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岩永琴子

教えましょう！

岩永琴子

出港だ〜〜〜！！！

岩永琴子

ccb<=55 アイデア (1D100<=55) ＞ 95 ＞ 失敗

岩永琴子

「あ……いえ。こういった物を家に置いても、可愛らしさは自分一人で間に合ってるというか……まぁ、うちの先輩が買ってくる心があれば一番だったんですが」

岩永琴子

はぁ……とため息をつきながら、抱えていたぬいぐるみを棚へ戻す。
たまの休みに、友人の付き合いで街を散策することになったのだけれど……こんなところに雑貨屋なんて知恵の神といえど知らないこともあるものですね、なんて独りごちつつ。

岩永琴子

「そういうそっちは、侑子さん？」
……ううん、やっぱりなにか見覚えのある並びな気がするんだけど……

岩永琴子

「ほう」
すい、と首を向けます。……雑貨屋ですし、中高生に流行りの恋愛小説なんかは置いてなさそうにも思えますが……

岩永琴子

「んん？」

岩永琴子

ccb<=55 ＜アイデア＞ (1D100<=55) ＞ 67 ＞ 失敗

岩永琴子

「風変わりな表紙ですね。裁判と探偵事件をごっちゃにしたミステリものでしょうか」

岩永琴子

「？」

岩永琴子

ccb<=70 SANc (1D100<=70) ＞ 34 ＞ 成功

岩永琴子

「これは……」

岩永琴子

「……私の可憐さが世間に知れ渡るのは結構ですが、どこぞの馬の骨に許諾を差し上げた覚えはありませんね」
「このNyarlathotepとやらに直談判の必要がありそうです！」

岩永琴子

ccb<=85 知恵の神 (1D100<=85) ＞ 67 ＞ 成功

岩永琴子

「ええ、侑子さんもよく見つけてくれましたね。おかげで大ごとになる前に片付きそうです」
「しかし、『Who ate the rabbit ?』ですか……私もっとこう、パンケーキなんかのほうが似合うと思ってるんですけどね……」

岩永琴子

イラストからして……まぁ、所謂フーダニットの類なんでしょうけど。
「ふふっ、そろそろおやつにもいい時間帯ですしね。証拠保全のためにこちらは私が購入するとして、この後近くの喫茶店ででも……」

岩永琴子

「……っと」
なんて言おうとした刹那、手を滑らせ……落下した本のページが開く。

岩永琴子

「……！？」

岩永琴子

（……。）
（……大丈夫、意識はハッキリしてる……ここは？）

岩永琴子

きょろきょろと付近を見渡し、とりあえず自立してみましょう

岩永琴子

…………へっ？！

岩永琴子

ccb<=55 アイデア (1D100<=55) ＞ 18 ＞ 成功

岩永琴子

ccb<=70 SANc (1D100<=70) ＞ 17 ＞ 成功

岩永琴子

（…………）
（……長いこと落下しているようですが……問題ありません、私を殺す目的ならばとうにそうしているはず。とりあえず、杖を緩衝材にして……！）

岩永琴子

ccb<=70 幸運 (1D100<=70) ＞ 60 ＞ 成功

岩永琴子

どすん。

岩永琴子

「……っぶないですね、私が体術慣れしてなければどうなっていたことか！」
文句を言いつつ、スカートの裾の枯葉を払いながら今度こそ立ち上がる。

岩永琴子

……それより、侑子さんもこちらに迷い込んでいるのでしょうか？
どうにも不思議空間、怪異の力は借りられなさそうですし……はぁ、ある程度自力で何とかしなきゃいけなさそうです。

岩永琴子

……テーブルに……ランプ？
近くで見てみますか……

岩永琴子

「…………」
こっちもこんな場所にいきなり呼び出された身です、少しくらい覗いたって神罰なんて当たらないでしょう。
片手のランプを近づけつつ、手紙の両面……ついで本について確認してみましょうか

岩永琴子

…………。
直談判に向かうまでもなく、向こうから近づいてきますか……いい心構えです。
もちろん中身を確認しますよ！

岩永琴子

…………くしゃ、と手紙を握ります。
なんですか……最近の若者はアポもご存知ないのでしょうか！？
頼まれればいくらでも、先輩と私のあることないこと洗いざらい語って差し上げてもよかったんですが……！

