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小倉 ひかり

小倉 ひかり

小倉 ひかり

小倉 ひかり

その日は、よく晴れた日のことでした！
お日様も暖かくて、空には雲一つもない！素敵な日曜日！

小倉 ひかり

何てことの無い、すっごく平和で、のんびりとした日常の中
私は、学校の友達と一緒に、お出かけしてました！

小倉 ひかり

ゲーセンに寄って、散財して泣いて笑ったり！
新しく出来た喫茶店に挑戦して驚いたり！
普通の休日でも、私にとっては、すっごく楽しい一日！

小倉 ひかり

そうして遊んでる中─────
ふと、人気のない場所。私達が普段行ったことのない場所に行ってみようと
誰かが提案したのです！

小倉 ひかり

みんなと一緒に遊ぶ時間も、まだまだ余裕があって
それに！この街の知らない場所に行ってみるのも楽しいな！って、私も思ったので、賛成ー！と張り切っちゃいました！

小倉 ひかり

そうして、町外れの道を歩き進めていくと。あれだけ人がいっぱいいたのが噓みたいに静かで
小鳥さんの声も聞こえて、風にそよぐ木々の草の音も、どこか気持ちよくて……。

小倉 ひかり

「……ん～～～！！こっちに寄ってみて、正解だったね！
　かなでちゃん！小鈴ちゃん！！」

小倉 ひかり

ぐいー！と背伸びをしながら、全身に当たる風を感じ
ご満悦な表情を作る。太陽の日差しも暖かく、今度はのんびりした一日が過ごせそうだ。

小倉 ひかり

「あわわ！？足元気を付けてね！？
　転んだら大変だよー！？」
と、あわあわしつつも。

小倉 ひかり

「んーーー、でもでも！今日はせっかくの休日だし！
　たまには冒険者さんになっても、楽しいと思うの！」
にへらと笑ってみせる。

小倉 ひかり

あ、確かに！賢いー！と横やりを入れる。

小倉 ひかり

「……やや！さっすがかなでちゃん！
　お見通し！……ってところだねー？」

小倉 ひかり

小鈴の懐に手が伸びたのを見て、しめしめ！といった顔で。

小倉 ひかり

とは言えど、ひかりはあまり本を読む機会が無いため。
それを、特に悪いことだとは思ってはおらず
むしろ、知識を蓄えているところに改めて感心の念を抱きつつ。

小倉 ひかり

「まぁまぁ！ほら見て！誰もいないからこんなことができるよー！」

小倉 ひかり

そう言うと、二人の先へ少し駆け出し、バレリーナの如くクルクルと回りだす。

小倉 ひかり

あはははー！と楽しげな笑い声と共に、はしゃぎ回る。

小倉 ひかり

フラグは─────。

小倉 ひかり

やはり、と言うべきか。
天の思し召しと言うべきか。回収される。

小倉 ひかり

どわーーー！？と、あまり整備されていない道なためか
バランスを崩す。

小倉 ひかり

「あ、あいたたー……うぇ～～……カッコ悪いよー……」

小倉 ひかり

自分で、足元に気を付けろを注意喚起をしたにも関わらず。
自分自身が、転んでしまうという事態に、ガッカリした表情に。

小倉 ひかり

ありがとー……と、すんすんとべそをかきながら小鈴の手を取り
立ち上がると……。

小倉 ひかり

「………？」

小倉 ひかり

小鈴の後ろに、とある一軒家が見えた。

小倉 ひかり

パッ、パッ、と膝に着いた土埃を払いながらも
小鈴の背後にあるその家に、どこか……何か、引っかかるようなものを感じ
目を、ぐっと凝らすように見つめる。

小倉 ひかり

