Ccfolia Log

シャーロック・ホームズ

教えるよ

シャーロック・ホームズ

出航だァ～～～！！！！

シャーロック・ホームズ

5月13日　某時刻
喫茶ナストゥロ前

シャーロック・ホームズ

「おや」

シャーロック・ホームズ

「常日頃から路地をジロジロと観察しているわけでもないが」
目元を隠すように、帽子を深く被りながら。

シャーロック・ホームズ

「しかし。どうにも、不自然なほどに見覚えのない店だ」

シャーロック・ホームズ

喫茶ナストゥロ。
新装開店のビラを見た覚えもないし……
何より、幾らか劣化したその外装を見れば、この頃できた店でないということもアキラカだった。
──この路地は、知らない内に店ができたら気づくくらいには利用していた。

シャーロック・ホームズ

「……まあ。ボクのことだから、単に忘れているだけってこともあるんだけども……」

シャーロック・ホームズ

「入れば分かるか」

シャーロック・ホームズ

そう言って、見覚えのない喫茶店に踏み入る。

シャーロック・ホームズ

「失礼するよ……どうやら。客の入りから見て、中々繁盛しているようだ」
店の全体が見えやすい、奥の席へと足を運ぶ。

シャーロック・ホームズ

「やはり、前からあったお店と見るべきかな。
　丁度、昼時。アフターンティーには間が良かったけれど」

シャーロック・ホームズ

席に背中を預けてメニューを見てみよう

シャーロック・ホームズ

「ボクは。この”期間限定”というコトバは……
　時々、魔法の呪文かと錯覚するよ」

シャーロック・ホームズ

「ボクの好奇心をこの上なくくすぐる……
　くっ、邪悪な重商主義だ……！」

シャーロック・ホームズ

指を鳴らして、店員を呼びつける。

シャーロック・ホームズ

「キンッキンの冷製パスタと。
　それ以上にキンッキンの紅茶を頼むよ」

シャーロック・ホームズ

「店の規模の割には、店員があまりに少ない……
　というか、店主一人だけだね」

シャーロック・ホームズ

「注文の品が届くのも遅くなりそうだけど、なに。
　この奇妙な喫茶店。少しスイリでも交えて待てば、退屈はしなさそうだ」

シャーロック・ホームズ

ちなみに店内を見渡すと何か情報があったりするかな？

シャーロック・ホームズ

「さながら。花園に紛れ込んだ虫一匹かな？」
むしろ、恥ずかしげもなく机に陣取っていた。

シャーロック・ホームズ

机に肘を預け、椅子に背中を預け、床に荷物を預け……ある種の”臨戦態勢”であった。

シャーロック・ホームズ

「ボクは。午後の紅茶だけは何にも囚われずに、
　ゆっくりと飲み干すことに決めている……ッ」

シャーロック・ホームズ

監視の理由についてはまあ。
ボクが伊達男だからか、もしくは。
ボクの醸し出す大人物感が悪いのでしょう。

シャーロック・ホームズ

ccb<=60 アイデアうおお (1D100<=60) ＞ 10 ＞ スペシャル

シャーロック・ホームズ

これが探偵のアイデァ

シャーロック・ホームズ

そう。これらの情報が導き出す真実は一つ……

シャーロック・ホームズ

彼女ら……いや。

シャーロック・ホームズ

彼らは、女装愛好家だということだ……ッ

シャーロック・ホームズ

まずいところに入ってしまったかもしれない、アイリス。
ボクの無事を祈っていてくれ。

シャーロック・ホームズ

「なんだ……なんだ！？」
思わず立ち上がり、シャドーボクシングしだす。

シャーロック・ホームズ

この騒音は”彼”でなくても神経に響く──！

シャーロック・ホームズ

すぐ……ですって──
この疑問が声にならないのが残念だ。

シャーロック・ホームズ

だが。同時に。それ以上に。

シャーロック・ホームズ

この異常事態に一抹の愉快さを感じてもいた。

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

「おや」

シャーロック・ホームズ

突然の覚醒。一新された情報。

シャーロック・ホームズ

……帽子を深く被り直す。

シャーロック・ホームズ

「まるで。ドールハウスに指で摘ままれて放り込まれた人形の気分だね」

シャーロック・ホームズ

焦るということも無く、しかし落ち着くということも無く。
ペタペタと歩き回りながら独り言。

シャーロック・ホームズ

「……不可解すぎる状況……
　ひとまず。調べるところから……」
ペタペタペタペタグルグルグル……

シャーロック・ホームズ

「……息苦しいッ！
　すわ、瓦斯でもこの部屋にッ！」

シャーロック・ホームズ

そして息苦しさに、首に手を当てる。

シャーロック・ホームズ

「リボンでした」ﾃﾍｯ

シャーロック・ホームズ

「今すぐ外すのは難しそうだ。
　というか、ヘタにやるとボクの首が完全に締まってしまう」
リボンを手で弄り回す。

シャーロック・ホームズ

「……では、ボクの呼吸がおぼつかなくなる前に始めましょう。
　この不可解な状況を突破する、その為の調査を……！ゲホッ」
まだ歩き回っているのでますます息が苦しい。

シャーロック・ホームズ

新聞紙を調べてみよう

シャーロック・ホームズ

ccb<=65 (1D100<=65) ＞ 19 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

「今日の朝刊は……胸の躍る記事は無いらしい。
　一面、二面三面。どこにも殺人の”殺”の字も無い」

シャーロック・ホームズ

「”犯罪新聞”とかないものだろうか。
　全国の大犯罪だけ載せた新聞」
新聞を丁重に机の上に戻す。

シャーロック・ホームズ

朝食を調べてみよう

シャーロック・ホームズ

「！」
シュババッ

シャーロック・ホームズ

「これは……ハサミか。
　ハサミを使うような料理が机の上に載っているとは思わなかったけれど」

シャーロック・ホームズ

ハサミを調べることはできるかな？

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 探偵の目星を見せてやる (1D100<=90) ＞ 67 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