岩永琴子

……とまあ、過ぎてしまったことは仕方ないとして……と、本に目を落とします。
この美少女名探偵とやらが私で、残りは……ふむ、『不思議の国のアリス』でしょうか……

岩永琴子

"作者からの挑戦状"……ああ成程、そちらのアリスでもありましたか……
なんて考えつつ、そのまま次のページをめくります。

岩永琴子

「…………」

岩永琴子

ccb<=70 SANc (1D100<=70) ＞ 69 ＞ 成功

岩永琴子

……つまり、私から動かない限りズルはさせてくれないと……ええ、いいでしょう。

岩永琴子

辺りを見渡しても、カメラやストーカーらしいものは？

岩永琴子

ふむ……
ま、その前に……先にこっちから見ておきましょうか。
なぁに、万が一塩試合にでもなってしまった場合でも、適当に閨のシーンでも入れておけば読者もついてくるでしょうし。

岩永琴子

では手始めに……柑橘の香りのメモをランプの熱で炙ってみましょうか。

岩永琴子

「…………」
……ま、序盤からもらえるヒントなんてこんなもんですか。

岩永琴子

ぱたんと本を閉じ、メモと本、ランプを抱えてから……
扉とプレートを観察しますね！

岩永琴子

へいへい、ご心配なく。
これから裁判やるって時に、弁護士が証拠持ってなきゃおおごとですからね……いや、この場合弁護士バッジでしょうか？

岩永琴子

……とにかく、こんこん……と一応軽くノックして。
「それじゃ、失礼しますよ」

岩永琴子

……ふむ。特筆するほどでもない廊下……
こちらに向かえ、という認識でいいんでしょうね？

岩永琴子

木製の扉の方に近づいてみましょう……もっとも、観察したところで開ける他なさそうですが。

岩永琴子

ccb<=70 SANc (1D100<=70) ＞ 65 ＞ 成功

岩永琴子

……。
ま、こんな理不尽も今更些細ですし、出口はたくさんあるらしいですからね。

岩永琴子

…………………………。
……ええ、大丈夫です。嘘なんてついたことありませんから。

岩永琴子

こんこん、がちゃり。

岩永琴子

「ちょっ……ちゃんとノックしたでしょお！！？」
流石に少しばかり狼狽する。

岩永琴子

ccb<=55 アイデア (1D100<=55) ＞ 43 ＞ 成功

岩永琴子

…………。
"トランプ兵"は……役なしのモブ、女王の召使い……でしたっけ。されば……

岩永琴子

「おや……あなたが噂の証人ですか」
拾い上げ、自らの肩に乗せる。

岩永琴子

「それは都合の良い。こちとらファンタジーも死の世界も慣れている故」
「……にしても、ファンタジーならもっと高待遇してもらえるものだと思っていましたが。高原でのどかに蜂蜜たっぷりのパンケーキを食べたり……」

