Ccfolia Log

四谷みこ

出航だよ～！！！

四谷みこ

「どーも。それで、なにかあったの？」

四谷みこ

「ああ、そういうことね」

四谷みこ

たしかに女子高生を探すなら同じ女子高生の方が適任かもしれないけど

四谷みこ

「別にいいけど、もう少し詳しく教えてもらっていい？」

四谷みこ

資料に目を通して

四谷みこ

……このくいなって子、見た目はまったく女子高生に見えないけど…まあいいか

四谷みこ

「19日の夜から帰ってきていない、か。たしか今日は22日だよね」
「ご両親の証言を見る限りでは家出の可能性もなくはなさそうじゃないかな」

四谷みこ

「だからターさんのところに依頼が来たってわけかぁ」

四谷みこ

……まあ私もハナが3日も姿を消したら心配するしね

四谷みこ

「……探偵なんだからどうどうとすればいいのに」

四谷みこ

「わかった。いいよ。この子も心配だし、それにターさんの頼みでもあるしね」

四谷みこ

「わかったよ」

四谷みこ

「こんにちは。私は四谷みこって言います」
「私は探偵ではありませんが、ターさんに協力させてもらっています」

四谷みこ

「はい。くいなさんは必ず見つけます」

四谷みこ

「レイシスト…？」

四谷みこ

聞き慣れない言葉だったけど、多分失踪とは関係ないことだと思うから追求はしない

四谷みこ

「……？げ、原作？」

四谷みこ

「良くわからないけど、解説ありがとう」

四谷みこ

え…？私に丸投げなの？デリカシーがあるのはいいんだけど、探偵としてどうなんだろう……

四谷みこ

「まあ…うん。わかったよ」

四谷みこ

「うん。私も不慣れだから、フォローよろしくね」

四谷みこ

まずは部屋全体から見てみるよ

四谷みこ

CCB<=80 目星 (1D100<=80) ＞ 29 ＞ 成功

四谷みこ

くいなさんの部屋に入る

四谷みこ

顔に似合わず…は失言だった
普通の女子高生らしい部屋だなぁと思いながら部屋全体を見ると

四谷みこ

「あれ…？この写真は」
藤虎さんと黄猿さんが映った写真を見つけて手に取る

四谷みこ

「あっそうなんですね」

四谷みこ

写真をしげしげと見る
………なんというか、くいなさんの友人とだけあって濃い顔をした…

四谷みこ

首をブンブンと横に振って余計な考えを払拭する

四谷みこ

「ターさん。この写真の2人なら何か知ってるかもしれないよ」
ターに写真を見せるよ

四谷みこ

「そうだね。私もちょっと気になるから教えてもらえませんか？」

四谷みこ

「…！ありがとうございます！」
丁寧にお辞儀をして感謝の意を示す

四谷みこ

「ターさんそれじゃ早速行こ……うん？」
そう言ってから扉の方へ歩こうとしたとき、くいなさんの机が気になった

四谷みこ

CCB<=80 目星 (1D100<=80) ＞ 26 ＞ 成功

四谷みこ

「あ…うん。このノートがちょっと」
ノートを手に取ってターに見せる

四谷みこ

「なんなんだろうね、これ」
頭にはてなマークを浮かべる

四谷みこ

「なるほど。それならこのノートをお借りしてもいいでしょうか？」

四谷みこ

「重ね重ねありがとうございます」
再度丁寧にお辞儀をする

四谷みこ

「よし。ターさん、それじゃ今度こそ向かおう！」

四谷みこ

「そうだなぁ……」

四谷みこ

体調が悪い藤虎さんのところは徒労になる可能性が高い…かも？

四谷みこ

「最初は黄猿さんの所に行ってみようか」

四谷みこ

家を出る際に、くいなさんのお母さんにお邪魔しましたとあいさつをして、黄猿家へ向かう

四谷みこ

「こんにちは。私は四谷みこ」
「こっちの人は探偵のターさん」

四谷みこ

自己紹介をしたあと、ターと同じように黄猿のところまで来た経緯を説明する

四谷みこ

わっし…？この人女子高生だよね？流行ってるのかな…？

四谷みこ

余計な考えは頭の隅にやって

四谷みこ

「もう一人の友人の藤虎さんは体調不良と聞いたけど、そっちの方になにか心当たりはあるかな？」

四谷みこ

「…！心当たりがあるなら教えてもらえませんか？」

四谷みこ

くいなさんの失踪と、藤虎さんの体調不良に結びつきはないけど、私はなんとなく気になっていた

四谷みこ

CCB<=80 見える子ちゃん (1D100<=80) ＞ 89 ＞ 失敗

四谷みこ

なにか思い浮かびそうだったけど…

四谷みこ

「あ…」

四谷みこ

「それって、これを使ったのかな？」
くいなの部屋で見つけたノートを黄猿に見せる

四谷みこ

「なるほど。私その占いは初めて聞いたから見たことないわけだ」

四谷みこ

「……なるほど」

四谷みこ

繋がってなかった線が繋がり始めた気がする

四谷みこ

「…あなたは体調に変化とかはないの？」

四谷みこ

「…わかったよ。あなたもなにかおかしなことがあったり、気づいたことがあったらターさんか私に連絡もらえるかな？」

四谷みこ

多分この人は大丈夫だと思うけど、一応念のため

四谷みこ

「それともう一つだけいい？」

四谷みこ

「そのお社の場所を教えてくれないかな？もしかしたら何か見つかるかもしれないから」

四谷みこ

「ありがとう！」

四谷みこ

普段からおかしなものを見ている私は、お社の石を持って来たことが失踪に繋がったのではないかと考え始めていた
こんなこと真顔で話したら変な人だと思われるから話さないけど…

