喫茶(レイアサ)整形

喫茶(レイアサ)整形

GM
先仮
ジャック来い
GM
12人いるんだからあと1人くらいいけるだろアホンダラアホンダラアホンダラ
YがGMPCやればいいんじゃない?☆
GM
“早仮”のジャック
またせた
先仮
来たか ジャック
GM
嬉しいだろ嬉しいだろ嬉しいだろ
先仮
キャラを決めるか…♠︎
“早仮”のジャック
百合卓に使えそうなのなんかあったかな…
レイア
こちらは地味に決めておいた お前の方もゆっくりと派手に決めるといい
GM
来たか、シンハラ
レイア
派手に登場だ
GM
まあ時間とか決めたりしないからゆっくりキャラを選んでくれ^^
レイア
ああ、こちらにも余裕はある
レイア
地味に暇というワケダ
GM
じゃなきゃ年末にシャンカーとTRPGやるわけないもんなー
なー
レイア
フッ
アサギ
他に良さげなのなかったから私かなー
GM
来たか、ヒロイン
レイア
レイア
派手な登場だな
アサギ
正直私のRPとか不安しかないけど
よく考えたら日本一も私のことは何も考えずに動かしてそうだからいいかな…
GM
同棲してるかとか面識はあるかとか決めるとやりやすいことを教える
レイア
こちらから指定はない、地味だがな
アサギ
私もまあいいかな
レイア
では初対面か
GM
お互いのキャラクターがどういう性格なのかとか聞いておくと話しやすかったりするかもな、ルフィ
レイア
ふむ…
レイア
私はオートスコアラーと呼ばれる自動人形……日本風に言ってカラクリだな
アサギ
わからない…私は私について何も知らない…
レイア
えぇ…
GM
悲しいだろ
アサギ
多分日本一公式もあんまりよくわかってない
レイア
…大変だな
アサギ
声も性格も作品ごとに変わるの!
狂ってる!
レイア
派手すぎる
アサギ
主人公になりたいってのは一貫してたはずだけどなんか結構前に主人公になったらしいしもう意味わかんねんああああああああああ
レイア
卓で絡むと考えても、話すべき設定は殆どない
地味とか派手とか気にする程度だな
レイア
……もしや、派手過ぎなカオスキャラが相手なのでは?
アサギ
多分そう/部分的にそう
GM
準備できたらOCLO
レイア
教えよう
レイア
まあいい、正直に言えばこちらも地味に設定盛り過ぎではある
アサギ
教えるよ
GM
出航だァあああ〜〜〜!!!
レイア
派手に出航
GM
GM
GM
いつも通りの日常を過ごしていたあなたたちの元に、一通の手紙が届きます。
アサギ
……スッ
アサギ
チャキ……
GM
それは白く、厚手の、柔らかさを感じる紙で出来た封筒です、百合の模様の封蝋がされています。
GM
新雪のように真っ白なそれにはそれぞれの住所のみが書かれており、他には何も書いていません。
レイア
「ふむ……マスターへの物ではないらしい、が」
アサギ
アアアアアアアア……
レイア
「こうも怪しいと地味に好奇心がそそられるな」
GM
封筒を開けると、可愛らしい文字で描かれた、ほのかに甘い香りのする招待状が入っていました。
アサギ
コトン パタリ
レイア
スッと招待状だけ取り出すと目を通す
アサギ
スッ…ドロォ
GM
招待状には「喫茶White Lily 白百合のアフタヌーンティーにご予約頂き、誠にありがとうございます」と書かれていました。
アサギ
「……けほ、けほ」
GM
招待状の下の方には日時が記されており、それはもう数分後に迫っているようです。
レイア
「……地味に窮地」
アサギ
「あ、お手紙」
レイア
「派手に赴くとしようか…」
GM
そしてその時刻が訪れると
2人は突然眠気に襲われます。
アサギ
「そういや、予約してたんだっけ」
アサギ
「……いか、なきゃ……?」
レイア
「──なっ……ん…」ドサッ
GM
2人は静かに、寝息を立て始めます
GM
 
GM
 
GM
2人は、頬を撫でる風と、香ばしい香りで目を覚まします
GM
そこは、百合で飾られた、小さなお店の一角でした。おしゃれな木のテーブルに、クロスが敷かれて、それと同じ拵えの白いウッドチェアに、クッションが敷かれていて、二人はそこに腰掛けてうたた寝をしていたようです。
レイア
「………地味に、というか。完全に拉致では?」
イメージ画像
さっきまでの私
アサギ
「……おはよぉ、ございます」
GM
外は静かな街の模様が見えて、街中には穏やかな時が流れていて、ある種現実離れして見えます。幸せな夢でも見ているのだろうか、そんな夢心地のあなた方は、微かに軋む床の木と、軽い足音に目をやります。
レイア
自殺しようとしている!?
