〇シナリオ名 ストラフトン山のヤマカジ中将!? ※ちゃんとシナリオになってるか限りなく怪しいけど好きに使っていいです。 導入 貴方たちは昼間から隠れ酒場で思い思いの時間を過ごしている。。 そんな折、ふとある新聞の記事が目に入る。 アメリカの北東部にある州バーモント州。そこの地元紙であるブラトルボロ・タトラー新聞社の特派員ヤマカジ・チュージョーが行方不明になっていて探し出したものに1000ドルの賞金を出しているのだ。これは当時の家賃の一年分の額である。 推奨技能 無法(正当にやったらほぼ確実に死にます) 時間 多分4~5時間ぐらい。サクサク進めば3時間でいけるかも シナリオ傾向 不真面目な話。 参加人数 1~5人ぐらい? 概要になっているか限りなく怪しいネタバレ概要 ・行方不明になったヤマカジ中将を探す話。 ・ヤマカジ中将は女ヶ島に行っている。ストラフトン山で山火事が起きる時現れると伝える野生のハンコックを捕まえに行ったのだ。その手掛かりを探すために探索者たちはストラフトン山に行き殺されかけたりする。 ・女ヶ島に行くとハンコックに石化させられて殺されかける。ストラフトン山でゲットした猿ルフィをささげるとどこかに行きヤマカジ中将を回収できる。 貴方たちは禁酒法真っただ中の時代、隠し酒場で思い思いの時間を過ごしています。 ふと、酒場の新聞を見ているとこんな記事が見えます。 ブラトルボロ・タトラー新聞からの抜粋 ●タトラー新聞より賞金!行方不明のタトラー紙特派員に関する情報に ジェニング発―ウィンダム郡の当局は、本誌のジェニング特派員をしているヤマカジ・チュージョーが火曜日の夜以来行方がわからなくなってると発表した。ヤマカジ氏は47歳、紙は黒髪、身長約200cm、恰幅がよく活発、話し上手で機知に富んだ人物である。 ヤマカジ・チュージョーは人づきあいの良い仲間として、また高潔な市民として、当地区ではよく知られた人物である。タトラー新聞社では彼の現在の状況を知らせてくださった方に1000ドルの賞金を出すことにしている。 これは当時の家賃一年分ぐらいの金額だ。 というわけで貴方たちは新聞社にあぶく銭もしくは刺激を求めて話を聞きに来た コビー「ヤマカジさんは真面目で信頼できる方でしたが故郷のジェニングに里帰りするって言って休暇したっきり行方不明でして…何とか探して欲しいんですよ…」 (目星) 郵送された退職届が見つかる。南の島に移住すると書いてある。 編集長(ガープ)「なんじゃとコビー退職届あるんなら賞金はお前が自腹で出すんじゃぞ。記事に書いちゃった以上は取り消せんしのう」 コビー「ごべーーーーーん!!!ぼくが悪がったァーー!!!!」 コビー「今更みっともねェんだけども!!!ぼく゛賞金を出すって言ったけど!!!アレ…!!!取り消すわ゛けにはいかねェがなァー!!!」 コビー「ヤマカジさんがもうここで働く気ないってわかったのに!!!今から金を払ったら………!!!まるで!!!バカじゃないですか!!?」 コビー「お金がもったいだいっ!!!!」 コビー「こうなったら僕もついていって少しでも賞金を減額します」 というわけで貴方たちはヤマカジの地元であるストラフトンの山のふもとにある町ジェニングへと向かう ちなみに同じ州だよ ジェニングに到着した貴方たちが見るのは低い山々に囲まれた人口300人ほどのひっそりとした町だ 繁栄という言葉から置いてかれたようなこの町で、住人はよそものである貴方たちを警戒しつついつも通りの日常を過ごしている。 何かを聞きたいならまずは信用させるなり興味を引かせるなりしないといけないだろう。 ヤマカジの実家は町のはずれにある簡素な一軒家だ。 両親はすでになくたまにヤマカジが帰ってくるとき以外は無人らしい。 そしてどうやら今も無人のようだ。かぎはかかってない。 (成功) 取材用の手帳を見つける。どうやら最近ストラフトン山で頻繁に起きる山火事を調べていたようだ。 不思議なことに麓からは火の明かりが見えるがどういうわけか燃えカスは見つかってないらしい。 