四谷みこ

「くいなさんは必ず見つけるね」

四谷みこ

「うん。私もターさんと同じ意見だよ」

四谷みこ

「話を聞けない可能性が高いけど、次は藤虎さんのところへ行ってみる？」

四谷みこ

「わかったよ。それじゃ行こう！」
黄猿にご協力感謝しますとあいさつして、藤虎の家へ向かう

四谷みこ

「こんにちは。私は四谷みこと言います」
「こっちは……」
と言いかけて

四谷みこ

探偵って正直に話したら不審がられそうだよね…

四谷みこ

「…こっちは私のお兄ちゃんで、付き添いです」
「それで、最近翔子ちゃんが学校に来てないから心配になってお見舞いに来たんですが…」

四谷みこ

ターさんの笑い声になんかちょっと下心を感じるような…

四谷みこ

「翔子ちゃんの顔を見れたらって思って来たんですけど、どうですかね？」

四谷みこ

「それでも、お願いします。ずっと心配で…」

四谷みこ

CCB<=80 説得 (1D100<=80) ＞ 98 ＞ 致命的失敗

四谷みこ

🌈

四谷みこ

「おねがいしましゅ…っ！？」

四谷みこ

ガチンと舌を思いっきり噛んでしまう

四谷みこ

「～～～！？！？！？」

四谷みこ

口を押さえながら、涙目で大丈夫だと訴える
多分全然大丈夫に見えてないと思う

四谷みこ

「…！」

四谷みこ

あ、ありがとうございます…
心の中でそう言って何度もお辞儀をして家に上げてもらう

四谷みこ

まだ舌がヒリヒリして、ちょっと血の味もしてる

四谷みこ

「いえそんな…。私がうっかり舌を噛んでしまっただけなので」

四谷みこ

「あ…」
そういえばそうだった。家に上げてもらえたからお見舞いもさせてもらえるかな？

四谷みこ

「…それについては黄猿さんから端的に教えてもらいました」

四谷みこ

「………」

四谷みこ

「…私も、占いのあとになにがあったかは聞いていません」

四谷みこ

「だけど、学校の生徒や先生ならそのあとになにがあったか知っているかもしれないので、聞いてみようと思います」

四谷みこ

「何かわかったらおばさまに伝えますね」

四谷みこ

「……はい。友達ですから」

四谷みこ

「……っ！？」

四谷みこ

写真で見た彼女の姿とはまるで違う姿を見て、息を呑む

四谷みこ

「し、翔子ちゃん…？」
恐る恐る声をかけてみる

四谷みこ

「………」

四谷みこ

「おばさま、翔子ちゃんはずっとこうなんでしょうか？」

四谷みこ

「………っ」

四谷みこ

見ていられないと思いながらも私は

四谷みこ

CCB<=80 目星 (1D100<=80) ＞ 93 ＞ 失敗

四谷みこ

部屋を調べようとしたけど、藤虎の様子が気になってそれどころではなかった

四谷みこ

天井の方を良く見てみてもいい？

四谷みこ

彼女が天井に何かがあるような仕草をしていたから、そっちに目を向けるも何もなかった

四谷みこ

正直、もう見ていられなかった

四谷みこ

「あの、翔子ちゃんに会わせてくれてありがとうございました」

四谷みこ

「…はい」

四谷みこ

「…！」

四谷みこ

「…あの、誰にも言わないので、なにか気になることがあるなら話してもらえませんか？」

四谷みこ

「もしかしたら翔子ちゃんのためになるかもしれないので」

四谷みこ

CCB<=80 えいっ！ (1D100<=80) ＞ 42 ＞ 成功

四谷みこ

「どうか、お願いします」
丁寧に頭を下げる

四谷みこ