そこには……日本家屋が聳え立っていた。現代に立ち並ぶ住居よりも古い
そしてどこか、懐かしさを抱くような……そんな一軒家が。

小倉 ひかり

「わぁ……！」
思わず声を漏らす。

小倉 ひかり

体は勝手に動き、その一軒家へ注目を集めように指差す。

小倉 ひかり

「見てみて！おうち！……それも、昔みたいな、おうち！」

小倉 ひかり

「あーーー……確かに、そうかも？」

小倉 ひかり

ふむふむ、と顎に手をやり、じぃーーっと、その家屋を見つめる。

小倉 ひかり

「雑草も、ぼーぼーだねー……」

小倉 ひかり

……うーーん……？なん、だろう……？

小倉 ひかり

誰も住んでない家って、普段過ごしてる中でも、たまに見るものだし
あまり珍しいものじゃないはず……だけど……。

小倉 ひかり

どこか……"なつかしい"……？

小倉 ひかり

「……って、こ、小鈴ちゃん！？待ってーー！！」

小倉 ひかり

わちゃわちゃとしながら、小鈴の後を追う。
ひかり自身も、この一軒家に、何かを感じるものがあり
……無性に、中へ入ってみたいという気持ちが、強く芽生えたのだった。

小倉 ひかり

こういった感情は………。
　　・・・
………心覚えがない、というわけでもない。

小倉 ひかり

「……」

小倉 ひかり

小鈴の言葉に、少しの間を置きながらも。

小倉 ひかり

「……そう、だね！」

小倉 ひかり

いつもの、にへらとした表情のひかりに顔となり。

小倉 ひかり

「ほら、かなでちゃんも！
　……今日は、探検家さんの気分だから、ね！」

小倉 ひかり

とっても、正論！

小倉 ひかり

ただでも……何故か、何故だか。
かなでちゃんを一人で置いて、このおうちの中に入るのは……。

小倉 ひかり

ちょっぴり、嫌な予感も、するような……。
そんな気持ちが、私の中で、ぐるぐると……。

小倉 ひかり

普段持ち歩いているケースの持ち手を、ギュッと力強く握り締めながら。

小倉 ひかり

「えへへ！大丈夫！何かあっても、3人いるから！
　きっと大丈夫だよ！きっと！」

小倉 ひかり

了承の旨を伝えるかなでに、ニコりと笑いながら。

小倉 ひかり

「あはははー！小鈴ちゃんは、好奇心旺盛だもんねー！」

小倉 ひかり

けらけらと、楽しげに笑いながら、進んで前へと出て、門を潜り抜け
そうして日本家屋へと入っていく。

小倉 ひかり

小倉 ひかり

小倉 ひかり

小倉 ひかり

CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) ＞ 15 ＞ 成功

小倉 ひかり

「………ん……？……んん……？
　あれ……　………ん………？」

小倉 ひかり

ぴょこりと、ひかりの大きなリボンが動き。
辺りをキョロキョロと見渡す。

小倉 ひかり

小鈴ちゃん、そしてかなでちゃんの姿を確認し
安堵するように、ホッと胸を撫で下ろしつつ。

小倉 ひかり

ケースを持つ手に、さらに力を込めながら。

小倉 ひかり

すんすんと鼻を動かすと香る。土の匂い。
……どうやら、大木の上に横たわっていたみたい。

小倉 ひかり

すぐさまスマホを取り出すも、圏外で。

小倉 ひかり

「…………」

小倉 ひかり

思い当たる節は、無くは無い、が。

小倉 ひかり

「ふ、二人とも、落ち着いて！うん！大丈夫！」
と、一番落ち着いていないような様子で、わたわたと腕を動かし。