「この重さ。本物の金かな」
ハサミを手に取る。

シャーロック・ホームズ

「”金のハサミ”か……
　確かに。サビない調理器具というのは、売れるかもしれないな」

シャーロック・ホームズ

「まあ。一生分の食器洗剤を買った方が、
　安く済むだろうが。いつも家事を任せているアイリスなら喜びそうだ」

シャーロック・ホームズ

なお、アイリスは10才の少女だが特にワルびれない。

シャーロック・ホームズ

首のリボンはハサミで切れそう？

シャーロック・ホームズ

それじゃあ切ってみようか

シャーロック・ホームズ

！？

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

ややややややめておこう

シャーロック・ホームズ

「ご存じだろうか」
指を一本立てる。

シャーロック・ホームズ

「ボクらの思考は。
　”脳”によって行われているわけだが……」
トントンと、その指で頭を叩く。

シャーロック・ホームズ

「その、”脳”は血液から循環する酸素や糖によって働いており……」

シャーロック・ホームズ

「首を絞めていれば、”脳”に行く栄養が多くなるかどうか。
　検証してみようと思う。ｹﾞﾎｯ」
すごい喋るので酸素が不足している。

シャーロック・ホームズ

「まあ。このハサミはフトコロに仕舞っておくけどね」

シャーロック・ホームズ

コソ泥のごときフットワークで金のハサミをポケットに仕舞い込んだ。
誰にも見られないように（誰もいないが）

シャーロック・ホームズ

「さて。仮にも淑女《レディ》の借り部屋らしきこの場所を、
　ボクのような男子が弄繰り回すというのも犯罪的ではあるが」

シャーロック・ホームズ

「犯罪とは暴かれたその時に初めて罪になるのだ。
　何より……」

シャーロック・ホームズ

ゴーグルに手を当て。

シャーロック・ホームズ

「罪とはそれ以上の罪を暴くためなら許容されるものなのだ」

シャーロック・ホームズ

そのままフラフラと家を歩き回る。

シャーロック・ホームズ

玄関に行ってみようかな

シャーロック・ホームズ

ccb<=65 (1D100<=65) ＞ 96 ＞ 致命的失敗

シャーロック・ホームズ

ウワァーーーーー！！！！！！

シャーロック・ホームズ

1d2+1 (1D2+1) ＞ 1[1]+1 ＞ 2

シャーロック・ホームズ

「ゲッホ！ゲホッ！」
思い切り背を丸めて咳き込む。

シャーロック・ホームズ

「……どうやら。
　優れた思考には、いつでも痛みがつきもののようだ……！」

シャーロック・ホームズ

「でも頭に血が登って、ボクの灰色の頭脳が回りだした気がするな……！」

シャーロック・ホームズ

気にせず玄関へ

シャーロック・ホームズ

「ふむ」

シャーロック・ホームズ

「絶賛首にリボンが絡まったボクを狙い撃ちするような文章じゃあないか」
受け付けられた板をしげしげと眺める。

シャーロック・ホームズ

「何かの謎かけにも見えるが。
　情報が集まっていないときのヘタな推理は……
　思考を自分から絡まらせるようなモノだ」

シャーロック・ホームズ

郵便受けを漁ろう

シャーロック・ホームズ

「今度は”銀のハサミ”ね」
ハサミを手に取り、観察する。

シャーロック・ホームズ

目星は振れるのかな？

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 目星 (1D100<=90) ＞ 10 ＞ スペシャル

シャーロック・ホームズ

「こちらも本物の銀。
　銀と言えば、一部の毒物と反応して酸化、変色するのは有名な話だ」
ハサミを手の中で回転させる。

シャーロック・ホームズ

「こちらも。調理用に販売したら売れるかもしれないね。
　……と言っても、”金のハサミ”と違って小ぶりだから使える料理は限られそうだが」

シャーロック・ホームズ

「むしろ、”セット販売”というのもアリかもしれないな。
　《名探偵の金銀調理鋏セット》……帰ったら打診してみるか」

シャーロック・ホームズ

靴や板は調べられるのだろうか？

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 目星うおおおお (1D100<=90) ＞ 54 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 聞き耳うおおおお (1D100<=90) ＞ 70 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

……どこから……？

シャーロック・ホームズ

「靴ベラと言えば、男性の小道具だ。
　アキラカに女性の部屋であるここに、なぜ……？」

シャーロック・ホームズ

💡

シャーロック・ホームズ

「そういうことか……！」

シャーロック・ホームズ

「先ほどの喫茶店の”女装同好会”……
　どうやら、彼らの部屋のようだ」

シャーロック・ホームズ

「そして……」
ちらりと扉の方を見る。

シャーロック・ホームズ

「この淑女の声。ここが”女装同好会”の基地だと思うと。
　どうにも、示唆的に感じてしまう」

シャーロック・ホームズ

「今はまだ、この部屋からお暇させてもらうには早そうだね。
　ボクの存在を、扉の向こうに気取られるのもなんだ……
　扉が開くかどうかはまだ確かめないようにしよう」

シャーロック・ホームズ

ノブを回そうものなら扉の先の声の主にバレて追い出されるかもしれない。

シャーロック・ホームズ

忍び足で寝室に行こう

シャーロック・ホームズ

ccb<=65 (1D100<=65) ＞ 55 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

「……！」
リボンに手を当てる。

シャーロック・ホームズ

「……今。35％の可能性でキョウレツに首が締まりそうな気配があったのだが。
　気のせいだったみたいだ。」
あんまり空気が入ってこない旨を撫で下ろす。

シャーロック・ホームズ

改めて寝室へ

シャーロック・ホームズ

「ボクとて。本来、淑女の寝室を漁るのは気が引けるのだが」

シャーロック・ホームズ

「まあ……部屋の主が紳士ならハナシは別だ。
　淑女であるのと、紳士であるのは矛盾しない」

シャーロック・ホームズ

ベッドを調べてみよう

シャーロック・ホームズ

何か技能は振れるかな？

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 聞き耳 (1D100<=90) ＞ 69 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