レイア
「……地味に主犯の登場か」
GM
心臓破裂以外での死は認められていないことを教える
ユージン
「こんにちは。レイア様、アサギ様」
アサギ
「あ、どうもご丁寧に」
ユージン
「この度は喫茶ホワイトリリィへご来店いただき、誠にありがとうございます」
レイア
零式防衛術を贔屓しているのか?
ユージン
「本日は、心ゆくまで紅茶とお菓子をお楽しみくださいませ」
レイア
「……ありがたい話だが、あの招待状はどんな仕組みなのか」
ユージン
「なお、おふたりに安らかなひと時を過ごしていただくため、私ユージンが給仕を勤めさせて頂きます。短い間ではございますが、何卒よろしくお願い致します」
アサギ
「あ、はい、どうも」
ユージン
「招待状につきましてはご返答致しかねます、うちの店長発案ですので」
ユージン
「では、こちらがメニューになります」
レイア
「……地味に承諾、下手に問い詰めても無駄だろうし」
GM
店員は2人に茶色の革で装丁されたメニューを差し出してきます
GM
「TEA MENU
 Darjeeling
 Earl Grey
 Assam
 Ceylon Kandy」
GM
「TEA MENU
 Darjeeling
 Earl Grey
 Assam
 Ceylon Kandy」
アサギ
「……なんだか、こういうのお洒落」
ユージン
「あ、本日のお代は結構です。レイア様とアサギ様がご交友を深めていただければ幸いですので」
レイア
「ふむ」
レイア
「気に留めていなかったが……地味に相席だな」
GM
軽食
生ハムとクリームチーズのミニジャボン・フロマージュ
燻製肉とアボカドのブルスケッタ
卵と挽肉のクロワッサンサンド
グレープのスコーン
チョコのスコーン
ストロベリーのスコーン
ザクロのタルト
リンゴのタルト
イチジクのタルト
ショートケーキ
モンブラン
チーズケーキ
ハンギミニパイ
ミニキッシュ
ミニポークパイ
特製ミートパイ
GM
軽食
生ハムとクリームチーズのミニジャボン・フロマージュ
燻製肉とアボカドのブルスケッタ
卵と挽肉のクロワッサンサンド
グレープのスコーン
チョコのスコーン
ストロベリーのスコーン
ザクロのタルト
リンゴのタルト
イチジクのタルト
ショートケーキ
モンブラン
チーズケーキ
ハンギミニパイ
ミニキッシュ
ミニポークパイ
特製ミートパイ
ユージン
「それではご注文がお決まりになりましたら、卓上のベルを鳴らしてください」
GM
店員は奥へと引っ込んで行きました
アサギ
「……え、ご交友って、どういう」
アサギ
スッ…
レイア
「さあな、どこまでかはわからないが……悪いようにはしない」
アサギ
「え、あ、その、いつからそこに?」
レイア
「地味に最初から」
レイア
「……そして、そちらも気付いてはいなかったか」
アサギ
「す、すみません、周りが見えなくなるクセがあるらしくて」
レイア
「気付かなかったのはお互い様……アサギだけ謝らなくてもいい」
アサギ
「い、いえ、先に気がついたのはそちらなので……」
レイア
「競うような事でもない、それよりも…」
「あの店員は交友を深めろと言っていた」
レイア
「もてなしを受けながらも、要件を満たさないのは主義に反する」
「地味に従ってやろうと思うが……アサギは?」
アサギ
「……」
キョロキョロ
「……と、言われましても……」
アサギ
「初対面で、こういきなり、バン、と、向き合って、何か話せなんて言われても、なんというか、少し、困ったりしませんか?」
レイア
「……まあ、地味にその通りではある」
アサギ
「……です、よね?」
レイア
「………話題に困るのも事実だが、きっかけを掴むしかないのもまた事実」
「互いの事を話す程度のことから始めるか?」
アサギ
「そう、ですね」
レイア
「では、そちらから頼む」
「残念ながら、人に話せる話題が地味に少ない」
