訪姫の魔術によって晴れ渡った空から窓に差し込む光が差し込み

main

藤山 つぐみ

つぐみはその光と誠司から花束を受けると両手で胸いっぱいに抱きしめた。そうして、彼女はその明るい花束の中へ蒼ざめた顔を埋めると、恍惚として眼を閉じた。

main

藤山 つぐみ

「とてもきれいね」

main

藤山 つぐみ

つぐみが深呼吸する。花の香りを肺いっぱいに吸い込めば、彼女の身体はシュルシュルと変形を始める。さながら、盛りを迎えていた花がしぼんで果実をつけるように。身体の端から変色と収縮が始まり、やがて爪程の小さな黒い種子だけが残った。

main

藤山 誠司

誠司は黒い種子を大切そうに握る。

main

藤山 誠司

「……種子が再び目覚めるのに千年、だったか」
「大変なわがままだとは承知している。だが、この種子は私が持っていても構わないだろうか」

main

藤山 誠司

「私が倒れる時は、必ずこの種子を燃やすと約束しよう」

main

諏訪姫

「始めたのは誠司じゃから、終わらせるのもお主次第じゃ」

main

諏訪姫

「お主が終わらせるというのなら、わらわはお主に託す」

main

諏訪姫

「……そもそもわらわはその種に対する知識がないからの。わらわには管理できぬ」

main

諏訪姫

「それに……つぐみ殿に『幸福な愛』と『信じあう心』を誓ったお主なら、きっと大丈夫じゃ!」

main

藤山 誠司

「……そうか」
初めてその言葉に笑顔を見せ

main

藤山 誠司

「ここに迷い込んだのが君でよかった。ありがとう」

main

諏訪姫

「なーに。雨宿りのお礼じゃからの」

main

諏訪姫

「これもまた縁というやつじゃ!」

main

諏訪姫

誠司の笑顔に応えるように、自分もにこりと笑顔を見せる。

other

GMアウラ

ここでED行くからやりたいことあればやるじゃない

other

諏訪姫

花言葉も回収したから大体やりたいことやれたの

main

藤山 誠司

その言葉を聞く誠司の顔はとても穏やかで、まるで憑き物が落ちたかのようだ。居間で見た写真のようだと思うかもしれない。

main

藤山 誠司

誠司が種子を光に透かす。植物でできた壁が徐々に崩れ、海の向こうにうっすらとした虹が架かっているのが見えた

other

諏訪姫

動物は行間で助けてもらったことで良いしの

main

 

君は旅人である。
過去を変えることができなければ、死者を蘇らせることもできない。

main

 

しかし、君の選択と行動に心を救われた者たちは確かに存在する。

main

 

〈春の章 了〉

other

GMアウラ

というわけで宴じゃない~~~~!

other

諏訪姫

宴なのじゃ~!!!

other

GMアウラ

生還報酬:SAN+1d6
《天候を変える》を習得した:神話技能+1
〈博物学〉に+1d3

other

諏訪姫

1d6 (1D6) > 1

other

諏訪姫

1d3 (1D3) > 3

other

諏訪姫

博物学の初期値が10だから13で修得できそうじゃな!

main

system

[ 諏訪姫 ] SAN : 59 → 60

other

GMアウラ

まあその技能使うかは意味深に無言じゃない

other

GMアウラ

それにしても単発なのが残念だけどようやくやれたじゃないこのシナリオ!
こんな時間までやってくれて感謝じゃない!分割になるかと思ったじゃない

ステータス

諏訪姫

《天候を変える》を習得した
神話技能+1
博物学 13%習得

other

諏訪姫

むしろわらわに付き合わせてしまった気がするのじゃが……GMは時間とか大丈夫だったかの?

other

GMアウラ

私は普通にこの時間超えてRPG卓とかしてるし全然余裕じゃない

other

諏訪姫

恐ろしい生活習慣じゃな…!

