Ccfolia Log

ユミエラ

準備完了よ

ユミエラ

出航よ

ユミエラ

「…ここは…洞窟？」

ユミエラ

たしか昨日はちゃんとベッドで寝た記憶があるんだけど、定期的にダンジョン攻略してるから夢遊病で歩いてきたのかしら

ユミエラ

「…でも、初めて見る洞窟ね」

ユミエラ

周囲を見回しながら、ここには訪れたことがないようなと思いつつ

ユミエラ

「とりあえず暗いと何もできないし、これ見よがしにカンテラが置いてあるから使えってことよね」

ユミエラ

机の上のカンテラを手に取って、ついでに机を調べてみてもいい？

ユミエラ

カンテラで照らしながら人柱の歴史を開いて読んでみるわ

ユミエラ

「へぇ…」

ユミエラ

ペラペラと本をめくって内容を頭に入れたあと、次はトランプの箱を手に取って開いてみるわ

ユミエラ

ccb<=99 英語 (1D100<=99) ＞ 91 ＞ 成功

ユミエラ

I LOVE Uとかこっぱずかしいこと書いてあるシャツとか見た記憶が溢れてきたわ

ユミエラ

机に目星を振っても何もないようなら箱の方を見に行くわ

ユミエラ

はいはい
そういうのね

ユミエラ

「11っと」

ユミエラ

箱の錠前に11と数字を入れるわ

ユミエラ

両方とも拾って、破れた紙を広げて裏表見てみるわ

ユミエラ

「豆…ああ、向こうの苗木のことか」

ユミエラ

「暗いから全然そんな風に見えないけど、光を当てたら本当に10メートルになるのかな」

ユミエラ

「…それで、こっちの数字はさっぱりわからないわね」

ユミエラ

一応頭に入れながら、他に何もないようなら苗木を見に行くわ

ユミエラ

詳しく調べることはできる？

ユミエラ

ありがとう
わかったわ

ユミエラ

「…成長しきってない苗木と、成長させれば10メートルになるって、これ明らかにやれって言ってるようなものよね」

ユミエラ

かと言って光が届かないこの場所で現状ではどうしようもないんだけど

ユミエラ

ブツブツつぶやきながら本棚に向かうわ

ユミエラ

まずは瓶を手に取ってみようかな

ユミエラ

はいはい
『したをみるな』ね

ユミエラ

「…瞬間育成剤って、コツコツとレベルを上げるのが楽しいと思うんだけど」

ユミエラ

次は本を手に取ってみるわ

ユミエラ

カンテラで照らしながらペラペラと中身を読んでみるわ

ユミエラ

「へぇ…」

ユミエラ

「そういえば気にしてなかったけど、支柱みたいなのがいくつか刺さってるわ」

ユミエラ

苗木の左隣と、机の右隣の地面に突き刺さった棒を見つつ

ユミエラ

最後に袋を手に取ってみるわ

ユミエラ

x3 ccb<=99 #1
(1D100<=99) ＞ 40 ＞ 成功

#2
(1D100<=99) ＞ 61 ＞ 成功

#3
(1D100<=99) ＞ 100 ＞ 致命的失敗

ユミエラ

「…あっ、力加減を間違えて一個砕いてしまったわ」

ユミエラ

豆は何個入ってたの？

ユミエラ

2個とかだったら🌈だったけど、いっぱいあるなら気にしなくて良さそうね

ユミエラ

他に調べられるものがなさそうなら穴を見に行くわ

ユミエラ

「………」

ユミエラ

「…えっ？」

ユミエラ

こんなところに少女が一人っきりで？と多少不審に思いつつも

ユミエラ

「…あなた、大丈夫？」
少女を抱き上げて声をかけてみるわ

ユミエラ

「…こんな狭いところで話すのもあれでしょうから、ちょっとこっちに来てもらってもいい？」

ユミエラ

少女を抱き上げたまま机のある場所まで引き返すわ

ユミエラ

穴から出てきて、少女を降ろすわ

ユミエラ

なんであんな場所にいたのか、私に抱き上げられても一切驚くことなくされるがままだったのか気になることはいくつかあるけど、まずは自己紹介ね

ユミエラ

「私はユミエラ･ドルクネス。気がついたらこの場所にいたの」

ユミエラ

「あなたの名前を伺ってもいい？」

ユミエラ

その様子を見て少し顔を俯かせて

ユミエラ

「…ごめんなさい、喋ることができないのね」

ユミエラ

「たての ことか…ことかちゃんって呼んでいい？」

ユミエラ

これが怪我だったのなら私の闇魔法で治せるんだけど…

ユミエラ

「ありがとう。それならそう呼ばせてもらうわ」

ユミエラ

「…それで、あなたはこんなところで何を…少し待ってね」

ユミエラ

トランプの空き箱を細長く丸めて、ことかに手渡して

ユミエラ

「これを使って書いてみて。直に指で地面に書いていたら怪我をするかもしれないから」

ユミエラ

ことかの笑顔に釣られるように私も笑顔を見せて

ユミエラ

「それで…ことかちゃんはどうしてこんなところにいたの？」

ユミエラ

「…そう、あなたもわからないのね…私も目が覚めたらここにいたんだけど」

ユミエラ

