[メイン2] 天江衣 : そのまま無人のトイレへさやかを連れ込む

[メイン2] 美樹さやか : 「わわっ…っと、ありがと」

[メイン2] 美樹さやか : 狭い密室だけどそんなこと気にしている時ではなく

[メイン2] 天江衣 : 「………うむ、やはり、か」

[メイン2] 天江衣 : 「………さやかよ、支配者から行き届いたあの情報、覚えているか?」

[メイン2] 美樹さやか : 「……?」

[メイン2] 天江衣 : 「"近頃、婦女子を拉致した挙句に裸へ剥く変質者が現れている 逮捕はいらんが……ぶちのめしておけ"」

[メイン2] 天江衣 : 一字一句、違えずスラスラと

[メイン2] 美樹さやか : 「おお、流石…覚えてたね」
賞賛の声を

[メイン2] 天江衣 : 「………そして、もう1つ」
人差し指を立てる

[メイン2] 美樹さやか : 「……うん」

[メイン2] 美樹さやか : ごくりと唾を飲む

[メイン2] 天江衣 : 「……あの画家だ」

[メイン2] 天江衣 : 「何やらモデルを必要としている様子……であったな」

[メイン2] 美樹さやか : 「………それが、なんだけどね」

[メイン2] 美樹さやか : 「なんとなーく、絵をスラスラと見てたら…あったよ」

[メイン2] 天江衣 : 「………!!」

[メイン2] 美樹さやか : 「ゴーヤに似てる絵」

[メイン2] 天江衣 : 「………そう、か」

[メイン2] 天江衣 : 「……衣はな、ゴーヤが確かに、あの画家のいる場所へと向かったのが分かった」

[メイン2] 天江衣 : 「だが、いなかった……」

[メイン2] 美樹さやか : 「んで…怪しい所もあった」

[メイン2] 天江衣 : 「……うむ」

[メイン2] 美樹さやか : 「隠し部屋、もちろんそのままいったらバレるだろうけどね」

[メイン2] 天江衣 : 「…………」

[メイン2] 天江衣 : 「あの画家を騙す必要がある、そういうわけだな……?」

[メイン2] 美樹さやか : 「なんなりとねー」

[メイン2] 天江衣 : 「……どうする、あの3人にも伝えるべきか?」

[メイン2] 天江衣 : 「……正直、これはリスクがある」

[メイン2] 美樹さやか : 「…そうだね、このまま突っ込むのは無策だし」

[メイン2] 天江衣 : 「………支配者に画家が犯人であるということを告げるにも……"証拠"が無い」

[メイン2] 天江衣 : 「困ったな……」

[メイン2] 美樹さやか : 「……だけど黒に近いグレーなんだからさ」

[メイン2] 美樹さやか : 「秘密の部屋…あそこを覗けば何かわかるかもしれない
んで、友だちのゴーヤが困ってるかもしれない」

[メイン2] 天江衣 : 「………ううむ」

[メイン2] 天江衣 : 「そこがまた、リスクだ」

[メイン2] 美樹さやか : 「それなら……行ってみるしかない!」

[メイン2] 天江衣 : 「……さやかよ、これはだな」

[メイン2] 天江衣 : 「上司に対する反逆行為にもなり得るのだぞ?」

[メイン2] 天江衣 : 「失敗に終われば、衣達はどうなると思う」

[メイン2] 美樹さやか : 「…多少の危険は知ってるさ」

[メイン2] 美樹さやか : 「もし違かったら……謝るよ」
「それに衣は怖いなら無理しなくてもいい」

[メイン2] 天江衣 : 「な、に、を~~~!!」

[メイン2] 天江衣 : 「衣が怖いだと!?」

[メイン2] 美樹さやか : 「へへ……なんてね」

[メイン2] 天江衣 : 「悪事をこのような場所で見過ごせるはずが無かろう!!」

[メイン2] 天江衣 : 「何より……さやか、お前だけに全てを託すのは心許ないだろ!」

[メイン2] 美樹さやか : 「……正直、衣は巻き込みたくないけど…着いてきてくれる?」
ギュッと手を握りしめて

[メイン2] 天江衣 : 「衣が共犯者となろう!侵入罪を被ることとなっても構わん!」

[メイン2] 天江衣 : さやかの手を握り返し

[メイン2] 天江衣 : 「ああ!衣はさやかのトモダチだからな!」

[メイン2] 美樹さやか : 「うん、友だちだよ…大事な大事なね!」

[メイン2] 美樹さやか : 「それに…友だちを助けられなくて…何が魔法少女ってもんですか!」
意気揚々とした感じで

[メイン2] 天江衣 : 「……はっはっは、能天気な少女よ!」
さやかの鼻を摘み