またハニューの小屋へと書かれたメモも見つける。 (失敗) ハニューの小屋へと書かれたメモを見つける。 ハニューの小屋とはなにかは住民に聞けばすぐにわかるだろう 住人曰くストラフトン山の頂上へと行く道の中腹辺りで便利屋をやっていて、神を自称する変わり者の住処らしい。 噂によればそこでは禁制の酒も手に入るのだとか・ ハニュー(羽入)「あうあう登山客ですか? こんにちはなのです」 ハニューの小屋に差し掛かるとちょうど外で薪割りをしていた主が貴方たちに挨拶をしてきた。 ハニュー「ん、ボクに話ですか? なら小屋に入ってください」 そう言って小屋に貴方たちを案内する。するとそこには大量の酒があった。 ハニュー「まあお話なんてのは楽しく飲みながらやるに尽きます…ワインにビール、ラムにバーボン、なんでもあるから好きに頼んでほしいですよ」 時は1920年代、禁酒法の時代であり、田舎に住む個人が持っていることはありえないほどの量だ。 ハニュー「これはボクの友達が持ってきてくれるんですよ。あいつらはいい奴らです」 ハニュー「あいつなら数日前に来ました。山火事について知りたがってたのです」 ハニュー「ボクも見たんですが奇妙な山火事で山の頂上に炎がついて燃え広がらないし…焼け跡も無かったです…不思議だったなァ…」 ハニュー「そんなことを話して一緒に酒飲んで適当にお別れしたのです…なんかついに楽園に行けるとか興奮してたのです……」 ハニュー「まあ調べるにしても日も暮れたし雑魚寝だけど泊めてやりますから今日はもう外に出るのはやめた方がいいのです」 ※泊まったらどんな気持ちで泊まるのか聞く。警戒してたらなんか得になるようなことしてあげよう。 夜中。雑魚寝に寝かされた貴方たちのもとに7体のミゴがやってくる ミゴを目にした貴方たちは(0/1d6)の【SANチェック】 ミゴはやる気だ! ●ミゴのデータ めんどい時はHP11 DEX16の雑魚として扱う 攻撃方法 CCB<=80 蒸気噴霧器 1d10のダメージ CCB<=30 カニナッコー 1d6のダメージ 蒸気噴霧器が奪われたりしたとき用 ミゴ(レッドキング中将)「プシューッ!!」 ハニュー「あうあうっ! せっかく生贄要因が来たと思ったのにボクの友達が……!」 いつのまにかここに来ていたハニューが叫ぶ。 ハニュー「てめえら…!もう許さないなのですゥ!」 そう言うと何やら奇妙な呪文をぶつぶつと唱えだした。 すると辺りに何かが降りてくるかのような異様な気配とぞっとするような冷気が漂う。 急速にそれは強まっていき、やがて冒涜的な形となって顕現した。 風の中を歩くもの、イタクァを目にした貴方たちは(1d10/1d100)の【SANチェック】 イタクァ(青キジ)「あらら…なんだいこりゃ? どういう用件でおれを呼んだ?」 ハニュー「あうあう、友達を殺したあいつらを殺して欲しいのです、ついでに面白そうだから麓の連中も氷漬けにしてほしいのです」 イタクァ「まーまーそう殺気立つなっておれの神としてのモットーはダラけきった狂気だ」 イタクァ「元をただせばお前の友達が悪いんじゃねえの。逃げる手伝いぐらいはしてやるからそれで我慢しな」 イタクァ「というわけで悪いが…全員しばらく動かないでもらおうか」 戦闘開始 イタクァはじっとしてます。 ハニューはラウンドの最後に動くつもりのようですね。 ※PCが動いたら イタクァ「あらら…動くなつったろ?」 イタクァ「暴雉嘴!」 猛烈な冷気が襲い掛かる 10d6ダメージ イタクァは基本倒せないものとして扱いましょう。 ※ラウンドが終わったら ハニュー「あうあう、この隙に仇を取るのです。死ねーっ!」 イタクァ「全員動くなっつっただろ。せっかく助けてやろうと思ったのによ……やっぱお前…今死んどくか」 イタクァのかぎ爪で捕まえられハニューは氷漬けになりました。 イタクァ「さてと…あとはお前らの処遇だが…」 考え中みたいです。 どうしますか? ※ここはあえて行動を尋ねる。