アサギ
「私はアサギ、████です。
 年齢は██歳、今は███をやっています」
レイア
「────?」
レイア
「すまない、派手に雑音が入ったようだ」
「もう一度名乗ってもらえるか?」
アサギ
「え、そうでしょうか?」
アサギ
「では改めて、私はアサギ、████をやっています。年齢は██歳で……」
レイア
「……不思議だな、どうにもノイズがかかって聞こえる」
レイア
「こちらの音声認識機能に不具合があるのかもしれないな」
アサギ
「……ノイズ、ですか?」
コテリ
レイア
「ああ。年齢や、何をしているか……といったいった部分が全く聞き取れない」
アサギ
「……え、そんな」
㌧㌧
「私って、そんなに滑舌悪かった……ってわけでは、ないですよね」
レイア
「ああ、綺麗な声だった」
「聞き取りにくい、などというはずはない」
アサギ
「それじゃ、なんで……」

「私からは違和感とか、ないんですけど」
レイア
「そうか……なら、私の故障の線が大きいか」
「すまないな、地味に不安にさせた」
アサギ
「……故障?」
コテ…
「ああ、はい、なんというか、こちらも気を遣わせてすみません」
レイア
「謝らなくていいさ、特に気をまわせたわけでもない」
アサギ
「ど、どうも……」
シーン……
「……え、あ、そのっ!」
スッ
「レイア、さん?その、好きな食べ物とかありますか?」
レイア
「無い」
アサギ
「……な、無い……って」
レイア
「自動人形の私には、食事の機能がない、なら必然的食事には好物も嫌物もない」
レイア
「地味にしけた答えだが、こうとしか答えてやれないわけだ」
アサギ
「じ、自動人形……?」
ポケ……
「あ、ああ!食べる必要ないなら、そりゃ好物もありませんよね、あはは……」
レイア
「……見せた方が早いか」
席を立ち、足を大きく上げアサギの視線に重ねる
アサギ
「え、うぇ!?」
レイア
レイアの足は人形の物、勿論手も腹も首も何処までも、間違いなく人の物ではない。
関節は人間の物と違う稼働を見せ、根本などは目を凝らしてみれば球体関節だ
レイア
耳を済ませば、どこか軋むような音も聞こえるだろう
アサギ
「え、え……」
ポカン…
「す、すごい。あなた、人間じゃ……なかったんですね」
レイア
「ああ。ワタシはマスターの感情を元に作成された四体の内一体」
「派手によろしく」
アサギ
「あ、よ、ろしく……?」
アサギ
スッ……
「か、語れるところが少ないなんて、ウソツキ……こ、個性の塊じゃないですか」
レイア
「…………」
表情が露骨に硬くなる
レイア
「そう、だろうか……?」
アサギ
ビクッ
「え、あ、私はそうだと思います……少なくとも貴方みたいなの、今まで見たことないし……」
レイア
「そうか、そうだな……全体的に見れば、ワタシは派手な方になる……と思ってもいいだろうか?」
レイア
「……本音を言えば、近頃自分の事を派手だと思えなくなってきているのだが」
アサギ
「え、はい、少なくとも、私なんかよりは…」
アサギ
「そういう、ものなんですか?」
レイア
「……ああ」
レイア
「周りのキャラが濃いと、段々と自分が地味に思えてくる」
アサギ
「周りが濃いと、ですか」
レイア
「……自分が、端役のように感じ始めるようになるわけだ」
レイア
「所詮は主人を支える人形だ、しかし…」
「これで、見事に己の役割を果たせる……その自負がどうにも崩れかけている」
アサギ
「……不安、なんですか?」
レイア
「……地味にな」
アサギ
「地味に……」
アサギ
「なら、大丈夫ですよ、多分」
レイア
「……そう、か?」
アサギ
「そんな漠然とした不安なんて、誰でも持ってるモノですよ。私だって、本当に██████かなんて分からないし、今でも怖いです。でも、思い返してみたら、今までそういう不安って、大体杞憂だったなって、思うんです」
