Ccfolia Log

初春飾利

教えます！

初春飾利

出港です〜〜！！！

初春飾利

ccb<=10*5 DEX*5 (1D100<=50) ＞ 40 ＞ 成功

初春飾利

「──ん……」

初春飾利

だんだんと立ち戻る記憶の中、以前友だちにした話を思い出します。
……桜は、秋に咲くこともあるんです。ただ、一度かなり気温が下がった後暖かくなるとか……春がきたと桜が勘違いするようなことがあれば。

初春飾利

ほら、ちょうど今、こんな風に──

初春飾利

「……へっ？」

初春飾利

ccb<=50 (1D100<=50) ＞ 4 ＞ 決定的成功/スペシャル

初春飾利

「……いやいや」
ゆっくりと上体を起こします。……どこでしょう、ここ？
ぼんやりしていて道に迷った……ともなれば、白井さんからまた風紀委員としての自覚が──とか、何を言われたかわかったものではありません…！

初春飾利

「ううん……」
住宅街に、学校。
ひとまず、他の国に迷い込んだ……とかではなさそうで、ほっとします。

初春飾利

とりあえず、携帯を──

初春飾利

「…………。」

初春飾利

はぁ……と、今度は落胆の息を吐いて。
とりあえず、きょろきょろと辺りを見回しながら……そうですね、まずはここからよく見える【並木】を観察してみましょう。

初春飾利

……季節は秋……で、間違いないはず。さっき見た携帯の画面も、そう告げていたし。
なのに、この桜……まるで、春の花見盛りのように……

初春飾利

……あんまり考え込むと恐ろしくなってきそうなので、少し視線を上げて【学校】の方を見てみます。

初春飾利

「んー…」
入り口は向かい側でしょうか…もっとも、部外者が勝手に入るのもどうかとは思いますが…

初春飾利

では、こちら側は──と振り返って、【道路】と【住宅街】の方に少し近付いてみます。

初春飾利

……ううん？
おかしいな…この桜だけじゃなくて、こんなに明るいうちから…人ひとり、車一台……通ってない？

初春飾利

ここはどこか、と人に尋ねようにも……それも叶いそうに……
……あ。学校の中なら、さすがに誰かいるかもしれません！

初春飾利

そう思い立って、まずは【歩道】に目を落としましょう！

初春飾利

あれ？
やっぱり、さっきまで……私はここを歩いていて……？

初春飾利

……とにかく、そうですね……
まずは川沿い、右回りに歩道を歩いてみましょう！

初春飾利

……うーん。
さっきまで通っていた道なら、私はきっとここにも見覚えが……？
と考え、【道】……次いで、【川】を注意深く覗いてみましょう！

初春飾利

「わぁ──」
こういうの、花筏（はないかだ）……って言うんでしたっけ！

初春飾利

さらり、と水面に浮かんだ花びらを掬い上げます。
……でも、ほんとうに……夢でも見てるんでしょうか？

初春飾利

「……？」

初春飾利

花吹雪、の言葉通り…まるで吹雪のように、白い花びらがちらちらと舞っているみたいで。
……果たして、今の季節さえも不安になりつつ。

初春飾利

時間があれば、もう少しこうして眺めていたかったですが……迷子の身、あまり呆けていてはいけません……と。