ベッドの下に這いつくばったり、ベッドの上で這いまわったりしている。

シャーロック・ホームズ

「ふむ。
　ふむ、ふむ」

シャーロック・ホームズ

「この匂い。清涼感の強い香水……
　男性用のものか」

シャーロック・ホームズ

「ボクの推理を裏付ける、あまりにもテキカクな証拠と言えるだろう」
手で枠を作り、ベッドをその中に収めながら。

シャーロック・ホームズ

「まあ、ボクとしては。
　ここまでこだわるなら、香水も女性用にした方がいいと思うが」

シャーロック・ホームズ

サイドテーブルを調べよう

シャーロック・ホームズ

「これは？」
紙を裏表見てみよう

シャーロック・ホームズ

「ふむ……」
メモを指で弾く。

シャーロック・ホームズ

「”あれ”と”それ”がこのメモになるのは明白だね」

シャーロック・ホームズ

「すなわち！このメモは、”二つ”のモノを指し示しているが……」

シャーロック・ホームズ

「簡単なハナシだよ、あまりにも。
　”それ”は《男》と明言されていて……
　ならば、”あれ”は対称的に《女》と判断できるのだ」

シャーロック・ホームズ

指を一つ突き立て。

シャーロック・ホームズ

「この部屋の主、その性癖を鑑みれば。
　コタエはあまりにも明白だ」

シャーロック・ホームズ

「このメモは……
　己の性《ジェンダー》に悩んだ一人の男の。
　あまりにも物悲しい、一つのポエムだったのだ！」

シャーロック・ホームズ

「以上。シャーロック・ホ－ムズの名推理でした」
独り言ちながら本を手に取る。

シャーロック・ホームズ

脳も解れたところで本を読んでみよう

シャーロック・ホームズ

「男女の愛憎について記述された日記のようだ。
　”事件の動機”としては興味深い題材ではあるね」

シャーロック・ホームズ

「ありふれた悲劇と言えば単純だが。
　その主役にとっては致命的な破局であるから、
　いつだって人は刃を手にとるものだ」
目を瞑る。

シャーロック・ホームズ

「とはいえ……
　この”あの人”と言うのも節操がないな。
　まさか、性別を股にかけて不貞を働くとは」

シャーロック・ホームズ

クローゼットを調べよう

シャーロック・ホームズ

ccb<=65 (1D100<=65) ＞ 19 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

「おおっ！？」
瞬時にバックステップして、拳をシュッシュと突き出す。

シャーロック・ホームズ

「クローゼットの中に、”真犯人”が詰め込まれていたことはあるが。
　”死体”も詰め込まれているものだね」

シャーロック・ホームズ

「こんな蝶に見覚えはない。とても、尋常な世のものとは思えないが……」

シャーロック・ホームズ

死体や蝶は調べられるのかな？

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 目星 (1D100<=90) ＞ 67 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

「どうやら、”怨恨殺人”のようだ」
遠慮なくクローゼットを覗き込み、死体を観察する。

シャーロック・ホームズ

「窒息死と、刺殺。どちらが先かは分からないが……
　首の痕を見ると、生きている間に首を絞められているのは明白だ」

シャーロック・ホームズ

「それにしても、首のネクタイ。
　ボクとしてはどうにも……共感を覚えざるを得ない」
しまい込んだハサミを手の中で遊ばせる。

シャーロック・ホームズ

「コイツがズップリ、ボクの腹に食い込むことにならなければいいのだが」

シャーロック・ホームズ

クローゼットから勢いよく後ろを振り向き、蝶と死体を背に。

シャーロック・ホームズ

リビングに行ってみよう

シャーロック・ホームズ

ccb<=65 (1D100<=65) ＞ 10 ＞ スペシャル

シャーロック・ホームズ

「……！」
リボンを手で押さえる。

シャーロック・ホームズ

「……今。65％の《幸運》でキョウレツに首が締まるのを回避できた気配があった。
　なんとなくツイている気がするね」
あんまり酸素の濃くない息を吐く。

シャーロック・ホームズ

リビングへ行こう

シャーロック・ホームズ

「優れた探偵は。
　本棚を見れば、その持ち主の人となりが分かる。
　一つの”試金石”と言えるさ」

シャーロック・ホームズ

本棚の前でしゃがみこんで物色する。

シャーロック・ホームズ

何か振れるかな？

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 目星 (1D100<=90) ＞ 38 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 図書館 (1D100<=90) ＞ 72 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

「どうやら、この本棚の持ち主は、幾らか情緒に不安定なトコロがあるようだ」

シャーロック・ホームズ

「それでいて、書籍の種類の多岐から、社会的能力の低さは見受けられない……
　”犯人”としては中々に厄介な人物像と言えるだろう」

シャーロック・ホームズ

「”呪い”や”願い”。決して、バカにできたものでもないのだけれどね。
　強い”願い”は、現実にも必ず影響を及ぼすものだ。
　そして、”呪い”も言うに及ばず」

シャーロック・ホームズ

本棚の本を50音順に並び替えてからソファを調べてみよう

シャーロック・ホームズ

何か振れるかな？

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 目星 (1D100<=90) ＞ 42 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

