Ccfolia Log

ミケラ

睡蓮の花々の中に、黄金色の小さな生き物が休んでいる

ミケラ

目を奪われそうな美しい花弁は、キラキラと輝いているが

ミケラ

その生き物は目もくれず

ミケラ

「ぴゃーっ！？」

ミケラ

「ほ、ほえ、こんな場所で宣伝？」

ミケラ

ひらりと睡蓮の上に飛び乗り

ミケラ

「か、かき入れかぁ」

ミケラ

「…まぁいいか、聞いたのなら…だけども、えーっと」

ミケラ

「お店は…？」

ミケラ

「あら」

ミケラ

「青空店舗」

ミケラ

「お代とかいーの？」
くいと、首をかしげる

ミケラ

「なるほど～」

ミケラ

「じゃあ頂こうかな～」

ミケラ

とっと着地し

ミケラ

つっつと、お米をついばむ

ミケラ

「…美味しい、美味しいんだけども」

ミケラ

「頬張れる時に来たらよかったなぁ～」
少し困ったように笑いつつ

ミケラ

「あはは、まぁ次はお代もぜひ用意するよ」

ミケラ

そのままおにぎりを啄み切って

ミケラ

「シズコちゃんか、ふむふむ」

ミケラ

「僕はミケラ、また会う時はまた変わってるかもだけどミケラなのは一緒～」

ミケラ

ぱたぱたしつつ

ミケラ

「成程成程」

ミケラ

「どうかしたかい？」

ミケラ

「うん、こりゃあまた」

ミケラ

「困ったお話だねぇ」

ミケラ

くいと首を傾げて

ミケラ

「だねぇ…とはいえ、さてはて」

ミケラ

「そーれーに」

ミケラ

「迷子だったら大変だ」

ミケラ

「う～ん、さてはて」

ミケラ

「じゃあ僕も～」

ミケラ

「なぁに、子供は誰にとってもお宝だからね」

ミケラ

それに、まだか弱い誰かを護るのは僕にとってのお仕事のようなものだもの

ミケラ

「…とーはいえ、まず何から聞こうか～？」

ミケラ

「まずはその子について…あとは～…う～ん」

ミケラ

「何のために遊びに行ったかも大事かもね～…っと」

ミケラ

「ま、そうだな」

ミケラ

「後は行ってから考えようか～」
話が弾みそうだから、ちょっと惜しいけど

ミケラ

今は助けに行かないと、だもんね～

ミケラ

だ、なんて考えてぱたぱた飛んでいく

ミケラ

1d10>=3 【おさなきのろい】 (1D10>=3) ＞ 2 ＞ 失敗

ミケラ

の、横にいるのは

ミケラ

なんだか色々はみ出ている先ほどと大きく様子の違う金髪の少年である

ミケラ

「ん～？だいじょーぶだいじょーぶ！」

ミケラ

とてとてと、ふりふりした様子で付いてくる

ミケラ

「え～？全然そんな事無いよ？」

ミケラ

「ま～ま、おにいさんにおまかせあれ～」

ミケラ

「まっずは～」

ミケラ

「きっきとっりだ～！」
手を挙げておー、と

ミケラ

「ん－とね～！」

ミケラ

こども判定で遊びに行っている理由とか聞けるかな？

ミケラ

なるなる、じゃあ～～…

ミケラ

子供に聞いたりは出来る？

ミケラ

おっけー！じゃあ何が好きで何で遊んでるとか聞くのは難易度いくつ？

ミケラ

1d0+5>=4 呪いもたまには仕事するね (1D0+5>=4) ＞ 0[0]+5 ＞ 5 ＞ 成功

ミケラ

「あれれ、そうなんだ？」
わすれもの？おとしものもありえるかな？

ミケラ

「う～ん、何か気になる物があったのかなぁ？」

ミケラ

「山ってほら、きれいなおはなとかもあるし」

ミケラ

「ふ～む…」

ミケラ

「なるほどなるほど、でもまぁかしこいこならふしぎだねぇ」

ミケラ

「う～ん」

ミケラ

「もしかして、ひとりできめたのかな？」

ミケラ

「かしこいもんねぇ、なにか思いついたのかも…」

ミケラ

「ん～」

ミケラ

「もっとしらべないとなぁ～…」

ミケラ

「ん～～？」

ミケラ

「あ～」

ミケラ