other

諏訪姫

ボイセ3時間だったから最高9時間はかかると思っていたけど、佐恵子殿が消えた辺りから舞台が一変したから本腰入れ出したんだけど、もっと早めに終わらせられたかもしれないのう

other

GMアウラ

実はやれること自体は少ないじゃない

other

諏訪姫

そうじゃな
家捜しに本腰入れるかどうかじゃ
わらわはわらわの中の常識に勝てないから、あれくらい危機が迫らないと真面目に家捜ししないのじゃ

other

GMアウラ

まあ見ていいよって言われてもよほどあれじゃない限りあそこ迄探し回らないじゃない

other

GMアウラ

■シナリオ背景
5年前に火星より飛来した《ヴルトゥームの種子》(落とし子)は、いつか母である《ヴルトゥーム》を地球に招くための準備を進めていた。
療養のために館に滞在していた藤山夫妻だったが、1年前につぐみが《ヴルトゥームの種子》に寄生されて死亡する。つぐみの死体に寄生したままの《ヴルトゥームの種子》を生き永らえさせるため、そして人間に犠牲を出さないため、誠治は野生動物の生気(MP)を与えていた。《ヴルトゥームの種子》に気づいていた彼は、葛藤しながらも献身を続けたのだ。
とはいえ《ヴルトゥームの種子》の体力が限界に近付きつつある中、探索者たちが観光で館周辺を訪れる。誠治は探索者たちを館に招き入れ、初めての殺人を犯す決意をする。

other

GMアウラ

なので誠司は最初殺す気だったじゃない

other

GMアウラ

鍵ついていたクローゼットには斧が入ってたじゃない

other

諏訪姫

わらわみたいな女子を手に掛けるなんて簡単なんだから、ずっと放置してた上に家捜しまで許可させた時点で止めてくれって言ってるように感じたの

other

諏訪姫

斧が入ってたのか……見つけても植物を切り倒すのかのう?とか深読みしてしまってた気がするのう

other

GMアウラ

東雲 佐恵子(しののめ さえこ)
館で働く家政婦。誠司に依頼され、半年前から身の回りの世話を頼まれている。
館での出来事や誠司の思いをほぼ察しており、それでもなお夫妻の側にいることを決めた度胸と寛容さを持つ。上品で心優しい人物。
……というのは、あくまでシナリオにおける東雲の動き方。その正体は苗床であるつぐみの記憶から生成された幻であり、つぐみの結婚前に病死した実母である。
誠司は東雲を認知しておらず、誠司と東雲が同じ空間にいたり言葉を交わすことはない。それでも義理の息子を思う気持ちは朽ちることがなく、意思を持った幻として探索者を導く。ちょっとしたお助けNPCのような存在。

other

GMアウラ

名前聞かされて不思議な顔してた理由じゃない

other

諏訪姫

お茶請けを美味しくないと言ったり、妖怪呼ばわりしたのが申し訳ないの

other

GMアウラ

まあ実際妖怪じゃない
そして多分だからまずかったじゃない

other

諏訪姫

屋敷がぼろぼろで妖怪が出てくるのはもう日本昔話じゃな!
わらわの思考回路もそっちに行ってしまうのも致し方なしじゃ

other

諏訪姫

《天候を変える》は何か意味があったのか?

other

GMアウラ

あれはキャンペしてると使えるやつじゃない

other

諏訪姫

……わらわが覚えても次も参加しないと意味がないの!?

other

GMアウラ

まあ次とは言ってないじゃない?どれかじゃない

other

諏訪姫

……まぁわらわも参加できるかどうかわからないからのう

other

GMアウラ

7つもキャンペやって最後ならそりゃ人も集まらないじゃない
切り替えて単発でやってくじゃない

other

諏訪姫

きゃんぺぇんの卓でそろなら五日連続やれるって言ってたのはわらわだけど、早速今日の疲れで明日は無理そうじゃの

other

GMアウラ

あれあんただったじゃない!?
まあそりゃそんなもんじゃない、ゆっくりお休みじゃない

other

GMアウラ

それともあえてのソロキャンペじゃない?

other

諏訪姫

わらわ日時を合わせてやるのは無理そうだから、単独だったらやれるって程度の意味合いだったのじゃ!
自分の都合優先で良ければGMが許してくれるのならやれるからの

other

GMアウラ

なるほどじゃない?まあでも実質的に同じことになりそうじゃない

other

諏訪姫

おぅぷんきゃんぺぇんだったら出入り自由だから、GMもGMがやりたいときにやればいいと思うのじゃ
わらわみたいな狂人が来る可能性もあるしの

other

GMアウラ

そういうこと…のはずなんだけど予定押さえられる分単発とかオプキャンは開催が圧倒的不利なの何とかしたいじゃない

other

諏訪姫

この前GMの卓に三人集まってたのを見たから、隙間時間が合えばやれそうに思えるがの

other

GMアウラ

2時超えると脱落者が出始めて分割になると予定が…ってなるから長時間卓は難しいじゃない

other

GMアウラ

あれは本当に1時間で終わるやつだしたじゃない

other

諏訪姫

ふむふむ。金土か休日に合わせて……今からだと年末も考慮してもいいかもしれないのう
長々と募集しても集まらない可能性が高いから、今回のわらわみたいにやれる人がいるときにどんどんやってみるのが一番かもしれんの!