岩永琴子

「っと、申し遅れました……既にご存知でしょうが、美少女探偵兼弁護人の岩永琴子です。私の弁護するアリスという方はどちらに？」

岩永琴子

「！」

岩永琴子

「……侑子さん！？」
嘘が罪になる裁判所の手前、全く予想していなかったなんて言えませんが……！

岩永琴子

「……！」
声の方を向く。

岩永琴子

「……。いまいち納得はいきませんが、概要は掴めました。」
つまり、こちらの世界に迷い込んだ侑子さんを助けるため……その無実の罪を証明しなければならないと。

岩永琴子

「嘘つきですか。侑……アリスさんが嘘をついたというのは、その白ウサギとやらを食べていない、食べたのは他の人物だと主張した……ということでいいのでしょうか？」

岩永琴子

とんとん、と杖をつきながら考えを整理する。

岩永琴子

「…………。」
理不尽クイズか何かですか？！

岩永琴子

「なるほど。それじゃまずはその裁判資料とやらが必要ですね……」
ちらり、と再び窓の奥を追う。

岩永琴子

「……これはどうも。ちなみに、次の裁判の開始までどのくらいでしょうか？」
鉛筆を片手に握りつつ。

岩永琴子

「数分ん！？！？！？」

岩永琴子

「そ……それじゃ、裏取ってる余裕なんてないじゃないですか！？」
囁き返して

岩永琴子

「探偵は便利屋じゃないんですよ…？！」
まったく、神遣いが荒いんですから……！

岩永琴子

「……お願いしますよ、事件の内容はあなた頼りなんですからね。」
言いながら、紙に名を署す……"探偵"。

岩永琴子

「どうも。……こちらの彼も必要でしょうか？」
肩の上の猫を指して

岩永琴子

「……。わかってますよ、最善を尽くします」
ふぅ……と息を吐く。自らの脱出のためや、理の外の世界に彼女を巻き込んでしまった責任も勿論あるけれど……

岩永琴子

……こんなところで逃げていては、八百万の知恵の神……
あるいは加賀宮侑子の一介の友人として、顔向けできなくなりますから！

岩永琴子

「……はい！」

岩永琴子

眼前の扉に手をかけて……両腕に力を込め、押す。

岩永琴子

「…………！」

岩永琴子

ccb<=70 SANc (1D100<=70) ＞ 82 ＞ 失敗

岩永琴子

1d3 (1D3) ＞ 3

岩永琴子

初めて、少なからず動揺した様子を見せる……も、すぐに正面に視線を戻す。

岩永琴子

「……！！？……っし、少々お待ちを！！」
コン！と杖を床に叩きつける。

岩永琴子

……ああ、もう……！！ やるしかない！！

岩永琴子

「失礼、本日の美少女弁護人を務めます"探偵"と申します……お見知り置きを。」
「彼女……"アリス"の弁護のため、事件の真相を詳らかにさせるべく参りました」

岩永琴子

…………。
確か、本によると……証人の帽子屋、眠りネズミ、原告の三月ウサギ……

岩永琴子

「っとと……」
「……大丈夫ですか、侑子さん？」
他の者に聞かれないよう、近付いて小さな声で。

岩永琴子

「はい。……まあ、私も迷い込んでしまったというのが正しいんですが……」
小さく頭を掻き……今まであったこと、チェシャ猫から聞いた話を一通り話しましょう。

岩永琴子

「……こほん！ ……まあ、持ち前の能力と美貌を用いて友人を助けられるならやぶさかではないといいますか……！」

岩永琴子

「とにかく、冤罪で裁かれようとしているあなたを放っておくわけにはいきませんでしたし……しかし、この中から真犯人──っと、それと……"キャスト"とやらもでしたね？──を探し出すのは、中々に骨が折れそうな作業です」
「……というわけで、侑子さんにも私に協力していただけないでしょうか？」

岩永琴子

「ふむ……って、侑子さんの側の方がよほど大変な目に遭われてそうですけど」
聞いたところ、状況は不利ですが……目撃者も決定的な証拠もこれといってなさそうなのが幸いでしょうか。

岩永琴子

「お、気が利きますね」

岩永琴子

「！」

岩永琴子

……うん？

岩永琴子

「い、いやいや……ちょっと待ってください！？」
「チェシャ猫さん……少し質問したいんですが、構わないでしょうか？」

岩永琴子

「まずひとつ……"アリス"さんが嘘つきでないとすれば、それ以外の誰かが嘘をついている……ということでよいのですよね？……それは、だれか一人だけでしょうか？」

岩永琴子

……なるほど、そうでした。
つまり、彼らの証言は真実であると考えてよい……と。

岩永琴子

「……しかしそうなると、彼らの中にウサギを食べた人物はいないように思えますね。ほら、"アリス"さんが嘘つきだったとしても、他の全員が全員の犯人説を否定しているのですから」

岩永琴子

ふぅ……と息を吐きつつ、それに頷く。
「いずれにせよ、今は情報収集が必要そうです……こうして裁判も一時中断となったことですし、現場や証言者の調査から始めましょうか」

岩永琴子

そう言って、猫を肩に乗せたまま侑子の手を引き……他の者たちの向かった"扉"の方へ足を進めましょうか！

岩永琴子

「……っ！」

岩永琴子

「……なるほど。ご丁寧にどうも」
口を滑らせないように気をつけなくては。

岩永琴子

「……。」
「……そう落ち込まないでくださいよ。……それでは、代わりにこれを」

岩永琴子

しゅるり……とつけていたリボンを片手で器用に外し、引っ込めた手に押し付ける。

岩永琴子

「私を誰だと思ってるんですか！……絶対に真相掴んできますから、大船に乗った気持ちで構えていれば十分です」
「だから、それを私の分身だと思って……応援していてください！」