「ボクもよくやるね。アイリスは、シワになるからやめてほしいと言われるのだが」
荒れた服の様子を見て。

シャーロック・ホームズ

「ボクから言わせてもらえば、
　服と言うのは、すべからくシワになるべきものなのだよ。
　むしろ。綺麗に畳むというのは、自然の摂理に反している」

シャーロック・ホームズ

シワ一つない外套を胸を張って正しながら、ソファに横になる。

シャーロック・ホームズ

ぐでんとしながらテレビを見てみよう

シャーロック・ホームズ

何か振れるのかな？

シャーロック・ホームズ

ccb<=90 目星 (1D100<=90) ＞ 100 ＞ 致命的失敗

シャーロック・ホームズ

おわァアアアアアアアアア～～～～～っっ！！！！！！！！

シャーロック・ホームズ

「うおおっ……！！？」
ふわり。

シャーロック・ホームズ

一瞬、その体はソファから浮き上がる──

シャーロック・ホームズ

「コシの下でッ！！」

シャーロック・ホームズ

「正確に言うならば、コシの下に敷いていた服がッ！！」

シャーロック・ホームズ

「爆発したッ！！！」

シャーロック・ホームズ

──着地。

シャーロック・ホームズ

「喫茶、ナストゥロ。縁切りとはこれまた珍しい。
　聞き覚えがあるような気がするけど……ううん、どこで聞いたのだったか」

シャーロック・ホームズ

頭に指をあてるが、記憶から抜け落ちていた。
不要な記憶をどれだけ排除するかに、この男は大きなリソースを費やしている。

シャーロック・ホームズ

腰に手を当てながら、ヨタヨタとソファから降りてバスルームに向かおう

シャーロック・ホームズ

ccb<=65 (1D100<=65) ＞ 98 ＞ 致命的失敗

シャーロック・ホームズ

アアアアアッ

シャーロック・ホームズ

1d2+1 (1D2+1) ＞ 2[2]+1 ＞ 3

シャーロック・ホームズ

「ゴッフゥ！！？？」

シャーロック・ホームズ

リボンを両手で引っ張るようにしながら、エビぞり。

シャーロック・ホームズ

「顔が、ナス色に……ッ！　……ッ！」
地面をのたうち回り、地面をバンバンを叩く。

シャーロック・ホームズ

バン！バァン！
ズダッダン！　ダァン！　ベコッ！

シャーロック・ホームズ

「…………ふう」
粗く息をつく。
地面に五体で張り付きながら。

シャーロック・ホームズ

「あと一度。今のように首が締まろうものなら。
　ボクの顔が今度は熟れ切ったトマトになるところだッ」

シャーロック・ホームズ

そのままウネウネとヒトデのように地面を這ってバスルームへ行こう

シャーロック・ホームズ

「ここまで徹底しているわりに、香水だけが男用とはね……」

シャーロック・ホームズ

「推理もおめかしも。
　たった一つの破綻からすべてが歪むというのに」

シャーロック・ホームズ

「”女装同好会”……
　何なら、ボクが淑女に変装する方が上手くできる、と言っておこう！」

シャーロック・ホームズ

いつのまにか立っていて。
ビシリと指を突き立てる。

シャーロック・ホームズ

洗面所に調べられるところはあるのかな？

シャーロック・ホームズ

ゾッ！！？？

シャーロック・ホームズ

「どうやら。ここには見るべきものは他には無さそうだね」

シャーロック・ホームズ

「ああ、いや。一つだけあったか」

シャーロック・ホームズ

鏡の前に立ち、そこに映った自分を観察。

シャーロック・ホームズ

「”英国紳士”に恥じない出で立ちだ。
　名探偵に相応しい、威厳ある立ち姿だね」

シャーロック・ホームズ

服を整える。
何故かというと名探偵に相応しくないヒトデみたいな動きのせいで服がヨレヨレになっていたためです。

シャーロック・ホームズ

「さて」
くるりと身を翻して

シャーロック・ホームズ

くるりと身は玄関へ

シャーロック・ホームズ

「この借り部屋において、見るべきものは既に無い」

シャーロック・ホームズ

「何も出そろわない内のヘタな”推理”は、
　”真相”を遠ざける。先はそう言いました──」

シャーロック・ホームズ

「しかし！」
指を一本突き立て。

シャーロック・ホームズ

「今、ここに。全てのピースは出揃った。
　ボクはそう考えます」
空の玄関で、明朗に。

シャーロック・ホームズ

「ここに始めるとしましょう」

シャーロック・ホームズ

「シャーロック・ホームズの
　『論理と推理の実験劇場』を……！」

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

「真っ先に考えるべきものは何か？」

シャーロック・ホームズ

「それは、《玄関の板》と《寝室のメモ》なのです！」

シャーロック・ホームズ

「直接的に謎かけを仕掛けた《板》。
　そして板と同じく、”からまり”という語を使った《メモ》」

シャーロック・ホームズ

「この《メモ》こそが紛れもなくボクのなすべきことを示している！」

シャーロック・ホームズ

「では、成すべきこととは何か……？」

シャーロック・ホームズ

「それは当然！
　《自分の首を切る》ことだったのです！」

シャーロック・ホームズ

「まあ。これはメモに書かれていますからね。
　当然のことです」

シャーロック・ホームズ

「では、ここで疑問が生まれます。
　そのものを切るべき、《メモ》に記された”それ”とは何か……？」

シャーロック・ホームズ

「これも、《メモ》に記された内容を推理すれば理解できる。
　”切断”に用いるべき”それ”とは。《金色のハサミ》に他ならない！」

シャーロック・ホームズ

「注目するべきは”害を知る者”という一文でしょう」

シャーロック・ホームズ

パチリと指を鳴らし、示す先は寝室。

シャーロック・ホームズ

「クローゼットに詰め込まれていた、彼。
　その腹部には、刺殺の跡がありました」

シャーロック・ホームズ

「そして……ボクの持つ《金色のハサミ》。
　それにも、まるで凶器に用いられたかのような。
　強く握りしめた跡があるのです」

シャーロック・ホームズ

「そう、寝室の”凶行”を知る《金色のハサミ》。
　それこそが”害を知る者”に他ならないのです！」

シャーロック・ホームズ

「故に、ここに動かざる結論が一つ」

シャーロック・ホームズ

「ボクが行うべきは、《金色のハサミ》にて《自分の首を切る》こと！
　そうしてボクの人生と言う”からまり”をヨウシャなくバッサリ切断してしまうことだったのですよ！」