[メイン2] 美樹さやか : 「むぎゅっ……このう、足がぷるぷるしながら背伸びしてるのがわかってるぞ」

[メイン2] 天江衣 : 「う、五月蠅い!とにかく……もう方針は定まったな」

[メイン2] 天江衣 : 「行くぞ、さやか」

[メイン2] 美樹さやか : 「ん、おっけ!
2人で長い間トイレにいたら色々と誤解されるから…早いとこでよっか」

[メイン2] 天江衣 :  

[メイン2] 海底都市の画家 : 「…………」

[メイン2] 美樹さやか : 「あ~っと…トイレは何処かなあっと……」
「おおっとこれはこんちわ!」
隠れていたのがバレたので素直に出てくる

[メイン2] 海底都市の画家 : 「………えーっと、なんの御用ですか?」

[メイン2] わてり : 「あっ、画家さんさっきぶりです」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「はい……お二人とも、何か御用ですか?」

[メイン2] 美樹さやか : 「えっとですね~…お仕事は一旦一息ついたので個人的にお話をばと思って…」

[メイン2] わてり : 「いやあ実は画家の貴方に少し見てもらいたいものが…」
デュエマのデッキのカードを見せる

[メイン2] 美樹さやか : 「!」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「こ、れは……なかなか綺麗ですねぇ」

[メイン2] わてり : 「そう!綺麗でしょう!」

[メイン2] わてり : 「三好載克や山本章史!佐藤正徳などの多数のイラストレーターが手掛けるカードの世界!」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「知らないですね…」

[メイン2] 美樹さやか : 「すんげぇ~~~~~!!」
よくわからんけど取りあえず同調しておく

[メイン2] わてり : 「これはもう芸術の一種ととらえてもいいでしょう!」

[メイン2] わてり : 「ですが!」

[メイン2] わてり : 「正直私はデュエマには詳しくなァい!」

[メイン2] 美樹さやか : 「ええ……」

[メイン2] わてり : 「どっちかっていうとMTG派です」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「……へ、へー」

[メイン2] 美樹さやか : 「あたしはバトスピ」

[メイン2] わてり : 「そうMTGといえば最近心打たれたカードがですね」

[メイン2] わてり : 「これを見てみろよお前!」

[メイン2] 美樹さやか : 「!」

[メイン2] SecretLair 印鑑サイクル :  

[メイン2] 美樹さやか : 「おおっとわてり…これは?」

[メイン2] わてり : 「見てくださいこのMOXと同じようなタッチで描かれた印鑑サイクルを…」

[メイン2] 海底都市の画家 : 1d10 ゴッホの興味 (1D10) > 10

[メイン2] わてり : 「ふつくしい…」

[メイン2] 海底都市の画家 : ジャンルも知らない作ですが、語りに耳を向けています

[メイン2] 美樹さやか : (一応興味は持ってくれてんのね…)

[メイン2] わてり : 「しかもテキスト欄もいいですね、無駄な事が一切書いてありません」

[メイン2] 美樹さやか : 「あ、つーかカードゲームならさ」

[メイン2] わてり : 「?」

[メイン2] 美樹さやか : 「デッキ二つあれば二人で出来るんじゃない?」

[メイン2] わてり : 「!」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「ああ、ではお二人でどうぞ……ゴッホにはお仕事が……」

[メイン2] 美樹さやか : 「…むう、というか本題はこれではなーく!」

[メイン2] 美樹さやか : 「画家さん、そのお仕事に必要なモノ…ありますよね?」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「……!」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「はい、はい、はい!近頃はいろいろな道具があり、案外デジタルも……と思い悩む日もありますが、やはりゴッホは筆が良いと思うのです、手に馴染んでいるのもありますが、なによりも合うものを使うべきだと思うのですよ」

