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雪音クリス

教える！

雪音クリス

だァァ〜〜〜！！！！

雪音クリス

「…振り返ると随分な目にあったな」

雪音クリス

「あー………」

雪音クリス

少し指を顎に当て、空を見上げつつ……

雪音クリス

「四捨五入でない筈だ」

雪音クリス

…曖昧な関わり方が多かったのは事実なので、否定も肯定も難しいとは

雪音クリス

「やっぱり真っ直ぐ生きねえと、痛い目に遭うなぁ……」

雪音クリス

溜息混じりに、少しトーンの落ちた愚痴を溢し

雪音クリス

「さーて、今からどうするかね…」

雪音クリス

「…よし、勇者様の慧眼にあやかろう」

雪音クリス

銃の男を仕留めるには気が滅入る
ピラミッドに挑むには腕不足
となれば……

雪音クリス

「ま、消去法でもあるんだが……付き合ってくれ」

雪音クリス

「助かるよ……それじゃあ、気ままな旅路の再会と行こうか」

雪音クリス

「…どーするかな、どんなルートがある？」

雪音クリス

「…ロストールにするか、埋め込まれた男って言われると気にかかるが」

雪音クリス

何をしたらそんな目に遭うんだろうか

雪音クリス

「使う…が、天井に気を付けてっと」

雪音クリス

「…相変わらずあっという間だな」

雪音クリス

「お、おう…」

雪音クリス

相変わらずこの元気はどっから溢れ出すんだろうか……まあ、良いことなんだが

雪音クリス

「それじゃ、早速と顔を見せに行きますか…」

雪音クリス

「いいのさ、それより。また不便は無いかい？」

雪音クリス

「……例えばほら、部屋が暗いから蝋燭でも買ってくれとか」

雪音クリス

「…そうだな、いや悪かった。こっちの価値観でズカズカ言ってさ」

雪音クリス

「狭いながらも…なんて彦もある。不便が無いならそれが何よりだ」

雪音クリス

「……確かにな」

雪音クリス

黙るしかない己が情けない、だが。危険がある以上は今の状態が好ましいのだろう……

雪音クリス

だから我儘は控えよう。
慣れている、なんて言わないで欲しいなどとは

雪音クリス

「ま、不便が起きたらいつでも言ってくれ。多少の無理はするさ」

雪音クリス

願わなくていい、とも言えまい
その節々からは悲しい匂いがするから、だから

雪音クリス

「ああ、喜んで。碌な冒険譚も無い身の上な分、知人が増えるのは本当にありがたいのさ」

雪音クリス

せめて笑顔で迎えよう。
光を齎せぬ未熟にしろ、頬を吊り上げる程度はできるのだから

雪音クリス

「あんたに祈ってもらえたなら、竜とやらも加護を下さるだろう……ありがたい話だ」

雪音クリス

そう言いながら、心で少し祈った

雪音クリス

この人が、孤独に慣れずに済むように…
信ずる物なき故に、虚空へ　ポツリと

雪音クリス

「……それじゃ、少しお暇するよ。次に会う時はもう少し愉快な話を仕入れておくさ」

雪音クリス

「ハハ、そりゃあいい。楽しみな事が増えた」

雪音クリス

笑顔を崩さないまま、クリスは席を立った

雪音クリス

「あの境遇で暗いだけで済むなら、上等なお人だよ。あたしならもっと碌でも無い奴になってる」

雪音クリス

「…馴染めるなら、それも救いだと思う事もあったが」

雪音クリス

「悲しいもんだ」

雪音クリス

今の自分ではどうしようも無いのだ
力もなければ実績もない、挙句に地位も無いとくれば……

雪音クリス

「ツラ見せる事しか……助けにはなれそうにない」

雪音クリス

「そのつもりだよ、その為にも……」

雪音クリス

「寄り道くらいはできる様にならねえとな……勇者の仲間が、まさかの素寒貧で女泣かせるとは笑えねえ」

雪音クリス

「会いに来る程度には困らねえ程、強くなろうって意味さ。溜め込んでても、ふと見ると無くなってるからな」

雪音クリス

「さ、勇者の義務には大仕事が付き物だ。早速行こうぜ」

雪音クリス

「よっ、旦那。近くに来たんで顔見せさせてもらうよ」

雪音クリス

「…ま、依頼探しのついででもあるんだが」

雪音クリス

「……ああ、なるほど」

雪音クリス