岩永琴子

……にこり。

岩永琴子

「っと……ええ、任せてください。アリスさん」
ぱしり、とそれを受け取って。

岩永琴子

「はい、また！」
手を軽く上げてそれに応じ、扉の向こうへ。

岩永琴子

「ふむ……それじゃ、先に現場検証と行きましょう。事件現場を知っておいた方が、交渉では有利そうですし……あ」
「そういえば、ここ……ホールの外では嘘をついても問題ないのでしょうか？」

岩永琴子

「ぐぬ……中断って言っても裁判期間中に含まれるんですか。厄介なこと……」
……なるほど、誰一人嘘はつけない……か。

岩永琴子

ではそのまま【無印】の部屋にゴー！です！

岩永琴子

「……まあ、アリスさんからも『血塗れの部屋』って聞いてますもんね」

岩永琴子

「白いワンピース、汚れると困るんですけどねぇ……」
はぁ……とため息をついて、裾を持ち上げて部屋に入る。

岩永琴子

ccb<=67 SANc (1D100<=67) ＞ 16 ＞ 成功

岩永琴子

感情が動かないってわけじゃないですけど、事前情報にもありましたし……まぁ、事件現場ってこういうもんですからね。
……それより、なにか目につくような証拠は……

岩永琴子

……"茶色"……念の為拾っておきますか。

岩永琴子

「あなたはそもそも元から赤いじゃないですか」
軽口を飛ばしながら、一通り順に観察する。

岩永琴子

「ふむ……」
確か発端は、白いウサギのシチュー……でしたっけ。
一応少し警戒しつつ、まずは丸テーブルの鍋でも見てみますか。

岩永琴子

ccb<=67 SANc (1D100<=67) ＞ 40 ＞ 成功

岩永琴子

「…………。」
ですよね。

岩永琴子

「南無阿弥陀仏…」

岩永琴子

そっと蓋を閉じる。

岩永琴子

「それで……これが吊るされていたらしきがそちらの暖炉ですか」

岩永琴子

ccb<=85 目星 (1D100<=85) ＞ 93 ＞ 失敗

岩永琴子

🌈

岩永琴子

「おや？ よく気付きましたね」
片方が義眼とは言っても、探偵である私が見逃すなど……衰えでしょうか……

岩永琴子

…………。

岩永琴子

ばしゃり、とピッチャーの水を乱暴に被せます。

岩永琴子

「みたいですね」
『不思議の国のアリス』の白ウサギも、懐中時計を携えていましたっけ。回収しておきますか。

岩永琴子

「さて、次は……」
本棚を見てみましょう。見たところ、"時計に関する本"に"裁判の記録"……何か現況に対抗するヒントが掴めるかもしれません。

岩永琴子

ccb<=85 知恵の神（図書館） (1D100<=85) ＞ 2 ＞ 決定的成功/スペシャル

岩永琴子

！

岩永琴子

「ううん、なんでしょ……おや？」
私の華奢な腕でも厳しそうな隙間ですし、とりあえず覗くだけ覗いてみましょう。

岩永琴子

ちょいちょい。
「チェシャ猫さん、あれ取れませんか？」

岩永琴子

……なんですかその能力。

岩永琴子

「すると……こちらの扉の先に何か置いてないですかね？」
部屋の奥の扉へ。

岩永琴子

「『私を飲んで』だそうですよ。人生の中で一度は言ってみたいセリフですね」
「さて、一杯どうですか？ ほらほら、ささっと」

岩永琴子

