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メロー

教えるぜー

メロー

出航だァ〜〜〜！

メロー

「ん……いやマジか？」

メロー

空から人が落ちてくると言うのは、様々な神話などに残されてはいる……が

メロー

それが現代にも蘇って、それも自分が今滞在してる土地であるとは
驚嘆というか、なんというか

メロー

街の雰囲気も徐々に悪くなってるっつーのは、居心地も悪いってヤツ
何より自分が巻き込まれるかもしれないというアレコレもある。

更に付け加えるのならば、こう言ったのが日常とかになりだすと人間保たねえ。

メロー

で、今日は起きてないと。

メロー

もしかして自分が対象だと思うと、背筋が凍るようなものもあるが……

メロー

そんな何十万分の一より今日の飯。

メロー

今日とついでに明日の買い出しにでも出かけようと、玄関を出る

メロー

ccb<=90 聞き耳 (1D100<=90) ＞ 2 ＞ 決定的成功/スペシャル

メロー

「……あ、ン？」
音が聞こえた真上を向く、その少しばかり人より発達している知覚は
その音を確かに捉えて、ある種の最悪を予感させる

雑誌を見ていた時のアレが、まさか…？

メロー

「…っは」

メロー

ぞわりと、背筋に悍しいまでの悪寒を感じ
震えた悦が丁度半々くらいの声が放たれる

小さい指先が震えているように見えるのは、寒さからではないだろうが。

メロー

ccb<=50 SANc (1D100<=50) ＞ 24 ＞ 成功

メロー

「上等だっての、わたしはお前とは違う」
落ちて潰れた者に数度合掌をし、吐き捨てて

メロー

「こう言うのは突き詰めてナンボだっての」
自信を交えたその声は、誰にも聞こえないだろう。

メロー

そのまま、買い足しに行く足を回れ右

メロー

まずは足りない何かしらの情報を調べるためにも、文明の利器ってモノを多用させてもらうとするか…！

メロー

メロー

と言うわけでネットカフェに。
パソコンなんてものはこの身なり。ボロコートを羽織っている少女が持っているわけでもなく、スマートフォンなんてものは今買い換え中だ。

個室を一つ安い料金で3時間分くらい借りて、パソコンを立ち上げる

メロー

ccb<=90 コンピューター (1D100<=90) ＞ 36 ＞ 成功

メロー

事件解決してやる、と意気込んだが

メロー

……これ、明らかに人災とかじゃねえよな？

どうみても自然災害とかそんなんじゃねえか、どうなってやがる

メロー

不自然が不自然を呼んでいる状態に辟易とし、ため息を吐いて

メロー

「んじゃ二の矢だ。ここまでの事件ならSNSとかも盛り上がってんだろ」

メロー

陰謀論とか渦巻いてそーだけどな。

メロー

ccb<=90 コンピューター (1D100<=90) ＞ 94 ＞ 失敗

メロー

やべーガチのやつじゃん。

メロー

まあカルトとかの発端になるよな。こんな事件

メロー

そう言う情報は大体カット。どうせ役に立たないと隅に置いて

メロー

しばらく調べ続けて、似た様なカルトっぽい情報を数件得た程度の成果が続く。

あまり賢い方ではないが、こうもめぼしいものが無ければインターネットは役に立たないだろう

メロー

調べる方法がわからないとも言う。

メロー

メロー

と言うわけで、帰宅する最中

メロー

耳を研ぎ澄ませて、盗み聞きと洒落込もう。

『わからない』なら『わかりそうな』話をしているやつから聞けばいい

メロー

ccb<=90 ききみみー (1D100<=90) ＞ 58 ＞ 成功

メロー

「……なるほどね」

メロー

「高校生……例の事件……」

メロー

「……そーいや、落ちていた奴も高校生くらいだったな」

メロー

「無関係ってわけじゃあねえなァ」
ポケットから飴を取り出して、口に入れた後
そのまま噛み砕きながら呟いて

メロー

「……とは言え、どーすっかなぁ」
八方塞がりなような気がして、4時間くらい前の記憶から遡ることにして

一つ思い出す

メロー

『次はお前だ』、と言う言葉に
先程の会話の一端

メロー

直感が警鐘を鳴らす。
もしかすると……いや、確率としてはもっと高い
次は自分の番なのではないかと本格的に感じて、これはマズイと

メロー

「つっても」

メロー

「どうしようもねーだろ、こんなの」

メロー

考えてわからないのならば、一旦整理するべきだ。
そのまま家に帰るために、足を動かす

メロー

……整理する時間があるか、さっぱりなんだけどよ。

メロー