シャーロック・ホームズ

──結論。《金色のハサミ》で《自分の首を切る》。

シャーロック・ホームズ

「……”名探偵”とは。かくも絡まりに絡まった因果の持ち主なのですよ」
帽子を目深に被り。
物悲しく、呟く。

シャーロック・ホームズ

「アイリス、君もそう思うだろ？」
推理の反応が無くて寂しいので脳内の相棒に話しかけ始めた。

シャーロック・ホームズ

「ふむふむ。
　”自分の首を切ったらそれはどこからでも脱出できると思うの”……と」

シャーロック・ホームズ

「”むしろこの世から脱出してしまうの”……と」

シャーロック・ホームズ

「一理ある」
深く頷く。

シャーロック・ホームズ

「解剖学的に考えて。
　首をハサミでかっさばいたら、死ぬ」

シャーロック・ホームズ

解剖学的に考えるまでもなくそうであった。

シャーロック・ホームズ

「では、どうするべきか？」

シャーロック・ホームズ

「そう、ボクのただいま導き出した推理に幾つかの誤謬があった──
　それをひとまず認め」

シャーロック・ホームズ

「ボクの辿った”論理”が決定的にズレてしまった一線。
　歩んだ”推理”を巻き戻り、もう一度考えてみるとしよう」

シャーロック・ホームズ

「では──一人悲しく。
　ここに再び、始めるとしましょう」

シャーロック・ホームズ

「シャーロック・ホームズの
　『論理と推理の実験劇場』を……！」

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

「真っ先に考えるべきものは何か？」

シャーロック・ホームズ

「それは、《玄関の板》と《寝室のメモ》なのです！」

シャーロック・ホームズ

「直接的に謎かけを仕掛けた《板》。
　そして板と同じく、”からまり”という語を使った《メモ》」

シャーロック・ホームズ

「この《メモ》こそが紛れもなくボクのなすべきことを示している！」

シャーロック・ホームズ

「では、成すべきこととは何か……？」

シャーロック・ホームズ

「それは当然！」

シャーロック・ホームズ

あのメモには、不自然な空白があった。
まるで、そこに”あるべき文字”が損なわれているかのような──

シャーロック・ホームズ

ボクの首にあって、切るべきもの。
そんなものは一つしかない。

シャーロック・ホームズ

「《赤い糸を切る》ことだったのです！」

シャーロック・ホームズ

「《メモ》の不自然な空白。ボクの置かれた不可解な状況。
　二つを結びつける、その”糸”こそ」

シャーロック・ホームズ

「ボクの首に絡まった、この《赤い糸》なのです！」

シャーロック・ホームズ

「では、ここで疑問が生まれます。
　そのものを切るべき、《メモ》に記された”それ”とは何か……？」

シャーロック・ホームズ

「これも、《メモ》に記された内容を推理すれば理解できる」

シャーロック・ホームズ

聖なるもの。古くより魔除けに用いられ。
害を知るもの。毒に触れては特異な反応を見せ。
そして、”それ”はボクを差すべきものである。

シャーロック・ホームズ

「”切断”に用いるべき”それ”とは。《銀色のハサミ》に他ならない！」

シャーロック・ホームズ

「注目するべきは”男を差す”という一文でしょう」

シャーロック・ホームズ

パチリと指を鳴らし、示す先は寝室。

シャーロック・ホームズ

「クローゼットに詰め込まれていた、彼。
　その腹部には、刺殺の跡がありました」

シャーロック・ホームズ

「そして……ボクの持つ《金色のハサミ》。
　それにも、まるで凶器に用いられたかのような。
　強く握りしめた跡があるのです」

シャーロック・ホームズ

「そう、寝室の”凶行”を知る《金色のハサミ》。
　それこそが”害を生む者”に他ならないのです！」

シャーロック・ホームズ

「そして、その黄金の輝きは何よりも”俗なるもの”であり。
　動くことなく。”男を差していた”、凶刃そのものなのです！」

シャーロック・ホームズ

「故に、ここに動かざる結論が一つ」

シャーロック・ホームズ

「ボクが行うべきは、《銀色のハサミ》にて《赤い糸を切る》こと！
　そうしてボクの首を絞めつける、”赤い糸”という”からまり”をヨウシャなくバッサリ切断してしまうことだったのですよ！」