「ファンタジー世界も法で縛られて難儀なモノですねぇ……」
……嫌そうな顔をしつつ、少しだけ口をつけてみる。

岩永琴子

「…………！！？」

岩永琴子

「ちょ……どうなってるんですかコレ！？」

岩永琴子

「『ちっちゃくなったね〜』じゃないですよ！元に戻してください！」
人が日頃どれだけ発育に頭を悩まされているか！！

岩永琴子

「ああ……そういえば」
今度は自分の前の大きなカップケーキにかじりつく。

岩永琴子

「ふぅ……これ、本当に元に戻ってるんですよね？」
……もう少し……あった気もしますが……まあいいでしょう。

岩永琴子

……うん？
GM、小さくなるってどのくらいのサイズですか？
本棚の隙間に腕を通すか、あるいは入り込めたりは？

岩永琴子

「…………。」
瓶の液体とカップケーキ……まだありますね。

岩永琴子

「……最悪このサイズから戻れなくなったら、あなたに乗り回しますからね」
そう言いつつ、本棚の前まで戻って再度液体を飲みましょう

岩永琴子

「私にとっては死活問題なんですよ！……うわ、ホコリ臭……」
小さな声を響かせつつ、本棚の奥の方へ歩いていきますね

岩永琴子

……なんでしょう……金属？
ええと……このサイズ、運べそうですか？

岩永琴子

それじゃ、そのまま引っ張り出してから……
カップケーキを口に含んで、戻ってからゆっくり観察しましょう！

岩永琴子

「まったく、酷い目に遭いました……美少女にやらせる仕事じゃないですよ、もう……」
ぱんぱん、と服の汚れを払いつつ。

岩永琴子

ccb<=67 SANc (1D100<=67) ＞ 4 ＞ 決定的成功/スペシャル

岩永琴子

「……なるほど、チェシャ猫さん。やはり、実際に犯行に使われたのはこちらの包丁で……」
「アリスさんが手に持っていた新品はダミーだった……との見方が、これで強められそうですね」

岩永琴子

「いえいえ、それほどでも。……ま、ファンタジー世界でもなければ、こんな杜撰な管理……警察の捜査で一発ですが」

岩永琴子

「スッキリしたところで、聞き込みといきましょうか。確か……」
【ハート】【ダイヤ】【スペード】【クラブ】の部屋……でしたっけ。

岩永琴子

（……それと、この裁判記録……）
鉛筆を指の間でくるくると回して。

岩永琴子

消し跡の上を満遍なく、鉛筆で薄くこすり……筆跡を浮かび上がらせる。

岩永琴子

！！

岩永琴子

「……ああ、なるほど。そういうことですか……」
「チェシャ猫さん。白ウサギさんは確か、裁判の記録係でしたよね？」

岩永琴子

「……ふむ」
……事件の全容はおおかた分かりました。あとは……

岩永琴子

では、今度こそ……【ハート】の部屋から訪れてみましょう！

岩永琴子

「それは失礼しました、深く心に留めておきます」
……なるほど、ではこちらを訪れるのは開廷時……最後にしますか。

岩永琴子

では一度見送って、【ダイヤ】の方へ。

岩永琴子

……なんかちょっと可愛いな。

岩永琴子

（わかってますよ……というより、なんか盗んだかもって思われるだけで嘘つきにされますから、そうやすやすと危険は起こせませんよ）
「あはは……安心してください。無闇には触りませんよ、無闇には」