少し名残を惜しみながら、川を離れて道を進みましょう。

初春飾利

！

初春飾利

ccb<=80 目星 (1D100<=80) ＞ 53 ＞ 成功

初春飾利

「……！」

初春飾利

人だ！

初春飾利

「……すっ、すみません…！！」
と、手を振りながらその影の方へ駆け寄ります！

初春飾利

「……あ えっと」
「柵川中学１年、初春飾利（ういはる かざり）です…いきなりで申し訳ないんですが、うっかり道に迷ってしまったみたいでして」

初春飾利

あはは……と苦笑して誤魔化します。

初春飾利

「……？」
目をぱちぱちとしながら、その様子を眺めたのち。

初春飾利

「あ……えっと、あなた……この辺りの人でしょうか？ ……すごいですね、ここの桜。私も花は好きですが、こんな風に綺麗に乱れ咲いているのを見るのは初めてで」

初春飾利

……なんだか、儚そうというか……上の空というか。

初春飾利

「……ソウナノカモシレマセン？」

初春飾利

「……えっと」
……言い直されても、ちょっとどういった意味の言葉なのか理解できませんが。

初春飾利

「ふむ……ここに座って桜を見るのが好きなんですね」
とりあえず好意的に解釈することにして。

初春飾利

「……」
少し考えてから、その女性の隣に自分も腰を下ろしてみます。

初春飾利

「やっ……！？ あ、ああ……すみません」
小さく会釈し。

初春飾利

「……え えっと」
「ほら、さっき『桜もきっと喜んでいることでしょう』って、言ってくれたじゃないですか。……こうやって座れば、ゆっくり正面から向き合ったりできるかなって」
……とまあ、少しかっこつけてはみたものの、実際桜を見るのに良い場所であることには変わりないですし。

初春飾利

「…………。」

初春飾利

…………。
……言葉を待ってみます……が、あまり話すのが好きではないのでしょうか…？

初春飾利

「……んっ、その……わ、私はこれで……」

初春飾利

「……えっ、えっと」

初春飾利

……曖昧に頷きを返します。

初春飾利

「……そうだ！ もし『ここにいる』のなら……私もまた、桜を見に来ますから」

初春飾利

少し顔を覗き込むようにしながら、軽く微笑んで。
「……その時は一緒にご飯でも、どうでしょうか？」

初春飾利

「はいっ！」

初春飾利

元気よくそう返しながら、来た通りを後にします。

初春飾利

……案内してもらうのを忘れていたことに気付いたのは、大木のある角を曲がってから……でしたが。

初春飾利

「わ……」
足を曲げた【歩道】から視線を運ぶなり、その【大木】に目を奪われます。
ここに桜並木ができるずっとずっと前から、ここで見守っていたのでしょうか？

初春飾利

「……」
もっとも、あとから考えてみれば……進むうえで、道の真ん中で堂々と花々を開く"それ"から視線を外すことなど不可能でしたが。

初春飾利

大木に向けて……
あるいは、その穴に向けて──自然と足を向かわせます。

初春飾利

なんでしょう……木のウロ、というわけではなさそうですが。
……にしても、近付けば近付くほど、この木の巨大さがわかりますね……
私ですら、まるで軽々と飲み込まれてしまいそうです。