レイア
「考えすぎ……か」
レイア
「確かに、少し悩みを巡らせ過ぎていた……かもしれないな」
アサギ
「それに、いいじゃないですか、端役。私好きですよ。そういう、主役を立てられるような人、私」
ズキ
「素敵だと思います」
レイア
「……好き、か」
レイア
「お前のように、支えるだけの……」
「礎でしかないワタシ達に目を向けてくれる者がいるなら、より励むべきだろうな」
アサギ
「ええ、きっと思ったより多くの人が」
ホロリ
「見ていますよ、ええ」
レイア
「……フフッ、では派手に努めるとしようか」
アサギ
「ええ、はい。貴方はきっと頑張れる人です」
ポロ ポロ
「……あ、そう言えばっ」
レイア
「どうした?」
アサギ
「ほら、好物の話!
 聞くだけ聞いてそれっきりって失礼じゃないですか」
レイア
「……全くもってその通り」
レイア
「今更ではあるが、きちんと聞き返させてもらおうか……」
アサギ
「はい!えっと……」
ス…
「この店のメニューだと……そうですね」
アサギ
「█████とか……██████も……
 あ、████とかも好きで……」
レイア
「……またか」
アサギ
「ふぇ……?」
レイア
「また、声がぼやけて聞こえてしまっている」
アサギ
「そ、そんな……
 さっきまで、話してた時は、そんな事なかったんですよね?」
レイア
「ああ、どうにも…アサギが自分の話そうとすると、それが聞こえなくなるらしい」
アサギ
「私の事を……?」
アサギ
「で、でも、名前はしっかり伝わってますし……私はしっかり、言えてるつもりなんですけど」
レイア
「ふむ……」
レイア
「どういう理屈かわからないが、分かり合えないのは派手すぎる障害だ」
「地味に解決を図りたい」
アサギ
「そ、そうですよね
 でも、原因なんて分かるんでしょうか」
レイア
「……それこそ、アサギに聞くしかないな」
アサギ
「わ、私に?」
レイア
「ワタシ側に問題がある場合も想定したが……アサギに関わるような特殊事態は全くない」
アサギ
「で、でも分かりませんよ、今までの人生、不自由はなく会話出来てたし、急に声が変になっちゃうのをなんとかしろだなんて……」
レイア
「しろとは言わない、だが」
「原因を理解できないのも、自動人形の名が廃る」
レイア
「原因になり得る、おかしな出来事に覚えはないか?」
アサギ
「そ、そんなのないですよ、心当たりなんてあるわけ……ないから困ってるんじゃないですか」
ズキ
アサギ
「わ、私はこの喫茶に来るまで……なにも……なにも、おかしな……ことは……なにも……」
レイア
「……だが、ワタシとお前にはなんの繋がりもない」
「なのに、ワタシにだけお前の声が聞き取れない」
レイア
「そんなことがありえるのか?」
アサギ
「そ、そうですよね、おかしいですよね」
アサギ
「でも、本当に、この喫茶に来るまで、心当たりなんて、何も、何も……」
アサギ
「何も、思い出せません」
レイア
「……つまり、記憶喪失か」
レイア
派手に凄まじい事になってきた
アサギ
「え、と、そういう訳じゃなくて……」
アサギ
「在るんです、多分、私の過去は、今まで暮らしてきた記憶があって、それで、私はここにいる、はずなのに」
GM
日本一のガバガバさをこうやって回収するのすごいだろ
アサギ
「記憶はあるのに、靄がかかったみたいで、何も思い出せなくて、私は、喫茶に来る前、確か……」
レイア
「(…マスターや私達のように思い出を焼却しているのか、とも思ったが……随分と事情が異なるようだな)」
アサギ
「……落ち着け、落ち着け私、落ち着け██アサギ、██歳、生年月日は████年██、親の名前は████と████、血液型は█型、好物は████で、好きなコミック本は████、好きなゲームは████████……」
レイア
「……」
アサギ