「…え？」

四谷みこ

「それは初めて聞きました、翔子ちゃんからも聞いたことなかったです」

四谷みこ

本当に初めて聞いたことだから当然なんだけどね

四谷みこ

「亡くなった本当のお父さんを…」

四谷みこ

本当は知り合いでもなんでもないんだけど、複雑な家庭事情を知ってしまって、そしてあんな状態の藤虎を見てしまった私には同情心が湧いていた

四谷みこ

「あの、もしかしたら青雉さんのことがわかれば翔子ちゃんを元の元気な姿に戻せるかもしれません。何か青雉さんについてわかるようなものはないでしょうか？」

四谷みこ

「…！ありがとうございます！」

四谷みこ

その場所をメモして、椅子から立ち上がる

四谷みこ

「それじゃ早速色々と調べてみます。何かわかったら連絡しますね」

四谷みこ

「ター兄さん行こう！」

四谷みこ

おばさまにお邪魔しましたとお辞儀をして部屋から出る

四谷みこ

「そうだね…。他の生徒や先生からくいなさんと藤虎さんの証言を得たいかな」

四谷みこ

「たしかに。私も制服が違う学校はさすがに厳しいかな」

四谷みこ

「それじゃ次は通学路で聞き込みだね」

四谷みこ

「…あっ、そうだ。話し合わせてくれてありがとう。ター兄さん」
ターにニコッと目配せしてマンションの敷地から出ていく

四谷みこ

「うん。そうだね。声かけてくるよ」

四谷みこ

「あの～、ちょっといいかな？」
通学路にいる生徒たちに、くいなさんと藤虎さんのことについて何か知らないか聞いてみる

四谷みこ

「…！うん！知ってるなら教えて欲しい」

四谷みこ

「私も家出中って話と、不登校なのまでは知ってるんだ」
「だから、その人に話せないって部分をなんとか教えてもらえない？」

四谷みこ

「……新聞に載せないって約束してくれるなら、私が知ってる情報がひとつあるよ」

四谷みこ

「それじゃあ…」
モブガンズに黄猿から教えてもらった社の石についての情報を教える

四谷みこ

「あ、名乗ってなかったね」
「私は四谷みこ、向こうに立ってる人は探偵のターさんでその手伝いをしてるんだ」

四谷みこ

「一応連絡先は渡しておくから、なにかあったら教えてね」

四谷みこ

この人、事件に首を突っ込んで被害者になりそうな予感がひしひしとするからね

四谷みこ

「情報ありがとう！私もお社に向かうからまた会うかもしれないけど、またね」

四谷みこ

モブガンズと別れてターの元へ戻り、教えてもらった情報を共有する

四谷みこ

「…！それってどんな情報？」

四谷みこ

「………」

四谷みこ

被害者たちの意外な一面を知ってしまってちょっと呆けてしまった

四谷みこ

でも噂…だよね？

四谷みこ

「そうだね。私たちは彼女たちを追ってるから、いずれそれが真実かどうかはわかると思うよ」

四谷みこ

だから今は頭の隅に追いやっておく

四谷みこ

そうしないと助ける意志が揺らぎそうだったから

四谷みこ

「うん。私もそう思ってたところ」

四谷みこ

「次はお社に行こう」

四谷みこ

CCB<=80 見える子ちゃん目星 (1D100<=80) ＞ 9 ＞ スペシャル

四谷みこ

ふぅふぅと息をつきながら木々が生える山を歩いていた

四谷みこ

「運動不足かな…きつい」

四谷みこ

「ならいいんだけど」
そしてふと視線を雑木林の奥に目をやると

四谷みこ

「…？ドラム缶？」

四谷みこ

CCB<=55 アイデア (1D100<=55) ＞ 45 ＞ 成功