シャーロック・ホームズ

──結論。《銀色のハサミ》で《赤い糸を切る》。

シャーロック・ホームズ

「以上。シャーロック・ホームズの”名推理”でした」

シャーロック・ホームズ

「この事件に絡まった思惑は。
　これだけではないだろうが」

シャーロック・ホームズ

「ボクに絡んだ分を切るなら、それだけで十分なのです」

シャーロック・ホームズ

「”縁切り”の喫茶店──運命の”赤い糸”を断ち切るには、まさしく。
　ピッタリ似合ったシチュエーションと言えるでしょう」

シャーロック・ホームズ

懐から、《銀色のハサミ》を手に取る。

シャーロック・ホームズ

もちろん

シャーロック・ホームズ

「この、蝶は……」
寝室の光景を想起する。

シャーロック・ホームズ

「──！
　安物のビオラよりひどい音だ──！」

シャーロック・ホームズ

ccb<=65 (1D100<=65) ＞ 32 ＞ 成功

シャーロック・ホームズ

「また、不愉快な音か……！」
耳を抑える。

シャーロック・ホームズ

この事件の背景はありふれたものだが。
しかし、やはりありふれた悲劇こそ、切実に当事者の運命をネジまげ、絡まらせるものなのだろう。

シャーロック・ホームズ

もっとも、それに巻き込まれるのはゴメンだ。

シャーロック・ホームズ

悲劇の後に現れるのが探偵なのでね。
糸に絡まるのは、蝶だけだ。

シャーロック・ホームズ

──帰らせてもらおう。一人で、ね。

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

ガバリと起き上がる。

シャーロック・ホームズ

勢い余ってイスがグラっと。

シャーロック・ホームズ

ガラッ！　ガラガラドシャーン！　ベコッ！

シャーロック・ホームズ

「うおおおおおおおおおお……ッ」

シャーロック・ホームズ

”糸”の次は”椅子”と絡まって目が覚めてしまった。

シャーロック・ホームズ

「いや、すまない。悪いユメを見ていてね。
　……情けないが、手を貸してもらいます」

シャーロック・ホームズ

手を借りて起き上がり、ホコリを払う。

シャーロック・ホームズ

「いや、失礼。ココア……注文したでしょうか。覚えがないのですが」
イスに座りなおす。

シャーロック・ホームズ

「”迷惑料”……ですか」
好奇心に少し上ずった声で。

シャーロック・ホームズ

「ふむ……」
我が物顔でココアに口を付ける。

シャーロック・ホームズ

「”彼女”。それは……どうやら、事情をお知りのようだ。
　ボクが先ほどまで見ていた、夢の？」

シャーロック・ホームズ

「……なるほど」

シャーロック・ホームズ

「一つ、オカシク思っていたのですよ。
　この喫茶、大変な人気があるようなのに、その”ご利益”はあまりにも後ろ向きだった」

シャーロック・ホームズ

「縁切り。この喫茶店は、悪いモノと手を切るために手を貸してくれるものだったと」

シャーロック・ホームズ

話を聞き、深く、頷く。

シャーロック・ホームズ

「……恐ろしいものです。人の情念というものは……」

シャーロック・ホームズ

「彼女も、”女装同好会”などに傾倒しなければ。
　あるいは、只人として生きられたかもしれないというのに……」

シャーロック・ホームズ

嘆かわしい顔を浮かべ、目深に帽子を下す。

シャーロック・ホームズ

「いいえ、何も言わないでください。
　ボクには真相が分かっているのですよ」

シャーロック・ホームズ

「今回の事件。
　自らの性《ジェンダー》に悩んだ一人の男……いえ。
　淑女が引き起こした、悲しき惨劇だったのでしょう」

シャーロック・ホームズ

「ええ、ええ」
訳知り顔で頷く。

シャーロック・ホームズ

「悲劇の一幕は終わりました。
　これ以上、口に乗せる必要はないでしょう」
ココアの最後の一口をずず、と啜る。

シャーロック・ホームズ

「”名推理”に相応しい、素敵な一杯をありがとうございます。店長さん」
空のカップを置く。

シャーロック・ホームズ

「ええ。見かけたら、また寄らせていただきます。
　と、言いましても……」
首を振りながら、席を立つ。

シャーロック・ホームズ

店の入り口の方まで歩いて行って、背を向けながら。

シャーロック・ホームズ

「ボクは”名探偵”ですので。
　ちょっとした悪霊や死神の一匹や二匹、憑いていた方がツゴウがいいのですよ」

シャーロック・ホームズ

「大探偵、シャーロック・ホームズ。
　ヒイキにさせてもらいますよ、美味しいお茶を出す喫茶店としてね」

シャーロック・ホームズ

振り返って一礼。

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

5月14日　某時刻
シャーロック・ホームズの部屋

シャーロック・ホームズ

朝食のテーブルで、朝刊を広げている。
視界一杯の紙面に書かれているのは、”ありふれた事件”だ。

シャーロック・ホームズ

紙面の向こうに声をかける。

シャーロック・ホームズ

「──そうそう」

シャーロック・ホームズ

「実は、こんな事件があったものでね」
首に絡まる赤い糸。
金色のハサミ。
赤い蝶々。
クローゼットの死体。
謎かけする玄関口──

シャーロック・ホームズ

訥々と、不可思議にしか思えない事件を。
独り言のように語る。

シャーロック・ホームズ

「夢じゃあないさ」
パサリと新聞を投げつける。

シャーロック・ホームズ

「新作の原稿には、ちょうどいいんじゃないかな？
　……アイリス」

シャーロック・ホームズ

小さな相棒は、広い新聞紙に包まれて文句を言いながらもがいている。

シャーロック・ホームズ

「ああ、そうだ。今回の題名はボクに決めさせておくれよ」

シャーロック・ホームズ

「実は、一つばかり良いフレーズを思いついたので。
　使ってくれなきゃ……拗ねる！」
ビシィと。

シャーロック・ホームズ

「ああ、焦らしたつもりはないんだが。
　そう。自信があるから、しっかりと聞いておくれよ
　今回の事件、題して……」

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

Revenge of butterflies
　　蝶々の復讐

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

シャーロック・ホームズ

宴だァ～～～！！！

シャーロック・ホームズ

2～3人用で2～3時間のシナリオを1人で4時間近くに引き延ばせるとは思わなかった。（Thanks）

シャーロック・ホームズ

ハッハッハ

シャーロック・ホームズ

うわ！ありがとう！

シャーロック・ホームズ

ボクはツッコミどころの多いことをするとついつい次々とやってしまうので時間が伸びてしまう

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

真面目枠の人の胃にも限界があるんだぞ！

シャーロック・ホームズ

ボクが言えたギリではないのだが

シャーロック・ホームズ

なんの反動なんだァ～～～～～～！！！！？？？

シャーロック・ホームズ

ふざけたくなるのは間違いなくそう

シャーロック・ホームズ

ボクもソロですらふざけ倒す魂の持ち主

シャーロック・ホームズ

ちょっと待てよ何したんだよ……

シャーロック・ホームズ

何やってんだお前ェ！！

シャーロック・ホームズ

まあ…………

シャーロック・ホームズ

たまにそういうことはある
PCが全員進行できないという状況が……

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

聖者かな？

シャーロック・ホームズ

好き勝手やらせてもらって楽しかった（Thanks.）
探索も親切に教えてもらったしね…

シャーロック・ホームズ

ボクは常々、消極的に行動しすぎて上手く進行できないことがあるので……

シャーロック・ホームズ

今回はソロということもあって、積極的に切ろうしてみたのですが

シャーロック・ホームズ

失敗だったようですね！！

シャーロック・ホームズ

最初にメモを見た時点である程度アタリはついていましたね

シャーロック・ホームズ

まあ。シナリオ的にメモ以外でアタリが付かないとも言います

シャーロック・ホームズ

シナリオの背景も推理してもよかったのですが、進行に使わないのでオミットしちゃいましたね

シャーロック・ホームズ

時間かかっちゃいますし

シャーロック・ホームズ

来ましたか　毒入りスープにいるけど全然姿出てこない人

シャーロック・ホームズ

へ～！

シャーロック・ホームズ

とりあえず今回は推理が外れていなかったみたいで何よりです

シャーロック・ホームズ

しかし…すべての証拠がそれを指しているのですから…

シャーロック・ホームズ

へ～！
でも男の方がある種、面白かったのでよかったです

シャーロック・ホームズ

良くわからないやつ…？

シャーロック・ホームズ

女装か！

シャーロック・ホームズ

たまに見る時点でもはや見過ぎと言い換えてもいいくらいだと思うのですよ

シャーロック・ホームズ

サタスペはジェンダーフリーらしいですからね

シャーロック・ホームズ

男キャラで行くと医者にかかる際に襲われるらしいですね
男に

シャーロック・ホームズ

それを聞いてボクはサタスペだけには男キャラを持ち込むまい…と固く決意したものです

シャーロック・ホームズ

女キャラでもひどい目に合うのですか…………

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

とんだ魔郷ですね

シャーロック・ホームズ

へ～！

シャーロック・ホームズ

面白いシステムと天秤にかけられるのが乱暴の危機ってヒドくないですか？

シャーロック・ホームズ

これはもう、悪質な脅迫だッ！

シャーロック・ホームズ

でもボク、今回の卓で100ファン出しましたよ

シャーロック・ホームズ

…(意味深に無言)