岩永琴子

そのまま中を覗いてみますか

岩永琴子

「おお、こちらも女王様の私物だったりするんでしょうか」
近くで【飾り棚】の方から慎重に眺めてみますか

岩永琴子

ccb<=85 目星 (1D100<=85) ＞ 2 ＞ 決定的成功/スペシャル

岩永琴子

…………。
……当然です、知恵の神なんですからこれくらい脳内変換できて当たり前ですし。

岩永琴子

へ〜！

岩永琴子

……あんまり見なかったことにしましょう。次です次！

岩永琴子

ccb<=85 知恵の神（図書館） (1D100<=85) ＞ 76 ＞ 成功

岩永琴子

ccb<=70 幸運 (1D100<=70) ＞ 25 ＞ 成功

岩永琴子

「……？ なんでしょう、これ……」
「あんまり勝手に持ち出すのもなんですし、転写して後で確認しますか」

岩永琴子

……この部屋、特に事件と関係ないじゃないですか！次です次！
【スペード】です！

岩永琴子

🌈

岩永琴子

向かいます！

岩永琴子

なるほど、出口はこちらですか……
まあ、出口はたくさんあるみたいなこと聞きましたし、ぼんやりと覚えておきましょうか。

岩永琴子

「おや……では、どんなものをご所望なんですか？」

岩永琴子

「面白いやつ……では今度、水に濡らすと透かしが消えるボールペンでも持ってきてあげますよ」
そのまま【スペード】の方へ。

岩永琴子

「所詮自分ルールなんですねぇ」
ぼそっと漏らしながら部屋の中へ

岩永琴子

「ふぅん。こっちの本棚にはマシなものでもあるといいんですが」

岩永琴子

ccb<=65 SANc (1D100<=65) ＞ 1 ＞ 決定的成功/スペシャル

岩永琴子

……あーはいはい、さっき見ましたよ。

岩永琴子

ccb<=85 目星 (1D100<=85) ＞ 37 ＞ 成功

岩永琴子

ccb<=85 知恵の神（図書館） (1D100<=85) ＞ 33 ＞ 成功

岩永琴子

「これは……くだんのストーリーテラー気取りですか」
女王様は持ち出すこともある、だっけ……と本の隙間を気にしつつ、手紙を手に取る。……手紙の封を切るな、とは言われてませんし、別にいいですよね？

岩永琴子

「当然です。善は急げですよ」
躊躇いもせず開封する。

岩永琴子

「ふむ……」
「……どう思いますか、チェシャ猫さん？」

岩永琴子

「なるほど……遊びたい、ですか」
「……では、質問を変えましょう。チェシャ猫さんの方がこの世界に詳しそうですし」

岩永琴子

「あなたはこの人物が『ニャルラトホテプ』だと思う相手はいるでしょうか？」

岩永琴子

「ふむ……そういえばそうでした。手紙ばかりで、肝心の本の中身をおろそかにするところでしたね」

岩永琴子

『ニャルトラホテプについて』を開いてみましょう！

岩永琴子

ccb<=65 SANc (1D100<=65) ＞ 31 ＞ 成功

岩永琴子

「…………。」
……まあ、今更そんな脅し効きませんよ。

岩永琴子

「……はぁ。つまり、何でもアリだってことでしょう」
先の部屋で拾った懐中時計をじゃらり、掲げてみせる。こんなものに化けられてればキリがありませんが……

岩永琴子

「……まあ、そういうこともありますよ。考えるのはもう一つの部屋を回ってからにしましょうか……と、こっちの部屋の奥にも扉がありましたっけ」

岩永琴子

「ふむ……やはり、各部屋にあるという考えが妥当でしょう」
踵を返し、そのまま【クラブ】に向かうとしましょうか

岩永琴子

（……先に言ってくださいよ！！？）

岩永琴子

「すごいですね……と言いたいところですが、あいにく私の周りにも似たような人間が何人かいるもので」
肩をすくめ、部屋の中へ。

岩永琴子

「失礼します。『三月ウサギ』さんと……『帽子屋』さんでしょうか？」

岩永琴子

「どうも、先の裁判でもお会いしましたね。美少女弁護士の"探偵"です」
「お二人は証人と原告をされているようですが……事件について、何か知っていることについてお話を伺っても？」