「████、████████…… ████、████ ██で、████████は……」

「……っ……」
レイア
「……わかった、もう大丈夫だ」
「それ以上は無理に確認しなくていい」
アサギ
「無理なんてしてません、分かる事を繰り返してるだけです。私が私を見失ったら、誰が私を覚えていて……」
アサギ
「人に、私が何者なのか伝わらないんだったら、私だけでも、私を覚えていないと」
レイア
「……芯が強いようだな、地味に驚かされ続けている」
アサギ
「私が私を忘れたら、それこそ私がいなくなってしまう。██アサギがいなくなるんです」

「それだけは怖いから、そうならないように……」
レイア
「……なるほど、確かに自分を失うのは恐ろしいだろうな」
レイア
「だからこそ、まずは茶でも飲んで気を鎮めろ」
「派手に生き急いで自身を定義し続けても、主観だけの強引な煮凝りができるだけだろう」
レイア
「整理をするのは、自身を落ち着かせてからでも遅くなどはないのだから」
アサギ
「……あ」

「そ、そうですよね。無理をしているかどうかは別として、少し焦ってました」
レイア
「……幸い、喫茶店だからな」
「注文をしてみるといいさ」
アサギ
「……あは、そ、そうですね」
アサギ
……ペラ
「……うん」
チリン
ユージン
「ご注文、お決まりですか?」
GM
音もなくテーブルの横に立っていました
アサギ
「ふぇ!?」
レイア
「……地味過ぎて派手だな」
レイア
「気分を落ち着かせる茶を頼む、後、適当に菓子を」
アサギ
「は、はいです!」
ユージン
「気分を落ち着かせる……セイロン・キャンディのホットですね
 お菓子のジャンル等は何かご希望はありますでしょうか」
ユージン
「甘いものかはたまた少し落ち着いた味か…」
アサギ
「え、え……」
レイア
「アサギ、好みは?」
「言葉でダメなら、メニューを指差すだけでいい」
レイア
「それもダメならワタシが決める、だから適当でいい」
アサギ
「っと、あの……」
アサギ
ス……ス……
アサギ
「あの、これがいいです」
アサギ
スッ……
アサギ
「えっと、あの、だからっ、これっ……!」
レイア
「……どうやら、伝わっていないようだな」
「地味に予測はしていたが」
アサギ
「……そ、そうみたい、ですね?」
レイア
「では仕方がない、ワタシが決めるとしよう」
レイア
メニューをパサリと開くと、暫し睨みつけて
レイア
「ショートケーキを頼む、あさぎの分だけでいい」
ユージン
「かしこまりました、セイロンキャンディのホットをふたつとショートケーキをひとつですね、少々お待ちください」
アサギ
「……」
モジ、モジ
レイア
「……どうした?」
アサギ
「……いや、このお店の料理、楽しみだなって」
ユージン
「お待たせしました」
GM
音もなくテーブルの横に立っていました。
アサギ
「……あ」
ユージン
「こちらセイロン・キャンディのホットです」
アサギ
「ど、どうも」
GM
ピンクのバラの絵が描かれたティーセットを2人の前に置きました。
ユージン
「こちら紅茶に入れるトッピングとして、ミルク、レモン、ジャム、砂糖がございます。お好みでどうぞ」
アサギ
「あ、ありがとうございます……」
ユージン
「こちらがショートケーキです」
GM
ショートケーキをアサギの前に置きました。
ユージン
「それではごゆっくり」
アサギ
「は、はい」
GM
店員は店の奥へと歩いて行きました
アサギ
「それじゃ、いただき、ます」
アサギ
カチャ……チャキ……アム、ゴク……
カチャ……ス……ゴク……ゴク……
GM
いつもよりなんだか穏やかな心地となります
GM
また、相手のかわいい所を言いたくなります。
アサギ
「……ぁ……」
アサギ
「……ふふ、ふふふふっ」
アサギ
「……」
ジッ
「えっと、あの、レイア、さん」
アサギ
えっと、あの、あれ?