四谷みこ

「平坂工業…たしか、あれだよね？」
ターに自分が思い出したことを話す

四谷みこ

「そうだね…うん？」

四谷みこ

その先の草木が刈り取られた不自然な広がりが目に入る

四谷みこ

「あれはなんだろう？」

四谷みこ

「…今は置いておこうか。お社に向かわなきゃいけないしね」

四谷みこ

CCB<=80 見える子ちゃん目星 (1D100<=80) ＞ 71 ＞ 成功

四谷みこ

「やっとお社に着いたけど…」

四谷みこ

祠の方を見てくぼみがあるのを発見する

四谷みこ

「あー。もしかしてこれがくいなさんが持っていったっていう石が置いてあった場所なのかな」

四谷みこ

だよね。とターに相づちを打ったとき

四谷みこ

「…うん？」

四谷みこ

足下を大人の腕ほどのヘビが通り抜けていく様を見てしまう

四谷みこ

「ひゃっ！？」

四谷みこ

「い、今すごく大きなヘビが私の足下を通っていって」

四谷みこ

向こうの方にと指を差すと、その先に建物が見える

四谷みこ

「う、うん。ちょっとびっくりしただけだから」

四谷みこ

「…それで、なんか建物みたいなのがあるよ」

四谷みこ

大きなヘビを見たことで正直帰りたいけど…

四谷みこ

「あれが学生の子から聞いた屋敷の離れだと思う」

四谷みこ

「…行ってみようか」

四谷みこ

いや行きたくないよ！？

四谷みこ

でも…何か手がかりがるかもしれないし…

四谷みこ

そんなことを思いながら離れの方へ向かう

四谷みこ

CCB<=11*3 POW*3 (1D100<=33) ＞ 23 ＞ 成功

四谷みこ

私は四谷みこ
普通の人には見えないものが見える

四谷みこ

だけど、他人にそれを伝えても不安がらせるだけだから、見えていても見えていないフリをする

四谷みこ

「……やっぱり廃屋なだけあってどこもボロボロだね」

四谷みこ

「もしそんなのが出たら即逃げよう」
ターに青白くなった自分の顔を見せないようにしながら

四谷みこ

…良かった。気づいてないみたい

四谷みこ

そのまま健在な障子の前まで歩いて行き、ガラッと開けてみる

四谷みこ

スルー振るよ

四谷みこ

CCB<=60 スルー (1D100<=60) ＞ 19 ＞ 成功

四谷みこ

私は何も見ていない

四谷みこ

「えっ！？なにかあったの…！？」

四谷みこ

「え…？ちょっ…！？」

四谷みこ

本当は視界に入っていたが、ターの気遣いを甘んじて受けることにする

四谷みこ

「わ、わかったよ」

四谷みこ

「…ん」

四谷みこ

開けた視界に映るのは、少女と、シャツが掛かった死体と、沢山の薬物

四谷みこ

CCB<=80 見える子ちゃん目星 (1D100<=80) ＞ 66 ＞ 成功

四谷みこ

「……噂は本当だったみたいだね」

四谷みこ

信じたくなかったけど、証拠は揃っていて

四谷みこ

でも、今はそれどころじゃない

四谷みこ

「ターさん！くいなさんを連れて山を降りよう！」
「私は薬物には詳しくないけど、素人目に見てもこれは危険だよ！」

四谷みこ

「でも、生きていて良かったよ」

四谷みこ

「くいなさんのおばさまや黄猿さんに絶対に見つけるって約束してたから」

四谷みこ

救急車に運ばれるくいなを見送りホッと胸をなで下ろす

四谷みこ

失踪者の捜索を手伝っていたらたまたま死体を見つけたと説明する