「ペットとかかってるかも！」

ミケラ

「じゃあ早速行こう！」

ミケラ

「ま～」

ミケラ

「そうだね！」
ﾜｰｯと手を上げて

ミケラ

「わお」

ミケラ

「やあシズコちゃん」

ミケラ

かがんで

ミケラ

「あ、移動しよっか？」

ミケラ

屈んだ姿勢のまま運ぼうか？と手を広げる

ミケラ

「よーしよーし」

ミケラ

そのまま移動しつつ

ミケラ

「ん～？」

ミケラ

「…」

ミケラ

「へんしーんって、ほかのひとにもできるっけ」

ミケラ

「う～ん、じゃあ」

ミケラ

「…ユーミルちゃん、できるこだったのかな？」

ミケラ

「ん～まぁ、その」

ミケラ

「追ってみるにはいいんじゃない？」

ミケラ

同じく視線を

ミケラ

「へっへーん」

ミケラ

「おにいさんにおまかせなさい！ちゃんと守ってあげましょうとも！」

ミケラ

えへん、と胸を張る

ミケラ

「あ、でも無理はダメだよ？」

ミケラ

「あぶなーいとおもったら、ちゃんとかえらないと」

ミケラ

「よし、じゃあしゅっぱつしんこうだ！」
元気いっぱいな態度で

ミケラ

「わぁー！」

ミケラ

「こっち！こっちこっちだって！」
ばたばたして止めようと

ミケラ

1d10>=3 [のろい] (1D10>=3) ＞ 10 ＞ 成功

ミケラ

落ち着いた様子ですいすい、少しだけ前の方に

ミケラ

「んーとねぇ、そうだなぁ」

ミケラ

「今のところ問題は無いかな？」

ミケラ

「もし何かあってもおにいさんに言ってね、すぐに何とかしてしんぜよう！」

ミケラ

ぱたぱた、黄金色の羽が樹の間から覗く

ミケラ

「もちろん！」

ミケラ

とは言いつつ、気を付けて周りを見回しつつ

ミケラ

「ああでも…う～ん…」

ミケラ

「足跡もちゃんと探さないとだもんね…」

ミケラ

悩ましい、そんな感じにゆっくり唸る

ミケラ

「おや？」

ミケラ

「綺麗だね、ふむふむ」

ミケラ

「…ふうむ？」

ミケラ

「あ、あ～…大丈夫？」

ミケラ

「ま、いっか…」
仕方ない、なーんて思いつつ

ミケラ

高めの木上に乗り様子を見ていると

ミケラ

「？」

ミケラ

なんだろう…この…この？

ミケラ

「は、はじめまして～？」

ミケラ

「ぽ、ポメ…？ふむふむ」

ミケラ

「えーっと、その？」

ミケラ

「なるほどなるほど」

ミケラ

「…これは」

ミケラ

「…はじめまして～？」

ミケラ

「なるほどなるほど」

ミケラ

「…じゃあつまり、休憩させてあげたんだね」

ミケラ

「ふぇ？」

ミケラ

「ポメール」

ミケラ

「…なーるほど」

ミケラ

わかった、そう言う事か

ミケラ

「…それはどうしてかな？」

ミケラ

「…ふむふむ」

ミケラ

「なるほどなるほど、だから」

ミケラ

「ポメールちゃんになったのは、その」

ミケラ

「…だからユミールちゃんを辞めたのかい？」

ミケラ

「…………ふむふむ」

ミケラ

「…よしよし、そう言う事もあるねぇ」

ミケラ

ぱっと、ゆっくり着地

ミケラ

「うんうん、ポメ神さんはとーっても偉いよ」

ミケラ

「それに、ポメールちゃんもよーく頑張った」

ミケラ

「…でもでも、"ユミールちゃん"はずーっと居なかったそれも危なくないかな？」
優しく、首を傾げて聞いてみる

ミケラ

「だって、ずーっとあった人がある日いなくなったら皆怖いと思うかもしれないね、うん？」
まだ深く言うべきではないけども、話はしないといけない

ミケラ

「なるほどなるほど～…すごいねポメ神様は」

ミケラ

さてさて…成程困っちゃう、いや困っちゃうかな？

ミケラ

「ほほう」

ミケラ

「ん～？」

ミケラ

「それに、ここには僕らしかいないさ～」

ミケラ