GM
レイア生きてる?
GM
戻ってくるまで、とはいかないけどちょっと休憩にするか
アサギ
あ、はい
GM
最悪おれがレイアをやるのを教える
アサギ
やさしい
レイア
すまない、地味に寝落ちしていた
GM
お前27時間卓にフルで参加してたんだな?
レイア
(意味深に無言)
GM
いけそうか教えろ
レイア
同じミスはしない、大丈夫だ
アサギ
私は今日みっちりTRPGですけどグッスリ寝はしたので…
レイア
流石だな…
GM
格が違う
GM
じゃあそのままメインで続けてくれ^^
レイア
わかった
レイア
「…どうした」
アサギ
「……言われてみたら」
アサギ
「ああ、確かに人形の作りですね、これ。██████みたい、あはは」
レイア
「ああ、マスターの最高傑作だ」
「それと並んで語られるのだ、そいつもさぞ派手なのだろうな」
アサギ
「えへへ、そうですね」

「なんていうか、あなたの内面に触れるたびに思うんです」
アサギ
「第一印象と違って、可愛いな、って」
レイア
「……かわ、いいか」
「地味に言われなれないが、そうなのか」
アサギ
「可愛いですよ」
アサギ
「自分の意思を持ったお人形さんが、自分を作ってくれた人を誇るところとか」

「まるで████みたいで可愛らしいと思います」
アサギ
「……ぁ、ちょっと失礼な言い方になったかも……ご、ごめんなさい」
レイア
「言われ慣れぬ評価ではあるが……まあ、地味に気に入った」
レイア
「可愛い、といえばアサギのような物が呼ばれやすいとも思うが」
「そのアサギが認めたのだ、派手に文句も付けられまい」
アサギ
「え、可愛い?私がですか?……ふふふ、照れるなぁ……」
ビシッ
「あ、そうだ…っ、思い付いたんですよ、落ち着いて初めて、やれそうだけどやってなかったこと!」
レイア
「ほう?」
レイア
「落ち着いてはじめて、か」
アサギ
「そうそう、やってなかったこと……」
ガサコソ…ッ
「声でダメなら、筆談なら……!私が喋ろうとしても違和感ないなら、書き出せば……」
レイア
「地味に名案だな、メモとペンならある」
「やってみるといい」
アサギ
「あ、ありがとうございますっ」
アサギ
スッ…カッ…カッカッ…カッカッ……
アサギ
[*データが入力されていません]アサギ
生年月日 [*データが入力されていません]
年齢 [*データが入力されていません]
家族構成 [*データが入力されていません]
好物 [*データが入力されていません]
アサギ
「……うわあ」
レイア
「これは……なんだ?」
アサギ
「……っかしいですね、書いてた時は、違和感なかったんですけど」
アサギ
スカカカ、カッカッカカカッ
アサギ
血液型:[*データが入力されていません]
口癖:[*データが入力されていません]
住所:[*データが入力されていません]
クシャ……
アサギ
このみせのすきなメニュー:ショートケーキ
アサギ
「……あ」
GM
構成うますぎだろ
レイア
「……先程の物か」
レイア
強い
アサギ
「か、書けました!書けましたよ、好物!私のことについて!」

「……っと言っても、この店で一番好きなメニュー、つまり、さっき食べたショートケーキの事なんですけど……」
レイア
「ここで入力したデータは問題なく出力できるわけか」
アサギ
「そ、そうですね……そ、それじゃ……」
グ…
「この、データが入力されていませんっていうのは」
レイア
「……それは」
アサギ
「じゃあ、何ですか」
グシャグシャ
「思い出せないんじゃなくて、私が今まで在ると思ってたものは、もしかして、元から」
レイア
「……お前が普通の人間なら、そんな事はありえないだろう」
「気をしっかり保つんだ」
アサギ
「でも、でも、思い出せないんです、ここに来るまでの全部、覚えてたはずなのに確かにあるはずなのに、ぼやけて、見えなくなって」
アサギ
「もしかして、私が、私が私だと認識していた██アサギは、いや、アサギは……」