四谷みこ

いいよ

四谷みこ

人助けしてたのになんで警察の厄介になってるんだろうと思いながら、警察の人の話を聞いているとふと違和感を覚える

四谷みこ

…あれは、自殺なんかじゃない

四谷みこ

少なくとも、くいなさんのご両親の話が嘘でなければ、だけど

四谷みこ

私の判断だけじゃ早合点だし、ターさんにも聞いてみよう

四谷みこ

「…でも、ターさんは探偵でしょ？そういう勘は鋭いと私は思うよ」

四谷みこ

「そうだね。依頼はこれで果たしたことになるけど」

四谷みこ

でも、まだ彼女が…。

四谷みこ

「ねぇターさん。これで本当に依頼を果たしたって言えるのかな？」

四谷みこ

「もう一人の被害者、藤虎さんがどうしてあんなことになったのかまだ何もわかってないし」

四谷みこ

「それに、ターさんの勘も気になるよ」

四谷みこ

「だから私はまだこの事件は解決してないと思うんだ」

四谷みこ

「うん。それはそうだね」

四谷みこ

「とりあえずくいなさんの家に行こうか」

四谷みこ

「あーそっか入院してるんだったね」

四谷みこ

聞き耳を振れる？

四谷みこ

CCB<=80 聞き耳 (1D100<=80) ＞ 5 ＞ 決定的成功/スペシャル

四谷みこ

「………」

四谷みこ

もしかしたら何かに巻き込まれてるのかも…なんて思ったけど杞憂みたいだね

四谷みこ

それじゃお見舞いと報告も兼ねて病院に向かうよ

四谷みこ

コンコンとノックをして入室する

四谷みこ

「こんにちは」

四谷みこ

「いえいえ、一時はどうなることかと思いましたけど、無事で良かったです」
おばさまに合わせて自分も頭を下げる

四谷みこ

くいなの安らかな寝顔を見て、救えたんだという実感が湧いてくる

四谷みこ

「…！黄猿さん。あなたもくいなさんのお見舞いに？」

四谷みこ

「…そうだったんだ」

四谷みこ

「………！」

四谷みこ

「鈍器組って暴力団の？…なんでまた？」

四谷みこ

そして私たちを助けてと彼女は言った。つまり狙われているのは黄猿だけではない

四谷みこ

「…わかったよ」

四谷みこ

「……盗聴器って」
そこまで警戒するのはよっぽどのことだ

四谷みこ

「…私は知らないよ。ターさんは知ってる？」

四谷みこ

「……私は関わった手前見捨てられないから助けられるなら助けようと思う…けど、ひとつだけ条件があるかな」

四谷みこ

「もう二度と危険なことには手を出さないこと！暴力団と関わったり、おかしな占いを試したりとかそういう色んなこと」

四谷みこ

「もちろん黄猿さんだけじゃなくて、くいなさんや藤虎さんにも約束してもらうからね」

四谷みこ

「それで良ければ私は協力するよ」

四谷みこ

「あ…、ごめんねターさん。私が勝手に約束しちゃって」

四谷みこ

「ターさんもなにか条件があるなら、私もそれに従うよ」

四谷みこ

…もっと欲を出しても良いのに

四谷みこ

「へぇ…意外と優しいんだね」

四谷みこ

なんだかなぁ
その笑い方やめればいいのに…

四谷みこ

「そうだったんだ。良かったね黄猿さん」

四谷みこ

「さて、助けるとは言ったけど、どうしたものかな」

四谷みこ

正直ノープランだったりする

四谷みこ

だって暴力団とか…私と絶対に交わらないものだし…

四谷みこ

「あなた達を助けることが既に危険なことだから大丈夫だよ」

四谷みこ

「それならいないタイミングを見計らってから行かないとだね」