加害行動でなければ適当にだるいとか言っておく。加害行動して来たら攻撃する。 イタクァ「ま、こんなもんでよしとするか。じゃあなお前ら」」 ※何もしないか説得系技能成功で以下の情報を出す。 イタクァ「ああそうだ、この山珍しい猿いて面白いぞ。せっかく登ったんだし見に行ったらどうだ? 捕まえてたらきっといいことあるぞ」 そう言ってイタクァは風となり宇宙へと去っていった。 山頂に行くと雪に覆われた石の祭壇がある。 不思議な炎が灯っており、それに照らされて祭壇の石材に紋様が浮かんでいてなにやら不思議なマークが書いてある場所もある。 どうやらここでイタクァを呼ぼうとしていたようだが今は猿が一匹いるだけである 猿(ルフィ)「オマエラクヤシクナイノカヨ!」 猿はそんな鳴き声を上げる。 動物園にでも売れば250ドルぐらいで売れそうだ。 アマゾン島について聞いてみるとこの地の伝説を教えてもらえる 『ふしぎな山火事起きる時、楽園への道が示される』 図書館などで調べてみると どうやらあの模様はバミューダ近海の地図のようだ。 では船を手に入れてそこに向かう。あの地図の上では島があるはずだが海しか見えない。 しかし……近づいていくと景色が歪み島が現れる。 そこに上陸ししばらく進んでいくと……石化したヤマカジがいる。 (0/1)の【SANチェック】 貴方たちがヤマカジ中将に驚いていると後ろから甘い香りの風が吹いてくる 蛇女(ハンコック)「ワ゛ラ゛ワ゛」 振り返るとそこには冒涜的なまでに美しい蛇女がいた。 (0/石化)の【SANチェック】 戦闘開始 ●ハンコックのデータ DEXは4D6で決める 他は適当 メロメロメロウ CCB<=80 任意の相手に(0/石化)の【SANチェック】 スレイブアロー CCB<=80 当たったら強制石化 回避可能 猿をけしかけると 猿「処方せんの入力中につきお問い合わせ等に関しましてはご遠慮下さいますようご協力お願い致します。入力が遅くなったり入力ミスにつながり患者様にご迷惑をおかけしてしまいます。尚、お薬に関するご質問はお気軽におたずね下さい。」 蛇女「ワ゛ラ゛ワ゛ー!」 そう叫ぶ蛇女は喜んで石化を解除し、どこへともなくその場を去る。 ヤマカジ「うう助かった。どうやらあなた方のおかげのようだな」 ヤマカジ「ようやく伝説の女ヶ島に行けると思ったのだがとんだ災難だった」 ヤマカジ「美しいものを見れたはいいがもうこりごりだな」 石化から解除されたヤマカジはそう言って笑った。 コビー「それで、ヤマカジさんはこれからどうするんですか?」 ヤマカジ「そうだなあ…もともと女ヶ島で生きるつもりで退職したんだが…どうするかな?」 コビー「……だったら戻ってきてくれませんか!? 僕からも口添えしますから!」 ヤマカジ「いいのか…?」 コビー「ええ! そうしてくれた方がみんな喜びます! ですよね皆さん!?」 これで賞金を自腹で切ることが無くなりそうだという感情を隠さずに ヤマカジ「なら…そうするか。コビー、そしてみなさん、迷惑かけてすみませんでしたね」 こうしてあなたたちは神秘の一端を目にしつつ1920年代の街並みへと戻っていった。。 のちに貴方たちはタトラー新聞である記事を見かける それはストラフトン山に生息する珍しい猿についてのルポであり、記者はヤマカジだった。 どうやらヤマカジは退職を取り消し再びタトラー新聞の記者としてバリバリ働いているらしい。 記事のしめにはこう書いてあった。 『こうして私が記事を書けるよう助けてくれた人たちに最大限の感謝をささげる。どうかあなた方と購読者に幸あらんことを』 古き伝統が滅び新しい文化が始まっていった狂騒の時代と言われた1920年代。 久遠なる宇宙の神秘の中で生きる者の干渉を受けながらも、人々はこのように逞しく時代を駆け抜けていったのであった。 終わり 用意するNPCについて コビー:コビー 編集長:ガープ ヤマカジ:ヤマカジ中将 ハニュー:羽入(ひぐらし) ミゴ:レッドキング中将 イタクァ:青キジ 猿:ルフィ 蛇女:ハンコック