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テラコマリ・ガンデスブラッド

教える！

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出航だァ〜〜〜〜〜〜〜〜！！！！

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「…………」

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「………痛っ…」

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なんだよ…これ…

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起きたらわけわかんないところいるし全身痛いしなんか被せられてるし…

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「…っ！」

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ふと鼻を通る不快な臭い。
知らないはずがない。これは私が最も苦手とするもの。

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血の臭いだ。

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ccb<=60　アイデア (1D100<=60) ＞ 87 ＞ 失敗

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意味わかんねえ…そもそも私はなんでここに…

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「！？」

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なんだ……！？何か来る……！？

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空気の通りが悪い。
密室かな？ここ…

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そんなこと考えてる場合じゃない気がするけど…。

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マジで何なんだよなクソっ…

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私がこうしている理由もわかんないし薄気味悪いし…
牛尾は無事なのか…？

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1d100 (1D100) ＞ 38

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「ひっ…」
ごく小さく怯えた声が漏れる。

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「あっ……うあっ……！？」

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ccb<=80　聞き耳 (1D100<=80) ＞ 42 ＞ 成功

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1d100 (1D100) ＞ 65

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「ひっ……！？」
さっきよりも大きく怯えの声を漏らす。
目に入る距離にいるなら聞こえるくらいの。

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血まみれの部屋に広がる様々な器具
私でも分かるほどに、人を痛めつけているとしか思えないその光景の中に

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一人の男の姿を見る。

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「あ……っ」

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……やった？

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「え……っ…？」

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「ひっ！？」
その場から逃げるように身体が動かそうとした矢先

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「いぎっ……！？」

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「ぁ…ぎゃああああああ！！！」

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1d100 (1D100) ＞ 83

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痛い…！！意味わかんない！！

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怖い……！！誰か……ぁ…

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「や…………」

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「やめて………よぉ………」

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涙を浮かべて弱々しい視線を男に向ける。

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「……………」

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吐けって……

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何を………？？

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「知ら……ない………」

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「………？」

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急に何を…

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「…………っ」
そう思いつつも

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「………こっち」
これ以上痛めつけられたくない
そんな恐怖に駆られ

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私は自分から左を選んだ

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「っ………！？」

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当たり……？何だよ……！！訳わかんねえよ！！

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「ん……っ…ぐっ……」

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「〜〜〜っ」
動揺で途切れる息を混じえながら

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「かっ…！！はあっ……！！」
言われるがままに押し込められたものを吐き出す。

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1d6 (1D6) ＞ 6

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「1………？」
もはや歯向かう兆しすら感じさせずに答える。

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「え………？」

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額に当てられたそれは
私みたいなのでも分かるそれ。

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昔1度使い方を誤り怪我したこともある、誰でも知ってる調理器具。

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私は一瞬でやろうとしていることを察した。

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「ひっ…や……」

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「やだ……！！やめて！！」

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「やめてよお………！！！」

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「いっ………！！！？！？」

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「あああああああぁぁぁっっっっ！！！！！！！！」

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血が鼻へと、口へと滴る。
激痛が走る。

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ccb<=60 (1D100<=60) ＞ 17 ＞ 成功

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1d100 (1D100) ＞ 26

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昔から何度もお父さんに言われていた言葉がある。

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コマリは一億年に一度の美少女、だと。

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何度も言われ続けてきたのもあり
客観的に見てもそう思ったのもあり
私はそれを数少ない自信として掲げ続けていた。

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それが、今

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「やっ…！！」

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「痛いっ……！！！痛い……！！痛い！！！痛い………！！！！」

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「知らない……っ……わかんない………っ」

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そもそも何の話をしているんだ
数少ないアイデンティティまで傷つけられ、激痛に悶える今の私には
それを聞く事すら忘れるほど、余裕がなかった。

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「っ………」

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ピーラーを離した……？

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もう…しないの……？

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「え………？」

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さっきと同じ
またダイスを振り始めて、そして私に数字を聞いて

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「い……や………」

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「もうやだ………やだぁ………っ」

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「なかま……？」
ふと声に漏らす

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牛尾の……事……？

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「え……？」

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何……？何……！？

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「あ”ぎっ！！！？？」

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熱い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い

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「ぎぁっっっ…あがっっっ！！！」

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「がっぁぁぁあっっっーー！！？！？」

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熱さから来る激痛が、思わず視線をのけぞるように上向かせる。

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止まることがない涙は皮膚を伝い、焼かれたばかりの傷跡に染み込みだす。

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「あ゛が゛っ゛……」

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悲鳴として出る金切り声はその音程の高さを突っ切り、もはや声の体裁すらなしていない。

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「っー………！！！っー…………！！！」

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目を覆いたくなるほどにまで無惨な姿にされた、自分の肉。
余裕が尽きてそれを見ることすら叶わない今の状態は果たして私にとって幸運だったのだろうか。
それすら分からない。

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ccb<=60 (1D100<=60) ＞ 5 ＞ 決定的成功/スペシャル

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「ぁ………ぁ……………」
激痛の残滓、今もなお気が狂いそうになるほどのそれに喘ぎ
その声と仕草に反応する余裕はない。