四谷みこ

「うん。頼りにしてるよ」

四谷みこ

うりうりと肘でターを小突く

四谷みこ

「…藤虎さんのことも解決しないといけないし、手早く済まそう」

四谷みこ

ターにうなずき、民後のマンションへと向かうよ

四谷みこ

「…そうだね」
コソコソとささやく

四谷みこ

探偵なのに所作が雑じゃない？
なんて思いながらも一緒に室内へ

四谷みこ

CCB<=80 見える子ちゃん目星 (1D100<=80) ＞ 90 ＞ 失敗

四谷みこ

あの場では軽く引き受けたもの、やっぱり暴力団は怖いのか、緊張してしまって上手く捜し物ができない

四谷みこ

「…！やるじゃん。さすがは探偵を名乗ってるだけあるね」

四谷みこ

さっきは失礼なことを考えてしまったけど、今後は見直そうと思った

四谷みこ

「そうだね。日記から見てみようか」

四谷みこ

……なんでこんなこと日記に書いてるんだろう
意外とまめな人なのかな…？

四谷みこ

「…なるほどね」

四谷みこ

「うん。でもまだノートとビデオテープが残ってるし、一応見てみようか」

四谷みこ

次はノートを開くよ

四谷みこ

そんなものは持ってないよ

四谷みこ

「……？」

四谷みこ

書いてあることの半分もわからない

四谷みこ

「これは証拠にはならなそうだね。…でも、お社に向かうときに見たあの場所の答えがこれでわかったかも」

四谷みこ

「でもこの椎座亜って人はもう亡くなってるんだよね？」

四谷みこ

「………」

四谷みこ

一応見ていないことにしたから言及はしない

四谷みこ

薬を作っていたのが亡くなっていた彼ならもうあの薬による被害者が増えることはないんだろうか

四谷みこ

でも、こういう連中は新しい薬物に手を出すだろうから亡くなろうが関係ないのかな

四谷みこ

ハァとため息をついて

四谷みこ

「最後はビデオテープだね」

四谷みこ

「…ターさんの探偵の勘がそう告げるなら見ない方が良さそうだね」

四谷みこ

民後って人がなんでそんなヤバいものを置いたままにしてるのかわからないけど

四谷みこ

気になるなぁ…気になる、けど

四谷みこ

ビデオをぽいっと捨てる

四谷みこ

「証拠は見つけたし、帰ってくる前に出て行こう」

四谷みこ

ターと一緒にコソコソと退室する

四谷みこ

周囲を警戒して、誰もいないことを確認すると、ホッと胸をなで下ろす

四谷みこ

「それじゃこの日記を警察に届けたら、無事黄猿さんの依頼は達成かな？」

四谷みこ

「そうだね。とりあえずあの3人が襲われることはないと思う」

四谷みこ

はい

四谷みこ

「…うん。あんなところさっさと潰しちゃって」

四谷みこ

「…あ、警察にお願いしても多分ダメだろうけど、一応話だけでも聞いてもらってもいい？」

四谷みこ

「この件に関して情報提供者がいて…」
藤虎、黄猿、緑牛の名前を出す

四谷みこ

「多分捜査してるうちに関わってるのがわかると思うんだけど、この3人がいなかったら鈍器組は潰せなかったと思うから、情状酌量の余地を残して欲しいかなって」

四谷みこ

「ありがとう」
ぺこりと丁寧にお辞儀をして感謝を示す

四谷みこ

…そういえば不法侵入したけど良かったのかな

四谷みこ

チラッと警官の方を見て

四谷みこ

なんか満足げだしこのまま帰ろうっと

四谷みこ

「…うん。あとは藤虎さんだけ」

四谷みこ

黄猿さん涙を流して喜んでたな