レイア
「(……マズイな、安直な否定が最悪にし難い状況だ、ありえない…と否定しようにも)」
「(生まれながらにしての機械、継承されただけの個性を持った、由来の無い人格)」
「(そんな人形が目の前にいる以上、最悪の可能性の証明でしかない……派手にヤバい)」
アサギ
「聞こえなかったんじゃない、無かったんです。アサギにそんな設定は、データは、存在しないんです。私は、それに気づけなかった。気づけるわけが、ない」
アサギ
「……私はきっと、この喫茶に来るまでの過去が、本当にない。私が過ごしていた場所の設定が、定まっていないから」
レイア
「……先程から、派手すぎる事実が多いな」
アサギ
「じゃあ私は……これから何処に行くんでしょうか……」
アサギ
「今まで、普通に日常を送って来た。いや、来たつもりでいた。なのに、急にこんな」
レイア
「何処へ行くか、それは自分で決めるしかない、が……今のお前は自身のパーソナリティがほぼ不在」
「更に、落差に打ちのめされている……難しすぎるだろうな」
アサギ
「……」
レイア
「この状況を一気に打開する派手な発想が無い限り、選べる選択肢は狭くなる。」
「現状、ワタシが提示する道は二つだ」
アサギ
「え」
レイア
「一つ目、ここに留まり自分の可能性の模索に勤め続ける」
「この喫茶店には様々な人間が来る、その出会いがお前に様々な可能性を提供するだろう」
「そこから自分を選び取るという策」
レイア
「前へと進む道が見えない以上、ここに留まるという選択肢は決して悪手では無い」
「何もない場所へと進むよりは数倍マシだ」
アサギ
「……」
アサギ
「ここに……」
レイア
「そして、二つ目」
「お前に行く先がない、ならばワタシの帰る場所を行き場へと変える案」
アサギ
「レイア、さんの?」
GM
!!!
レイア
「わかりやすく言えば、ワタシの……厳密にはマスターの所持物だが」
「お前の行き先が不明瞭ならば、既に確定している場所……」
レイア
「ワタシの来た場所へと進む案」
「そこで新たにお前の過去を作り出せば、お前が先行きに迷う事も無くなるだろう」
アサギ
「……いいんですか?
 こ、こんな、文字通り得体の知れない奴ですよ?」
レイア
「問題ない、アサギはワタシから見て素晴らしい人間だ」
「どのような由来でお前が生まれたかワタシは知らない」
レイア
「だが、今ここに生きるお前の事をワタシは気に入っている」
「それと歩める未来を選ぶ事にも、迷いはない」
アサギ
「……」
ホロリ
アサギ
「っじゃ、じゃあ、本当に、本当に、迷惑じゃ、無いのなら……」
アサギ
「お、お世話になります!!!██アサギ……」
アサギ
「……あは……お世話になるって言うのに……フルネームの上の名前、伝わらないまんまじゃ不便かな……」
レイア
「……ふむ、フルネームとやらは派手に大事なのか?」
アサギ
「だ、大事だと、思います。私を定義付ける、一つ目のモノですから」
アサギ
「……だから、はい。お世話になる前に、ここで決めちゃおうと思います。私の、名前。入力されてないってことは、これから決められるってことだと思うから」
レイア
「なるほど……随分頭が柔らかい」
「名前というのであれば、やはり派手な方がいいのではないか?」
アサギ
「……それが、もう決めてるんです」
アサギ
「靄が晴れ切ったわけじゃないけど、多分、一番、私に靄がかかる前、って言うのもおかしいけど、それに一番近い名前」
アサギ
「……[朝霧]アサギ!お世話になります!」
アサギ
そう言うと、彼女はにかっと笑って。
レイア
「なるほど……いい名前だ、語呂もいい」
ニヤリ、鋭い笑みを返す
アサギ
「……そうでしょう!?」
笑顔をそのまま、目の前の相手に向けて
レイア
「ああ。とてもいい名前だ」
「お前にはとてもよく似合っているよ」
アサギ
「えへへ……」
頭をかいて、照れ臭そうに
「……ところで、この喫茶帰り道はどうするんでしょうかね……?」