小倉 ひかり

そうして、そのまま立ち上がり。

小倉 ひかり

「きっと……眠くなっちゃったんだよ、私達！
　それで……さっき入ったおうちの中で、眠って……」
と、根拠も無い理由を並べつつ、強く辺りを見渡す。

小倉 ひかり

「……そう、だね」
苦虫を嚙み潰したような顔をしつつ。

小倉 ひかり

「……と、とにかく！今何時か確認するためにも！
　外に出よっか！」
と、バタバタと門の方へ駆け出し、手で押す。

小倉 ひかり

あ、あれ……？開かない……？
ぐぬぬぬぬぬ……！！……だめだ、強く押しても、開かない……！！

小倉 ひかり

CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) ＞ 12 ＞ スペシャル

小倉 ひかり

たらりと、冷や汗がひかりの頬を伝い落ちる。

小倉 ひかり

日常から、非日常に踏み入る感覚に、ぞわりと不安を覚えつつも。
ふと目に入った文字が気になり、目を凝らす。

小倉 ひかり

「……望み……？」

小倉 ひかり

その音にビクリ！と反応する。ひかりの特徴的な赤いリボンも、ピィン！と伸び。

小倉 ひかり

勢いよく後ろへ振り返る。
ふわりとひかりの、短い金髪が揺らめきつつ。

小倉 ひかり

「こ、小鈴ちゃん！？入るつもりなの！？
　ま、待ってよー！！一人じゃ危ないよーー！！」

小倉 ひかり

ばたばたと小鈴の方へ向かい、走っていく。

小倉 ひかり

どわーー！！？小鈴ちゃーーーーん！？！？
という、ひかりの大きな声が、家屋内で響き渡る。

小倉 ひかり

腕でバッテンのポーズを作り、小鈴の目をじっと見つめ。
ダメだよ！めっ！と言わんばかりに、首を横に振る。

小倉 ひかり

そうして、ようやく小鈴と肩を並べ。
家屋内を改めて見渡す。

小倉 ひかり

「そーだよ！小鈴ちゃん、勝手に行動……
　……うぇえーー！？わ、私もーーー！？」
ガーーン。という表情ながら。

小倉 ひかり

ひとまず二人へ、門が閉まっていること。
そして─────「望み叶えば扉は開く」、という情報について伝える。

小倉 ひかり

「わ、私は！鍵を探すためだよーー！！ぷんぷん！！」

小倉 ひかり

……扉を開く鍵。
"望み"。一体、何だろう……と思いながら。

小倉 ひかり

「あ、ぅ……う、ん、そう……だね」
少し苦笑いながらも。
二人ならきっと……大丈夫、だよね……と思いながら、了承する。

小倉 ひかり

また、ケースを握る手の力が強くなる。

小倉 ひかり

自動成功自動成功自動成功

小倉 ひかり

……耳に聞こえた、妙な息遣い。
ひかりの心中に、緊張感が迸る。

小倉 ひかり

ごくり、と息を飲みながらも。
ひかりの足は、"あえて"、寝室の方へと向かって行った。

小倉 ひかり

そうして、そろりそろりと、ゆっくり近づきながら。
警戒心を強めつつ、その扉に手を掛け─────。

小倉 ひかり

ばく。ばく。ばく。ばく。
いつだってそう、"非日常"の中にいる時は、常に……怖い。

小倉 ひかり

でも、私は二人を守れなかった時が、一番嫌だ。
また私一人になったら、嫌だから……だから。

小倉 ひかり

眉に力を入れながら、寝室の扉をゆっくりと開ける。

小倉 ひかり

「……………！！」

小倉 ひかり

その人物と目が合い、ひかりの瞼が大きく開く。

小倉 ひかり

「あ、あ、え、えっとえっと！」
まずは─────。