人助けとかなんか私には似合わないことしてるけど…こういうのもいいかも

四谷みこ

そんなことを考えながらニュースを見る

四谷みこ

「…えっ？」

四谷みこ

そのニュースを見てすぐに、ターへ電話をかける

四谷みこ

「もしもし。みこです」

四谷みこ

「ターさん。ニュース見た？」

四谷みこ

「…！なに？教えて」

四谷みこ

「な……！？」

四谷みこ

「なんで…？」

四谷みこ

そう疑問に思いながらも、黄猿の言葉を思い出していた

四谷みこ

『翔子は民後の元へ向かった』

四谷みこ

もしかしたら、今回も？

四谷みこ

「ターさん。藤虎さんがどこに向かったか心当たりある？」

四谷みこ

「…！儀式ってあのノートに書いてあったやつだよね？」

四谷みこ

「…場所はわかってるから行こう！藤虎さんを助けないと！」

四谷みこ

「…なっ！？」

四谷みこ

だったら、どこへ…？

四谷みこ

「───っ！」

四谷みこ

ターさんが気遣ってくれてるのがわかる
そしてなんだかんだ私と協力してた彼がヤバいって言うほどだ、本当に危険なんだろう

四谷みこ

あの時、藤虎さんの家で見た彼女の姿が脳裏に浮かぶ
それと同時に憔悴しきったおばさまの顔も

四谷みこ

そして黄猿さんとの約束も
私は守らせるのに、私が守らないのは違うでしょ！？

四谷みこ

「……危険だって言うならさ、なおさらターさん一人に任せられないよ」

四谷みこ

それに、ずっと一緒に事件を追っていた彼を一人にするわけにもいかないじゃん

四谷みこ

「1人よりも2人、多ければ多い方が解決への近道になるんじゃないの？」

四谷みこ

「それなら話は早いよ、私にも手伝わせて」

四谷みこ

"実力者"
「探偵のターさんに見えるものを、私にも見せてよ」

四谷みこ

「そういえばノートには数日後って書いてあったね」

四谷みこ

「それが今日なの？」

四谷みこ

「なるほどね。それなら準備しないとだね」

四谷みこ

「手が早いね。私も警察に協力を仰ごうと思ってたところだよ」

四谷みこ

「わかったよ。山の入り口だね」

四谷みこ

「うん。それじゃ今夜」
同じく私も電話を切る

四谷みこ

うーん思いつかないかも

四谷みこ

わかったよ

四谷みこ

ああ言った手前、私もなにか手伝えるようにと思い、とりあえず救急箱などを鞄に詰め込む

四谷みこ

今回だけはスルーせずにしっかり見ないとね

四谷みこ

「…来て欲しくないなら嘘つけば良かったのに」

四谷みこ

「正直すぎると探偵として辛くない？」

四谷みこ

本当に正直だな…

四谷みこ

まあそういう人だから友人やってるんだけどさ

四谷みこ

「やっぱり不安なんじゃん」

四谷みこ

「私がいるから安心しなよ。後ろは任せて」

四谷みこ

すぐに調子に乗る…でもいつもの感じが出てきたからいいか

四谷みこ

「私は準備できてるよ」

四谷みこ

「うわ！？」

四谷みこ

この珍妙な髪型は…

四谷みこ

「あっ…行っちゃった」

四谷みこ

「藤虎さんは民後と一緒にいるわけじゃないんだ。わかったよ。それなら探さないとだね」

四谷みこ

ターを追って山へと入る

四谷みこ

「…！これは、音楽？」

四谷みこ

え…？警察の人たち何やってるの？民後こっちにいるんだけど！？

四谷みこ

後ろの方から大勢の足音が聞こえる

四谷みこ

なるほど、取り囲んでる最中ってことか