また、気分の悪い……とは言っちゃダメか

雪音クリス

「気にしないでくれよ、旦那が悪いわけじゃないし……」

雪音クリス

「あの依頼も、別のトコから見れば正しいのさ」

雪音クリス

「旦那程じゃないさ、うっすらと思ってただけなんだから……んじゃ」

雪音クリス

「……また世話になったな、覚えておくよ」

雪音クリス

「また会う機会も何度かある、その時に期待させてもらうよっと」

雪音クリス

そう言って、後ろ手を振って酒場を去った

雪音クリス

「森の賢者……久々に冒険者らしいワードじゃないか」

雪音クリス

「盗賊、頼めるか？」

雪音クリス

！

雪音クリス

すんげぇ〜〜！！！

雪音クリス

「…今日は一段と調子がいいな。驚いたよ」

雪音クリス

「…お見事、中はどうだった？」

雪音クリス

「……森の賢者か、確かにピッタリだな」

雪音クリス

「おう、元気にしてたかい？」

雪音クリス

「賢いね……ま、今日もあたしらは面倒ごとを探しにきたんだが」

雪音クリス

依頼を探し、森の賢者に会いにきた事を伝える

雪音クリス

「それじゃあ、お邪魔します」

雪音クリス

ネコのネモに会釈をすると猫屋敷に入っていく

雪音クリス

「よ、依頼が目当てでやってきたが……」

雪音クリス

「…まさかアンタがな」

雪音クリス

「ああ、謹んで引き受けるよ。何かしらあると大勢困る類と見た」

雪音クリス

…しかし、竜の加護を祈られた後に邪竜に会いに行くとはな

雪音クリス

「それじゃ、出発とさせてもらおう…」

雪音クリス

「しかし、この邪竜殿一体何をやらかしたんだい？」

雪音クリス

「…操られた挙句、金縛りとは不憫だな」

雪音クリス

「今日は縁があるな……盗賊やーい」

雪音クリス

「お見事」

雪音クリス

「…場所がいいのかね？」

雪音クリス

「妖精の取り分だな…」

雪音クリス

使ってもらおう

雪音クリス

武器が25で5消費でギリギリ勝てるし全部使おう

雪音クリス

「いい腕だ」

雪音クリス

レッドスライムに手を合わせ、盗賊に告げる

雪音クリス

「慣れない事をしてもらってるな……助かるよ」

雪音クリス

「勿論」

雪音クリス

「ああ。できれば次は出会さないといいんだが……」

雪音クリス

「持ち堪えられるなら何でもいい！やっちまえ！」

雪音クリス

🌈

雪音クリス

「野郎よくも…！！」

雪音クリス

「…一死一生で怨みっこ無しだが、こう遺体に並ばれるとさもしくならぁ」

雪音クリス

見上げるほどに大きな骸
操り人形とされた挙句、今でさえ太陽を見る事さえ叶わない

雪音クリス

「…やるせねぇ日だ」

雪音クリス

「そりゃあ怨むだろうが……ああ、こりゃあ挑んでも勝つイメージが全く湧かねえ」

雪音クリス

「…そん時は、少しは話せる事があるといいんだがな」

雪音クリス

「修理……って」

雪音クリス

「………」

雪音クリス

「え」

雪音クリス

そういえば、怪我をしたらすぐに棺桶に入ってしまうので血やらは見た覚えが無かったが…

雪音クリス

「ゴーレム…そりゃあMPも低いか」

雪音クリス

「ああ、正体が何だろうが棺桶暮らしは辛いもんだ。そうしよう」

雪音クリス

「到着っと……」

雪音クリス

「いや、そこまででは無かった筈だ」

雪音クリス

「お、おう？」
二週もしたか……？

雪音クリス

「ありがたく頂かせてもらうよ」

雪音クリス

「…しかし弾んでくれたな」

雪音クリス

「……了解、ドラゴンを拝んだと話すのは別の奴に会ってからにさせてもらうよ」

雪音クリス

「邪竜殿も、また操られて殴られてはごめんだろうからな」

雪音クリス

「そっちは面倒に巻き込まれるなよ、賢者さんよ！」

雪音クリス

手を振り、別れを告げる

雪音クリス

「…に、してもゴーレムか。驚いたな」

雪音クリス

宴だ〜〜〜〜！！！！

雪音クリス

ぜんえいが　ひとりふえた！

雪音クリス

悲しいな、あたしも大体似たような死に方するけど

雪音クリス

火力火力火力　火力小学校

雪音クリス

なおカバー担当はいない

雪音クリス

またね〜〜〜！！！！！