シャーロック・ホームズ

コワ～～～

シャーロック・ホームズ

地獄みたいで面白そうですね

シャーロック・ホームズ

こわいですね

シャーロック・ホームズ

そういえば、聞いたことがありますよ
サタスペでは自分から狂人のように振舞うことでシステム的に強くなれるという煉獄みたいなシステムがあると

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

こわいとは言ったけど今回のボクも大概キジルジだったので何も言えないな……

シャーロック・ホームズ

RPで結果変わるのは面白いシステムですねえ

シャーロック・ホームズ

なったんですか？

シャーロック・ホームズ

ええ……

シャーロック・ホームズ

真正じゃないですか

シャーロック・ホームズ

「オレのナイフの錆びにしてやるぜェ～～～！！！」とか言ってたんでしょうか……

シャーロック・ホームズ

殺し屋になりたいなら「我が短刀の露と消えよ」に言い換えた方がよさそうですね

シャーロック・ホームズ

うわ！ありがとうございます！

シャーロック・ホームズ

狂人がツヨいのリアルで嫌ですね

シャーロック・ホームズ

バカにハサミは持たせるな……

シャーロック・ホームズ

根本的な理論は同じなんですけどね

シャーロック・ホームズ

「危ないから強いよ」と「危ないからやめよう」ですからね…

シャーロック・ホームズ

お褒めに預かり光栄です

シャーロック・ホームズ

まあ、言い方を変えると、「クソ面倒くさいヤツ」なのですが……

シャーロック・ホームズ

アッハッハッハ……まあ、面倒じゃない探偵なんてこの世にいないわけですよ

シャーロック・ホームズ

コナンくんは人間的にはかなりまともですけど、展開の都合で半分アルミ巻いてる感じになることも多いですよね

シャーロック・ホームズ

外歩きたくないですよね

シャーロック・ホームズ

こんな街中にいられるか…！ボクは部屋に閉じこもらせてもらう！

シャーロック・ホームズ

巻き込まれ型の探偵は死神になるしかないですよね

シャーロック・ホームズ

自分から首を突っ込むタイプならまだマシなんですけど
その場合は変人のレッテルが張られてしまいます

シャーロック・ホームズ

あ～！確かに、それなら刑事タイプの探偵とかもですね

シャーロック・ホームズ

探偵が早すぎる…聞いたことが…

シャーロック・ホームズ

思い出した！
そうそう、フラワーステップって曲の元を調べたら名前が出てきたんでした

シャーロック・ホームズ

最初から犯人が分かる探偵と来て、事件が起きる前に解決する探偵までたどりついてしまいましたか……

シャーロック・ホームズ

良い曲ですよね、思わず調べてしまいましたよ

シャーロック・ホームズ

曲と言えば、あの、アレも好きなんですよね

シャーロック・ホームズ

名前が出てこない…………

シャーロック・ホームズ

Take me far awayでした

シャーロック・ホームズ

なんか何回も聞いていたらクセに…

シャーロック・ホームズ

一瞬で出てきたァ！

シャーロック・ホームズ

穏やかな中にも神々しさと爽やかさがあるというか……綺麗ですよね

シャーロック・ホームズ

へえ！

シャーロック・ホームズ

この曲を聴くたびに、瞼の裏側に白い花々が咲き乱れる思いです

シャーロック・ホームズ

良い選曲ですよね……
探索中の不安みたいなタイトルの曲も好きですよボクは

シャーロック・ホームズ

それはそれで、結構稀有ですよね

シャーロック・ホームズ

なんとなく偏見ですけど穏やかなBGMがストックに多いのってあんまりない気がします

シャーロック・ホームズ

まあ……

シャーロック・ホームズ

いや、おどろおどろしい場所で穏やかなBGM流れてたら怖くないですか？

シャーロック・ホームズ

分かります分かります

シャーロック・ホームズ

ﾄﾞｩｰﾝ……（重低音）みたいな曲は全然いいんですよ
ﾙｰﾙﾙｰ（平穏）な曲が流れてたら泣きますよボク

シャーロック・ホームズ

今回もフェイントかけてきてませんでした？

シャーロック・ホームズ

実をいうと死を覚悟して死にかけてました

シャーロック・ホームズ

本当に死にかけてたので一切反応ができなかったのですが…

シャーロック・ホームズ

カットイン鳴った瞬間、心臓が握りしめられたのでその目論見は見事達成されたと言えますね

シャーロック・ホームズ

演出凝っててスゴいなーと思っております

シャーロック・ホームズ

へ～！　＞BGM

シャーロック・ホームズ

ふむふむ

シャーロック・ホームズ

ドアベルがカラコロと涼やかな音を鳴らした。

シャーロック・ホームズ

！

シャーロック・ホームズ

はい。

シャーロック・ホームズ

その瞬間、空を切るような声がどこからか聞こえる。

シャーロック・ホームズ

ウワアアアアアアアアアアアア

シャーロック・ホームズ

へえ！

シャーロック・ホームズ

ウッ…！ウッ…！ウァッ…！！！

シャーロック・ホームズ

ヒイッ

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

まあ……そこは。すいません（Thanks.）

シャーロック・ホームズ

うわ！ありがとうございます！

シャーロック・ホームズ

原作だと、ボクが間違えたところを他の人が直してくれるのですが…
ソロだと、だれも、いないのです！

シャーロック・ホームズ

まあ窒息の運がある程度よかったですからね

シャーロック・ホームズ

そうですね

シャーロック・ホームズ

🎲🎲

シャーロック・ホームズ

極論、玄関と寝室だけ調べればクリアできるのですが、PLとしては全部調べないと気が気でないですものね

シャーロック・ホームズ

ありますねえ～～～

シャーロック・ホームズ

虚無部屋だったりもするのですがね

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

コンピュータゲームのトイレなら、個室たくさん並べてもいいのですけど
TRPGでやったら怒られますよね

シャーロック・ホームズ

まとめて
ゾッ！！！！！！！？？？？？
しても虚無ですもんね

シャーロック・ホームズ

でも、たまには。
そういう細かいところにまでリアクションするシナリオがあってもいいと思います

シャーロック・ホームズ

ボクは割と、調べたところに軽くコメントしていく感じの動きは好きなのでね

シャーロック・ホームズ

……(^^)