四谷みこ

それはいいんだけど…

四谷みこ

民後たちの方に目線を戻す

四谷みこ

「ターさん。私は儀式の詳細は知らないんだけど、このままだといやな予感がする」

四谷みこ

その辺の石とか拾って民後に投げつけていい？

四谷みこ

CCB<=25 投擲初期値 (1D100<=25) ＞ 63 ＞ 失敗

四谷みこ

えいっ！っと石を投げるも力が足りずに民後には届かず

四谷みこ

「…！」

四谷みこ

まずい。気づかれちゃった…！？

四谷みこ

イグ…？何それ…？

四谷みこ

「…！」

四谷みこ

息を呑む

四谷みこ

…！藤虎さん…！

四谷みこ

一瞬その場から飛び出しそうになるが、様子がおかしい藤虎を見て足がすくむ

四谷みこ

バカじゃないの？

四谷みこ

スルーします

四谷みこ

CCB<=60 スルー (1D100<=60) ＞ 44 ＞ 成功

四谷みこ

見るとは言ったものの、こんなものは見る必要はないよね

四谷みこ

みこちゃん閉眼

四谷みこ

「…え？」

四谷みこ

ターの声で目を開ける

四谷みこ

その光景を見て、普段なら目を逸らすはずの光景なのに、何故かずっと見ていた

四谷みこ

絶句する

四谷みこ

CCB<=54 (1D100<=54) ＞ 92 ＞ 失敗

四谷みこ

1d10 (1D10) ＞ 4

四谷みこ

……！
凄惨な光景に言葉が出ず、ただ驚いてるだけで

四谷みこ

周りから感じるなにかの気配と、藤虎の壊すという言葉でやっと正気に戻る

四谷みこ

「な、何言ってるの！？」

四谷みこ

「…待って！」
今度はちゃんと飛び出して、藤虎の前まで進む

四谷みこ

「藤虎さん、どうしてそんなに怒ってるの？」

四谷みこ

黄猿の言葉を思い出す

四谷みこ

だから、目を閉じて家に帰ってきて…

四谷みこ

「あなたが辛いのはわかったよ。だけど、ここに残ってるのは無関係な人だけなんだよ」

四谷みこ

「もう誰もあなたに辛い思いはさせないから、だから、怒りを収めてもらえないかな？」

四谷みこ

コクリと頷く

四谷みこ

「待って！翔子ちゃん！」

四谷みこ

「そうじゃなくて…」

四谷みこ

「ごめんね。助けてあげられなくて」

四谷みこ

「私がもっと早く色んな事に気づいていれば、こんなことになる前に止められたかもしれないのに」
翔子が去って行った山の方へ叫ぶが、もう応えは返ってこない

四谷みこ

「でも、私はまだ人間だった彼女に会ってるんだよ？」

四谷みこ

「あの時になにかできていれば…」

四谷みこ

「黄猿さんとも約束したのに、こんな結果だなんて…」

四谷みこ

「どうしようもなかったって、それじゃ、頑張った意味がないじゃない…」

四谷みこ

目に涙を浮かべて俯く

四谷みこ

「…私たちは何も見てません」

四谷みこ

袖で目元をぬぐって、警察の指示に従って山を降りる

四谷みこ

無言でうなずく

四谷みこ

「うん。そうするよ」

四谷みこ

「ごめんね。無理言って連れて行ってもらって」

四谷みこ

「へへ。ありがとう。それじゃまたね」
元気なく笑って、ターと別れる

四谷みこ

「ごめんね。友達を助けてあげられなくて」
「約束破っちゃった」

四谷みこ

「………」

四谷みこ

「…うん」

四谷みこ

目覚めたくいなの方に視線を向ける

四谷みこ

「…夢で、会ったの？」

四谷みこ

「彼女、他にはなにか言ってた？」