岩永琴子

「ん、これはどうも…」

岩永琴子

！？

岩永琴子

ccb<=75 聞き耳 (1D100<=75) ＞ 95 ＞ 失敗

岩永琴子

🌈

岩永琴子

「鼻が利くんですね。……まあ、そっちは大方予想はついていますが」

岩永琴子

「…………。」
「私の推察が正しければ、真犯人の浴びた血の匂いです。油断なきよう」
二人に聞こえないよう、細心の注意を払って。

岩永琴子

それに頷きつつ。

岩永琴子

ccb<=85 目星 (1D100<=85) ＞ 54 ＞ 成功

岩永琴子

……うん？

岩永琴子

ひょい、と持ち上げて観察してみる。

岩永琴子

「なんだ、皆さん集まっていたんですね」

岩永琴子

「……ねえチェシャ猫さん、この人さっきもこんなサイズでしたっけ？」

岩永琴子

「ですよねぇ……」

岩永琴子

ケーキスタンドからカップケーキをひとつ取り出し、ネズミの口元に近づけてみましょう。

岩永琴子

（……んん？ カップケーキで戻るんじゃなかったんでしたっけ……？）

岩永琴子

「なるほど。仕方ないですねぇ……」
今度はさっきの部屋からこっそり拝借していたカップケーキを与えてみる。

岩永琴子

「それはよかった」

岩永琴子

「むぅ……」
ぺこりとお辞儀をし、一度先に部屋の奥の扉を確認しておく

岩永琴子

ここも他の部屋と変わりなし……ですね。

岩永琴子

……では、もどって席につき、勧めていただいた紅茶をいただきつつ。
「……本題に戻りましょう。皆さんが事件について見たこと、知っていることは？」

岩永琴子

「はい、皆さんありがとうございました。大変参考になりました」
にこやかな笑顔を作り、席を立って一礼する。

岩永琴子

「そうしましょうか」
耳打ちして部屋を出る。

岩永琴子

「はい。それは結構なことなんですが…」

岩永琴子

「……いえ、とにかくやれることをやっておきましょうか。考えるのはそれからでも大丈夫です」
残った【ハート】の部屋へ、慎重にノックして

岩永琴子

「ありがたきお言葉」

岩永琴子

無印の部屋と同じく、順に確認しましょうか

岩永琴子

まず目についたのは鳥籠だけど……ひとまずそれは置いておいて。
「……チェシャ猫さん、これ……【スペード】の部屋の本でしょうか」

岩永琴子

ccb<=85 知恵の神（図書館） (1D100<=85) ＞ 80 ＞ 成功

岩永琴子

ccb<=85 知恵の神 (1D100<=85) ＞ 74 ＞ 成功

岩永琴子

ccb<=65 SANc (1D100<=65) ＞ 46 ＞ 成功

岩永琴子

へ〜！

岩永琴子

「…………。」
ちらりと女王様の方と本の内容を見比べつつ。

岩永琴子

……それで、どうしましょう……この鳥籠？

岩永琴子

「え、ええ……」
口ごもりつつ。……少しの不信感はあるが、気にならないなんて誤魔化しは……投獄、あるいは死と同義である。

岩永琴子

「………………………………」

岩永琴子

……大丈夫、岩永琴子。たかが布一枚、ペットの一匹。

岩永琴子

それなのに──これまでで一番、呼吸が乱れ。
脈拍が手の指の先まで伝わるのは……何故だろうか。

岩永琴子

…………。

岩永琴子

「……い……いえ。ここで退いていては……」

岩永琴子

……意を決し、ゆっくりと布を捲る。

岩永琴子

ccb<=64 SANc (1D100<=64) ＞ 51 ＞ 成功

岩永琴子

「……珍しい生物ですね。高貴な女王様にぴったりかと」
嘘にならないよう、慎重に言葉を選びつつ。

岩永琴子

「勿体なきお言葉」
……つたる冷や汗を隠す。

岩永琴子

「そうですね……では、お近づきできた印にこちらを」

岩永琴子

……なお少し緊張しつつ、最初に拾った【メモ】を手渡す。

岩永琴子

「……！」

岩永琴子

「……ありがとうございます」
丁重に頭を下げる

岩永琴子

「は」

岩永琴子

「…………。」
「……では、お願いします。すでに一通りの謎は解けていますし、アリスを救う算段もあります」

岩永琴子

ぺこりと礼をし、その後ろに付く。
（………………ぐ……わ、私だって神なのに……！）

岩永琴子

「……ええ。」
「『白ウサギをシチューにして食べた』ものは誰か……という問いですが、その犯人は──」

岩永琴子

「──"存在しません"。」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 ・・・・・
「何故ならば……食べられたのは、白ウサギではなく……三月ウサギだから。」

岩永琴子

「まさか！女王様の前で私が嘘をつくような愚かな行為をいたしましょうか」
くすり、と笑い──侑子を安心させるよう、小さくウインクをする。

岩永琴子

・・・・
「もちろん、トリックがあったんですよ──ねぇ、白ウサギさん？」

岩永琴子

視線の先に見据えるは……三月ウサギと呼ばれていた、茶色のウサギ。

岩永琴子

ccb<=64 SANc (1D100<=64) ＞ 63 ＞ 成功

岩永琴子

ふぅ。

岩永琴子

「……彼の証言通り、裁判記録から白ウサギが嫌になったこと、凶器の包丁、血で染まった毛も見つかっています。こちらの証言自体に嘘はないでしょう……先の裁判でも、わざわざ『白ウサギがトイレで鏡に写ったのを見た』なんて言ったくらいですから」