other

GMアウラ

あーはやく卓立てまくれる年末こないかなーじゃない。そこなら隙間時間も狙い放題じゃない
27時間卓楽しみじゃない

other

GMアウラ

ってこんな時間じゃない!これ以上雑談につきあわせるのは流石にまずいじゃない
参加感謝じゃない~!

other

諏訪姫

ひとつ言い忘れてたことがあったのじゃ!

other

諏訪姫

最後の誠司の問答に対して、わらわが問いで返して申し訳なかったのじゃ!
今日のわらわは許さないかもしれないけど、明日のわらわだったら許すかもしれないから明確な答えを出せなかったのじゃ……

other

GMアウラ

まあ問題ないじゃない?本人もダメなのはわかりきってて斧も鍵かけて閉じとくようなやつだからもう一回問い返されたらやっぱだめだなってなると思うじゃない

other

GMアウラ

やるなら居間で殺しとけばよかったじゃない

other

諏訪姫

それなら良かったのじゃ!
最初の選択をした時の気持ちをずっと持ち続けてるのならわらわも明確な答えを用意する必要があったと思うけど、手記を読んでいたらずっと後悔してるみたいだったから誠司自体に聞いてみるのも悪くなかったみたいじゃな

other

GMアウラ

しかもなんか生贄にしてる動物たちもその時までは律義に世話してるじゃない

給餌や水はきちんと行われているらしく、虐待されていたり、過度にやせ細っているというわけではない。ただし、中には食事もせずにぐったりとしている動物や、息絶えているものもいる。

○《ヴルトゥームの種子》にMPを吸収されているため衰弱している。

other

諏訪姫

やっぱり無理してたんじゃな……

other

諏訪姫

こういうのってたまに脳内当てというか、GMが欲しがる答えを出さないと良い感じに終われないことがあるから大変なのじゃ
GMはわらわの答えで満足してくれて助かったのう

other

GMアウラ

流石に脳内当てシナリオはやらないじゃない。バッドだろうがハッピーだろうが明確に条件が合って結末は決まってる方が好きじゃない

other

GMアウラ

全部屋回って情報集めたらハッピーいけるぐらいの塩梅じゃない

other

諏訪姫

ちなみにじゃが、わらわが無法で死者蘇生したらどうなったのじゃ?

other

GMアウラ

アホンダラシナリオと化して

君は旅人である。
過去を変えることができなければ、死者を蘇らせることもできない。

の文が消えるじゃない

other

諏訪姫

台無しになるところじゃったが、GMの卓だとその台無しが高頻度で起こりそうだから何とも言えないのう……

other

GMアウラ

実際バッド確定のシナリオが無法されたので対応してハッピーにしたやつもあったじゃない
宿儺と虎杖きたやつ

other

諏訪姫

>バッド確定のシナリオ
そんなのやると嬉々として無法されそうじゃが……実際されてしまったみたいじゃな

other

GMアウラ

まあ沿った形で対応するだけで実際はそこまでアホンダラにならないかもしれないじゃない
なにか感動モノになるかもしれないじゃない?

other

諏訪姫

わらわは心にしこりを残すようなほろ苦さも好きだから、なるべくは無法はやらないようにしておるのう

other

GMアウラ

私もおどろおどろしい後味の悪さだったり今回のシナリオみたいにビターも割と好きじゃない
面子次第ではそうもいかないじゃない

other

諏訪姫

>面子次第ではそうもいかないじゃない
それはそうじゃな
GMと参加者全員が納得できるものならそれが一番じゃ!

other

諏訪姫

言いたいことも言えたからそろそろわらわは去るかのう
GMは立ててくれてありがとう!楽しかったぞ!
またなのじゃ~!!!

other

GMアウラ

またね~~~!じゃない