[メイン2] 美樹さやか : (うわお…めっちゃ喋る)
「いやあ、ついさっきちらっと見ただけですけど…いい絵だと思ってまして」

[メイン2] 美樹さやか : 「なるほどなるほど……!そんなこだわりがあってあの絵たちは完成してるんですか…!」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「ええ、モチーフこそありますが、確実に仕上げているのはこのワタシですから、完成された部分こそ様々なものに様々な形であり、完璧な形を見出すことは難しいですから、その分工夫の甲斐もありうれしい悲鳴と言えるでしょうね」

[メイン2] わてり : 「なるほど、つまり芸術は不確定な物…?」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「そうであり、そうでないです。結局の話、芸術なんて受け取る人がいないと落書きとかと対して変わりはありませんから……だから受け止めてくれる人がいないと真剣に辛くて死にたくなります」

[メイン2] わてり : 「あ~それは分かります」
「誰も相手にしない事なんてやってられませんもんね」

[メイン2] 美樹さやか : 「死ぬだなんてそんな縁起でもない…
あたしは詳しくはわからないけどいい絵だと思いますし」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「は、はい。自分でもそう思っています、まるで生命を閉じ込めたような素敵な作品でしょう!?絵の中に生命を見出す余地があるんじゃない、生命の中に絵を見出せる、物事を反対にしてしまうほどに綺麗な絵だと思っています」

[メイン2] 美樹さやか : 「まるで”生きている”くらい躍動感があるというか……それこそ画家さんが言ってくださったように生命が宿っているような絵ですねえ」

[メイン2] わてり : 「生きた絵ですか…成程…」

[メイン2] 海底都市の画家 : 「ハイ、ハイ、ハイィィ!!事実生命が宿った絵は美しい、けれど、やっぱり宿ると言う言葉のとおりに、最初から絵に持たせることは難しいのです、絵とは即ち積み重ねですから、万物に通じることでもあるけれど、少し見逃してくださいね。最初から命を持った絵、それを作成する事はどんな技法を持ってしても難しいのです」

[メイン2] 美樹さやか : 「ふむふむ……出来上がった後に命が宿るって感じですかね」

[メイン2] GM : ゴッホが反応も待たず、次の語りを行おうとした瞬間────

[メイン2] GM : どこまでも膨れ上がるような爆音が、この部屋に襲いかかった

[メイン2] わてり : 「!?」

[メイン2] 美樹さやか : 「!?」

[メイン2] 美樹さやか : いや、これは……多分シャロンの爆発!?

[メイン2] 海底都市の画家 : 「──────ッ!?!?!?!?!」

[メイン2] 美樹さやか : 「っぐ……うっさ、マジかっ…!?」

[メイン2] わてり :  

[メイン2] ??? : 「起きてわてりちゃん!」

[メイン2] わてり : 「う…ううん…?ここは…?」

[メイン2] アリス・カータレット : 「やっと目覚めた!おはようわてりちゃん!」

[メイン2] わてり : 「…」

[メイン2] わてり : 「え!?誰!?」

[メイン2] アリス・カータレット : 「何を寝ぼけてるんですか!さあ帰りますよ私達の時代へ!」

[メイン2] わてり : 「え…いやあの…」
「何言って…」

[メイン2] アリス・カータレット : CCB<=90 デロリアン (1D100<=90) > 92 > 失敗

[メイン2] アリス・カータレット : 「あ」

[メイン2] わてり : 「オワァアアア~~~!!」

[メイン2] アリス・カータレット : 突然来た少女に失敗に終わるタイムスリップ!果たして彼らの運命に待ち受けるものは!?

[メイン2] アリス・カータレット : 続く!

[メイン2] GM : ※続きません

[メイン2] シャロン・ナイトレイ :  

[メイン2] シャロン・ナイトレイ : 「今回の事件も…手懸かりにならなかったよ…」
物陰にて、ペンダントの中の写真に呟く

[メイン2] シャロン・ナイトレイ : 2年前、妹は海底の化け物に食い殺された
仇はまだ討てていない

[メイン2] シャロン・ナイトレイ : 「お姉ちゃんが絶対に仇を取るから…待っててね」

[メイン2] シャロン・ナイトレイ : それだけ告げると、ペンダントをしまい、歩き始めた

[メイン2] シャロン・ナイトレイ :  

[メイン2] シャロン・ナイトレイ : ──絶望、100%
海底パニックノベル「絶深海のソラリス」既刊2巻
未完ですがキリのいいところで終わってます
ぜひ読んでください