岩永琴子

首をふるふる、と振って。
「……それでも、残念ですが。あなたはひとつ、大きなミスをしてしまったんです」

岩永琴子

「……。」
「女王様。『裁判中は嘘をついてはいけない』というルールは、裁判の中断中であろうと適応されると認識していますが、相違ないでしょうか」

岩永琴子

「……では、そうですね……白ウサギさん。ここにいる私、チェシャ猫さん、帽子屋さん、眠りネズミさん……の、４人が今度は証人です」
すぅ……と息を吸って。

岩永琴子

『クラブの部屋で私があなたの名前を問うたとき、何と答えましたか？』

岩永琴子

「はい、ご賢察」
にこり──と、悪戯っぽい微笑みを向ける。

岩永琴子

「美少女名探偵ですよ。ええ──現に気づいていたからこそ、わざわざ『三月ウサギ』さんでしょうか？なんて確認を取ったんです」
「もっとも、私にとってはそれが真に必要なことでしたから……この局面でこうしてあなたの罪を罪として裁き、大切な友人を救うために。」

岩永琴子

「──と、このくらいで十分でしょうか？」
とん！と杖を打ち、女王様を振り返る。

岩永琴子

「…………。」
「そうですね……では、チェシャ猫さんはアリスさんの目と耳を塞いであげてくれないでしょうか。……彼に非があったとはいえ、私には彼の断罪への加担に最後まで向き合う責任があります」

岩永琴子

そう言って、侑子の近くに寄りそう。
「……これで全て、終わりです」

岩永琴子

ccb<=64 SANc (1D100<=64) ＞ 37 ＞ 成功

岩永琴子

「……それじゃ、行きましょうか。」
すくり、侑子にそちらを見せないようにして立ち上がる。

岩永琴子

「ええ。ご寛大な計らい、感謝いたします」

岩永琴子

「……ちょっと待って？何であなたもいるんですか？」

岩永琴子

「七顛八倒の間違いでは？」
くすり。

岩永琴子

「あはは、せっかくゆっくり冗談も言えますからね。もちろん感謝してますよ、あなたがいなければ私だってスタートラインにすら立ててなさそうですから」

岩永琴子

「ふむ……さながらワトソン役ですか。……そういえば、私たちが元の世界に戻ったら、その間探偵やアリスの役を引き受ける先は大丈夫なんですか？」

岩永琴子

「それはまた、素直に喜べるか何とも言えない平穏ですね…」
苦笑しつつ。

岩永琴子

「ふふ……私が必要になったらいつでも呼んでもらって結構ですよ。色々ありましたが、多少なりとも珍しい経験になったのは事実ですし」

岩永琴子

「……でも今度は、侑子さんに助けてもらうのも悪くないかもしれませんね？」

岩永琴子

「はい、是非に。」
チェシャ猫にそう返して侑子の手を取り、ぎゅ……と握ります。

岩永琴子

「それじゃ……帰りましょうか。」
……にこり。

岩永琴子

「はいはい、わかってますよっと」
杖をうまく抱えながら鍵を取り出し、扉に差し込む。

岩永琴子

「……ん。それじゃ、また」
手の代わりに杖を小さくふらふら、と振る。

岩永琴子

……！そういえば……直談判するって話だったんでした！

岩永琴子

「………………」
「……〜〜っ……！ グリフォンさんに劣らず、可愛く書いてくださいよね…！！」

岩永琴子

そう言って箱を受け取ります。

岩永琴子

ccb<=64 SANc (1D100<=64) ＞ 13 ＞ 成功

岩永琴子

…………。
…………まあ、たまにはこういうのもいいでしょうか……なんて、瞼の裏で回想します。

岩永琴子

……きゅうぅう。

岩永琴子

「……ときに、侑子さん。よければ今からパンケーキなんてどうでしょうか？ 少し歩き疲れてきたところですし、脳の休息にも甘いものは欠かせないということで」

岩永琴子

『アリス堂』跡地からの帰り道、隣の侑子さんにふと投げかけてみます。

岩永琴子

「……どうしました？ おーい？」

岩永琴子

「……あ」

岩永琴子

……ふふっ、とそれにつられるように。

岩永琴子

その様子がなんだか可笑しくて、あはは……と声がこぼれます。
「ですね！実は狙いの期間限定メニューがあるんです！」

岩永琴子

「はい！絶対に整理券、掴んでみせますよ！」
ぎゅ……と握り返した手に、ポケットに隠していたリボンと同じ体温が伝わって。

岩永琴子

宴だぁ〜〜〜〜〜〜！！！！

岩永琴子

1d6+1d10+1d3 うおおおおお！！！！ (1D6+1D10+1D3) ＞ 3[3]+10[10]+1[1] ＞ 14