小倉 ひかり

わたわたと腕を振りつつも。

小倉 ひかり

「か、勝手に入っちゃってごめんなさ─────え？」

小倉 ひかり

頭を下げるも─────その男性の、柔らかな物腰に拍子が抜けたような
そういった表情になる。

小倉 ひかり

「……あ、あのーー……怒ったりとかは……してない、のですか……？」

小倉 ひかり

おそるおそると、言葉を紡ぎ。
申し訳なさげな目線を、青年へと向ける。

小倉 ひかり

……それに、私と同い年……よりも、少し先輩、な人……？

小倉 ひかり

「あ、そ、それは、どうもですっ！」
ひょこっ、と青年の部屋で正座をしつつ。

小倉 ひかり

「えっと、えっと……あ！私、小倉 ひかりって言います！！
　……そのー……お兄さんは……ここのおうちの、住民さん……
　で、合ってます、でしょうか……？」

小倉 ひかり

ケースからは手を離しつつも、青年の瞳を見つめる。

小倉 ひかり

「中村さん……　……？住んでた……？
　住んでいる、じゃなく……ですか……？」

小倉 ひかり

青年の名前を覚えるように鸚鵡返ししつつ。
中村の、にこやかな雰囲気に、ひかりの緊張感も徐々に溶けていく。
が、中村の言葉に、引っかかる部分が。

小倉 ひかり

現在進行形ではなく、過去形を使っている部分。
勉強が不得意なひかりにとっても、ほんの少しの違和感を覚える部分でもあり。

小倉 ひかり

そうしてひかりは、目を細め、中村を見つめる。

小倉 ひかり

CCB<=70 【SANチェック】 (1D100<=70) ＞ 34 ＞ 成功

小倉 ひかり

「……わぁああぁっ……！？！？」

小倉 ひかり

ひかりの正座が崩れる。ぞわりと、この世ならざるものを見てしまったことに
心臓が強く跳ね上がり、鼓動する。

小倉 ひかり

たらりと、冷や汗をかきつつも、中村を見つめ。

小倉 ひかり

「え、えぇえっ……！？も、もしかして中村さんって……
　……もう……？」

小倉 ひかり

「っ…………」

小倉 ひかり

そんな中村の、あっけらかんとした返答に
ひかりは、複雑そうな表情を見せる。

小倉 ひかり

「……そ、そんな……」
拳を、軽く、キュッ、と握りながら。

小倉 ひかり

「……そ、その！中村さんは、それなら……どうして、ここに……？」

小倉 ひかり

私は、亡くなった人が、魂がどこへ行くのかは、分からない。
でも……少なくとも、この世界にいるものじゃない、っていうのは
これまで生きてきた、"日常"の中で分かっているもの、だから。

小倉 ひかり

「地縛霊………　む、むむむ……？
　というと、えーっと、えーーっと……！」

小倉 ひかり

腕を組みながら、うーーん！と唸りつつ。

小倉 ひかり

「……中村さんは、それじゃあ……何か、未練……みたいなものがあって
　ここにいる……っていうこと、ですか……？」

小倉 ひかり

その答えに、ひかりは、悲しげな表情となる。

小倉 ひかり

「……一人で、ずっとここに……？」

小倉 ひかり

目をパチパチとさせる。唇も、少し噛みしめながら。

小倉 ひかり

「あ……そういえば……」
大木の上に横たわっていたことを思い出しながら。

小倉 ひかり

「………中村さんは……じゃあこうして……咲かない桜が、咲くまで
　ずっと……ずっと、ずっと、ずーーっと……ここで一人で……いる……
　………そ、そんなの……寂しくない、ですか……！？」