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少し遅れてようやく何を言われたのかを認識しだす。

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「ごっ…………ぉ……………っ」

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「かっ………は…………っっ」

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「わたっ………し………」

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このままじゃ私は本当に死ぬだろう。

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一体どうして私がこんな事されなきゃならないんだ？

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なんで？どうして？

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どうしてこんな思いまでして捜査しなければならないんだ？

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もう捜査自体もう失敗しているようなものだ。
なら………

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私はもう………

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…………

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「わかん………ないよ………」

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ああそうだ。私は失敗に終わったよ。

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今起きている事も何が何だかさっぱりだ。

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たけど、だからこそ。

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こんな得体のしれない奴らに、どんなことだろうと口を割るわけにはいかない。

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「あっ…………ああっ………」

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どんなに心のなかでは粋がれても、所詮私はただの小娘でしかない。

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痛みにも、そこからくる恐怖にも、それらを押しのけるほどの事はできはしない。

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「があああっ！！？？いがあああっっっ！！！？」

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「っっっっっっっ！！！！？！？！！？」

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激痛の流れが一旦絶えるとともに目を覆うそれは離れていく。

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1d100 (1D100) ＞ 39

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ccb<=12 (1D100<=12) ＞ 81 ＞ 失敗

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そしてそのまま私は

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片目を失った違和感を感じる暇すらないまま
激痛に溺れ、気を失った。

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あの青年、アリスと名乗る男が口にした言葉の意味。
それすら考える前に………。

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取り返せたら勝ちだとかって言ってたから多分

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「ん……」
血に染まる顔面の中の、瞳が一つ開き始める。

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「お前…牛尾か……？」

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「………へへっ」

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「お前は無事みたいだな、よかったよ……」

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「………っ」
拷問の後を引く痛みにふと喘ぎ

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「へっ、私が必死になって逃がしたんだから無事じゃなきゃ困るってーの」
「……それはともかく」

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まだしてんのかーい！

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いやこれ死ぬって

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よくやった！

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うわあり！

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1d3 (1D3) ＞ 3

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「…助かった、ありがとな」

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「それはそうと…」

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目星で監視カメラか録音がないか調べられる？

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わかった
ありがとう

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「私にはお前を逃がした後の記憶がない。今早急にしなければならないことを教えてくれ」

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「ああ。そっちも私の手が必要になったら言ってくれ」
「この部屋を這って動くくらいなら…何とかできる」

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「ん、わかった」

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手帳を受け取る。

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🌈

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私も行くか聞き耳

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あろがとございます

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ccb<=80 聞き耳 (1D100<=80) ＞ 32 ＞ 成功

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やったれやったれ

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ダメだった

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よーし私も行くか

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ccb<=30 (1D100<=30) ＞ 88 ＞ 失敗

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やっぱりな

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うい

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ccb<=80　図書館 (1D100<=80) ＞ 68 ＞ 成功

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ccb<=60 (1D100<=60) ＞ 80 ＞ 失敗

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何かが思い出せ……出せ………
出せナーーーーーイ！！！

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まだあわわわわわわ

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わかった

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シャンクトゥだとまず省略されるステータスきたな

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わかった

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はいよー

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「なんかあったかー？」

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「おっ…これでとりあえずは動けるな。ありがとう牛尾」

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次は扉の向こうかなとりあえず

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「…ああ」

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おしい

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ccb<=80　一応私も (1D100<=80) ＞ 68 ＞ 成功

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「漂白剤っぽい匂いはこの煙か…」
聞こえる程度の声でそっと呟く

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ほか調べられる所あるかな？

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ccb<=80 (1D100<=80) ＞ 74 ＞ 成功

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よかったよかった…

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「……誰かが呻いてる」

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「………放っておけない」

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「行こう」

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早速黒い扉に直行だー

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「大丈夫か？助けに来たぞ」
そっと優しく話しかける

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音を立てないようにそっと扉を閉める

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「あー…！？大丈夫だから……！！」

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「大丈夫…私たちが助けに来たから」

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「うおっ！？」

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「……っと」

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「ん？あ、ああ」

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ccb<=60 (1D100<=60) ＞ 63 ＞ 失敗

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惜しい

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「良くわかんないけど私は無事だ」
「助けに来たぞ」

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「知ってるのか？」

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「ああ。」

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安心させる意図も含めて微笑みを向ける。

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「あーもう泣くなって…私は大丈夫だから」

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「あーあー……お前のせいじゃないって」

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「やばいどうしよう泣き止まないよ牛尾」
そっと耳打ち

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「アリス…」

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先に日記調べとくか

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！！！！！！

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ccb<=60 (1D100<=60) ＞ 52 ＞ 成功

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やっときたか……！！

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「……っっ」

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1d100 (1D100) ＞ 93

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きゃあ！

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「田村…晶子」

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ふと口から人の名前が出る

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「今思い出した…この日記を書いた人の名前だ」

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「48歳のシングルマザーで…」
自分の思い出した事を喋る

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「…」
その先を言い淀む

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後悔に駆られるように顔を歪めながら

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「……ひとまず先へ行こう」

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「後で話す」
牛尾に耳打ちして

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「えっ、ああもう大丈夫だってそんな気を使わなくて」

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「ううぬ……」

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参ったな…ちょっと話しづらい…

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「…うん、じゃあよろしくね」

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「ああ牛尾そう言えば」

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「これだけは先に伝えとく」

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「私を拷問した奴、確かそいつがアリスを名乗ってた」

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「えー知ってたの？」

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「んまー知ってたらいいや。じゃ次行くか」

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いけいけー

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うっ…牛尾さんﾂﾂﾂﾂ！！！

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ccb<=80 牛尾さんの仇は私が取る (1D100<=80) ＞ 99 ＞ 致命的失敗

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なんでだよ！！！！！！！！