「………」

ユミエラ

…いえ、まだそうと決まったわけじゃないわね

ユミエラ

「ことかちゃんはここで目が覚めたの？それとも私が起こすまでずっと眠ってたの？」

ユミエラ

「わかったわ。先に目が覚めて穴の中に入っていたのならすごい根性してるわねって思ったけど、普通の子みたいで安心したわ」

ユミエラ

とりあえず私が見つけた情報をことかにも教えておくわ

ユミエラ

素直な子…と顔をほころばせながら

ユミエラ

…私一人だったら効率重視でやってたけど、この子がいるなら無茶はやるべきではないわね

ユミエラ

「とりあえずこの場にあるものは一通り調べ終わって、最後にあの穴…あなたがいた場所に潜ったらあなたが眠っていたの」

ユミエラ

「それで…まだ穴のなかを完全に調べ終わったわけじゃないからまた行こうと思ってるんだけど、あなたも来る？」

ユミエラ

「わかったわ。身の危険を感じたらすぐに私の後ろに隠れてね」

ユミエラ

ことかを連れて再度穴の中へ進んでみるわね

ユミエラ

ccb<=30 (1D100<=30) ＞ 93 ＞ 失敗

ユミエラ

1d3 (1D3) ＞ 1

ユミエラ

「…これは、ループしてる？」

ユミエラ

何度も同じ場所に戻るダンジョンは初めてかもしれない

ユミエラ

「…そして、正真正銘ここはさっきまでいた場所みたいね」

ユミエラ

自分が砕いてしまった豆の欠片が本棚の近くにあることを確認して

ユミエラ

「…ことかちゃんは平気？私は慣れてるけど、あなたはこういった場所は初めてでしょうし」

ユミエラ

「…そうよね。あなたは普通の子どもだから怖いわよね」

ユミエラ

私はこの子と同じくらいの年齢の頃にはダンジョンに入り浸りだったなぁ

ユミエラ

そんなことを考えつつ、私の服の袖を掴んでいることこの頭を優しく撫でて

ユミエラ

「安心して。私が絶対に脱出させてあげるから」

ユミエラ

ことかの頷きに笑顔で返して

ユミエラ

…さて、私の考え通りだと条件を満たさないと出ることができない場所みたいね

ユミエラ

豆を支柱の近くに埋めて育成剤を与えれば、ジャックと豆の木よろしく上へ上へと伸びて外に出られる…はず

ユミエラ

一応上を見上げてみるわね

ユミエラ

…土なら突き破れそうね
私の闇魔法で突き破ってもいいけど、条件を満たさないやり方だとまたループしてしまう可能性があるからここは素直に従うべきね

ユミエラ

一応この空間全体を見て見落としがないか調べてもいい？

ユミエラ

ccb<=99 (1D100<=99) ＞ 1 ＞ 決定的成功/スペシャル

ユミエラ

ヒントかぁ…人柱の部分はまだ良くわかってないけど、豆を植えて下を見ないのはあっているはず…

ユミエラ

とりあえずやってみて考えればいいわね
豆も薬剤も余裕あるみたいだから

ユミエラ

ことかを連れて机の右隣にある支柱のそばに行き、スコップで穴を掘って豆を埋める

ユミエラ

「…さっきも話したけど、すごい勢いで豆の木が出てくると思うから、びっくりして怪我をしないようにね」

ユミエラ

一応ことかが怪我をしないようにガードをするように立って、豆を植えたところに薬剤を散布する

ユミエラ

「…さて、どうなる？」

ユミエラ

ことかを抱えて回避するわ

ユミエラ

ccb<=99 (1D100<=99) ＞ 32 ＞ 成功

ユミエラ

「…なるほど。苗木はそっちだったか」

ユミエラ

ことかを抱えたまま苗木のそばに移動して、蔓に捕まる前にその場に豆を植えて薬剤を振りかける

ユミエラ

「…よし」

ユミエラ

「ことかちゃん、私が少しミスをしてしまったから、すぐにここを出ないと危険な状態になってしまったわ」

ユミエラ

「さっき話したことを覚えてる？『したおみるな』ってやつだけど」

ユミエラ

頷くことかに笑顔を見せて

ユミエラ

「…私の顔だけを見ていればいいから、しっかり掴まっていてね」

ユミエラ

ことかを抱きかかえたまま豆の木を登っていくわね

ユミエラ

その声を無視して上へ上へと登っていく

ユミエラ

「……っ」

ユミエラ

次第に意識が遠くなっていくのを感じる

ユミエラ

「…また洞窟…だったらさすがにどうしようか悩んでいたけど、ちゃんと攻略できたようね」

ユミエラ

「…あの子も無事に元の場所へ戻れていればいいんだけど」

ユミエラ

あの場所で出逢った少女のことを思い出しながらも、いつものように学園へ行く準備を整えて

ユミエラ

「…えっ？あの子ってたしか…」

ユミエラ

窓の外にいる黒髪の少女を見つけて、準備をほっぽり出して外へと急ぐ

ユミエラ

よかった。無事だったのね

ユミエラ

柄にもなく、他人の幸せそうな姿を見て

ユミエラ

笑顔で私に駆け寄ってくる少女に、私も同じように笑顔を見せるのだった