小倉 ひかり

ズイッ！と、中村の前へ体を押し出し、接近する。

小倉 ひかり

「………………」

小倉 ひかり

「……それは、本当、ですか？」

小倉 ひかり

「は、半世紀！？そ、それって、えっとえっと！？
　何年です！？えーーーと！！」

小倉 ひかり

わたわたと五本指を曲げながら見つめ。

小倉 ひかり

ぽかーーん。とした表情となる。

小倉 ひかり

「そ、そんな長く、ずっと、一人、で………」

小倉 ひかり

……私は、ライフル射撃部のみんながいなくなって
一人ぼっちになって、すっごく……すごく寂しい、のに……。

小倉 ひかり

「……中村さんは、強い人、なんですね……」

小倉 ひかり

「……………」

小倉 ひかり

拳を、きゅっと握り締め。
バッ！と立ち上がる。

小倉 ひかり

そして勢いよく首を横に振り。

小倉 ひかり

「……いえ！大丈夫です！！
　・・・・・
　慣れてますから！！」

小倉 ひかり

キッパリと、中村を見つめ、そう断言し。

小倉 ひかり

そうして中村の方へ歩み。

小倉 ひかり

「……あの！お節介でなければですが……！！
　……あ、えっと、慣れてるっていうのは……あうぅ、えーーっと……」

小倉 ひかり

口がどもりつつも。

小倉 ひかり

「そ、それよりも！……桜！！
　そう！桜です！！」

小倉 ひかり

「………満開に咲き誇る桜！！！」

小倉 ひかり

「……もし、中村さんにとって……それが未練で
　ずっと、ずーっと、中村さんをここ閉じ込めている要因なら……」

小倉 ひかり

「……私！！」

小倉 ひかり

「中村さんに、満開に咲き誇る桜を、見せたいです！！」
─────と、ひかりの"願い"を伝える。

小倉 ひかり

その微笑みに。

小倉 ひかり

ニカッ！と微笑み返す。

小倉 ひかり

「─────もちろんです！！」

小倉 ひかり

あ、大丈夫です！と中村を宥めつつ。

小倉 ひかり

そして自信満々に、自身の胸辺りを叩き。

小倉 ひかり

「私は……正直！どうするか分かんないです！でも……！！」

小倉 ひかり

「─────私には、頼れる友達がいるので！！」

小倉 ひかり

安心してください！と、満面の笑みを見せる。

小倉 ひかり

そうして立ち上がった拍子に、何かが見える。

小倉 ひかり

ひかりの視線の先は、机。

小倉 ひかり

中村さんの、大事なものを入れてるのかなー……？と思うだけ、思いながら。

小倉 ひかり

ズドォオオンッ！！！！と、大きな音が響く。

小倉 ひかり

ひかりの体と、大きな赤いリボンがビクりと跳ね上がり。

小倉 ひかり

「えっ……！？何！？何！？！？」

小倉 ひかり

辺りを見渡しながらも─────。
庭の方から聞こえた、この轟音には……覚えが、あった。

小倉 ひかり

「……ぁ……もしかして……
　……トリックスターちゃん……？」

小倉 ひかり

あ、あはは……と、中村に愛想笑いしつつ。

小倉 ひかり

「……そ、そうだ！せっかくなので……中村さん！
　私の友達も紹介しますね！こういう時に、すっごく頼れる子ばかりなの！」

小倉 ひかり

はい！とにこやかな笑顔を見せる。

小倉 ひかり

そうしてひかりは、中村と共に、寝室から出て行くのであった。

小倉 ひかり

小倉 ひかり

小倉 ひかり

小倉 ひかり

小倉 ひかり

そうして渡り廊下で、バラッバラに行動していた一同は顔を合わせる形となる。
そこでトリックスターとひかりは、この場においての初の顔合わせともなる。
そして、ひかりの後ろには、1人の青年が立っていた。

小倉 ひかり

寝室における出来事を全て話す。
この、中村豊という名の青年が既に亡くなっていること
そして、満開に咲き誇る桜を見ることができなかったという未練が、彼をこの場に半世紀以上も縛り付けていること。

小倉 ひかり

そして─────ひかりが、彼に、その桜を見せてあげたいという想いを！

小倉 ひかり

「……というわけなの！お願い！！」

小倉 ひかり

ぺこっ、と3人へ頭を下げる。

小倉 ひかり

3人の返答に、ぱぁ！と表情を明るくさせ。
無邪気な笑顔になる。

小倉 ひかり

「ありがとう！かなでちゃん！トリックスターちゃん！小鈴ちゃん！」

小倉 ひかり

えへへ！これが私の、自慢の友達です！と
中村へドヤ顔を向ける。

小倉 ひかり

そうして、かなでちゃん、そして小鈴ちゃんの集めてくれた情報を
ふむふむ……と聞きながらも、ちんぷんかんぷん顔。

小倉 ひかり

……こういう分野は、きっと……みんなの方が得意、だから！うん！

小倉 ひかり

て、適材適所、だよね？……ね？

小倉 ひかり

かなでと小鈴の、いつものような、日常を彷彿とさせるやり取りに
ひかりも和やかな顔になりつつ。

小倉 ひかり

「む……確かに！そこのお部屋はまだ入ったことないもんね！
　………それに、まだ桜を咲かせる方法も分かんないし……」

小倉 ひかり

ひかりの大きな赤いリボンが垂れさがる。

小倉 ひかり

ぴょこ、ぴょこ。と小鈴の視線に合わせ、動くリボン。

小倉 ひかり

まるでウサギの耳のようだ。

小倉 ひかり

こくりと頷き、茶の間の扉を、開く！

小倉 ひかり

まず目に入ったちゃぶ台の方を見る。
普通のお茶の間なのかなー？なんて呟きながら。

小倉 ひかり

「むむむ？」
と、日めくりカレンダーを手に取り、見る。

小倉 ひかり

「普通のカレンダーかな？」
と、隣に立つかなでへ話しかける。

小倉 ひかり

そんなかなでの思考の最中。ひかりはというと、花瓶の方に注目していた。

小倉 ひかり

CCB<=(15*5) 【アイデア】 (1D100<=75) ＞ 87 ＞ 失敗

小倉 ひかり

おわー