GM
帰るときは店員呼んでくれ
レイア
「呼び出して聞けばいいんじゃないか?」
レイア
考察当たった🌈
アサギ
ところで、レイアさんはまだ何かやりたい事とか……
レイア
特にない、敢えて言えば飲めないのに注文されてしまった紅茶に申し訳ないくらいだ(派手なポーズ)
アサギ
あ、はい
アサギ
「はは、それもそうですね」
チリンと一回ベルを鳴らして
ユージン
「はい、ご注文ですか?」
アサギ
「……いえ。帰る場所が、見つかったので」
ユージン
「それは……成程、おめでとうございます」
ユージン
「ということは、お帰りになられますか?」
レイア
「ああ、仲も深まった」
「後は……色々と準備がいる」
アサギ
「はい、そうですね」
アサギ
「お帰りは……彼女と、同じ場所で」
ユージン
「かしこまりました……。それでは、こちらを」
GM
店員はふたりに一輪の青色の百合を渡しました
レイア
「青色、か」
ユージン
「こちらは店長からお客様へのプレゼントとなっております」
アサギ
「プレゼント、ですか?」
ユージン
「曰く、百合の花言葉は色によって変わる。
 しかし青い百合の花言葉は存在しない」
ユージン
「それは青い百合が存在しないからである
 しかして、存在するのであれば、そこにもまた花言葉が在る」
アサギ
「……ふふっ」
ユージン
「簡単に言うと、あなたたちの未来に幸あれ、ですね」
レイア
「……派手に気に入った」
「面白い店だったよ、この店は」
ユージン
「気に入っていただけたのなら何よりです」
アサギ
「……ありがとうございました!機会があればまた!」
アサギ
青い百合かぁ。
青……青か……
ユージン
「ええ、またのご来店をお待ちしております」
アサギ
でもこれ、青というには、少し…
少しだけ、緑色っぽくて…
アサギ
……こういう色、なんて言うんだっけ。
ああ、確か
アサギ
アサギ
浅葱色、だったっけ
GM
店員が頭を深々と下げるのと同時に、瑞々しい、百合の甘い香りで頭の中が一杯になります。
あなたたちの意識はゆっくりと睡魔の中へと溶けて行くでしょう。
レイア
見事
GM
うまいなあ…
レイア
永遠の次回作主人公の姿か…これが?(感動)
GM
GM
GM
目が覚めると、あなた達はほんの10分だけうたた寝をしていたようでした。
GM
微睡の中で見た白昼夢だったのでしょうか?
GM
しかし、それを否定するかのように、あなたの隣には、あのとき同じ席に座っていたあの人が。
GM
後日談みたいなのあれば
GM
夢のような、しかしただの夢ではなかった、そんな不思議な出来事でした。
朝霧アサギ
「……ふーん」
朝霧アサギ
「あの子も結局、私と同じか。名前」
朝霧アサギ
「でも、なんていうか……私じゃなくない?あの子。ちょっと泣かせてくれちゃって」
朝霧アサギ
「応援してるわよ」
アサギ
アサギ……
アサギ
私のやりたいこと終わり
レイア
ワタシはない このまま宴にするか?
GM
わかった
GM
GM
GM
宴だァあああ〜〜〜!!!
アサギ
宴だァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!
レイア
派手に宴だァァ〜〜〜〜!!!!
GM
よくやった!お前たちは誇りだ!
レイア
途中で寝落ちしてごべーん!!!!
GM
お前なら、いい
GM
何もかもが良かっただろ
レイア
アサギが強すぎる…
GM
最初からこのオチにしようと思ってたのか教えろ
GM
知りたいだろ知りたいだろ知りたいだろ
レイア
教えてくれ 派手に
GM
レイアも引っ込み思案のアサギをうまい具合に引っ張ってて良かっただろ
レイア
奢ってもらった以上は平らげさせてもらうさ
アサギ
いやあ!!!本当によかったです!!!
アサギ
ほぼアドリブですね
GM
それはそれですごい
レイア
アドリブ力最強だな…
GM
お前らどっちも最高だった!心臓が破裂したァ!