ccb<=50 SANc (1D100<=50) ＞ 36 ＞ 成功

メロー

「……っ！」

メロー

多分生まれて初めてだろうか、こんな空の上に立つなんて事は。

と言うか初めてであってほしい。

メロー

下を覗けば、街が見える。

メロー

「……死にたくは、無いなぁ」
辺りに誰もいなさそうなことを感じて、顔をキョロキョロと動かして辺りを確認し
少し言葉を溢した後に

メロー

「そのままそうだと決まったわけじゃ、ねーけど……な」

メロー

「……で、お誂え向きの階段まであるな」

メロー

ccb<=90 聞き耳 (1D100<=90) ＞ 85 ＞ 成功

メロー

そうして、階段に向かおうとした矢先

そもそもこのような高所にいるのならば、聞こえるものも聞こえないというか…聴覚が先にダメになるだろうと感じて

メロー

少し耳を澄ませる、いや
耳を澄ませることができたと言った方が正しいのだろう、風の音すら聞こえなかった事が理解できた

メロー

そして、今度こそ階段の一歩目を踏み出そうとして
字のようなものが見えたのもあり、先にそちらに視線を移す

メロー

正直下の景色が見えるのは怖い。

メロー

そのまま、掠れた字を読もうとして目を細める

もちろん字を読みたいのもあったのだが

メロー

ccb<=90 目星 (1D100<=90) ＞ 2 ＞ 決定的成功/スペシャル

メロー

街を見下ろしてみたいと思って見ていると……

メロー

「あー？」

メロー

「いねえな、人が」

メロー

本来街を上から見たのであれば、人の通りなどが少しでもなければおかしいはずだ
それなのに何故……

メロー

と、思案したところでわからないものはわからない。
階段を先にと進んでいく

メロー

それに気がつき、再び目を細めて読み上げる

メロー

？？？？？

メロー

ヤクでもキめてこの階段に何か書き上げたのか？
とすら思いたくなるような言葉がそこにはあった

メロー

「んー、まあ…」

メロー

断定はできないだろう。

メロー

そのまま先にと再び歩き出す

メロー

何とも言えない感覚が、徐々に固まっているのを感じながら

メロー

その文字を見る

メロー

「……」

メロー

「救い、ねえ」

メロー

何かを咀嚼するようにそれを呟いて

メロー

更に上へと進む

メロー

チラッと視線を落としてそれを読み、更に更にと上に向かう

メロー

「……」

メロー

「何でも叶うってーのに、絶望なんてな」

メロー

「ま、なんでも叶い過ぎると退屈過ぎて絶望したくなるってのもあるか？」

メロー

鼻で笑って、そのまま先へ

メロー

「……いよいよ隠さなくなってきたな、おまえ」

メロー

上の方を見て、そのまま歩く

メロー

ccb<=90 めぼし (1D100<=90) ＞ 89 ＞ 成功

メロー

「……」

メロー

「下の方は何も無く」

メロー

「上の方には人がいる、と」

メロー

見た情報を整理して、階段を更に上がる

メロー

最後の文字を確認する

メロー

「……◯、か」

メロー

意味深に残された空欄を見て

メロー

「地か……空か」

メロー

「生か……死か」

メロー

ここに根拠はない、つまりこの2択を外してしまえば『間違えた』
となる

メロー

……ミスったらそこで終わり、ってのは

メロー

「怖いな……」
困ったように、疲れたように笑みを浮かべて

メロー

「……だから、さ」

メロー

どっちも死ぬかもしれない、と思った上で

メロー

最後に後悔しない方を選ぼうぜ

メロー

ここで仮に死んでしまったとして

メロー

私が憧れるあの人が、どっちを好ましく思ってくれるかを考えるなら

メロー

仮初の希望に向かうより、仮初の絶望の方に向かった方が

メロー

蛮勇さってのは出てくるだろ。

メロー

そのまま、階段を
───飛び降りて

メロー

一世一代の華を咲かせてやろうじゃないか！

メロー

───……

メロー

なんかさ、派手に暴れて死ぬとかはカッコいいけど。

メロー

こうやって何とも言えない死に方するかもしれないってのは

メロー

やっぱり、ちょっとこわいな

メロー

にやりと口元だけは笑ったまま、終わったとしても笑顔で終わってやろうと
落ちて────

メロー

目を覚まして、周りを確認し
生きてしまったことを認識した上で真っ先に思ったこととしては

メロー

小っ恥ずかしいこの一連の記憶と感情だけ、まとめて空に消えていかねーかな

メロー

なんてことだったとさ。

メロー

メロー

メロー

宴だァ〜〜〜！！