「へんげ同士だなんて、ゆっくりまったり居るもんだよ…だから」

ミケラ

「気軽に頼ってくれたまえよ～？」
えへんと鳩胸を前に

ミケラ

「ん～じゃあ」

ミケラ

「勝ち負けの無い遊びを教えてあげよう、どれどれ」

ミケラ

ひらりと草原に飛び込んで

ミケラ

スイレンひとつ咥えてそのまま戻る

ミケラ

そして何度も繰り返した後…………

ミケラ

「よしよし、集まったし～…」

ミケラ

ちくちくと、手を動かして

ミケラ

「花かんむりなんて、作った事あるかな？」

ミケラ

器用に茎と茎を結んで輪を作り始める

ミケラ

「じゃあ作ってみよう？ポメールちゃん」

ミケラ

「ふっふーん、これはねぇ…奥深いんだよ？」

ミケラ

「どーんなお花が似合うか、どんな組み合わせが良いか…人によって変わるからね」

ミケラ

「よしよし、じゃあキタちゃんも好きなお花を探してごらん？」

ミケラ

「もちろん！ポメールちゃんも一緒にどうぞ？」

ミケラ

ミケラの手元では、銀と金の色をしたスイレンが集まっている

ミケラ

「君の"好きなお花"気になるな」

ミケラ

「…勿論、二人もね？」

ミケラ

シズコと真琴に目を向ける

ミケラ

「ふふん、みんな一緒に遊ばないと勿体ないでしょう？」

ミケラ

「ね、ポメ神さまもどーかな？」

ミケラ

「お～！」

ミケラ

「ふふふ、たんぽぽ…とっても綺麗だ！」

ミケラ

「ふふん、ねー知ってる？」

ミケラ

「たんぽぽっていうのはね、"真心からの愛"って意味があるんだよ？」

ミケラ

「君にやさしくしてくれたポメ神様にぴったりだ」

ミケラ

「…だから、だいじょーぶだいじょーぶ」

ミケラ

「純真に帰っても、楽しいんじゃあないかな？ポメールちゃん？」

ミケラ

にこりと、黄金の髪を揺らしつつ

ミケラ

「あ、そーだそーだ」

ミケラ

「じゃあシズちゃんの好きなお花取ってこよっか～？」

ミケラ

「もっちろん！」

ミケラ

「皆で綺麗な花冠被ったら、きっと楽しいよ」

ミケラ

「あ、それとも！」

ミケラ

「おにいさんに任せたりする？」
えへんと胸を張りつつ

ミケラ

「お、よしきた！」

ミケラ

ぽふーっと花畑にダイブして

ミケラ

「ふふん、それだけ素敵でしょ？」

ミケラ

胸いっぱいのポピーを抱きながら歩いてきて

ミケラ

「楽しいでしょ？ポメールちゃん？」

ミケラ

シズコの花冠を結みながら

ミケラ

「うんうん、それにね？」

ミケラ

「よーく思い出して、ポメールちゃん」

ミケラ

「あのころから、勝ち負け関係なく色んな"楽しい"をしてたんじゃないかな？」

ミケラ

「君の友達と遊んでる時だって、期待だけじゃなく"感謝"しあったり、少し間違えても"慰め"あって」
赤のポピーを結びつつ

ミケラ

「…でも、少し不安になっちゃった？」

ミケラ

「出来る事なら、今度は僕らが"叶える側"をしてあげたいんだ」
オレンジのポピーを今度は結んで

ミケラ

「だからね、君の思っていた…」

ミケラ

うんうん、と頷く

ミケラ

「…ふふ、ね、ポメールちゃん」

ミケラ

「じゃあ、僕の事をおにいさんだと思って聞いてみて欲しい」
頓珍漢な事を言って

ミケラ

「僕はね、すっごく思うんだ」

ミケラ

「…君がそう思って、一生懸命"やってくれていた"事こそ、君にとって大事な人の"大成功"なんだよ？」
最後に頼まれていた黄色のポピーを結び

ミケラ

「だって、とーっても大切な誰かが、大事な人の為に思い合えるなんて」

ミケラ

「それだけでとっても素敵な事だよ、だから…」

ミケラ

「こうして僕は頼まれただけで、頼むだけでも幸せだって言ってあげたいんだ」
そう言って

ミケラ

完成したポピーの三色花冠を、シズコの頭に被せて