シャーロック・ホームズ

好きですけど時間は死ぬのです

シャーロック・ホームズ

サクサクっとコメントできればいいんですけどね～

シャーロック・ホームズ

華は一輪でも、探索は大輪にしないといけなさそうです

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

地獄の香りがします

シャーロック・ホームズ

ください

シャーロック・ホームズ

おわァアアアアアアアアア～～～～～～～～っっっっっ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！

シャーロック・ホームズ

これは、もう
ただの暴力ですね！

シャーロック・ホームズ

でもこういうシナリオで大人数でやったら楽しそうですよね

シャーロック・ホームズ

GMの体力……？

シャーロック・ホームズ

シャンパラか何かですか！？

シャーロック・ホームズ

まあ……ボクはタブ並行して進行するの好きなのでGMにはいっぱいごめんなさいするしかないのです

シャーロック・ホームズ

群像劇っぽくて好きなんですよね

シャーロック・ホームズ

それは面白いけどあんまり見ないですね

シャーロック・ホームズ

ええ……

シャーロック・ホームズ

何てシナリオですかそれ？

シャーロック・ホームズ

知らないシナリオだ……

シャーロック・ホームズ

なるほど～
横で関係深めるのは割とありがちですよね

シャーロック・ホームズ

そういう意味では結構見るな……

シャーロック・ホームズ

ボクにも経験がありますよ
横で淑女たちがイチャイチャしている中で冷血に探索し続けた経験が……

シャーロック・ホームズ

心の中に一握りの寂しさと……
それ以上の修羅のような意志が芽生えます

シャーロック・ホームズ

「このままではいつまでたっても卓が終わらない」という危機感が人を進行マシーンに変えるのです！

シャーロック・ホームズ

まあ正直なことを言いますと、ボクはどちらかと言うとね
人に進行を任せて横でRPしている側なのですけどね

シャーロック・ホームズ

アーッハッハッハ！！
まあ進行も時々しますけどね！

シャーロック・ホームズ

でもね、仕方ないんですよ
相手が上手いのが悪いんですよ

シャーロック・ホームズ

ついでに言うとボクはツッコミ所が多い動きしがちですので余計にね…

シャーロック・ホームズ

まあ。火傷するキャラ相性もありますよ

シャーロック・ホームズ

事故や火傷は確かに恐ろしいですが……
そうなってしまうキャラ同士もあるのです

シャーロック・ホームズ

むしろ地雷踏んで関係深める強進軍も多いですよね

シャーロック・ホームズ

「なんでそんなことが言えるのよ……！」
「だって……〇〇だもん！」
「認めなきゃ……いけないみたいね……」

シャーロック・ホームズ

こんな感じのドラマが！関係を深める！

シャーロック・ホームズ

何故か淑女の口調になりましたが、これをやるのが淑女しかいないから仕方ないです

シャーロック・ホームズ

パッション、そうパッションなのです

シャーロック・ホームズ

ああ……

シャーロック・ホームズ

確かに。あるかもしれませんね

シャーロック・ホームズ

よく考えると……男でRPする母数自体が少なめですね

シャーロック・ホームズ

……←意味深に無言

シャーロック・ホームズ

この反応だとボクがよく分からないPCを普段使いしているみたいになりそうだ

シャーロック・ホームズ

まあ。男のツンデレって、誰も得しませんからね

シャーロック・ホームズ

男のクーデレ…？

シャーロック・ホームズ

美味しい役回りじゃないですかー

シャーロック・ホームズ

ボクがクーデレって言われると、物静かな文学少女しか思い浮かばないのでダメです

シャーロック・ホームズ

お、いい趣味《センス》ですね

シャーロック・ホームズ

おや、そうだったのですか！

シャーロック・ホームズ

🌈

シャーロック・ホームズ

少し意外ですね

シャーロック・ホームズ

NPCのRPの傾向から考えて…
ニコニコ笑ってる感じの良いキャラを使ってそうだと思っていました

シャーロック・ホームズ

逆にコミュ障だからこそNPCっていう考え方もあります

シャーロック・ホームズ

コミュ障特有の受動性が、NPCなら許されますから

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

どこまでコミュ障なんですかァ～～～！？

シャーロック・ホームズ

こわい

シャーロック・ホームズ

コミュ障、お好きなんですか？

シャーロック・ホームズ

悲しいでしょう
気持ちはわかりますとも…ボクもレスポンス速度は死んでいますから

シャーロック・ホームズ

悲しいですね……

シャーロック・ホームズ

まあ…喋りたいなら喋っていいとも思うのですがね
ある意味。一人取り残されるのも、それはそれで和を欠いていると言えますし……

シャーロック・ホームズ

逆に考えましょう
皆、他の人に水を差しているだけなんです

シャーロック・ホームズ

水を差し合いまくった挙句にできる、大きな絵図が卓になるわけです

シャーロック・ホームズ

それはそうです
まあ……引くときには引くのも大事ですね

シャーロック・ホームズ

だから、押せるときに押すのも大事なのですが

シャーロック・ホームズ

そうですね……

シャーロック・ホームズ

スイッチはONのままでも、OFFのままでもよくないのですね

シャーロック・ホームズ

そうですね、それがまさしくスイッチをONにする感じです

シャーロック・ホームズ

今回のボクなら、喫茶店を見回すあたりは血反吐を吐いていましたが、探偵ならやるだろうと思ったのでやってました

シャーロック・ホームズ

いやあだって、役に立つ情報はまず出ないですし
「なにも」だったら無駄な手間ですし
もしGMが無理に情報出してくれたりしたら、割腹ものですし

シャーロック・ホームズ

そういう諸々の上で瀕死になるに足る強行でした

シャーロック・ホームズ

聖者でしょうか？

シャーロック・ホームズ

まあ”お手の物”と思っていただけたら、やった甲斐があったというものです
これが引けない線ですね

シャーロック・ホームズ

聖者の中の聖者でしょうか？

シャーロック・ホームズ

（もちろん引けない線だからと言って、周りに迷惑をかけるのもなんですが……）

シャーロック・ホームズ

うわ！ありがとうございます！

シャーロック・ホームズ

🚂＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

シャーロック・ホームズ

まあたまに……ボクは”なにも”なら逆に好き勝手やらせていただくこともありますが…………

シャーロック・ホームズ

今回なら例えば洗濯機を調べて「なにも」だったら女物の下着を発見して女装趣味に関してコメントしたりするのもアリでした

シャーロック・ホームズ

原作ネタは上手く出せたら楽しいところですね
他にPCがいるなら置いてけぼりにならない程度にするのも大事ですが

シャーロック・ホームズ

女装を否定してくれる根拠があればボクも考えましたが何一つありませんでしたしむしろ積極的に女装を補強してくれましたから……
ベッドの香水とかね

シャーロック・ホームズ

🌈

シャーロック・ホームズ

部屋で男の要素があったのは…
香水と靴ベラくらいでしたかね

シャーロック・ホームズ

ですね～

シャーロック・ホームズ

朝食の用意とか考えると、多分女が男を部屋に招いてた頃の記憶なのかな…？

シャーロック・ホームズ

「喫茶のメニューが男向け」
「周りに見えるのは女性だけ」
「この女性の正体は男」
「つまり喫茶店には女装趣味の男が集まっているのです！」
って最初の推理を引きずっただけですね

シャーロック・ホームズ

原作のボクも同じようなものだからいいのです

シャーロック・ホームズ

泡吹いて死んでる人を見たら石鹸食って死んだと思ってましたし

シャーロック・ホームズ

観察力だけは確かだけど推理が飛躍しているというのが作中での評価です

シャーロック・ホームズ

要素だけは拾ってるし、結論の雰囲気もあってるんですけど辿る道が明後日なんですね

シャーロック・ホームズ

ソロ用のキャラじゃなかったな、と反省しております

シャーロック・ホームズ

うわ！ありがとうございます！
……と言ってもボク、PLバレが恥ずかしいのであんまり同じキャラ使わないんですけどね

シャーロック・ホームズ

バレても恥ずかしい行いをしていると確信していないとバレなんてできませんからねえ……

シャーロック・ホームズ

例えばボクがボクだとバレたら、2人用で3時間のシナリオにソロで挑んで3時間30分まで長引かせたIQ28って言うレッテルが張られてしまうのですよ

シャーロック・ホームズ

うわ！ありがとうございます！

シャーロック・ホームズ

GMのバレは……まあ、やめておきましょう
この名探偵の推理を披露するのは、ね……

シャーロック・ホームズ

！

シャーロック・ホームズ

？

シャーロック・ホームズ

？？？

シャーロック・ホームズ

うわ？ありがとうございます？

シャーロック・ホームズ

いやあ……なんとなく、部屋が明るくなってきていた気はしていたのですよ

シャーロック・ホームズ

長々と突き合わせてしまい、申し訳ありません

シャーロック・ホームズ

楽しかったですね、うっかり3時間喋り通してしまうくらいには……

シャーロック・ホームズ

フシギ！

シャーロック・ホームズ

それでは、お疲れ様です。
またいずれ、別の事件でお会いしましょう！また！

シャーロック・ホームズ

あ、無理を言って卓を建てていただいたことに改めてありがとうございます！
それでは！