初春飾利

……と、この先は……確か、元来た道ですね。
ふぅ……と息をつき、ベンチのあった方へ戻ろうとしてみます。

初春飾利

…………。
……流石に、ついさっき別れを告げた後で再会するのもちょっと気まずいでしょうか。……世間話とかしたいタイプ……でもなさそうですし。

初春飾利

……よし。
一度、ぐるっと回ってくることにしましょう！

初春飾利

そのまま道路に出て木を避け、今度は元いた歩道へと戻ろうとします。

初春飾利

……え？

初春飾利

「…………」
歩道に戻ってから、自身の頭を触って確かめます。
……虫かなにかに刺された、というわけじゃあなさそうですけど。

初春飾利

とりあえず、そのまま角を曲がりましょうか。

初春飾利

「…………。」

初春飾利

……試しに、再び道路にそろりと足をついてみます。

初春飾利

「痛……」

初春飾利

……。
……ここから出ようとすると……頭に痛みが？……だとすれば……

初春飾利

今度は道路に降りないように、歩道をぐるりと辿って……再びベンチの方へ。

初春飾利

「……あの」
さっきと同じように、女性の近くに立ち。

初春飾利

……名残惜しそうな顔を思い出して、少し逡巡し。
「………………ええと……その。ここから帰る方法……とか……知らないでしょうか？」

初春飾利

方法──というのも、変な話ではあるけれど。

初春飾利

「……！」

初春飾利

──それと同時に。
「……あなたが……いや、つまり……先ほど言っていた、"あなたをここへ配置した人"が……私をここへ連れてきたんですか？」

初春飾利

知っているというのは、きっと……そういうことだろう、と。

初春飾利

「……」

初春飾利

すぅ、と息を吸って。
「……なら、ひとつ……お願いがあります。」

初春飾利

「よかったら、また──つれてきてくれませんか。」

初春飾利

「！」

初春飾利

「……いいんですか？ 大事な…」

初春飾利

「……」

初春飾利

「……お返しになるかは、わかりませんが。」
髪をかき上げるようにして、頭上の花冠から……一輪、取り出し。

初春飾利

空いた女性の手に、その花びらを載せる。
「……作りもので、本物には敵いませんが……よかったら、約束の印に。」

初春飾利

くすり、と表情を崩します。

初春飾利

その表情に、自分の心の中も……まるで、春の陽気に包まれたみたいに。

初春飾利

そして、ぎゅ……とストールを抱き寄せ、ぺこりと頭を下げて。
「絶対──絶対に、また来ますから。約束ですよ」

初春飾利

こくん、と──そのまま、踵を返します。

初春飾利

「……まずは、川の大石……でしたね」

初春飾利

えっ……！？はっ、はい……！

初春飾利

…………う……なんでしょう、この…

初春飾利

ccb<=50 SAN (1D100<=50) ＞ 93 ＞ 失敗

初春飾利

1d3 (1D3) ＞ 1

初春飾利

！

初春飾利

ccb<=10*3 DEX*3 (1D100<=30) ＞ 39 ＞ 失敗

初春飾利

「くっ…！？」

初春飾利

ccb<=13*3 STR*3 (1D100<=39) ＞ 91 ＞ 失敗

初春飾利

……

初春飾利

ccb<=50 幸運 (1D100<=50) ＞ 92 ＞ 失敗

初春飾利

「ふぎゃっ！！？」

初春飾利

ばしゃーん。

初春飾利

…………。
……まあ、この程度……佐天さんたちに見られてないだけ、よしとしましょう。
虹色の画面で固まったスマホから目を逸らすようにしつつ。

初春飾利

「っ痛……」

初春飾利

どうせびしょびしょになるのなら、靴もちゃんと履いておくんでした……
なんて思いつつ、その【透明なもの】に目を凝らします。

初春飾利

……やるだけやりましょう！
今更転んでびしょびしょになっても怖くありません！

初春飾利

ccb<=13*5 STR*5 (1D100<=65) ＞ 35 ＞ 成功

初春飾利

「まったく、こんなところにゴミを捨てるなんて……」

初春飾利

「──あ」
……もしかして、これ。

初春飾利

"人には冷たくて持てない"──そういうこと、だったんですね！
ストールで持ち手を覆うようにして、それを抱えます！

初春飾利

「へっ……？」

初春飾利

いきなり感触の変わったそれに驚くようにしながら、急いで川をばしゃばしゃ……と渡ります。
……ストールさまさま……ですね。

初春飾利

では……そのまま最初の道を辿って、大木の穴の方へ！

初春飾利

「大石を、大木の穴に……」
繰り返すようにひとりごちて、抱えたそれをそっと穴に嵌め込もうとします。

初春飾利

「わっ……わっ！？！？」

初春飾利

まだ温かみの残るストールをぎゅっと抱え、そちらに目を遣ります。
……通れ、と──そういうことなのでしょうか？

初春飾利

ふぅ……と、やがて意を決して根の中へと潜り込……む前に。

初春飾利

並木から、そして大木から降り注ぐような……鮮やかな桜の雨を。
もう一度この目に焼き付けておきます。必ずまた、戻ってこられるように。

初春飾利

……っ。

初春飾利

「…………。」
桜の栞に視線を落とし、にこり……と。

初春飾利

「今度来る時は、お弁当と……
　……そうだ！苺のクレープでも持っていってあげましょうか」

初春飾利

ふわり、花飾りを揺らしながら……軽い足取りでそこを後にします。
……既に待ち遠しい気持ちでいっぱいの私の目に映っていたのは。

初春飾利

まぎれもない────満開の桜の道でした。

初春飾利

初春飾利

初春飾利

宴ですよ〜〜〜！！！

初春飾利

どっ、どれだけあるんですか……！！？

初春飾利

1d3+1d3+1d3+1d4+1d6+1d6 (1D3+1D3+1D3+1D4+1D6+1D6) ＞ 2[2]+2[2]+2[2]+4[4]+2[2]+3[3] ＞ 15